h20.3.29 倉見山  新倉山
前の富士は3.23  サムネイルをクリックすると大きくなります
  
  倉見山は前から登って見たい山の一つだった。でも、富士急も使って高い電車賃を払うのに、この山だけを目的にするのは勿体ないな〜なんてことを思っていた。

 まずは30日に勝沼から棚横手と甲州高尾山に登ることが決まった。(詳しくは翌日分に書きます)そこで、このチャンスに倉見山へ行き、久々に富士吉田YHに泊まり、翌朝勝沼へ行くことにした。

 さて、どういうコースにしようか・・・よし、金森さんこれ以降金Rと表記)とかずさんかずRと表記)の2007.4.29のレポを参考にしよう。
 これはきつくて達成感の得られるコースだ。彼らのレポを見るとうずうずしてくるのだ!

 当日は4時起床。5:29国分寺発。高尾、大月で乗り換え、富士急へ

7:05 赤坂駅
よっしゃ〜見えるぞ!

←やはり最前列に座ったのだ。このアングルで見るのってウキウキ感あるよね。

クリアな富士は2.24以来なんだ。これは楽しみ〜
7:17 東桂駅

ところで大月→東桂は13kmで610円。やっぱり高いよね〜



駅前の自販機でホットの缶コーヒーをゴクン。(勿論120円)

駅から正面に10m進むと国道139。道の向こう側にはヤマザキデイリー。
ここは右折

@3分程でここは左折し、県道へ。なんと、すぐ左側に100円の自販機が!くそ〜損した。(相変わらずみみっちいなあ)
Aここには登山口まで400mの標示。ちなみにこの路線は午前中に1時間に1本だけしかない
鹿留入口
宮下バス停
7:37 墓地
 ここには都留市の案内板があった。この書き方は道坂トンネルにあったのと一緒だね。
 よしよし、倉見山から杓子山へのコースタイムも出ているぞ。かずさん達のような達人以外の人も歩いてるってことだよな・・・と都合良く解釈した。
 墓地の中を直進。

 登り始めからいきなりの急坂!始めは木段が付いている。

 @奥宮の右側へ Aジグザグ道を登る。
 Bここにはロープで柵。こっちには行くなってことだよね。
8:09 右からの登山道と合流
 ここは金Rにあったトコだな・・・そう、2人のレポをコピーして、ポケットに入れてあるのだ。
@Aジグザグに登る。 Bお、下が見えた
8:18
8:22 送電鉄塔
この足許には「→登山道」の標示。
 ここからは緩やかに登る。

@A鉄製の階段。この鉄塔の工事の為かな。確か笹子雁ヶにも似た様なヤツがあったよな。
8:46 Y字路
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←うーん、どっちかな〜ピンクのテープの方か・・・

 5m前進。

 道がない・・・

ちょっと戻って@上へ。 A右側に中央高速が見える
 登りきったが、ここはどこへ行けばいいの?

 お、木の幹にペンキだ。テープもあるなあ。

 あっちか!

 下ってみた。
麓の町が見える

 んな、訳ねーだろ!

 どう考えたって違うよ・・・数m登り直した。

8:58 登りついたトコでパチリ
 (これと逆方向へ降りた)
 よ〜く探すと地味な色のテープがあった。今度こそあっちだな。
 一旦下って、緩やかに登る。
9:17 
 かすれているが標示を見つけ、正しく進んでいることを確認でき、ほっとしながら進む。その後は頑張って登る!
よっしゃ〜見えたぞ!
@緩やかな登りだが Aここからは急坂だ! 
B岩場を越えると・・・
9:36 倉見山頂上 (1256m)
頂上にはだ〜れも居ない。そういえば、今日は登り始めから誰にも会っていないな。

早速、セルフタイマーで記念撮影。
 ここからの富士は見事だ!三ツ峠の右には見づらいが南アルプスかな。ポジでも撮影。
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9:54 先ずは下る。

金Rでは頂上よりもこの先の方が良い眺めが得られるそうだ。

楽しみ〜

急坂を登る。
9:59 南峰?
@ここからの富士もイイが、見晴台は先だな
A下る
10:02 見晴台
なるほど、頂上よりもここの方が眺めがイイぞ!
勿論、ここでもポジも出して撮影。
さらに、先程の頂上では圏外だったが、ここではアンテナが立った。
早速「ゴキゲンです」と書いて、写メールだ。

麓には中央高速

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富士は勿論
遠くに南アルプス
赤石岳、悪沢岳(4.7追記)
10:21
よ〜し、これは杓子山が楽しみだ〜頑張るぞお

