h20.4.12 十二ヶ岳3、節刀ヶ岳2、鬼ヶ岳3
前回の富士は3.30 サムネイルをクリックすると大きくなります。

 弟(ブログ(→JUNと表記)から一緒に山へ行こうとのメールが入った。「よし、JUNと行くならマゾな山」(最近コレばっか)という感じで、この山に決定!昨夏かずさんと一緒に登ってみて、ソロより何人かで行った方が楽しいと分かったからね。

 車で行くことも考えたが、下山してから温泉に入りたい。そうしたら車では悔しいよな〜

 では、電車で行こう!
→富士吉田でのバスに乗るには富士急の始発に乗らないと間に合わない
→前夜にJUNが実家に来るのは面倒 (彼のアパートから1時間以上かかる)
→立川駅で待ち合わせ

 当日は3:30起床。弟にも早速JUNにおはようメール!

 4:20に「俺も起きた」メールの返事。これで一安心だ。

 私が立川駅に着いた5:16には既にJUNはホームで待っていた。彼が乗った青梅線の方が到着が早かったのだ。立川始発大月行きの発車は5:24

 「アニキ〜トイレ行ってくるよ」

 「じゃあ電車に乗って待ってるよ。」

 パラパラと乗客が居るだけの座席に腰掛けた。

 その途端

 ピロピロリ〜ン♪

   (無理やり音にしました。嘘でーす。バイブにしてあります)

 あれ、電話だ。携帯の画面を見ると・・・

  かずさんだあ

 とりあえず車両の外に出て電話に出ると・・・

 「同じ車両に乗ってるよ〜」

 なんと、数m向こうで手を振ってるじゃないの!

 彼は勝沼の山へ行くところだったそうだ。3.15にも高尾駅でバッタリだったが、また会うとはね〜

 数分後に戻ってきたJUNにかずさんを紹介。

 初対面だが、JUNはかずさんの事をネットを通じて良く知っている。
 あっという間に打ち解けた2人は山の話で盛り上がった。

 JUNはハセツネに参加したがリタイヤしている。完走したかずさんの武勇伝も実感として分かるようだ。
 「のぞむさんも出ない〜」とかずさん
 「イヤ!アレは同じマゾでも方向性が違う!!」

 JUNもかずさんも同じ東北の山に登っており、「あそこは○○でしたね〜」・・・・



 一方、アニはZZZ・・・ 

 この日の様子はかずさんのレポではこのように書かれています。(h21.3.20追記)

 大月到着(6:20)の少し前にあらかじめセットしてあった携帯アラーム(バイブ)でどうにか目が覚めた。

 「この電車は乗り継ぎに時間が無いんだよね。」と私。

 「そうだよ、ここは走らなきゃだめだよ」とかずさん

 この乗り継ぎは2人とも経験しているからね。



 大月駅で甲府行きに乗り換えるかずさんに別れ、急ぎ足で富士急へ!
 この乗り換えは私たちだけじゃなく、他のお客さんも急いでいるのだ。多分彼らも経験しているのだろう。(または周りが急いでいるから合わせている。)
 知らずにのんびりしていたらふ〜じ〜は に〜っぽ〜ん いち〜の山♪(富士急の発車ベル)が聞こえたら、マジバシリしないと乗れないぞ!ホントにこの中央線と2分しかない乗り換えは何とかならないのかな。

6:59 葭池温泉前
3.29にはクリアな富士を見ることが出来た赤坂駅付近でも雲がかかっており、今日は駄目かなと話していた頃、
←どうにか富士が見えてきた。よっしゃ〜

富士吉田駅には7:07
「アニキ〜コンビニ無いの〜?」
「ここは何にも無い駅なんだよ。」→駅構内図
「え〜、まあいいやその辺探してくる」
「何にもないぞ〜」

バス停でJUNを待つ間、クリアになってきた富士を見て、今日の山行での富士に期待していた。
7:32





これに乗れないと登山は無理だよね。
同じ7:30に設定されていた甲府行きのバスが出た後、待合室からドライバーが戻ってきて、西湖民宿行きバスは出発。
だったら最初から数分ずらしておけばいいのにね〜
とクレームのようなことを思っていたら
お、パスモが使えるようになった!
とちょっとだけ富士急の頑張りを褒めたくなった。
でも、このバスの乗客は私たち2人だけ、この時間のバスもいつまで続くかなあ・・・
8:03 登山開始
登山口の文化洞トンネルには8:00に到着。既に3台の自家用車が泊まっている。間違いなく登山者だろう。今回は途中で誰かと会うだろうな・・・

