h23.5.3 日向山
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2日は諸事情により自宅に居たが、17:30に出発。
国立府中ICから中央道へ。連休中で交通量は多いものの一応平日なので下りは順調に流れた。

偶然聞いていたニッポン放送で勝谷誠彦ビン・ラディン襲撃・死亡のタイミングがあまりにも出来すぎだということや、95年の阪神淡路大震災直後にオウム事件が起こったことを踏まえ、今が一番アブナイ時期だと力説していた。

段々日が暮れてると黄砂の影響で何とも言えない不思議な色合いの空になった。沈んでいく太陽を見ながら、写真を撮りたい衝動に駆られたものの、運転中なのでどうにも出来なかった。(当たり前)

18:08 藤野SA

ようやく停まることができたものの、先程まで感じていた何とも言えない空の色は表現できなかった。
19時過ぎに双葉SAで夕食。ちょ~~~~大混雑!(携帯画像)

自販機で食券を購入すると電光掲示板に『注文済み』の番号が標示され、しばらくして『調理完了』(だったかな)の標示とうるさくて良く聞こえなかったが、アナウンスもされるとても合理的なシステムにちょっと感動した。唐揚げ丼570円の味はまあまあだった。

しか~~~し、これだけでは出るものが出ないのだ!
自宅から持ってきたヨーグルトをパクリ!

ここで役に立ったのが、3月の計画停電の際ダイソーで買った保冷剤!これをアルミバッグに入れて置いたのだ。実際翌朝2個目を食べたときまでちゃんと冷え冷えが続いていた。これからのシーズンには重宝しそうだ。ただし、ちょっと重いので、ザックに入れて担ぐには厳しいかな・・・

韮崎ICで降りた。府中~八王子(500円)+八王子から韮崎で2200円。元々ETCはついていないが、昨年話題になった『普通車2000円、軽は1000円を上限にする』案は通りそうもないね。結局こっちまで来るにはこの金額(+α)がかかるのだろうな。

ICから一番近いローソンで翌日分のお弁当、おにぎり、そして105円のサラダを購入した。これは値段通りに具の種類が少ない代わりに、キャベツの千切りがうんざりするほど入っていた。これはいくらなんでも味が単調だったが、これも翌朝の快○んの為。気合いで食べた。

20号を20~30分程西へ。20:20頃道の駅 白州に到着。ここはそれ程標高は高くないはずだが、結構寒い。フリースのベストを着ることにした。

道の駅に到着したとをメールしたところ、直ぐにレスが来た。

「今、尾白の湯 すぐに行きます。」

10分後ダマチョさんHP)が登場!お風呂上がりでつやつやのお顔だった。今朝はS道峠の雲海は不発だった。しかも現地の気温は氷点下とのこと。相変わらずの行動力だ。

20:51
運転で疲れていたので、早めに休むことをダマさんに伝え、tantoのシートを倒し、いつものやつを撮り、横になった。

そういえばtanto泊は昨年10月の大弛峠以来だ。アノ時は標高が高かったので、アルミシートで四方を囲ったが、今回はそれほど寒く無かった。
十数分後、ドアをノックする音がして、窓を見るとダマさんだった。

D「これ、飲んでね」

缶ビールにするめ!

N「うわ、ありがとうございます!」

そういえば少し前にダマさんの車が移動したのが見えたのだが、こういうことだったとは。ホントに優しいお方だ。

でも、ご免なさい。私が飲むのはお風呂上がりでポカポカしているときか、居酒屋などだけで、寝酒の習慣は無いのです。


道の駅なので、夜中にも車の音がして、熟睡は出来なかったが、それでもどうにか疲れをとることが出来たように思う。


翌朝ふと目が覚め、時計を見るとまだ4:40だった。今日アラームの前に起きてしまった。
車の窓からはどか~~~~んと甲斐駒が見えている!
カメラを取り出すより前にトイレに行きたい。でも、ジャージのまま車の外に出るのは厳しい気温だったので、山用のウェアを重ね着し、フリースのベストにウィンドブレーカーを着て、トイレへ。
4:50
甲斐駒の左には鳳凰。ここからは電線が邪魔になってしまう。
少しひいて、この付近の様子。早朝だが、10台くらいが停まっていた。
tantoのフロントガラスにはアルミシートをかぶせている。
5時になったので、食うかいさんへ「お早うございます。今は車中ですか?」とメールした。彼は今朝到着することになっていた。「あと2km」と即レスが来た。

