h22.9.19 節刀ヶ岳4
前回へ

9月の1,2週は仕事もあり山を休んでいたが、こういうときに限って天気が良く、山レポや見事な焼けの写真を見ながら忸怩たる思いだった。18日の午前中は仕事。この日の朝も天気が良く、職場からも富士がクリアに見えていた。

実はこの時点でもどこに行くかはっきり決まっていなかった。3連休で車は混むだろうから、電車で出かけるか。いや、せっかくだから夕焼けや朝焼けを撮りたい。近場で20日の内に帰れる所にするか・・・

そうだ。前回は久々にふもとの家の家でペアレントの老夫婦に会えて嬉しかったので、今度は昨夏以来行っていなかった富士吉田YHに行き、女将さんに会おう!早速電話した所「今日(18日)はいっぱいだったけど、明日は大丈夫よ」との返事。おお、いっぱいになる日があるんだ!?

19日夕方に富士吉田に泊まるのだから、今日の行き先は新道峠。nitoさんのレポにあった若彦トンネルを使って河口湖から目指してみよう!

帰宅して準備を開始。金曜日の内に直ぐに出発できるようにしておけば良かったのだが、なにしろどうするか決めていなかったので、デジカメの充電くらいしかやっていなかった。ばたばたしながら、ようやく出発できたのが14時半。でもまあ中央道に乗れば河口湖か山中湖で夕景を撮れるかな・・・

自宅から数分の東八の時点でぎ~~~~~っしり!うわっっちゃ~~。さすが3連休だ。

んん

ユースホステルの会員証を忘れた!これがないと宿泊料金が+???円になっちゃうのだ。

自宅に戻り、リスタート。再び東八へ。中央道へ向かうと「渋滞12km」の標示。

おいおい。もう15時だから上りが混むならともかく下りだぞ・・・500円を払いながら係員のおっちゃんに理由を尋ねると事故とのこと。入り口からほんの数分は快適に走ったが、あっという間に渋滞に突入。これじゃあ仕方ない。もう夕景には間に合わないだろう。八王子で一般道へ。国道16に乗り、道志道を目指すことしたが、ここでも

ずら~~~~~~~~~~~~~~~~~り。

とほほ。

ぼんやり夕暮れが迫った来たが、どうやら暗くなるだけで焼けは無さそう。仮に高速を使って間に合ったとしても空振りだったと言うことだ。その分の2000円が無駄にならずに済んだということにしよう。

とほほ

16号を橋本で降り、道志道へ。相模原の市街を抜けるとさすがに流れるようになった。山中湖には18時頃到着。

コンビニでトイレ休憩と翌朝のオニギリ、そしてヨーグルトを買った。最近毎朝、毎晩食べることで出るモノが快調なのだ。

無料になった東富士五湖道路(こちらを参照)で山中湖から河口湖までショートカット!民主党政権になって数少ない恩恵の一つだと思う。

河口湖で降りたものの・・・ここは何処???今まで使ったことのない出口だったので、現在位置が良く分からなかった。標識を見ながらボンヤリ走ると目の前に飛び込んできたのは。見たことのある看板。

18:56 河口湖食堂
そう、この看板は富士見ヶ丘食堂と同じ系列の店だとすぐ分かったのだ。h18.4やかずさんと行ったh20GWでも利用したお気に入りのお店だ。(かずレポ
ここはつい料理を頼みすぎて値段が上がってしまうのだが、今日は注意して700円程度に抑えた。牛すじ丼はなかなか美味かった。
携帯でmixiに「若彦トンネルを目指す」とつぶやいてみた。ひょっとして明日は誰かに会わないかとぼんやり期待してみたが・・・
車に戻り、とりあえずヨーグルトを平らげた。現在位置を把握する為に付近をうろうろ。GSで道を確認した。

河口湖ではお祭りをやっており、ここでも渋滞していたが我慢我慢。
ところで、私のマップルには若彦トンネルは乗っていなかったので、ペンション村付近に入り口があるのだろう位しか分からなかった。とりあえず河口湖湖畔道路(県道21)へ・・・