「よし、JUNの方が早いだろう。先に行ってくれ」
(後ろからだと撮りやすいし)

「OK。じゃあのんびり行くよ〜」
前回は草が生い茂って、この辺りから花が咲いていたけど、別の山に来たみたいだなあ〜

私は携帯ラジオ、JUNはpodcastを聞きながらなので、離れて歩いていても気にならない。JUNの後ろ姿を撮りながらそれぞれのペースで歩いていた。








遅い

 彼は疲れないようにわざと急いでいないようだが、彼の後ろを歩くことに数分で、彼のペースにイライラしてしまった。こんなことを感じるとは思わなかったが、なにしろ弟だから気を遣わずに済むのだ。

 「やっぱり、先に行くよ」

 「あ〜、そ〜してくれ〜、その方がお互い歩きやすいから。適当なトコで待っててくれればイイヨ。アニキも早くなったなあ」

 そう、気づかないうちに早くなっていたのかも知れない。h17.12の頃は思いも付かなかったのにね。最近マゾ歩きをくり返している内に早くなったのかな〜

 と、この時点ではちょっと誇らしげだった。

8:15
前は気づかなかったリボンやテープを見ながら、ひたすら上へ

お、西湖が見えた。
8:30
8:32 広場
そういえば前回はここで一休みしたな〜、倒木に腰掛けてガイドブックを読んだっけ・・・と思いだしたが、通過。
なにしろ、この上はまだまだ@急坂なのだ。A岩場?やB地元の小学生が立てた看板を見て、そうそう、これがあったよな〜と想い出しながらぐんぐん登る。
8:43 四等三角点
@四等三角点をパチリ
A8:56 お、あれが毛無山だな。なるほど、毛無だよ!
あそこまで登れば展望が開けるんだよね。夏場は見えなかったけど、この季節に登るとこういう発見があるんだな。
リーン、リーン♪

片耳でラジオを聞いていたが、これは聞こえてきた。

振り向くと犬連れのハイカーが結構ハイペースで登ってきた。首輪についていた鈴の音だったのか。

「こんにちは」

散歩にしてはハードな所を選ぶなあ。どこまで行くんだろう?

毛無山まで?、それとも・・・
9:03 長浜との分岐
ここで一休み。JUNを待つことにした。
数分後、彼もマイペースで登ってきた。
「じゃあ、また上でな〜」
9:12
山頂が近くなってきたぞ。

お、ここは・・・いよいよお楽しみの〜
じゃーん っていう程クリアではないが、やはりココに来ると嬉しい。
サムネイルをクリックすると大きくなります。
河口湖

西湖
足和田山の上に富士が見えるはずなんだけど
数分後に追いついてきたJUNもこの眺めには感動!?
「じゃあ上で待ってるよ〜」

@どうにか十二ヶ岳も見えてきた。
ABこの辺は夏はお花畑なんだよな。
9:30 毛無山山頂(1500m)


丁度山頂に辿り着く頃、が出発するところだった。え、まさか、この方向は・・・

山頂には誰も居ない。トンネルの駐車場にあった車の主は先へ行ったのかな。

早速ポストからノートを取り出し、sanaeさんの書き込みをチェック!
だって「山頂のポストに登山者用ノートがありましたので記念に書き込みます。のぞむさんの書き込みも拝見しましたよ〜♪ 実はトシちゃんが事前にしっかりその時の十二ヶ岳の記録をチェックしていました(^_-)-☆」とレポしてくれていたからね。これを真っ先にチェックしたのだ。
@数分後に登り着いたJUNに頼んで私が書いているところをパチリ。
A枝にポケット三脚を巻き付け、セルフタイマーでパチリ。
B富士は相変わらず・・・
お菓子を食べながらまったりしていると続々とハイカーが登り着いてきた。
年配の男女グループの記念撮影を買ってでた。「1足す1は〜」、「5引く3は〜」
 グループの彼らも十二ヶ岳を目指すそうだ。