@下って        A急坂を登る
10:29
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登り着いた先が相定ヶ峰かな。まあ標示がないのは仕方ない。

なになに、「寿駅・向原」か、向原峠はこっちだな

そう、これをよく見ておけば良かったのだ。

え、オチが読めたって・・・
下る。



下る・・・

左側に富士が見えている。

あれ、左・・・

正直、さすがに間違えたんだろうと気づいていた。

エアリアを見れば、に進むべきなのに、西に進んでいるのだ。それくらいは分かった。

ここから降りて、富士急に乗って別の山へ行こう。な〜んて事まで考えていた。

でも、下った。何か目印のあるトコまで行こうと思ったのだ。
10:58
え〜い、やはり向原峠に行こう

引き返すことにした。スポーツドリンクを飲み、気合いを入れ直した。

そう、登り直したのだ。

かずR(2006.12)を見直したが、「ここが堂尾山山頂?石標が二つ並んでいるのはどういうことだろうか?」との記述があった。(4.7追記)
11:22 先程の標示へ
下り30分の道を登り24分で復帰した。やれば出来るじゃん!

そうだよ、向原は集落で、向原峠じゃないんだよ!

結局これが堂屋尾根だったのかな。金Rにはちゃんと書いてあったのにね・・・

またやっちまったよ。トホホ・・・
では正しい道は・・・



でも、この付近に道標はないんだよな・・・
何か目印がないか、よ〜く見て、探した。

あ、あれか!そういえばかずRにもあったぞ。
錆びたトタンの小屋
レポを書いている今、なぜ、この時に立ち止まって、2つのレポをじっくり読まなかったのが分からない。とにかくこの日はこのようなミスを連発していた。
え、この日だろって・・・
11:25 その後はこのような古〜い、テープを頼りに慎重に進んだ。整備されてから時間が経っているのだろう。マイナールートって事だよね。





@杓子山 あれに登るぞ!ホントに登るのか・・・
Aキツイ急坂の下り。
再び富士が見えた。スポーツドリンクを飲んで気合いを入れ直した。
登る!

その後も、足許や木の幹に付けられたペンキを見て安心しながら進んだ。
ササヤブ

うわ〜ホントにこれでイイのか〜、また間違えたのか〜

テープ発見!
11:47 向原峠
緩やかに下ったところでやっと峠を発見!

やったあ

眺望のないただの峠だったが、ホント嬉しかった。
とにかく腹ごしらえだ。
山頂でランチと行きたかったが仕方ない。

ここで杓子山に行くパワーを蓄えるのだ。

 カレーうどんをゆっくり食べながらこんな事を考えていた。

 木々の間から見えるあの辺が杓子山だよな。

 あれ、やっぱり白いよな。そうだよ。北面だもんな、雪があるぞ、きっと。

 ひょっとして杓子山から下りてくる人いないかな・・・どんな様子だったか聞いてみたい。

 いや、これから杓子山に登るっていう人と会わないかな・・・その人が行くなら自分も行こう。

 そう、数分前は杓子山を目指すつもりでいたが、段々その気力が萎えてきたのだ。

 レポを書いている今、改めて思い返すと、こうやって言い訳を考えていた気がする。



 やっぱ、や〜めた

 さすがに今度は2人のレポを読み直していた。
 
 ここから登り始めてしまうと引き返すのも大変なのはよくわかった。登り始めてから「杓子山撤退」と笑い話には出来ないだろう。そう、ここで引き返すのが正解だ。既にミスを重ねていたしね。

12:33 下山開始
足元注意ってか・・・

@わお、こりゃ確かに注意しないと・・・
A足元を撮ってみた。
12:43
ここからはちゃんとした(?)登山道。時々テープも付いていた。
ジグザグに付けられた道をのんびり下った。
13:04
足元には「杓子山尾根道」の道標があった。
右奥には明見根元神社
これで後は林道を歩くだけだな。
ステッキをザックにしまい、スポーツドリンクを一杯飲んだ。
さて、小明見へ向けて降りようか・・・
@何い!
Aあ〜さっき飲んだばかりだ〜、でも、コップに汲んで飲んでみた。
13:20 林道を抜けた。



@左側には富士!デカイ工場(エアリアにはアークとある)があった。逆コースで杓子山を目指す際には目印になるかな。この林道は車を置くことも出来そうだ。
A振り返ると・・・倉見山?杓子山??
集落で工事のオッチャンに道を尋ね、取りあえずは小明見を目指した。この時点ではまだ、この後どうするのかはっきり決めていなかったのだ。
13:31 小明見交差点
途中でバス停を見つけ、時刻表を調べると1時間以上先。

そうだよな、こんなモンだよな。

よ〜し、農道公園まで歩こう!