途中のGSで道を確認した所、直ぐ側が入り口だった。そういえばh19GWh20.6にペンション村のバス停を利用しただけだったので、車でペンション村へ行ったことは無かったのだが、そういえばこの道だったなと思い出した。その頃は工事中だったが、今は整備されて随分綺麗になった。あの時作っていたトンネルが出来上がったのだなあとぼんやり感慨にふけっていたらあっという間に、芦川へ抜けた。なんだこんなに短いのか!レポを作りながらWikiを調べるとトンネルの長さは2615mしかないとのこと。

さて、芦川へ出たのはいいが・・・あれ、行き過ぎた?「新道峠」の標示が無い位はわかるが「すずらん畑」の標示は何処にあるのだろう・・・数分走り回り、どうにか標示を見つけることが出来た。翌日分かったが、トンネル出口から最初の分岐を右折すれば良かったのだ。

新道峠に来るのは昨年6月以来だ。あの時はツツジの開花時期で峠の駐車場は既に満車でちょっと離れた所へ停めたのだが、今日はどうかな・・・

予想に反して、先客はごっつい4WD車が一台だけ。フロントは勿論窓という窓をアルミシートで張り巡らせている。こりゃ~、マニアっぽいぞ。

空を見上げてもどん曇りで、☆は見えない。19日の天気予報は晴れだから翌朝は何とかなることを信じたいなあ。

準備をしていると一台が横に泊まった。若そうな男性が降りたがしばらくして帰ってしまった。
20:28 お約束!

一年前は『なかなか寝付けなかった』とレポにあるが、この日はあっという間に熟睡。先月末の富士宮口でもそうだったが、タントで寝ることになれてきた。
3時のアラームで起床!

とりあえずトイレへ・・・(え、どこで?それはまあ)

空を見上げると、やはり雲が多く、☆はわずかにしか見えない。

3時半にアラームをセットし直してもう一度寝た。

3時半のアラームで今度こそ起き、昨晩買ったオニギリの朝食。3個買ったが、とりあえず1個だけしか食べられなかった。これじゃあ動けないので、出発前に買った小さいハムパンも食べ、とりあえずエネルギーをチャージ。出発の準備にようやく取りかかることが出来た。隣の4WD車はしーんとして動きがない。どうやら主は居ないみたいだ。

お、もよおしてきた。これはヨーグルトが効いたのかな?

うーん、すっきり! (え、どこで?それはまあ)
4:20 出発!

クマ鈴とラジオを鳴らしながら歩いた。
4:34 ポイントへ到着。4WD車の主が居るかと思ったが外れ。富士はダメで☆も見えていないが、河口湖の街明かりは見えている。とりあえず三脚をセット!
4:43
ダマチョさんの真似をして『湖撮り』をやってみたが、イマイチ。

ラジオを聴きながらぼんやり過ごした。段々食欲も出て来たので、とっておいた残りのオニギリ2個も平らげた。
5:32
これを撮って踏ん切りをつけ、とりあえず昨年6月と同様に御坂黒岳を目指すことにした。ひょっとして晴れてくれば釈迦まで行くし、上でも曇っていたら『敗退』レポを作るつもりでいたのだ。

5:41 お、これは・・・アレをやるか?

いやアレをやるにはあと20分待たないといけない。そこまで待つのは無理だ。行こう!

(分かる人にしか分からない葛藤ですね)
お、トリカブト!秋の花と言えばこれだよな~
5:52 破風山
このブラシみたいな花が沢山咲いていた。

『サラシナショウマ』とのこと。かずさんが教えてくれました。
相変わらずのガスガスだが、花を撮りながらのんびり歩いていたので、苦にならなかった。

が、

クマ鈴とラジオの音に混じって今まで聞いたことのないが聞こえてきた。

グルルルル

え、マヂ?

スピーカーを一旦止めてみた。

グルルルル(活字を大きくしてみた。実際はわずかな音だったが、気持ちの中ではこうだった)

・・・

音の主が見えた訳では無いが、これ以上進むのは危険だと言うことくらいは分かった。いや、見えなくて良かった。

スピーカーの音量を大きくし、引き返した!