 「では、お先に〜」

 と、出発しかけたとき、(多分娘さんとの2人で登ってきた)年配の男性が

 「十二ヶ岳に行くんですね。雪がありますから、注意して下さい。」

 げげー、

 ソロだったら考えたかも知れない。でも、今回はJUNと一緒だし、すぐ後からの彼らも登るのだ。さすがに2回続けて撤退はしないのだ。

 「今度はJUNが先に行きなよ。先に歩いた方が楽しいから」

 そう、実際に一ヶ岳、二ヶ岳・・・とどんなコースになるのか、

 前を歩いた方がワクワク感があるはずなのだ。

9:47 出発
一ヶ岳はほぼ横移動。二ヶ岳、三ヶ岳へはアップダウンをくり返す。山頂に着く度にJUNはデジカメで記録撮影。そうだよね、やっぱり全部撮りたくなるよね。
10:05 四ヶ岳
ここからは富士の大展望が広がるのだが・・・
「ちょっとそのまま!じっとしていて!」と山と重ねてパチリ
たしかに十二ヶ岳には雪が着いているな。JUNはpodcastで何を聞いているのか・・・
「さあ、段々楽しくなってくるぞ〜」と促して先へ
@六ヶ岳への登り Aこんなところが七ヶ岳?
B八ヶ岳への登り
10:26 「お、八ヶ岳だ〜」
本家には山名標は無いよね。
@「え、あそこが九ヶ岳!峠みたいだね。」
「かずさんが話していたけど、ピークを巻いてるんじゃないかな。必ずしもピークに山名標を立てていないみたいだよ。」
Aロープをちょっと使ってピークを巻くと・・・
10:32 十ヶ岳
「え、どこがピーク?」
「多分、この岩だよ。@見上げて撮ってみようか〜」
A少し先から十ヶ岳はこんな感じに見える
さて、ここからはますます楽しくなってきた〜

10:44 十一ヶ岳
「ここで一休みしよう。ここからが本番だぞ!
チョコなどを食べてパワーを充電。2人ともスパッツを履いた。

数分後にが追いついてきた。「あら、スパッツを履いているの〜、アタシ達は持ってこなかったわ〜」
「ええ、雪がありますから」ちょっと得意げだった・・・
「では、また山頂でお会いしましょう。お先に!」
@下って Aさらにロープを使って下る。
「うわ〜、揺れるね〜」
でも、楽しそうなJUN

「はい。こっち向いて〜」
なーんて、余裕かましてるようだけど、私はここでのロープ下りでドキドキして必死だったのだ。
こちらも吊り橋を渡って、JUNを真下から撮影

こっちは必死だが、彼は楽しそうだ。
「アニキ〜、ロープに頼り過ぎちゃ駄目だぞ〜

サクサク登る。沢登りを何度もやっている彼にはこの辺は楽勝だそうだ。

こっちは必死だ・・・
ぐんぐん登るJUN。こっちは必死だ・・・
ぐんぐん登るJUN。こっちは必死だ・・・
あ、JUNが見えなくなった。まあイイか、上で待っているだろう・・・



「足元に気をつけろよー」

え、下から声がする。あ、さっきのの皆さんか。
吊り橋は「一人ずつ渡れ」だったから渋滞していたけど追いついてきたんだな。
ふとふりかえるとこの辺からは大展望だ。
大石峠〜黒岳? 十一ヶ岳 奥に河口湖
一旦岩場が終わり、楽になるが・・・
こ、凍ってる〜

たちの悪いことに、この辺りの石は大きい物でも掴もうとするとグラッと来たりするのだ。

軽く引っぱってみて大丈夫な物を選びながら慎重に登った。
11:22 お、今度こそ岩場が終わった
11:26 JUNはここで休んでいた。
「いや〜楽しかったよ!一気に登っちゃった〜」
数時間前は私の方が早くなったと思っていたが、やはり彼の技術には遠く及ばないな。

話している内にの先頭のオジサンが登ってきた。
「あと、どれくらいですか?」
「そこが桑留尾分岐。あと数分で山頂ですよ」
ここまで来れば着いたようなもんだよね。なにしろ、私は3回目だからね。
11:30 十二ヶ岳山頂 (1683m)
山頂にはなんと、先程の!犬はどうやってここに来たんだ?

すぐにの皆さんが到着。
「うわ〜、やっと着いたわね〜お疲れサマ〜」
「あ、このワンちゃんはどうやって来たの〜」
「クサリ場では担いできました。
と簡単に答える飼い主のオジサン。
「すご〜い」とオバサマ達

うん、たしかにスゴイ。でも、そこまでするかーとは心の声
 ↑はのオジサンにお願いした。代わりに彼らの分の記念撮影はJUNが買ってでた。
@勿論これ!今日は赤いきつねにしてみた。
A山頂の様子。この黒犬は殆ど吠えることは無かった。良く躾られている。
B富士はこの通り。裾野のスキー場が見える程度。そういえばここから富士を見たこと無いんだよね。
12:12 鬼ヶ岳へ向けて出発


