h20.5.3 天子ヶ岳2、長者ヶ岳4
前の富士は4.12 サムネイルをクリックすると大きくなります 前回この山を訪れたのはh18.4

 いよいよGW後半だ。何日も前からこの日が来るのを楽しみにしていたのだ。(掲示板を見てくださいね。)
 
 しかし、3日の天気予報は曇り・・・しかも、山行の準備をしていた2日夜は雨・・・
 
 当日は3時起床。外は雨・・・今日は富士は駄目かな、せめて山の上で降らなければ曇りでもいいさ

 納豆ご飯を食べ、出すモノを出して一安心。

 家を出た4時もやはり雨・・・

 さて、今日はGW後半のスタート。混んでいることを予想しての出発だが、国立府中ICで最初に飛び込んできた表示には
「小仏トンネル15km渋滞」


 あちゃー、この時間でこれか〜

 それどころか、八王子の料金所から中央道の本線に入るところで大渋滞!10分弱進まない有様・・・

 何時になったら着くのかな〜

 幸い本線に乗ってからは何カ所か遅くなったところはあったが、大月を過ぎて河口湖線に入ってからは順調に進み、
6:15に河口湖ICへ。

 6:20 トイレ休憩に寄った139号のセブンでかずさんへメール。









 あ、そうそう、今回はかずさんと待ち合わせをしていたのだ。(え、白々しいって・・・)

 私が自宅を出る時にメールをしたときに彼は起きたと返事のメール。彼の家は所沢だし、出発時間からして私より大分遅れての到着だろう・・・

 ピロピロリ〜ン♪

   (無理やり音にしました。嘘でーす。バイブにしてあります)

 メールを見ると、「今、河口湖です

 え、マジ???

 「打ち放題前のセブンに居ます。」と返事をうった数秒後・・・

 大音量のカーステを響かせたワンボックスカーが到着。あ、かずさんじゃないの!!!

 「ずいぶん早かったね〜、こっちは大渋滞だったのに〜」と私

 「圏央道は空いていたよ〜、○○kmで飛ばしたら追いついちゃったね。」とかずさん。

 色んな意味で恐るべし・・・

 そうそう、実は7:30に本栖チェーン装着場で待ち合わせをしていたのだが、相変わらずの雨模様。当初計画していた毛無山明日へ延期することにした。取りあえず道の駅朝霧高原まで行き、天気が良くなったら天子と長者へ行こうと決めた。かずさんは朝飯を食べていないので何処かで食べてから行くとのこと。私は先へ出発し、待つことにした。

7:00 駐車場はびっしり。ぐるっと一回りして「鉄腕アトムの軌跡展」の広告トラックの横へ駐車。
数分遅れでかずさんも到着。結局朝飯を食べるところはなく、ここで食べることにしたそうだ。(結局食堂は開店前だったので、お弁当の朝食になった)

明日はあの毛無山へ登るぞ・・・

 雨は止み、晴れ間が広がってきた。行けそうだ!初めて来たというかずさんに田貫湖への道を説明

 「表示が出ているからその通りに行けばいいよ」
 この一言でわかるでしょ!!!

 田貫湖は湖畔から車がズラリ、家族連れや釣り客もいっぱい居る。レストラン前の駐車場もなかなかの混雑。駐車スペースは探さないと見つからない程だった。

 10分後、かずさん到着。「いや〜途中で間違えちゃったよ〜」

 ごめん、いくらなんでもあの説明じゃ大雑把すぎたか!





 段々富士が見えてきてイイ感じになってきた。今のうちに撮っておこう。何しろ今日の予報は曇り、昼頃にわか雨なのだ。この晴れが登りだしてから続くとは限らないよね。

 かずさんもデジイチを取り出し、走り出した。私もイオスにフィルムをセット!