そのメールを見て、レスを返そうかと書いているところでスターレットが到着した。

K「おざぁ~す

N「早すぎですよ。さっき2kmってレスが来たばかりじゃないですか~。

K「いや、レスを返したときは2kmだったよ。」←後から思えばメールって時差があるよね。

N「今朝は何時に出て来たんですか?」

K「2時かな。オレの車だとのぞむさんやダマさんのと違って、シートが倒せないから熟睡出来ないんだよ。」

N「え、ってことは3,4時間しか寝て居ないじゃないですか~、タフだな~」

とりあえず腹が減ったので、昨晩買ったコンビニ弁当とパンを食べた。勿論ここでもヨーグルトもパクリ!1個を食うかいさんにおすそ分けした。

昨晩の時点では7時集合だったので、ダマさんはまだお休みのようだ。食うかいさんもカメラを持ってこの付近を散策しているので、もう一度デジイチを持ってアングルを探した。
雲間から朝日。黄砂の影響で不思議な色になっている。
この朝日のお陰で甲斐駒に光が当たった。
付近の撮影から戻ってきた食うかいさんから提案があった。
K「カメラだけ持ってちょっと乗りなよ。ダマさんはまだ寝てるけど、6時に戻ってくればイイだろ?」
数年前にこの付近に来たときに見つけたポイントに連れて行ってくれるということだった。

20号を東へ数百m進み、右折して細い道をうねうねと数分進むと、何とも言えないステキなポイントへ到着。
K「ここからだと水車と甲斐駒が撮れるんだ。」
(携帯画像)
コンデジでは雲が描写出来ない。デジイチタ~イム!
うろこ雲が湧いてきた。
それにしても霞んでる・・・
レポを作りながら、せっかく水車のあるところへ連れてきてもらったのに、雲を撮ることに夢中で水車を入れて撮ることをすっかり忘れていたことに気付いた
甲斐駒ズーム
地蔵岳の尖りも良く見える。
N「それにしても霞んでますね。黄砂飛びまくりですね~」



K「次のところへ行こう」

今度は少し坂道を上がり、鳳凰を正面に見るお寺へ。
なかなかのロケーション。
K「あれ~、ショック!松が無いよ
K「ほら、こんなでっかい松があったんだよ。これを見せたかったんだけどな。ふ~ん、2006年に枯れちゃったんだ~。オレが来たのはその前だったか。」
この松についてはこちらのサイトが詳しいです。
(あ、許可をもらっていないけど、人が出てこないからイイですよね。)

←手入れされたお庭。
境内にツツジが植えられていた。
6時少し前に道の駅に戻り、ダマさんを起こした。前夜はS道峠で氷点下の中を粘り、お疲れだったのだろう。
D「あれ、7時集合なのに随分早いですね。何時に来たんですか?」
K「2時間前集合だよ。」

K「朝のウチは甲斐駒がクリアに見えていたんだけど、見る見るウチにうろこ雲が湧いてきてさ~。雲を呼ぶ男の本領発揮だよね~」
D「ホント、ボクが行くところ行くところ曇っちゃうんだよ」

この二人の掛け合いを書いているだけで楽しくなっちゃうね。ホントにイイコンビだ。

ダマさんがコンビニで朝食を買いに行っている間に、山の準備を開始した。登山口の矢立石は狭いので、3人で食うかいさんの車に乗っていくことは打ち合わせ済みだった。

6:30少し前に出発。白州中学校を左折(地図
N「うわ、この道はいい眺めですね~」

K「近づいちゃうと甲斐駒が隠れちゃうんだよな~」
N「そういえば、今日は食うかいさんは野球帽じゃないんですね。」

K「ああ、いくつも持っているんだ」

N「あ、

K「どうした?」

N「ご免なさい。マリナーズキャップを忘れました。」

D「おいおい、この前は水筒を忘れたばっかりじゃないの~」

N「いや~、またやっちゃいました。」

道の駅に戻り、tantoからキャップを取り出して、リスタート。

今度は白州中学校を直進し、神社を右に見て、キャンプ場へ。

案内表示を見ながらボロイ舗装道を上った。

こうして写真を撮れるのも助手席に居るお陰。有り難いな~
滑り止めのタイヤ?