の皆さんは結構早いことが分かった。先へ行ってもらおう。彼らの出発を待ってからのんびり歩き出した。
@岩の脇を抜けて
A右側に曲がり、緩やかに下る。
BJUNはあそこにいるね。
渋滞中・・・
グループの最後尾の方が降りるのを待つ。
降りてくるJUNを撮影するために、ここは先へ私が降りることにした。なあに、さっきの十一ヶ岳から吊り橋の所で下りは経験している。今度もどおってことないさ・・・
 始めはそれ程でもなかった
 慎重に



 慎重に



 ズル〜

 こ、怖えー

 文字通り心臓がドキドキしているのが、分かった。

 先程よりも濡れていて足元が滑るのだ。雪が中途半端に溶けている感じだ。

 ロープも濡れていて。勿論軍手をしていたが、ぐっしょり・・・













 どうにか、安全なところへ降りて、JUNへ声を掛ける。

 「もお、いいよ〜」

 「濡れてるから滑るぞ〜」

 では、JUNが降りてくるところを・・・サムネイルをクリックすると大きくなります。

 「いや〜ホントに滑るね〜、昨日の雨がこの辺ではみぞれだったんじゃないかな」とJUN

 「今度は先に行ってくれ。」と前後を交代。この方が絵になるからね!

 そうで〜す!レポを作ることを意識してま〜す

12:36 降りたら今度は登るのだ!



@わずかにロープと梯子のある急登をクリア
A今度は下る。 Bまた登る
振り返れば十二ヶ岳。いや〜あそこを降りてきたのか。
12:51
その後は所々で雪もあるが、なだらかな道を金山を目指して進む。
13:04 金山 (1686m)
ここにはザックが5つ置かれていた。先程のの物だろう。
私たちはザックを担いだまま上へ。やっぱり飲んで、食べて一休みしたいからね。
13:18 大石峠への分岐
ここからはぬかるんだ急坂だ。
@※の皆さんが降りてきた。Bあと一息
13:26 節刀ヶ岳 (1736m)

ここは携帯のアンテナが立った。
早速写メール!
頂上には男性2人組。十二ヶ岳の頂上で一休みしただけで先を急いだ人達だな。早速記念撮影をお願いした。
とっておきのクリームパンを食べ、テルモスのカフェオレで一休み。JUNは「エアリアのコースタイムでは十二ヶ岳から金山まで30分。金山から10分だけど、こりゃ無理だね。」同感!
今日は雪があってきつかったけど、どんなスピードで歩いたらあそこからここまで40分で着くんだい?
相変わらずの薄曇りだが、ここからの展望は素晴らしい。(頂上より少し下がったところから撮影)

サムネイルをクリックすると大きくなります。
大石峠〜新道峠、遠くに黒岳
河口湖
十二ヶ岳
十二ヶ岳の右に富士が見えるはず

13:59 鬼ヶ岳へ向けて出発

つい先程通った道を戻る。
14:05 金山を通過
@遠くで英語(多分)が聞こえた。外人さん2人組が展望もなく、何でもないところ食事中だった。「こんちわ〜」「konnnitiwa〜←コレホントだよ
A鬼ヶ岳が見えた。まだまだあるな・・・
BC雪道をゆるやかに登る。結構歩きにくい(汗)
14:31 節刀方面を振り返る
鬼の角が見えてきたぞ!!!
急登だが、あと少しだ!
14:35 鬼ヶ岳 (1738m) 勿論誰も居ないので、ポケット三脚で記念撮影!
雲行きも怪しいし、寒い・・・
チョコをつまむ位にして下山を急いだ。
ここからしばらくは私が前を行くことにした。
雪頭ヶ岳は目の前なのだが・・・
@ハシゴ!!!2度目だが、やはり緊張するな。
A降りてくるJUNを下から。これの角度が分かるでしょ。
B「足もと注意」を通過。少し登る Cこの辺も雪がある。
雪頭ヶ岳へのわずかな登りで踏ん張りが効かず、結構苦戦した。
「踏み固めてから登るんだよ」と下からJUNのアドバイス。
15:01 雪頭ヶ岳
     ここからも大展望なんだけどね
再びJUNが前に。重馬場では彼の方が早い。

@足元はこの通り・・・
A踏み後を外すとズボッといくところもあった。まだまだ気が抜けないぞ
15:16 ロープ場を下る。
 (振り返って撮影)
@ようやく足元が乾いてきた。A緩やかな下り
ここでJUNと前後をチェーンジ!
足元がこれならスピードアップ!こういう道なら早いのだ。
15:32 「ブナ原生林」の表示
 この通り抜けてしまっている
そういえば見事な大木の林だ・・・
@では、JUNを待って A先に歩いてもらい、撮影。え、そりゃ〜樹の大きさを表現するためですよ〜
Bこの木の下で一休み。最後のとっておきのおにぎりをJUNと半分コ
5分程休み、「じゃあ下で待ってるぞ〜」
後はひたすらジグザグに付けられた道をぐんぐん下るだけだ。