サムネイルをクリックすると大きくなります

 「いや〜、田貫湖からの富士を初めて見たよ〜、感激!!!」とかずさん。

 そうか、喜んで貰えて嬉しいよ。(何をエラソーに)
ボンネットを開け、バッテリーを調節するかずさん。調子が悪いそうだ。ちなみに私は自分でボンネットを開けたことは無い。彼は何でも出来るなあ・・・

2人でタントに乗り、天子ヶ岳登山口を目指すのだ。そう、天子、長者を縦走し、下山口のここへかず車を置いておき、タントを回収するって訳だ。

そう、2年前は折りたたみ自転車に乗ってこの縦走を行ったのだ。そういえば、自転車は使ったのはあの日だけで物置にしまったままなんだよね。
8:20 林道?の路肩へタントを停め、出発!
「しばらくは横移動だよ。」大菩薩ではかずさんがガイド役だったが、今回は私がガイド役だ。
「あ、○○が咲いてる〜」さすがだよ。スミレを早速チェック。私も大分(彼の影響で)花に関心を持つようになったが、熱意は全く敵わないよ。
ヤマブキ!(フラッシュで撮影)さすがにこれだけ群生していたら私だって気づくのだ。
この辺からはゆるやかに登る
8:45 林道

「え、林道に出るんだ〜」早速エアリアをチェックするかずさん。この辺もぬかりないね。こうやって現在位置をマメに確認するから迷わないんだろうね。え、そんなの当たり前って・・・

ここからは直登が始まる。
「この辺は植林だね。」とかずさん
「え、どこで見分けるの?」と初歩的な質問。
「下の方を枝打ちしているでしょ。」
おお、そうなんだ。彼のレポを含め、.色々な方の山行記に「植林」「雑木」との記述があるが、私は区別できないので、画像を貼り、「このような道を歩いた」とレポするしかなかったのだ。
「望の富士山は画像が多くて、重いんじゃないかな?」
「大丈夫。最近はネットの環境が良くなってるから平気だよ。オレも昔は重いって言われたけど、最近は言われなくなったしね。」

ところで、望の富士山をご覧の皆さん

やはり、画像が多くて重いですか?
9:12
「展望が開けると後ろ側に富士が見えるよ。そこで一休みしよう」ハラ減ったとのかずさんの訴え?を引っ張り(ゴメン)、休憩ポイントを探す。
この付近もヤマブキ。先程と違ってライティングがイイね。
9:20
しばらく進んだが、どうやら富士は雲の中にあるのと、前回私が歩いた4月上旬に比べ、木が生い茂っていたので、富士が見えるポイントは通り過ぎた?のだろう。取りあえず一休み。

かずさんは本調子では無さそう。昨日は余り寝ていないそうだ。やはり毛無山を今日にしなくて正解だったかな。
しばらくは横移動。
この付近にはミツバツツジが目立つ
9:37
「この辺はサクラだよね?」と私。そう、ガイドブックにも載っていたし、先程の登山口にも「桜並木」の表示があったんだよね。
「サクラは葉を見ると見分けられるんだよ。これは○○ザクラかな・・・」
10:01 段々急になってくる
「この辺から富士や駿河湾が見えてくるんだよ」
「ほら、見えた!」
10:13 岩がちな道へ
足元の花々を撮影しながら、楽しく登る。
ヤマルリソウ
タチツボスミレ
富士はこの程度
私が載せるのはこの程度だが、かずさんはあちこちで撮影していた。スミレも8種類は見つけたそうだ。彼のレポ(近日完成?)をご覧下さい。
「そろそろ、前後を変わるよ。モデルが必要でしょ。
ガイド役の私が先を歩いていたが、こうすると登りの角度がきつくなるのが分かりやすいよね。さすが、お互いのレポを良く分かってるね。
@タチツボスミレが群生!Aさらに登る
10:31 芝川への分岐
(を過ぎて、上から撮影)
「ここが見えたら頂上はあと少しだよ」と私

