h22.8.27 富士宮口から富士登山
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山の鉄人2人と一緒に須走口から登った13日のチャレンジは悪天候により断念してしまった。リベンジするなら気持ちの熱いうちの方がイイ。あれこれ調べてみたところ、4本のルートのうち、最短距離で剣ヶ峰を目指すなら富士宮口だという結論に辿りついた。
26日は16時頃出るつもりが、なんだかんだで遅くなり、16:50出発。府中街道、川崎街道は結構混んでおり、なかなか進まなかった。ようやく東名川崎ICへ辿りついたのが坂本の先頭打者アーチの頃。
あれ、
もう料金所だ。
うわっちゃ〜〜〜〜〜〜
上り線に乗ってしまったぁ〜〜〜〜
東名を使ったのは一昨年の檜洞以来だったが、何を勘違いしたのかな〜
東京料金所で350円を支払い、環八へ。十分程走って東京料金所へ入りなおした。せっかくの富士チャレンジがとんだスタートになってしまった。とほほ・・・
まあイイ。これもレポのネタだ!
よく使う中央高速と違い東名はトラックが多い気がする。結構運転に気を遣い、疲れた。夕食を海老名PAでとろうと思ったが、ずらっと並ぶ車に駐車スペースを見つけられず、諦めて先へ。結局次の中井PAでトイレ休憩の後、もっこりスタミナ丼のネーミングにひかれ、よく確かめずに注文して見た。内容はピリ辛味噌のホルモンと野菜炒めだったが、ちょっとしょっぱかったかな〜。まあビールには合う味なのかもしれないが、私の好みではなかった。
20時過ぎに御殿場ICへ到着。コンビニでオニギリなどを買い、御殿場駅付近でちょっと間違えたが、どうにか県道23に乗ることが出来た。自衛隊の脇を抜け、ひたすら上る。全開にした窓からの空気が段々ひんやりしてきた。霧が出てきたので、水ヶ塚で登山道の灯りを撮るのは諦め、さらに先へ。富士山スカイラインに入ると、数分で登山道の灯りが見えてきた。霧が晴れたのだろうか。ひたすら上へ上へ進んだ。途中で『上り線に駐車しないでください。』『違法駐車はレッカー移動します』との表示があちこちに出てきた。mixiを読むと土日やお盆の頃は駐車の列が5kmにもなるというが、この日は問題なく、一気に新五合目の駐車場まで行くことが出来た。
やはり駐車場には車がずらり。とにかく駐車スペースを探して先へ先へと走らすと、灯りの点いた建物を通過して数百m走ったところでようやく停めることが出来た。
さすがに寒い(涼しい)ので、短パンを登山用のズボンに履き換え、ラガーシャツを重ね着してトイレへ。
月が明るく、ヘッデンが要らないほどだった。後で調べたが、25日が満月だった。
歩きながら車のナンバーを見ていると『愛媛』『大分』辺りが最も遠かっただろうか。関東、中部地方を中心に様々な所から来ているのが分った。
灯りが点いていたのは富士山総合指導センター。裏にあるトイレはドッポン式だった。 ここの数十m先にはジュースの自販機もあった。缶ジュースは150円。まだここでは観光地値段だ。先程御殿場のコンビニでくずしておけば良かったと後悔しつつ、明日はトイレで200円が必要になる。もう寝るので、すぐ飲むつもりはなかったが、缶コーヒーを買った。 閉まっていたが売店の脇には温度計があり、この頃は15℃。麓との気温差は20℃位あったのではないだろうか。 |
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すぐ傍では若者のグループが記念撮影などをしてはしゃいでいる。中には「これから登るんだ〜♪」と数m離れた私に聞こえる程の大声でしゃべるヤツも居た。そういえば、私のsoftbankはここでも圏外・・・softbankは都会以外で商売するつもりはないらしい。 アラームを4時にセットし、22:02に就寝。 |
3:37 雲が多く、麓の街灯りはこの程度。 そう、この時点では曇っているという感じしかなかった。 |
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登山道の様子 やはりコンデジではこの程度。でも、デジイチを使って三脚をセットするほどのんびりするつもりもなかったので、まあ良しとしよう。 |
3:51 朝食。昨晩買ったオニギリとバナナ、サラダ もう狙いは分りますよね。 でもさすがに食欲はあまりなかった。自分でも食べるスピードが遅いのが分かったが、無理やり口に入れた。 |
4:36 ここ新五号目は南側にあり、日の出を見るのは無理だとわかっていたが、それでもイイ色にうっとり。 |
この時間も月が明るい。 ヘッデンは使わなくても良さそうだ。 |
4:50 出発! 昨晩も居たが、多分係員が一晩中案内と交通整理の為に立っている。勿論交代でやっているのだろうが、シーズン中はずっといるのだろう。ホントに有難いことだ。 |
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ここは既に2400m。前回の須走口なら1時間半歩かないと辿りついていなかった。今回は最短距離を選んだが、随分得をした気分だ。 |
4:55 おお〜、上が見える。よっしゃ〜 いきなり最初っからやや急な登り 歩き始めてほんの数分でバイオトイレを通過。後で知ったが、ここは環境省が2億円をかけて作ったハイテクトイレとのこと。う〜ん、使ってみれば良かった。 |
あとは緩やかな傾斜を登る |
5:03 おお、すげぇ〜 |