ふと、furutaさん(富士山暦)の画像を思い出したのだ。「富士を見る」の石像まで歩けば、達成感があるかな・・・

てな訳で、交差点を左折
14:01 大明見交差点




ふと、思いだした。この交差点を左折するとあそこに行くよな。

50mほどであそこへ

道標には「杓子山・不動湯→」とある
この駐在所の奥の道を行くと不動湯だよな。この機会だから風呂へ・・・
なんだか、支離滅裂だった・・・

さすがに風呂は諦め、ザックを置いてスポーツドリンクを飲み、この後どうするか、考え直した。
14:24 富士見バイパス
よし、ユースを目指そう

先程の大明見交差点を通過。さらに5分程で、国道139へ。

ローソンでトイレを借り、肉まんを食べた。

取りあえずユースへ向かいながらどうしようかグルグル頭が回転していた。

そう、レポのネタを探しながら歩いていたのだ。
14:47 ふと案内板が目に入った。
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この辺を歩くのは初めてだよな〜

そういえば、レトロな街並みだったけど

車に注意しながら道を渡り、反対側からこのお店を撮影してみた。
本町通りへ
ふと目に付いたのが店先にあったJRの冊子。
なになに、「ふじよしだぶら〜りまちめぐり」だと・・・
お、さっきの旧酒屋とユースが載っているじゃないか!
よし、ここからはぶらり途中下車の旅だ!(単純だなあ)
では、滝口順平の「本町通をの〜んびり歩きます。さ〜て、この商店街を入ると〜」
ナレーションが聞こえているつもりで、富士吉田ユースへの案内を・・・

月江寺(金鳥居・富士吉田駅)側から来ると
←この商店街へ入ります。
@レトロな喫茶店奥を右折します。(この道は一通)
A車で入る際には切り返しが必要です。
富士吉田ユースにとおちゃ〜く

ここにも先程と同様の案内板
 まだ早いのは分かっていたが、一応、中に入ってみた・・・

 今日もキャンキャンと甲高い鳴き声でお迎え!(柵はあるけど)

 「あら、早く着いたのね。」 (ホントはおかみさんは敬語で話してますが、この方が雰囲気が出るので)

 「ええ、あの案内板って最近出来たんですか。去年は無かったですよね。」

 「そうね。去年の秋から出来たのよ。」

 「ここは古いんですね。」

 「ええ、昭和31年からやっているの。最近テレビの取材もあったのよ。加藤晴彦が来たわ」

 「へ〜何テレビですか?」

 「中京テレビよ。東京では見れないかもね。2階の富士が見える部屋を取材したのよ。のぞむ(ホントは私の苗字)さんもよく、泊まっていた部屋よ。」

 (テレビを見た人がここに来てくれると良いなあ。そして、ユースがずっと続きますように。 と思ったりして・・・)

 「今日は早く着いちゃったので、もう少し歩きたいんです。以前おかみさんが話をしていた散歩コースで歩く山ってどう行けばイイですか?」

 「あら、丁度この子(犬)を連れて行くところだったのよ。もし、良ければ乗っていく?」

 「お願いします!」

 あ〜、何とラッキーだ。もう一山登れる!これって昨年末の展開と似てるよね!

15:02 ユース裏の駐車場
この駐車場には何度もお世話になっている。何だか、不思議な体験だね。
「この子を前に乗せるので、のぞむさんは後ろへお願いね。」
いつもやかましいこの子がおとなしい・・・
「あれ、私を認めてくれたんですか?」
「たまたまゴキゲンなんじゃない?」
おかみさんの言うとおり、夕方ユースに到着した際には再びうるさかった。散歩に連れてってくれるからゴキゲンだったのね・・・
「着いてからは別々に動くわよね。私達は先に帰っているわ」
「ええ、それでお願いします。」
「ここを曲がって・・・この道を戻ってくれば良いのよ。」
と帰り方を教えてもらいながら5分程。

(タントでは何度か通った道だがら大丈夫!おい、方向音痴の癖に!!と一人ツッコミしていたりして)
踏切を渡り、右へ(これは帰りに撮影)
@踏切を別角度から
Aこの付近の地図
15:08 新倉浅間神社
神社の駐車場へ車を停め、ここからは別行動。
「有り難うございました。また後でよろしくお願いします」