K「前来たときはこんなのなかったよな~」
7時少し前に登山口の矢立石に到着。既に3台が停まっており、ラインが引かれたスペースにギリギリ停めることが出来た。この次からは路肩に停めるしか無いって事だ。一緒に来て正解だった。
そういえば、一昨年の年末はここまで来て、小雪が舞ってきたことにビビリ、引き返したが、今日は安心して登山を開始できるのだ。ホントに良かった。
7:06 今朝も出発前の儀式!?

「こちらが登山口でございま~す」
錦滝へ向けて出発!
食うかいさんもダマさんも日向山に来たときは駐車場から北側の樹林コースをピストンしたそうなので、この林道経由は初めてとのことだった。

タチツボが残っていた。
二人が見ているのは・・・

K「ほら、のぞむさんがこの間撮ったヨゴレネコノメだ」
N「へ~、こんな色のやつもあるんですね~」
D「向こうに富士が見えるはずなんだけどな~」
N「あれが鳳凰ですか?」

K「何言ってるんだよ。甲斐駒じゃないか!」
こうして、一応ガードレールはあるものの荒れた林道を進んだ。
もろに崩壊!
着込んでいたウェアを脱いだりしているウチに二人から遅れてしまった。
んん、食うかいさんが右側を指さしているぞ・・・
うわ~、こりゃすごい。
広場に出た。二人ともカメラを出しているので、私もデジイチタイム!
N「手前の色と甲斐駒の白ってなかなか両立しませんよね~」
K「そうだね。難しいな~。」←食うかいさんはフィルムカメラを2台持ってきていた。
甲斐駒を出すために、カメラの標示よりアンダーで撮っている。肉眼だともう少し手前の木々の色が鮮やかなのだが
甲斐駒ズーム!

下で撮るよりもずっと迫力がある。
あちこちにミツバツツジが咲いていたが、薄曇りのためにそれ程色が出ない。
さくさく歩く二人の後を追っていると、足下に巨大蛙を発見!
N「ほら、これはでかい!」

数m先から食うかいさんが戻ってきた。

K「お、気付かなかったよ。踏んづけなくて良かった。」
7:59

K「ほら、あれが滝じゃないか?」

N「やっと着きましたね。」

レポを作りながら気付いた。コースタイム40分の道を1時間掛かった訳だ。随分ゆっくりだったんだな~
ダマさんは滝撮り!
足下に居た蛙をひょいと持ち、記念撮影。
K「ほら、のぞむさん、こっちにもいるぜ。お、こりゃすごい!これは卵だぜ」

N「え、どこですか?うわ~、初めて見ました!」




この表情がまた・・・
K「のぞむさん、すっげ~気に入ったな~」
N「いや~、つい気合い入っちゃいました。」
8:09 ちょっと気になる標示を撮ってみた。
いきなりのチョ~急登!
ロープを頼りにして登った。
N「食うかいさん早いですね~。ちっとも追いつけませんよ。」

K「そりゃそうだ。オレは背中を軽くしてきたからね。」
たしかに今日は水を背負っている。それを引いても二人は早かった。

ここでコンデジを渡し、私を撮ってもらうことにした。
クサリ場を越え、
ハシゴへ!傾斜は急だが、長さはそれ程でも無い。

そういえば一昨年の年末、登山口で「凍結で滑落事故」の標示にびびったのだ。どんなにすごいハシゴなのかと思っていたが、少し安心した。
ポーズ!
これは食うかいさんが登りきってから撮ったもの。これはマヂでコワイ。

N「このハシゴは登れるけど、降りられませんよね~」

K「そうだな~、つま先なら良いけど、かかとを乗せたくないよな~」
錦滝ルートを何処かのレポで読んだが、そこにはのハシゴが強調して書かれていた。てっきりこのハシゴがこのコースのメインイベントで、ここさえを越えたら雁ヶ原までは大したこと無く着くのではと錯覚していた。

その考えは甘かった!