5:05 あれ、もう小屋が見えた。 新六合目(2490m)ちょっと近すぎるんじゃないかい?!(以前はもう少し上に六合目があったらしい。) 雲海荘前には三脚&ゴツイカメラを構えた人が何人か居た。せっかくだから私もデジイチを出した。 |
PLを効かせ、雲をくっきり | |
お見事! | |
目線を下にずらすと見事な雲海! (雲に目をとられて気付いていなかった) |
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これも素晴らしい |
せっかくデジイチを出したので、月を撮ってみた。 (トリミングしています。) |
N「え、どこですか?」 隣に居たカメさんい聞いてみた。 「ほら、あそこ!」 |
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N「うわ〜、ほんとだ!」 |
5:19 リスタート |
岩がごろごろした道。岩に→が書かれている。 |
5:34 宝永山から御来光!? |
5:29 結構傾斜がキツイ |
6:02 新七合目・御来光山荘(2780m) カロリーメイトをかじり、一休み。 そして、デジイチタイム♪ |
すっげぇ〜 語彙が無いが、これ以外の言葉がみつからない。 |
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あれ、遠くに見えるのは? | |
N「あれは伊豆ですよね」 傍に居た小屋のお兄ちゃんに聞いてみた。 「いえ、違います。陸です」 N「え、伊豆じゃないんですか?」 「ああ、水って聞こえました。 実話ですよ。念のため! |
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下を見ると駐車場がはっきり。 そして、続々登ってくる人たち! |
6:12 リスタート 火山岩がごろごろする道を登る。 |
最初の頑張りどころかな |
6:41 画像左側は崖になっている。酔っぱらってここを歩いてはイケナイ! | |
6:44 よ〜し!あと776mだぁ! | |
階段を登る。 |
6:50 元祖七号目・山口山荘(3010m) 小屋の前は混雑していたので、小屋の奥で一休み&デジイチタイム! |
おお〜 | |
うわ〜 相変わらず語彙が無くて・・・ |
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手前の山並みは愛鷹山塊とのこと |
6:58 リスタート | |
もう次の小屋が見えた。 大岩があちこちにあり、傾斜がキツイ。汗がしたたり落ちる! |
前のオバちゃんが苦戦。待っている間に後ろを見ると・・・ |
おお、宝永火口があんなに下に見える! |
八号目直下は道幅が狭く、降りてくる人たちとのすれ違いで渋滞がおきていた。もう彼らは山頂で御来光を見たのだろうか。それにしても若い人が多い。 | |
7:37 八号目・池田館(3250m) そういえば前回よりも高い所へ来たのか。あまり実感が無かった。 |
手前に宝永山 | |
雲海の晴れてきた この時点では上に着いたらもっと見えるだろうと思っていたのだが・・・ (ネタばれ?) |
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登山道の左には真っ直ぐに伸びるブル道 | |
頑張れ〜 | |
彼はその後もトイレ番をやっていた。 でも、彼なら分るだろう。 N「頂上はそろそろ見えますか?」 |
「え〜っと、ちょっとこっちに来て下さい。ほら、あそこの丸いところっすよ」 N「うわ〜、ようやく見えたんですか〜」 |
7:55 リスタート 画像に無いが、落石、雪崩よけのシェードを回り込む もう緑は無い。上は見えるが、段々一歩一歩が重く感じられるようになった来た。 |
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んん、あの2本の柱は・・・
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ブロロロロ んん、あれが資材運搬のブルドーザーか。デカイ! |
石段を登ると |
8:29 九号目・万年雪荘(3460m) ネットを見るとここがこのルート最大の小屋とのこと。 そういえば、スゴイ混雑で、休む場所が無かった。すぐ上に小屋もあるしとここでは休まずに上を目指すことにした。 |
8:36 鳥居を越えて出発 | |
この辺で出会った人の話を少々 「お疲れさま〜、どうでしたか〜。また来年も来て下さいね〜」 青いジャージに白いヘルメットのおっちゃんだ。 「座ると筋肉が固まります。疲れたら立ったまま休憩した方がイイ。」 てっきり、山小屋の関係者かと思っていた。 |
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9:07 九号五勺・胸突山荘(3350m) 先程のおっちゃんに小屋の関係者かと尋ねると唯の登山者とのこと。でも、彼は詳しそうだったので、酸素はいつ吸った方がイイのか聞いてみた。 「それなら、ここで吸うとイイですよ。楽になります。」 彼のアドバイスに従って試してみた ・・・ 効果のほどはよく分らなかった。つまりはそれ程必要としていなかったのだろうか。 |
9:14 さあゴールまであと一息だ! ジグザグにつけられた急坂を登る。 |
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防護策付近で降りてくる人との渋滞。こちらも目いっぱいだから休めて丁度良かったかも。 | |
