h22.2.21 山中湖平野、今倉山5
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 20日の土曜日はホントにイイ天気だったが、午前中は出勤。急いで帰宅して高速に乗ればダイヤに間に合うかな〜、なんてしょうもないことを考えていたが、仕方ない。週末にやっておくべき、掃除、洗濯、アイロンなどをこなさねばならないのだ。さらにこの日は夕食にカレーを作った。夕方に更新された山中湖観光情報気まぐれブログによればちゃんとダイヤになった。あ〜、やっぱりな〜
 とにかく、先週はほんの数分富士がちらっと見えただけで、敗退した。今回はそのリベンジなのだ。天気予報では午前中は晴れ、午後から雲が拡がってくるとのこと。ダイヤは無理か・・・でも、久々に紅富士を見ることができればリベンジは達成できるのだ。そう思うことにしよう。ちなみにここでの紅富士狙いは→3年ぶりだった!
 
 当日は3:00起床。天気予報をチェックしたところ、昨日と変わらず15:00までは晴れマーク。よ〜し!

 3:50 外に出てみると、よ〜し、今日は☆空だ!丁度タントに乗りこんだところで
ピロピロリ〜ン♪ あ、メールだ。なになにも丁度出発するところか。

 大雪直後だった先週と違い、路肩には根雪があったものの道志道もほぼ乾いており、順調に進んだ。

 今日のお伴はipodでこれ!ウィークデイでは聴けずにたまっていたのだが、3週間分を一気に聴いて楽しく運転することができた。

5:14 (携帯の履歴を見たので分るのです。)
ピロピロリ〜ン♪ あ、メールだ。でも、今度は運転中なのだ。平野に着いてから見ればイイよね。

 山伏トンネルをくぐると今日はちゃ〜んと富士が見えている。よっしゃ〜、テンションが上がるぞぉ〜!(単純)

5:45頃 平野のセブンでトイレ休憩しようと思ったところ、ドアの前には女性が・・・すぐにセブンの奥にある公衆トイレへ。小用を済ませ、メールを開くとやはり「もう着いた」とのこと、早〜い!早速電話をすると前回と同じ所で待っているとのこと、急いでタントをいつもの場所へ。

 浜へ着くと彼はすぐにこちらを見つけ合図した。

 望の富士山をいつも見てくださる方なら彼って誰だなんて思っている人は居ませんね。そう、彼とは食うかいさん、なんと彼の住む秦野市から山中湖まで1時間ちょっとで着いたそうだ。

K「もう明るくなっちゃったけど、さっきまで星がすごい見えていたんだ。」
N「それは羨ましい。でも、まだ紅富士には十分間に合いますよね」

三脚をセットして大急ぎで撮ってみた。

5:54

対岸の灯りがまだこんなに明るい。  
6:00 私たちが居たポイントの様子。右の三脚が私のもの、その左が食うかいさん。この付近では7,8人がカメラを構えていた。

日の出を待つ間、とても寒かったが、風が全くなかったので時々テルモスのコーヒーを飲んで、温めるだけで ホカロンの類は使わなくても我慢できた。
向こう側にはこの通りずら〜り三脚の列!

K「のぞむさんが狙うのはいつもこの辺(今居る所)だよね。」
N「ええ、平野のセブンから北側に走って、最初の道を入ってくるとこの辺に着くんです。あの人たちは違うところから浜に入ってくるんでしょうね。」

航空写真
6:15 背中(東)側が明るくなってきた。そろそろかな〜
お、ボートも動き出した。
この寒いのによくやるよね〜
6:20 N「お、そろそろですよ」
6:21
凍った逆さを狙ってみた。
6:25

一番を感じた頃。肉眼ではもう少し色があった。
右(北東)側をズーム。こっちの方が陰影が出る。
少しひいてみた。凍った逆さもほんのり赤くなったかな?

うーん、デジイチでもこんなものかな。
(今回補正していない)
今回食うかいカメラマンがのぞむを激写!
 
N「食うかいさん、こっちばっかり撮っているけど、富士は撮らなくっていいんですかぁ?」
K「あ〜、イイの、イイの」
彼はフィルムカメラで何枚か撮影していたが、こちらを撮る方が楽しそうだった。

ところで、↑のように三脚を使って撮影していたが、気になったことがあった。雲台のバネが少しおかしくなってきており、カメラがぐらつくのだ。これじゃあしょうがない。レリーズは車の中においてきてしまったので、2秒のセルフタイマーを使うことにした。

K「それでさっきからピーピー鳴っていたのかぁ」
ペきぺき・・・(幼稚な擬音だなぁ)