昨年読んだかずレポが頭の中に蘇ってきた。これを読んだ時はおいおい危ないなあと思っただけだったが、今はその怖さが倍以上だ。(分かる人には分かりますね)
あの声は気のせいだったと思いたいが、でも、ホントに聞こえた。

元来た道を急いで歩きながら、峠に戻り釈迦に行ってみるか、いやいやどうせ曇っているなら勿体ない。それとも精進湖に出てパノラマ台辺りへ・・・なんてことをボンヤリ考えていた。
エアリアを見ながら、せっかくだから大石峠、いや節刀まで行ってみるかとも考えていた。富士は見えなくても歩きながら安住を聴ければイイかなとも思っていたのだ。
お、見事なブナ!黒岳の山頂付近にはこれよりも大きいのがあったよな~

グスン
ポイントを過ぎ、峠に戻ってくるとスニーカーやビーサンの男性3人組が記念撮影をしていた。

N「こんちわ~」

「お、ご苦労様です。もう降りてきたんですか。」

N「ええまあ。」クマの事は話さなかった。

そんなとき、3人組の1人が叫んだ。

「ほら、見えた♪」
6:37

多分彼ら以上にテンションが上がった!
よ~し、節刀からの富士を見るぞぉ
6:46 この道はh19GWに黒岳から降りてきて歩いている。大石峠までは難しい所はなかったはずだ。
ママコナかな
今回トリカブトだけで何枚撮ったか分からない。それ位沢山咲いていた。
花を撮りながらも左(南)側に目を配りながら歩いていたが、
お、開けた!

6:57
雲がイイ感じ♪
7:09 そうそうこんな岩あったよな~
緩やかに登る
7:16 最初のピーク中藤(なかっとう)山

ここは木々に囲まれ展望は無い
レポを作りながら気付いた。
3年前と同じ標柱?
随分ぼろくなったのか。いや字体が全然違う。立て直した割には年期が入っているなあ。
中藤山を越えて直ぐ、先程よりも下の木々が切れたポイントへ

朝の雲が降りてきたのだろうか。見事な雲海になっているじゃないか。
7:23
お、十二ヶ岳の凸凹も見えている。
未明の曇りの落ち込みやクマショックを取り返してくれた気がするよ♪

(単純)
撮影を十分に楽しみ、リスタート。
やった~、マツムシソウ見つけた!

もっと咲いているかと思ったが、多分ここだけにしか無かった。
デカイキノコだな~。それに傘が真っ直ぐだ。
太陽の光が透けて緑が輝いている。

なんだか幸せだった。
8:03 朽ちた標柱。何が書いてあるのか読めなかった。まあいいさ。一本道だしね。
もう富士は雲隠れ。まあイイさ。さっき十分撮影できた。
8:08 そうそう、こんな大岩の脇を抜けたよな~

3年前
の記憶は曖昧だが、何箇所かこうして思い出していた。
このポイントはライティングが良ければイイ写真が撮れそうだ。
十二ヶ岳の凸凹ももう見えなくなっちゃうかな。
タチフウロ?
8:23 不逢山
何々、『大石峠 15分』か。よ~し!
8:31 あれ、もう着いた!

とりあえずシートを敷いてカロリーメイトとスポドリで小休憩。
ユウガギクだよね
ヤマラッキョウ

悠歩さんが教えてくれました。)
大石峠は花が多く、富士も雄大に見えるポイントの筈だが、今日はイマイチ。そういえばここから富士を見たことが無い。節刀もうそうなんだけど、それは登山口から距離があって、辿りつくのがどうしても昼近くになっちゃうからなんだよね
十二ヶ岳の凸凹、右の平べったいところが山頂。
8:41 節刀に向けて出発!

数分で後ろに気配を感じた。新道峠で出会ったのは観光客だったので、ハイカーに会えて嬉しかった。
(後で名前を聞いたので、この後はMさんと表記します。)

Mさんは芦川の集落から大石峠に登ってきたとのこと。このルートはノーチェックだった。今度調べてみよう。
アキノキリンソウ

(彼に教えてもらった)
この付近にも沢山のトリカブト
どっひゃ~~~

足下が見えない!

さらにこのササヤブは濡れており、ズボンは結構濡れてしまった。
スパッツを車に置いてきたことを後悔した。
9:23 お、開けた!一昨年もここで写真を撮ったな~と思いだした。
Mさんの背中が遠くなる。
まあイイ。どうせ節刀の山頂で追いつくさ。
9:53 お、なんだか上が見えてきた気がする。
やった~、分岐にとうちゃ~く!
山頂に向け、ほんの数分登ると、


お、こ、これはぁ~~~~~~

(もうバレバレでしょうか?)