@ここだけ岩を登るが、Aすぐに横移動。 Bデジイチで気合いの撮影。
10:39 天子ヶ岳山頂 (1330m)
まずはマメザクラを撮影。
「山頂標はどこ?」とかずさん
「もう少し先にあるよ。富士が見えるトコだよ」
@富士はご覧の通り。
風が強く寒い!2人ともザックから服を取り出した。
A1回目のランチタイム。私はおにぎり、かずさんはパン。
富士もこの通りなので、長者を目指して出発。
ホンモノの山頂標?
先程のモノは富士と重ねるために後から設置したのではかとずさん。
小雨が降ってきたので、ザックからポンチョを取り出した。天気予報の通り「昼頃にわか雨」が当たったのか?
幸いこの証拠写真を撮った数分後に雨は止んだ。勿論彼はちゃんとしたレインウエアをザックに入れてあるそうだが、「この位ならこれで十分だよ。」とかずさんは折りたたみ傘を出しただけ。この辺りは場数を踏んでいるね。さすがだよ。


11:25
←ブナの大木
この辺は花が目立たないので、木に注目してみた。




その後はやや急な下り。田貫湖を見ながら進む。







「あれが長者ヶ岳じゃない?」とかずさん
「そうだね。きっと」と私。ガイド役なのだが、前回も意識していたわけではないので、この程度の返事しかできなかった。
@「あのガレは七面山かな?」と私
A今日初めて登山者(年配の夫婦)に遭遇!
この夫婦の話では長者ヶ岳の山頂には何人か居るそうだ。
11:40 天子湖への分岐
天使ヶ岳0.6km、長者ヶ岳0.9kmの表示有り
「ここが鞍部だね。」とかずさん。
「さあ、ここから登るよ」と私。え、当たり前だって・・・
まあ、この登りは大したことないことは分かっているから楽勝なのだ。
再び雨がぱらついたので、ポンチョを着るが、空は明るい。しばらくすれば止むだろう・・・
12:05 長者ヶ岳山頂 (1336m)
頂上には先客が5,6人。どうやら3グループ。それぞれがちゃんとした山の格好をしており、レインウエアを着ている。ちゃんとした登山者ばかりだ。
「ここは田貫湖からハイキングで登る山なので、家族連れで賑わって居るんじゃないかな」と私は予想していたのだがこの時点では外れ。
まあ、いいやと早速記念撮影をお願いした。
雨は数分で止んだ。これならと2回目のランチ。(コンビニのお弁当)
晴れ間が出てきてあっという間に温かくなったが、お湯も沸かした。
そう、せっかく水を担いできたのだ。やはりお楽しみのドリップコーヒーは欠かせないのだ。
お、富士が見えてきた!

朝の田貫湖で見て以来、雲が広がっていたので、今日は駄目かなと半分諦めていただけに嬉しいなあ。私はポジ、かずさんもデジイチで撮影。
サムネイルをクリックすると大きくなります

反対側の南アルプスはこの通り。
しばらくして、富士は隠れてしまった・・・

予想通り、家族連れも登ってきた。末の子は小学校低学年位だな。そうだよ、やはりココは手軽なハイキングコースだよ。
ね、かずさん・・・あらっ

気持ちよさそうなので、しばらくはそのままにしておこう。
13:15 下山開始
「さあ、降りたら車を回収して風呂だよ!」寝起きでイマイチなかずさんを励まし、出発。

ここの下りは東海自然歩道の木段が続くんだよね。
「あ、富士の山頂が見えた」とかずさん

(注) ↑は彼が気づいてから数分後に撮影
「でも、木が邪魔だなあ。次に開けるのはどこ?」
「ベンチのあるトコが展望がイイヨ」と私
「わかった」スピードを上げるかずさん
あっという間に降りていった。さっき寝たことで、パワーが復活したかな?
13:50 ベンチ
(休暇村からの道との合流地点)
私は普通のスピードで降り、30分弱でかずさんが待つ?ベンチに到着。
「富士は隠れちゃったよ。」とかずさん。
「でも、ここは展望がイイデショ」と私。ここは3度目だが、ここからの眺めは結構気に入っているのだ。左から撮影
富士はこの通り
愛鷹山塊
駿河湾
さらに10分程下ったところにまたベンチ。
ここからも富士の眺めがイイのだ。
かずさんはここの○○ザクラに興味津々。
14:18 さらに数分下ると分岐。
ここからは駐車場方面に下る。