まだまだ続く急登にへろへろだった。その頃、後ろからラジオの音が聞こえてきた。ソロの男性が追いついてきたのだ。
N「早いですね~」
「いやぁ~キツイですよ。」と言いながらさっさと私を追い抜き、食うかいさんも抜いていった。
このロープ場もキツカッタ!
先を行くダマさん。
向こうは凍ってる
K「ダマさんはえ~なぁ」
D「いや、コワイところはさっさと通り過ぎる方が良いんですよ。」
K「お、のぞむさん、今のイイ表情だ。もう一回やって♪」
うめぇ~

N「今度は演技しちゃってるからダメですよ~」
K「この道のどこが『ハイキング』なんだよ」
N「ここは重低心クラブには厳しいですよ~」

んん

N「あ、低重心でしたね」

K「イイよ分かるから。」
ハイキングコースを進む!
カメラを向けるとポーズを決めるこのお方
8:54

D「おいおい随分来たのにまだ30分もあるのか」
この案内板から数m先に左方向へ行くと鞍掛山 大岩山を示す指導標があった。

K「ほら、向こうに白っぽいところが見えるよ。アレが雁ヶ原じゃないか!」
この付近は平坦。
確かに木々の間から白い何かが見えている。
見えてきた~~~
ワクワクしながら進んだ。
K「こりゃ~進まないよ。富士の山頂みたいだ。」

N「あ、分かります。馬の背ですね。(レポ)」
食うかいさんもこちらを撮っている。
すぐに登ったら勿体ない。もう少しデジイチタイムを楽しもう。
足下はこんな感じ。踏み込むとさらさらと砂が流れてしまう。

レポを作りながら分県別登山ガイド 山梨県の山を読み返すと『砂に潜る最後の急登は苦しい』とあるが、良く分かった。
そういえばこの本をtantoに積んだままだった。せめてコピーをとっておけば良かった。
この付近で降りてくる人達に出会った。ということはさっきのハシゴを下るのか・・・気をつけてね~~
この背景にマッチしてるかも!
撮影中・・・
別世界にいるみたい
膝より低いアングルで狙ってみた。
遠くに鳳凰が見える。下には先程すれ違った人達。

ノンビリ上がってくる私。大分お待たせしたかも

ダマさんも撮影中!
ようやく2人が待つ標柱へ。丁度その時、先程のラジオさんが後ろから追いついてきた。
N「あれ、なぜ後ろから?さっき、抜いたじゃないですか?」
「いや~、分岐(何処だろう?)で」こっちに行ったらどうなるかなって行ってみたんですよ。」
この健脚の彼にシャッターをお願いした。
ダマポーズ♪
食うかいさんはよくあんなところに行けるな~

K「オレ達は先に行ってるよ~」
お言葉に甘えてデジイチタイムを楽しんでいくことにした。
ちょっと霞んでるけど、ここからの眺めもステキ。
この手前の奇岩を入れてやろうと四苦八苦。
お、食うかいさんがあんなところに
目があった。役者だな~

N「もう一枚撮るんでそのポーズのままでお願いしま~す」
K「早くしてくれ、恥ずかしいんだ~
(彼の数m後ろにはハイカーが数人)
ここがステゴサウルスだな。ダマさんもウマイ表現を思いつくな~

ダマさんの昨年10月のレポを思い出した。
あのおっちゃんも結構アブナイ所に立っているな~

やっとこさ二人の居るところにたどり着いた。
二人が見下ろしていたのはこんなところ。
こわ~~~
おっちゃんは何度もここを訪れており、この岩も数年前までは、この先が3m程伸びていて、そこで撮った記念写真があるそうだ。
K「この岩も段々崩れ落ちていくって訳だ。」
N「じゃあこの眺めも今だけで、次に来たときは見られないって事デスね。」
怖いけど、下を撮っておこう。
落ちたら絶対に助からない・・・
上画像の右側
ダマさん達は何処だ?

げげ、向こうか!
なるべくなら通りたくないな~
ついつい下を見てしまう・・・

心臓の音が聞こえた
な~んて、時間にして2,3分だったけどね。いやいや、こういう道はホントに苦手なんだ。
一年前の雲取を思い出した。
山梨百名山の標柱がある広場へ到着。続々とハイカーがやってくる。中には小学校低学年くらいの子どもも居た。錦滝からのコースを使わずに樹林コースを往復するだけなら初心者向けの山ということか。

ブランチにしようと提案すると、食うかいさんのアドバイスで他の人の邪魔にならないように端へ移動し、倒木に腰掛けてそれぞれがお弁当を拡げることになった。
N「今日はちゃんとコッフェルを持ってきたんです。1600mまで来ればもうちょっと寒いと思ったんですけどね~」
K「撮ってくれ」