N「何の音でしょう」
K「あ、氷が割れる音だよ。」
N「すごぉ〜い、初めて聞きましたよぉ」
N「ほら、見てください。-9℃位ですね。」

K「日の出前はもっと寒かったってことだな。」
N「せっかくですから、撮ってもらいましょう」
傍にいたベテランさんにお願いした。

私は今回もダマポーズ!
足元の氷を撮ってみた・・・

さ、さむ〜、もう我慢できな〜い

N「ちょっとトイレに行ってきま〜す」
トイレからコンデジで撮影

おお、イイ感じじゃないの〜
食うかいさんの所へ戻ると・・・
N「あれ、こっちを撮ってますね〜」そう、食うかいさんは私のデジイチでこちらを狙っていた。しかもズーム!
 
戻ってみて、画像を確認。
N「あ〜、イイ感じにボケてますね〜。このカメラ(デジイチ)で人を撮ることあまり無いんですよ」
K「じゃあオレは仕事だ。のぞむさんは山を楽しんでね〜」

N「次は山へ一緒に行きましょう」
山へ行く前にもう少しアングルを探してみた。
6:56

日の出の頃居たポイントよりも数十m西で撮影
7時になったので、さすがにもういいかと三脚をたたみ、引き上げることにした
氷が解け、立ち上るもやがなんとも素敵な感じだった。
う〜ん、写真じゃ伝わらないかなぁ
ここからはクリア(?)な逆さを見ることが出来た。

↓3年前の画像。
 タントに戻り、山の前にエネルギーをチャージしておくことにした。パンを食べ、テルモスのコーヒーで一休みしていたところ、十m程先で、何やらカメラマンが集まっていることに気付いた。

お・・・

なるほど、白鳥か!

再びデジイチを取り出して、そぉーっと近付いた。
 

さあ、2年ぶりに今倉山だ。今日の天気ならあの時のように筑波山まで見えるほどの大展望に出会えるんじゃないかな〜、楽しみぃ〜

この時点ではワクワクどきどきだったのだが・・・

もうこの後の展開はバレバレ
 道志道を戻り、県道24を左折。8:00頃?お馴染みの道坂トンネルへ。
※このトンネルについて詳しく書いているサイトを見つけた。→これ
 ここから今倉へは4回も登っているが、そういえばここの作りって変わっていたことに気付いた。なかなか面白い。
道志側からトンネルをくぐり、右側のいつも停める場所(←これは帰りに撮影)を見ると何やら工事用のプレハブが出来ている。デカイ『関係者以外立入禁止』の看板。これはまずい・・・丁度の道の反対側の林道側に軽トラが3台ほど、蛍光色のベストを着たハンターさんが4,5人居たので、近寄って登山できるかどうかを尋ねると大丈夫とのこと。
プレハブの脇にtantoを停め、山の準備をしていると1台、次の1台が到着。4,5人の男女のグループだ。かなり山慣れた感じの人たちだった。
彼らも向こうにハンターがいるから鈴を付けて行くと話していたので、私もそれに倣い、いつもの鈴を鳴らして歩くことにした。

一足先に出発!(8:21)
大勢が歩いた感じの道。この辺は薄暗くて少し寒い。
8:40 御正体との分岐
稜線に出ると明るくなり、気持ちの良い登りになった。暑くなり、フリースを脱いだ。左(西)側には南アルプスもちらちら見えてきた。よ〜し、赤岩に着いたらすんごい見えるぞぉ〜
H18GW撮影。むしろこの日の方が、雲が無い位だった。
ポカポカして気持ちイイ。よしよし、この辺でデジイチを出そう!
9:08

よしよし、悪沢と赤石もイイ感じだ。
とこの辺までは絶好調だった。この画像をデジイチで撮っていたころに先程駐車場で出会ったグループに抜かれた。やはり彼らは山慣れており、なかなか早い。あっという間に見えなくなった。
富士も←のように頭が見えてきた。(H18GW撮影)もう少し上がればイイ感じに見えるポイントがある。そこまで頑張ったら一休みにしよう・・・
9:27
イイ感じだあ〜。以前は富士が見えるかどうかしか関心が無かったが、最近はこうした風景も楽しめるようになってきた。

ステキな巨木だぁ
あれ、雲が出てきた!上画像参照。でも、ここからじゃイマイチだ。もう少し上で撮ろう・・・
この発想が失敗だった。富士が見えていた時点でコンデジを出せばとりあえず証拠画像(?)は残ったのだが
←この辺から振り返れば富士が見えるはず。

↑h17年末撮影。
うわっちゃ〜、 ほんの数分で一気に隠れちゃった。

(この展開バレバレですね。)
ひょっとしたらこの雲が撮れて富士がちらっとでも見えるかもしれない。気を取り直してテルモスのコーヒーを飲み、再び先を目指した。
9:45 山頂に到着。
誰も居なかったので、セルフタイマーでパチリ。
次の(今倉山西峰)の先までは展望が無い。とりあえず先へ進もう。

一旦緩く下る。

これが意外に苦労した。所々凍結しており、傾斜も距離も大したことないのに注意しながら進まないと行けなかった。
御座入山への緩い登りも苦労した。

え〜い、もうメンドクサイ!
昨年3月以来久々にアイゼン装ちゃ〜く!