9:59 富士が見えている。

節刀はもう4回目だが、初めてクリアな富士を見ることが出来た。

とこの時点では本気でこう思っていたが、5年前も見えていた。ただし、この時は太陽が真上にあり、イマイチだった。

とりあえずポケットのコンデジでパチリ。ザックからデジイチを出そうとしたら雲隠れなんてこともあったからね。(例えば今年の3月
そして、大急ぎでザックからデジイチを出した。
上のデジイチとほぼ同じアングル。PLを効かせているが、違いが分りますか?
レンズを広角に変え、手前の十二ヶ岳を入れてみた。
コントラストがついてしまう。こういうときはハーフNDフィルターが必要だろうか。
河口湖をズーム。
右の高いピークがが鬼ヶ岳で、左の低い方が雪頭ヶ岳だと思う。

h20.5h17.12に弟のJUNと歩いたな~とボンヤリ思い出した。

そういえば彼はこの3連休に剱岳に友達と行くそうだ。(ブログに書いてあった。)
う~ん、南アルプスなんだけど何が見えているのかな。
再び富士にカメラを向けてみた。
今は雲が主役だ。
ズーム。
さらにズーム。

この辺からは三本ツノに見えるんだよね。
撮りながら、あれ、変だな~と思っていたが、カメラのせいでは無く、少し霞んでいたようだ。もっと早く気付けって?
10:12 もう撮影は十分に楽しんだ。さあ山頂を目指そう!

んん、何だか話し声が聞こえる。しかもスピーカーから聞こえてくるような・・・Mさんの他に誰かいるのかな? 
辿りついた山頂ではMさんがハム(Wiki)を楽しんでいた。なるほど、ザックの両脇に伸びていたのはこれだったのか。
彼はあちこちの山でこれを担いで登り、何時間も楽しむとのこと。色々と蘊蓄を押しててもらったが、レポに書けるほど覚えることは出来なかった。ゴメンなさい。
ハムパンを頬張りながらお約束。
そうそう、この標柱には兜がかけられているんだよね。
Mさんは沼津の長泉町(地図)にお住まいで、山中湖までなら1時間、このエリアも2時間弱で来ることが出来るので、十二ヶ岳や節刀ヶ岳にも何度も足を運んでいるそうだ。また、彼の地元の沼津側からの位牌岳や愛鷹山へのコースも教えてもらった。南側にも魅力的なエリアがありそうだ。

まもなく、中高年男女の団体さんがやってきて、狭い山頂は一杯になった。どうやら彼らはこの後鬼ヶ岳を越え、西湖側におりるようだ。ここ節刀は距離は長いが、難しいところは無いので、達成感はあり、人気の山なのだろう。

団体さんが降りた頃、もう一度デジイチタイム!
雲がイイナア

羽虫が写り込んでいるのもまた御坂らしいかもね。
ズーム
河口湖からこちらに伸びているのが、県道719で、画像下側で若彦トンネルに繋がるのだろう(地図
11:01 Mさんに挨拶して出発。

そうそう、すっかり忘れていたが、もう安住が始まっていた。

ピストンだと帰りも同じ風景だから写欲が湧かない。ひたすら進んだ。

朝着ていたラグビージャージと半袖シャツを脱ぎ、長袖だが薄い夏物のウェアに着替えた。
11:41 登りでも撮った展望ポイント。正午に近い今の方がクリアに見えている。ただし、疲れていたのと、太陽が照りつけ、暑くて仕方無かったので、さっさと木陰に入った。
12:23 大石峠

登りは写真と撮りまくっていたので、そもそも関係無いが、下りはほぼ何もせずに降りてきたのにエアリアのCT50分よりも大幅にオーバー。それ程疲れていたのか、それともこのCTがキツイのか。
行きを含め、4回目で初めて大石峠からの雄大な富士を見ることが出来た。

が、

暑さと疲れでデジイチを出す余裕は無かった。
木陰に進み、カロリーメイトとスポドリで一休み。大石峠まではほぼ下りだったが、この後は幾つもピークを越えないといけないんだよな。エアリアのCTで1h30mなら、どれだけかかるのだろう。やれやれ。

この頃から反対側からやってくるハイカーに出会うようになった。彼らは黒岳方面から来て、大石峠からペンション村に抜けるのか、ひょっとして私のようにピストンなのか。いずれにしてもず~っと富士の見えるこのコースは何度も歩きたい道の一つだろう。
12:47 不逢山
あれが中藤山だよな。うわ~、あれを越えるのか・・・