9:47 お、あの鳥居は・・・ 先程のおっちゃんは今回で24回目とのこと。こちらは初めてと伝えるとおめでとうと言ってくれた。 |
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9:51 富士宮口山頂到着 丁度5時間ってことだ。 でも、ここでは記念撮影はしない。 |
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剣ヶ峰だ |
近付いてきた〜 | |
火口には万年雪 |
どわ〜〜〜〜 すんごい急坂(馬の背) しかも、この付近の土はぼろぼろと崩れてきて、歩きにくい。画像左の鉄柵にしがみついて登れない人も居た。また、脇にはきゃあきゃあ言いながら登りを楽しむ小学生くらいの女の子も居た。 5日前の高座山がイイ練習だったかも |
10:07 富士山特別地域気象観測所に到着。アノ石柱はどこだ・・・ | |
あ、あった! なにしろ記念撮影渋滞が出来ていたのですぐに分かった。 やはりこの『日本最高所富士山剣ヶ峰三七七六米』の石柱で撮らないとね! 年配の夫婦の記念撮影をかってでる代わりに私の分もお願いした。 ポーズはもちろんこれ! |
うわ、なんじゃこりゃ! 狭い階段に、入口は大人一人がやっとくぐれるくらいの幅しかない。 ザックを置いて、デジイチだけを首から下げ、行ってみたが・・・ |
ありゃ〜 先程の石柱より高い日本最高所からの展望を期待したが・・・ |
近くに居た若い女性に記念写真をお願いすると 「下が見える方がイイですよね。」とアドバイス。 N「じゃあ、しゃがみますので、お願いしま〜す」 |
白山岳方面かな | |
大日岳・・・? ポケットにガイドブックのコピーはあったが、見て確かめる余裕が無かった。せっかくだからもう少しちゃんと撮れば良かったかな〜 |
でも、これらを撮ったのはほんの数秒の晴れ間をねらったもの。 このようにいや〜なガスが湧いてきて、ひょっとして天候が崩れるのでは・・・と思わせた。 |
戻るのも大変なんだよね |
レポのネタに公衆トイレに寄ってみた。 |
『雷に注意!!・早めの下山を!!』 は〜い、そうしま〜す |
11:03 下山開始 ご覧の通りの空の色だが、続々登ってくる人達の列が切れない。「登り優先」の原則を守りつつ、ゆっくり降りた。登ってくる人に道を譲るつもりで待っていたら、後ろからスゴイ勢いで降りてきた若者が抜き去った・・・まあこれが富士山なんだな。 |
11:47 九号目。布団を干しているんだな〜
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12:57 一休みした地点から。ガスガスで冷たい風が吹いてきた でも、登ってくる人たちが切れない。まさか彼らは頂上まで行って、降りてこないよね。途中で泊まるよね。下山が遅れると雷が・・・ 時々日がさして、ほんの数分は暑いくらいになるのだが、すぐにガスが流れてきて寒くなるの繰り返しだった。 この頃、キラキラが始まる時間だと気付き、小島さんと今日のゲスト小倉久寛さんとの他愛無い話を聞くと、なんだか元気が出てきた。小島さんパワーをくれてありがとう! |
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13:28 七合目
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花を撮る余裕も出てきた。オンタデはずっと上まで咲いていた。
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14:08 新六合目 朝は雲海を見たが、今はこの通り。 |
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青空が広がる。ここは傾斜が無く、ルンルン気分だ。 それにしてもこの時間でも登ってくる人たちに出会うことに驚く。彼らは何合目に泊まるのだろう。 あ、2億円トイレを撮っておけば良かったな〜、つい忘れていた。 |
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14:23 登山口へ。ここには登山者だけでなく、家族連れや観光客も多くいて、ごった返していた。もっとも山の上でも観光客っぽい人は沢山いたが | |||
道路にコンデジを置いて、ミニ三脚でセルフタイマー ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜ル! |
マップルを見て、h19.2以来久々に天母の湯を思いついたのだ。到着すると、平日の昼なので、さすがに駐車場はがらがらだった。 携帯を確認するが、圏外。う〜ん、富士宮市山宮ってもう市街地のすぐ傍なんだけど・・・ 受付で公衆電話が無いか聞くと、「ありませんから、事務所の電話を使ってください。」との返事。 お陰で家族に下山報告が出来た。料金は要らないとのこと。ホントに有難うございました! |
17:09 奥が宿泊棟 丁度女将さんが出てくるところだった。 ひどく疲れていたので、とりあえず休みたい旨を伝えた。「今日は○○さん(私の名前)だけよ。どうぞ、女子室を使ってください。」とのこと。女子室の方が小さいのだ。 |
そう、ダマチョさん! 今回はサングラスをかけていなかったので、撮影せず、あえて一昨年の秋に初登場した際の画像を貼ります。今回は仕事帰りでこの青い服を着ていたので。 |
ダマポーズ♪勿論今度はサングラス着用 (今度は昨年末の奥沼津を貼ってみた。) |