この後はとても快適に歩くことが出来た。それに背中が軽くなった。さっさと履けば良かったよ。
10:12 展望の良い露岩に到着。先程のグループは丁度出発するところだった。お互いに「今日の天気は残念ですね〜」と言いあった。
ここからはこのような展望が得られるのだ。
富士は勿論(h17年末)                八ヶ岳(h20.11)
 
10:28 赤岩が見えた。
赤岩への登り。この辺はイイ感じに雪があり、楽しく歩けた。
この岩場を登り切れば赤岩だ。
10:48 赤岩到着。先程のグループは居なかったので、今度もセルフタイマーでパチリ。
↑相変わらず富士は厚い雲の中・・・でも、その他はわずかに展望があった。
先ずは西側 三ツ峠の奥に北岳           甲斐駒
 
北側・奥秩父〜御坂 山名盤ではこの通りだが
 
もうこの先の二十六夜山に行く気は失せた。とりあえずカップ麺タイム!安住を聴きながらひょっとして富士の側の雲がとれないか待つことにした。
安住のゲストは松居直美さん。なっつかしい〜、松居さんといえばこの番組、そうだよ。中学生の頃観ていたよな〜

40分程経ってから壮年の夫婦が登ってきた。彼らの分の記念撮影を引き受けたが、これで踏ん切りがついた。もういいだろう。

11:50 下山開始。今回は初めての道で降りてみよう
ヨッシーさん
1.27のレポに『今倉山から沢ルートを下った。・・・50分で林道に出た』とあったのをぼんやり覚えていたのだ。
←今倉山西峰を正面に見て往路を戻る。

途中でソロのハイカーと出会い、話をした。彼は初めてこの付近に来たとのことだったが、簡単なガイドをした。
12:13 分岐へ到着。ここを右折
←h17年末に撮影。
都留市街(沢コース)』へ進む。
12:17 あれ、もう雪が無くなった?
足元はドロドロ・・・もうこの後は危ない個所は無いだろうとアイゼンを脱いだ。アイゼンに付いた泥を落とすのが大変だった。次回はブラシなども必要かな。
テルモスのコーヒーを飲んで、リスタート!
12:35 その後はロープや『登山道』とだけ書かれた指導標やテープを確認しながら慎重に進んだ。
 
12:57 沢を外れた。

この先でピンクのテープはあるが、これが登山道なのかどうかは怪しくなった。
13:04 何だこれは?多分林業のテープだろう。この方向では無いな・・・

よ〜く周囲を見回して、この画像の右奥にはっきりとした道を発見した。そこを数分歩くと遠目に林道が見えた。
13:11 林道へ
道の反対側から
この林道は過去4回とも二十六夜山から歩いてきたが、今日はこの通りばっちりアイスバーンになっている。天気も悪かったし、今回はこの沢コースから戻ってきて正解だ。
13:15 県道へ。更に5分ほどでtantoへ戻った。
 ウェアを着替え、山靴についた泥を落としているとあのループの皆さんが戻ってきた。
「あれ、どうやって戻ってきたの?」
N「赤岩から引き返して沢コースを通りました。」
「そうか、俺たちは二十六夜山まで行ってお昼を食べてから戻ってきたよ。」

 さらに話を聞くと彼らの家は千葉、埼玉、神奈川とばらばらだがmixiで連絡を取り合い、今日の山行は3,4日前に決まったとのこと。こういうつながりもあるのか。この今倉山はあの時のように仲間と歩いたら楽しいコースだよね。

 その後道志道に戻った後、一番近い道志の湯は混みそうだと思い、違う温泉に入ることにした。そこで、いつも道志道を帰りながら気になっていたあそこ







津久井町のいやしの湯(地図)
料金は600円(3時間)そこそこ混んでいたが、洗い場も多く、浴槽も大きい。比較しちゃいけないが、道志の湯よりも広いのがgood!露天から見える景色はイマイチだったが、まあイイ。どうせこの曇天なのだ。
 赤岩からの大展望は残念賞だったが、平野からの紅富士を見ることができたので、今日はまあまあ満足できたということにしよう。

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