N「あ、南アルプスの天然水ですね。でも、甲斐駒は霞んじゃってますよ。」

K「イイの、イイの」
今日のメニューは緑のたぬき(買う時点でこれを考えていました。)

今回も食うかいさんは私が食べているところを合計5カット撮ってくれた。サービスが良いなあ。
食後、山名標が空いた時を狙って

N「久々に山梨百名山が増えました。」

・・・

レポを作りながらビックリ。なんと8月の富士山以来だった。そういえば、最近開拓していない。これが61座目なのだが、残りは府中から遠い山と富士の見えない山ばかりなんだよな~
うっすら八ヶ岳の凸凹が見えていたが、写真に写すことは出来なかった。ダマさんや食うかいさんが見たようなクリアな秋の日にまた来てみたい。宿題かな~
10:38 下山開始。
N「これはキツツキですか?」

K「いや、松食い虫だろうね」
お、すげ~なあ シカが食っちまったんだ。

K「ここが三角点だ。ここが本当の1660mって訳」

「さあ今度はのぞむさんの番だよ。いってみよ~」

げげ、ここで振ってきたか~
N「このポーズ辛いんですけど~」

K「もうちょっとそのままな~」

んん、視線を感じる。

食うかいさんの後ろに年配の夫婦が立っていた。
ちょっと恥ずかしかったな~
(さっきのお返しか・・・)

「ワタシ達は三角点をタッチしに来たの。あなた方は?」

奥さんの問いかけまで覚えているけど、食うかいさんはどう切り返したのかな~
気持ちの良い道を進む。何組か登ってくるハイカーと出会った。
N「木々の合間から見るアングルも好きなんです。」
雨量計。昭和52年設置とあった。
歩きやすいノンビリ道。
K「ほら、こんな可愛いやつがあるよ。」
まだまだなだらかな道
どうやらこの標示が登山口から等間隔に置いてあるようだ。下から来る人には励みになるだろう。
ようやく傾斜があった。下らないと帰れないしね。

D「天保・・・」って書いてあるね。
K「1800年代だね。」
D「ってことはこの道は200年前から有ったってことだよね。」
この二人の会話って深いな~
続々と登ってくるハイカーと出会った。
この付近は間伐されている
そうだよ。これは大事だよね!

ACでも伝えて欲しい位だ!?



そう、マナーと言えば・・・
この付近からお腹のカラータイマーが点滅していた。この症状は富士山の時と同じ。多分実は出ないんだよな~
ちょっと茂みに入るのはマナー違反になっちゃうので、数分おきにやってくる腹痛を我慢していた。多分すれ違うハイカーへの挨拶の声も裏返っていたんじゃないかな。
段々ミツバが目立つようになってきた。
11:47 駐車場へ

朝よりもずっと車の数が増えていた。
K「矢立石はあれかな~」
今度は私が助手席を倒して後ろへ。

んん、なんだかシートベルトが長いな。

あ~、これは助手席の分だ!

・・・

「おいおいレポのネタを作っているね~」
林道の路肩には富士山大弛峠の林道ほどではなかったものの、随分下まで車が停まっていた。上2つに比べると道幅が狭いので、運転には気を遣うだろう。

ちなみに分県別登山ガイド 山梨県の山には『下から登っても1時間ほど』の表記もあった。登山そのものを楽しむならそれも有りかな。

途中2回すれ違いがあった。特に2回目はこちらの車が数十mバックして道幅の広いところまで戻り、下からの車を行かせてあげた。tantoだったら、相当ビビったところだったが、食うかいさんは普通にこなしていた。ちょっと格好良かった!
予め着替えなども車に積んでおいたので、直接尾白の湯を目指した。(地図
公園の入口で入園料200円を取られるのはビックリだったが、そこでもらう領収書の半券をお風呂で見せると入浴料が200円引かれるシステムだ。
前日に来たダマさんの案内で広い公園奥のお風呂へ。お風呂の前の駐車場は空きスペースが無かったため、「下に置いてくるので、2人は先にどうぞ」との提案に甘え、私とダマさんは先に行かせてもらった。

この提案はちょ~~~有り難かった!
こういうときに登山靴の紐を解くのはまどろっこしい。しかも山靴が入る大きめの靴箱がなかなか見つからず、イライラした。
中に入ると、受付の男性と目があった。
すいません、先にトイレに行かせて下さい。」大きなフォントにしてみたが、声の大きさではなく、心の叫びと言うことで・・・