行きに通るなら元気があるんだけど、帰りにはキツイな~

情けないが、この頃は溜息ばかりだった気がする。
頑張れ、自分!
一歩一歩文字通りのカメだった。

あ、そういえば行きの道でアップダウンがあることをあったことを書くのを忘れていた。

新道峠から、中藤山、不逢山とエアリアに載っているピークは2つだが、小さなアップダウンの繰り返しだったのだ。行きは富士と花を撮りながらだったので、苦にならなかったが、帰りはホントにキツかった。
13:48 中藤山

よ~し、ここからは下るだけだ!
14:19 新道峠

団体さんが休憩中。尋ねられたので節刀のピストンだったことや富士が良く見えていたことを話した。
数分下って駐車場へ。行きと違い、車がこんなに増えた!
画像右手前のゴツイ4WD車の主が車内で何かやっていたので、声をかけてみた。相当年配の男性だった。
N「こんちわ~、昨晩隣に停めたのですが、うるさくなかったですか?(podcastを聴いていた。)」
「あ~、昨日は黒岳にテントを張っていたから、ここには居なかったんだ。」
N「え、すご~い。でも昨晩は天気が良くなかったですね。私も明け方登りましたが、何も見えませんでした。」
「あ~、そうだな。11時頃2雲間から見えた時に2枚だけ撮ったが、それだけだったよ。」
N「私も黒岳に行こうと思ったのですが、クマのうなり声が聞こえた気がして、引き返しました。その後、節刀までピストンして来たんです。」
「あ~夜中に獣の声は聞こえたね。」
さらりと話しているが、怖くなかったのかな。多分何十年と夜間撮影をやっているだろうから慣れちゃったのだろう。色んな意味で流石だ。

ひょっとしてと思い、尋ねてみた。
N「ホームページなどはお持ちですか?」
「あ~、そっちはやっておらんが、○○に作品を出しているよ。」
車内からアルバムを出して、見せてくれた。御坂だけでなく、南アルプスなど多くのポイントからの見事な写真がズラリ。あわせて名刺も頂いた。御殿場のSさん、有難うございました。

この趣味を初めて色々な富士キチ(失礼)の方と話す機会があったが、この方は筋金入りだった。富士山ナンバーのこのゴツイ4WD車を見かけそうな気もする。

汗ビッショリのウエアをTシャツに着替え、汚れもののビニール袋に入れたが、ラグビージャージと泥で裾が汚れたズボンはハンガーにかけ、車内に干した。車内が汗臭くなるが、仕方ない。明日未明に着るつもりだったから。

昨晩はあっちこっち行ってしまったが、明るい今は何度も通った道だ。『若彦トンネル』の表示も見つけ、今度はスムーズに走ることが出来た。
途中で見つけた旧芦川村のデカイ看板。
上の看板には若彦トンネルは載っていないが、この看板から数十m先が県道719(だと思う。)
トンネルを河口湖側に抜け、県道21を左折。河口湖側から来るとこの表示が目印ですよとパチリ。

こんなお節介しなくっても分るって?こんなに分りやすい道なのにGSで道を尋ねるのはお前だけだろうって・・・いや、まあその通りですね。
15:30 野天風呂天水

ここに来るのは、h18.1以来久々だ。なぜなら、料金設定が高めなんだよね。web割引券を使っても800円。まあ時間制限が無いので仕方ない。でも、ロッカーに100円入れても戻ってこないのはせこいなあ。
日曜日でそこそこ混んでいたが、露天の岩風呂はそれ程熱くなくのんびりできた。前回は気付かなかったが、結構臭いも強い。カルシウム、ナトリウム、硫酸塩、塩化物泉とのことだったが、この臭いが効能がありそうだ。また、源泉のヌル湯が気にいった。ヌルいを通り越して冷たいくらいの水温なのだが、これもまた心地よかった。
風呂上がりはプハっと!