数分でバンガローへ
14:26 駐車場へ



先程のパンだけでは足りないというかずさんのリクエストでレストランへ。彼は○○定食をがっつり美味しそうに食べた。私はアイスコーヒーを一杯。長者ヶ岳でちゃんと食べたからね。
@かず車でタントを回収へ向かう。「レポに『あ、いいオンナ』と書いておくからね」ね、ちゃんと有言実行したでしょ。
A県道184を右折。(この商店が目印) Bタントへ到着。
 後はグリーンパークへ直行という打ち合わせだったが「林道で花を見つけたから、撮影して行くよ〜」とのこと。
 彼はホントに珍しい?花を見ると放っておけないんだね。
 まあイイかと先にお風呂へ。
 ここのウリは正面に富士が見えることのみなのだ。

 家族連れで混雑していたが、まあイイ。さっと身体を洗い、露天へ!

 富士は雲の中にあったが、露天で待機して数分後・・・

 お、見えてきた!!!

 正直居ても立っても居られなかったが、かずさんが来るまでは入っていようと思い、風呂から出るのを待っていた。しばらくしてから追いついたかずさんに「イイデショ、ここは風呂から富士が見えるんだよ!」と話したら・・・

 「じゃあ、先に出るよ。
 ○○が見えるトコで待ってるから!」


 そう、花を見ると放っておけないかずさん同様に、イイ感じの富士を見ると私はじっとしていられないのだ。

 風呂の汗が引くのを待たずに大急ぎで着替え、車へ戻り○○が見えるトコへ直行!!

え、何で、そんなに急ぐのかって?

○○って・・・

それは彼らがレンズを向ける先・・・

















屋根よ〜り、高〜い♪
サムネイルをクリックすると大きくなります

 あれ、なかなかかずさんが来ないな・・・

 電話を入れてみると数分後に折り返し電話が来た。
 「どこ〜」
 「え、わからなかった?」
 「だってこっちにも鯉のぼりあるよ〜」
 またしても説明不足。彼はもちやで撮影していたのだ。うーん、どうしよう・・・
 「もちやより、ここの方がイイぞ。あそこは車や建物が入る。あそこから500m上だって教えてやれ」とすぐ隣で撮影していたベテランさん。
 「じゃあ、こっちに来て〜」と相変わらず、わがままな私。

 数分後「またわからなかったよ〜」とかずさんが到着。
 「いや〜、ゴメンゴメン。でも、ここもイイデショ」
 「うわ〜、スゲ〜、来て良かったよ〜、アリガト〜のぞむさん」


 デジイチを使いすぎてメモリー不足が心配なかずさんは電気店を探すそうだ。
 「のぞむさんまでつきあわせる訳にはいかないから、一人で行くよ。」
 マップルを取り出し、富士見ヶ丘食堂の場所を教え、18時に待ち合わせすることにした。

@富士見ヶ丘食堂。明るい時間に来たのは初めてかも?
A富士見ヶ丘の地名はあちこちにあるが、ここはホントに富士が見える。
この食堂はかずさんも気に入ってくれた。「うわ〜ここに通いたい位だよ〜」
B結構お客さんも居たが、遠慮せずに記念撮影。「通いたい」はともかく、私にとって田貫湖とここはセットになっている。

 食後はかずさんを連れてふもとの家へ。え、そうです。タントの後ろにピッタリついてきてもらったということ。
 さすがにここは初めて来た人にはわかりにくいのだ。今朝の田貫湖、鯉のぼりと説明が足りずに迷わせてしまったしね。

 宿に到着したらかずさんを連れ、おかみさんに挨拶。今回で10回目の訪問だが、2人で来るのも2泊するのも初めてだ。

 想いでノートなどに興味を示すかずさんに触発され、初めて談話室(自炊室)へ入った。いつも寝るだけだから入ったこともなかったのだ。

 真正面から撮るのは絵的にちょっと・・・と言うことで、メールしているところをかずさんに撮ってもらった。
 「さあ、明日は早いよ、もう寝よう。」20時には布団へ。
 明日はいよいよ毛無山だ。なにしろ標高差が1000m!しっかり休んで体力を蓄えよう。

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この日のかずさんのレポはこちらをご覧下さい。(3.20追記)

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