トイレは洋式で、ウオシュレット!上記の様に実は出なかったが、お尻には有り難かった。

ちょっと時間をかけたかも・・・受付に戻るとダマさんが待っていた。先程の入園料の差額分で入浴料500円を支払った。丁度その頃食うかいさんがトイレから出て来た。そういえば隣の個室に人の気配がしたが、彼だったのか。

「お客様、それはトイレのスリッパです」

「あ、しまった!」

☆誰がネタを提供したのかここには書かない。

このお風呂のウリは「赤湯」←詳しくはクリック!
『ナトリウムー塩化物強塩温泉』ってことは塩分が濃いって事だろうか。とにかく、濃い赤茶色のお風呂で、色の割には臭いもなく、入ってみると肌触りが良かった。
案内表示に『有馬温泉型のお湯とあった。20代の頃に旅仲間と入浴したが、そこは確か内湯だけだった。ここは露天なので、ここの方が気持ち良かったかな。(比較してもしょうがないか)

ダマさんと今日の山行や○○の事などを語りながらノンビリ・・・

脱衣場でしばらく姿を消していた食うかいさんと遭遇。
え、赤湯?なにそれ?」との答えにはビックリ!内湯でジャグジーなどを楽しんでいたとのこと。

DN「勿体な~~~い」

食堂で、私と食うかいさんは信玄ソフト(350円)を注文。これはソフトクリームに信玄餅ときな粉、蜜がかけられているもの。安直なネーミングだが、出て来たものは立派だった。

そしてダマさんはノンアルコールビール!
K「くぅ~、男だね~~~」
じゃあいつものヤツを!
食うかいさんは長野へ行く予定があったが、特に予定の決まっていない私とダマさんはこの後どうするか検討した。携帯で最新の天気予報をチェックしたところ、3日の午後は雨。夜半に止むが、4日も黄砂・・・我々富士狙いには厳しいものだった。
D「雨上がりにA利山なんてどうですか?」
との提案にグラっと来たが、身体の疲れよりもテンションの低さに帰ることにした。勢いがあれば少々寝不足だって、頑張れるのだが、この日はもう一晩tantoで過ごす気分になれなかった。
それに飲んでないが、お風呂の気持ちよさにすっかり眠くなってしまった。でも、道の駅まで連れて行ってもらわないとtantoに戻れない。眠気に耐え、食うかいさんの車へ。
公園の中は八重桜がとてもキレイだったが、スルーして道の駅へ。

K「ちょっとお願いがあるんだ。これと甲斐駒を一緒に撮ってほしい」
このタオルの意味が分かる人は食うかいさんと話があうだろうな~
念のためにもう一度トイレへ寄ってから15時少し前に出発。
往路と同様に甲州街道を戻り、韮崎から中央道へ。どうせ下道も混んでいるだろうから行ける所まで高速を使い、ギリギリで降りようと判断した訳だ。この判断は正解。GW後半初日で大混雑の下り車線を見ながら、順調に流れる上り路線を一気に進んだ。釈迦堂でトイレ休憩した辺りまでは順調だったが、笹子トンネル付近から渋滞にはまった。流れたと思ったら今度は談合坂付近で渋滞。でも、ストレスを感じるほどの長さではなかった。
間違いなく大大大渋滞の小仏を避けるために上野原で降りることにした。この判断も正解で、20号はとても順調に流れた。ここで驚いたのが、相模湖IC付近から続く下りの渋滞。20号がずら~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと繋がっていたのだ。
どこが最後尾なのか気になって見ていたが、大垂水峠、高尾山口を超え、結局八王子近くまで繋がっていたように思う。ドライバーさん達は大変だっろうな~。勿論上りも高尾山口付近で渋滞にはまったのだが、右側を見ていると自分が渋滞の中にいる気がしないのだから現金なものだ。高速の渋滞は自分がはまった経験も含め、ラジオやテレビのニュースで知っているが、下道がこんなになるとは驚きだった・・・とこのときは思っていたが、そういえば3連休の最終日もこんなものか?

結局19:40頃帰宅することができた。GWでこれなら上出来だったかも。

今年のGWはh20以来久しぶりに車移動となったが、来年以降はやはり電車&山小屋泊がイイかな~

ダマさん、食うかいさんのお陰でとても楽しい山行になりました。有り難うございました!

ダマさんのレポはこちらです。是非、ご覧下さい。

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