携帯のオフラインを外してみたが、アンテナ1本、2本、1本・・・圏外!おいおい、山中ならともかく、ここでもダメなのか?ホントにsoftbankは使えない。
YHを目指して出発。再び湖畔道路に戻って、ビックリ。

ずら~~~~~~~~~~~~~~~~~り。

昨日も凄かったが、さすがは三連休の日曜だ。もう歩いた方が早いくらいの進み方だった。

これで富士が見えていたら焦るところだったが、先程中藤山辺りから雲隠れした富士はちっとも見えず、何処かで夕景を撮ろうという気にならなくて良かった。podcastで大竹を聴きながらのんびり・・・
17:15 産屋ヶ崎(地図)で気が変わった。富士はともかく、夕焼けを撮れないかと思ったのだ。
17:16 富士の方向裾野がちらっと見えたような・・・
17:24 もう少し赤みがでるかなと思ったのだが・・・

河口湖大橋の右奥は十二ヶ岳だと思う。
17:34 お、ちらっと山頂が見えた!
この上の雲が色づいたらな~
再び渋滞の137号へ

18時近くなり、YHに車を置いて夕食&ビールは諦めた。翌朝は早起きなので、夕食が遅くなってはまずい。チェーン店では無く、美味そうな店は無いか・・・どうせノンビリしか走れないのだから周囲を見回して進んだ。

何?『日本一の米作り名人』とは?
看板に魅かれ、ここに入ってみた。店内は昭和レトロの洋食屋の雰囲気。お客さんも5,6人居た。これは期待してイイかな~~~
入り口に貼ってあったカツ定食が900円か。これにしよう・・・
ところで、店員が居ないな~。まあイイか。カウンター席に一人座り、待つことにした。携帯であちこちにメール&mixiに熱中していた頃、ようやくオバちゃんが出てきた。
彼女が出したメニューをちらっと見てカツ定食を指差したつもりだった。
多分10~15分程で出てきたのがコレ。
お、カツ以外にマグロもあるじゃん!ボリュームがあってイイねえ。
料理もご飯も合格点!(エラソーニ)
ただ、日本一の米なら、お茶碗で食べたかったな~
満足して会計。
「」1300円です。」
え?
・・・
よく見たら、先程私が注文したのはカツ定食ではなく、スペシャル(?)の方だったようだ。携帯を見ながらだったので、イメージと違うものを頼んだらしい。
ちょっと高かったけど、美味しかったからイイか。

少し混雑が解消された137号に戻り、金鳥居を左折。地図 セブンに寄ってヨーグルトを買い、車内でパクリ。これで翌日も大丈夫!?

いつものYH裏の駐車場にタントを停め、翌朝の準備に取り掛かった。まあ新道峠で下した荷物のままなのだが、今日の分のパンなどは食べてしまったので、翌朝未明に何を買った方がイイのかチェックしておいた方が安心だ。

あれ

ヘッデンが無い!

今朝駐車場から新道峠まで使い、ポイントに着いてからも使っていたのだ。もう明るくなった5時半頃、黒岳を目指す頃にザックに戻した筈なんだけど・・・

ザックのポケット、カメラマンジャケットを探り、ひょっとしてと思い、車に備え付けの懐中電灯でシートの下を照らしたりして探してみたが、無い!

くっそ~。峠のあの辺りで落としたのだろうが、どうしようもない。

手持ちの懐中電灯で登るしかないな。な~に、三ツ峠ならジープ道で危ないところは全くないし、1時間弱で上まで着くさ。
富士吉田YH

なんだか故郷に帰ってきた気がする。
女将さんと一緒に今日も愛犬ベルはキャンキャンと吠えてお出迎え。
N「この子はなかなか私のことを分ってくれませんね~」
「あら、そんなこと無いわ。尻尾をふっているわよ」
犬を飼った事のない私はその辺りは分らないが、もう十何回来ているのだから、覚えてくれたのかな。
若彦トンネルを使った事や今日の山について話していると、別のホステラーさんが帰って来た。おお、今日は日本人が泊まっている!
ホステラーさんが作ったこの付近の案内図。

一昨年3月に来た時は徒歩だったので、この付近を散策したが、本町商店街、月光寺や下吉田周辺のレトロな街並みはなかなかイイ感じなのだ。

いつも夕暮れ後に到着し、日の出の前に出発してしまうので、ブラブラすることは無いのだが、また富士急行でこの辺の山を縦走して、ここに泊まり、街歩きもしてみたいものだ。
部屋の様子。今回はTVの無い部屋だった。

アラームを3時にセットして、20時半には消灯

HOME 翌日へ
inserted by FC2 system