そういえば前回はここに腰掛けて(登りで)一休みしたな〜と思いながら通過。
16:00 お、富士が見えた!!
←サムネイルをクリックすると大きくなります。
ボンヤリだったが、今日はもう駄目かと思っていたので、ホント嬉しかった。
ここでJUNを数分待った。彼は相変わらずマイペースでのんびり降りてきた。
「お〜い、富士が見えるぞ〜」
「え、あ〜、ホントだ〜」←距離感分かりますか。これくらい離れています。
「じゃあまた下で待つぞ〜」
その後もジグザグに付けられた道をぐんぐん下る。
水の音が聞こえてきた。沢に近付いてきたな。
16:26
お、ここまでくれば下りは終わりだ。

最後のスポーツドリンクを飲み干した。あとは平行移動だからね。

足を止めると結構寒い。ザックからフリースを出してJUNを待つことにした。
 ポケットから携帯を出し、バス時刻をチェック。え、ネットを見たんじゃないよ。節刀以降はずーっと圏外だったしね。

 そう、私は携帯をメモ帳代わりにしている。コレが無いと暮らせない位なのだ。うーん、いやしの里が16:35か〜こりゃ絶対間に合わないな・・・

 結構早足で降りてきたからな。

 JUNはなかなか降りてこないな〜










 結局、10分程で彼は追いついてきた。わずかな時間だけど結構長く感じた。

 JUNゴメン!実はイライラしていたよ。我ながらせせっかちだな〜

 「バスがあるか分からないぞ」

 「え〜そうなの。じゃあタクシーを使うかい?」

 「いざとなったら仕方ないね。でも、まだ圏外だからタクシーも呼べないぞ。まあとにかくバス停まで行ってみよう。」
砂防ダムを越えて
17:01 県道
早速バス時刻をチェック・おい、マジックで直してあるぞ
うーん、レトロバスは17:37最終か・・・
この数m先(東側)に路線バスの時刻表もあったが、それは18時半過ぎ。
 「いずみの湯まで歩こうか。」と私。歩いた後は風呂でしょ!

 「え〜」

 「これだけ歩いたんだからどおってこと無いよ。風呂に入って、そこからタクシーを呼ぼう」私はやる気満々だったが、JUNは渋い返事。

 県道まで来たが、相変わらず圏外のままで、タクシーを呼ぶことも出来ないのだ。 





 丁度魚民荘の前に「迎車」を出していたタクシーの運ちゃんを発見。とりあえず聞いてみた。

 「ここから河口湖までタクシーを使うといくら位ですか?」

 「そうだな。5000円位かかるぞ。もうバスは無いのかい?」←そういえば素直な運ちゃんだな。無線で仲間を呼べば商売になったのにね。

 「え、そうなんですか。有り難うございました〜」

 ガチャガチャ、パシーン(レジの効果音なんだけど・・・

 「風呂に入る開放感」 < 「タクシー代5000円」

 「やっぱり風呂は諦めたよ。バスで帰ろう。」

 「そうしようアニキ、風呂まで結構距離があるから、そりゃ無理だと思っていたんだ。」

 JUNは駐車場のトイレ(上画像参照)で水を汲んできた。「まあ、コーヒーでも飲んでのんびり待とう」

 てな訳で・・・
どうせ遅れるんじゃないかという予想に反して、バスは定刻に到着。
定番の”バスが到着”画像を撮れなかったので、車内でパチリ。私たちの他の乗客はこの通り。

しばらくして携帯のアンテナが立った。途端にバイブが!!!(もっと早い時間に送られたメールが一斉に届いたんだね。)
私は返事を打つのに夢中だ。

一方JUNは・・・爆睡
18:13 河口湖駅
レトロバスはパスモを使えず、魚民荘からの料金は610円也。
河口湖で電車の時刻を調べたら、飯(めし)だ!

駅から50mほど離れたショボイ食堂にて
(JUNは気に入ったらしいが、私の基準では合格点は出せなかった。)
カツ丼 ほうとう
食堂を出て、それぞれが職場へのお土産を買った。これって大事だよね。

19:14の大月行きに乗車。さすがにこの時間では東京直通なんて無いのだ。

JUNは八王子から八高線で帰るとのこと、お疲れ!!そして有り難う!お陰で楽しかったよ。
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