この階段を登るのは3年ぶりだよな。
15:16 忠霊塔(五重塔)
この付近は工事中だ。

塔の裏にあるブロック塀を登ったところからお約束のアングルで
いつか、ここから桜と重ねて撮ってみたいな。
忠霊塔上の東屋を越え、さらに上を目指す。ここから先は初めてだ。
@道の左側は何かの広場になっているぞ
Aお、このアングルは・・・
富士吉田市のガイドパンフレットにはアヤメと富士を重ねて撮ったモノがあったけど、多分ここだろうな。(富士急ハイキング情報)
15:30 送電鉄塔

とにかく山頂を目指そう。



さらに上へ 結構急坂じゃん!
「あら、のぞむさんどこまで行かれるの?」

パカパカをイヤホンで聴きながら歩いていたので、ビックリした。

(犬と一緒なのに・・・おかみさん、結構早いじゃん!)

「ええ、とりあえず山頂まで行ってみようと思います。」

「そう、ここから10分位でゴンゴン石、そこからまた10分位で頂上よ。私たちは今日はこの辺で引き返すわ。では、お気を付けて!」

「は〜い、また後でお世話になりま〜す。」






ジグザグに付けられた急坂を頑張って登る。





15:48 ゴンゴン石
岩の傍には「←御殿・慰霊塔→」との標示。
え、御殿?とにかく行ってみよう。岩を撮影しただけで、上へ
この変な岩についてはこちらを・・・
レポを作っている今、ちょっと後悔している。そう、頭をつっこんで音を聞いておけば良かっのか〜
あれ、何だ?アンテナがあるぞ・・・
近付いてみると「←御殿・慰霊塔→」の下側に「テレビ塔」の表示。
何年前まではその役割を果たしていたのだろうか。
今はただのボロい鉄柱だけどな〜
16:05 新倉山(1180.2m)
おかみさんの話しぶりだともっと楽かと思ったが、結構大変だったなあ。
とっておいたテルモスのカフェオレを飲み、記念撮影。
そう言えば御殿って?
ポケット三脚を設置する場所を探したが、ベンチの上ではイマイチ。そこで、ストックを地面に突き刺して(右画像)、ステッキにをからませ、撮ってみた。どお?
16:33 再び東屋
さ〜て、まだやり残したことがあるのだ。急ぎ足で、下山。

途中で、ジャージにスニーカーのオバチャンが登ってきた。いや、走ってきた。

「こんにちは〜。どこまで登るんですか?」

「ゴンゴン石までよ〜」

結構な急坂なのに・・・やるう!
え、やり残した事って・・・

そうだよ。富士を見ながらコーヒー!美味しかった〜

昭和24年建設のレトロな書店。
模型店も兼ねている。プラモがずらり!
店内の撮影は遠慮したけど。
まっすぐユースに帰るのもなあ・・・この付近を探索してみた。

@長屋駐車場? Aシャッターに流鏑馬が描かれていた。B小室浅間神社

17:30頃ユースに戻り、お風呂タイム。
ここは狭いが、ジェットバス?で泡を当てながら今日の疲れをのんびり癒した。

今日のユースの宿泊客はイギリス人のカップル。おかみさんは英語が上手なのだ。

遠出するのは面倒。ユースから歩いて10秒の中華料理屋へ。
お、この新聞記事にはユースが載っているじゃないか・・・

へ〜おかみさんは幹子さん(51歳)か〜(失礼、でも記事に書いてあったからいいでしょ。)
隆さん(父)が始めたんだ〜
昭和30年代、40年代は若者で賑わったのか〜確かに、最近は日本人は泊まっていないよね〜
さっきのカップルもユースを見て、「wonderful!」かな。

と言うわけで、ユースの紹介をもう少し・・・

玄関
部屋の様子
本棚をアップで
@案内板にも書かれていた急階段。(新撰組の階段と呼ぶらしい)
A取材された8号室からはご覧の通り富士が見える!
Bストーブ!別にいらないと思っていたが、これが役に立ったんだ・・・
D一番古い雑誌を見たら、1991年のモノがあった。あぶさんでは、ダイエーホークスの監督が田淵!いや〜歴史を感じるなあ。そうだよ、この当時のホークスは弱かったんだよな〜



さて、明日に備えて早く寝よ〜っと。20:30には消灯

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倉見山頂上から 同左 倉見山見晴台から
雲がイイ感じだ 同左 赤石岳、悪沢岳(4.7追記)
新倉山の東屋から

※ ポジをライトビュアーで観たときの色になかなかなりません。歯がゆいです・・・
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