h23.5.3 日向山
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2日は諸事情により自宅に居たが、17:30に出発。
国立府中ICから中央道へ。連休中で交通量は多いものの一応平日なので下りは順調に流れた。
偶然聞いていたニッポン放送で勝谷誠彦がビン・ラディン襲撃・死亡のタイミングがあまりにも出来すぎだということや、95年の阪神淡路大震災直後にオウム事件が起こったことを踏まえ、今が一番アブナイ時期だと力説していた。
段々日が暮れてると黄砂の影響で何とも言えない不思議な色合いの空になった。沈んでいく太陽を見ながら、写真を撮りたい衝動に駆られたものの、運転中なのでどうにも出来なかった。(当たり前)
18:08 藤野SA ようやく停まることができたものの、先程まで感じていた何とも言えない空の色は表現できなかった。 |
19時過ぎに双葉SAで夕食。ちょ~~~~大混雑!(携帯画像) 自販機で食券を購入すると電光掲示板に『注文済み』の番号が標示され、しばらくして『調理完了』(だったかな)の標示とうるさくて良く聞こえなかったが、アナウンスもされるとても合理的なシステムにちょっと感動した。唐揚げ丼570円の味はまあまあだった。 しか~~~し、これだけでは出るものが出ないのだ! |
自宅から持ってきたヨーグルトをパクリ! ここで役に立ったのが、3月の計画停電の際にダイソーで買った保冷剤!これをアルミバッグに入れて置いたのだ。実際翌朝2個目を食べたときまでちゃんと冷え冷えが続いていた。これからのシーズンには重宝しそうだ。ただし、ちょっと重いので、ザックに入れて担ぐには厳しいかな・・・ |
韮崎ICで降りた。府中~八王子(500円)+八王子から韮崎で2200円。元々ETCはついていないが、昨年話題になった『普通車2000円、軽は1000円を上限にする』案は通りそうもないね。結局こっちまで来るにはこの金額(+α)がかかるのだろうな。
ICから一番近いローソンで翌日分のお弁当、おにぎり、そして105円のサラダを購入した。これは値段通りに具の種類が少ない代わりに、キャベツの千切りがうんざりするほど入っていた。これはいくらなんでも味が単調だったが、これも翌朝の快○んの為。気合いで食べた。
20号を20~30分程西へ。20:20頃道の駅 白州に到着。ここはそれ程標高は高くないはずだが、結構寒い。フリースのベストを着ることにした。
道の駅に到着したとをメールしたところ、直ぐにレスが来た。
「今、尾白の湯 すぐに行きます。」
10分後ダマチョさん(HP)が登場!お風呂上がりでつやつやのお顔だった。今朝はS道峠の雲海は不発だった。しかも現地の気温は氷点下とのこと。相変わらずの行動力だ。
20:51 運転で疲れていたので、早めに休むことをダマさんに伝え、tantoのシートを倒し、いつものやつを撮り、横になった。 そういえばtanto泊は昨年10月の大弛峠以来だ。アノ時は標高が高かったので、アルミシートで四方を囲ったが、今回はそれほど寒く無かった。 |
4:50 |
甲斐駒の左には鳳凰。ここからは電線が邪魔になってしまう。 |
少しひいて、この付近の様子。早朝だが、10台くらいが停まっていた。 tantoのフロントガラスにはアルミシートをかぶせている。 |
雲間から朝日。黄砂の影響で不思議な色になっている。 | |
この朝日のお陰で甲斐駒に光が当たった。 |
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うろこ雲が湧いてきた。 それにしても霞んでる・・・ |
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レポを作りながら、せっかく水車のあるところへ連れてきてもらったのに、雲を撮ることに夢中で水車を入れて撮ることをすっかり忘れていたことに気付いた。 | |
甲斐駒ズーム | |
地蔵岳の尖りも良く見える。 |
なかなかのロケーション。 |
K「ほら、こんなでっかい松があったんだよ。これを見せたかったんだけどな。ふ~ん、2006年に枯れちゃったんだ~。オレが来たのはその前だったか。」 | |||
この松についてはこちらのサイトが詳しいです。 (あ、許可をもらっていないけど、人が出てこないからイイですよね。) ←手入れされたお庭。
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N「うわ、この道はいい眺めですね~」 K「近づいちゃうと甲斐駒が隠れちゃうんだよな~」 |
案内表示を見ながらボロイ舗装道を上った。 こうして写真を撮れるのも助手席に居るお陰。有り難いな~ |
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滑り止めのタイヤ? K「前来たときはこんなのなかったよな~」 |
7:06 今朝も出発前の儀式!? 「こちらが登山口でございま~す」 |
錦滝へ向けて出発! 食うかいさんもダマさんも日向山に来たときは駐車場から北側の樹林コースをピストンしたそうなので、この林道経由は初めてとのことだった。 タチツボが残っていた。 |
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二人が見ているのは・・・ K「ほら、のぞむさんがこの間撮ったヨゴレネコノメだ」 N「へ~、こんな色のやつもあるんですね~」 |
D「向こうに富士が見えるはずなんだけどな~」 |
N「あれが鳳凰ですか?」 K「何言ってるんだよ。甲斐駒じゃないか!」 |
こうして、一応ガードレールはあるものの荒れた林道を進んだ。 | |
もろに崩壊! | |
着込んでいたウェアを脱いだりしているウチに二人から遅れてしまった。 んん、食うかいさんが右側を指さしているぞ・・・ |
うわ~、こりゃすごい。 |
広場に出た。二人ともカメラを出しているので、私もデジイチタイム! |
甲斐駒を出すために、カメラの標示よりアンダーで撮っている。肉眼だともう少し手前の木々の色が鮮やかなのだが | |
甲斐駒ズーム! 下で撮るよりもずっと迫力がある。 |
あちこちにミツバツツジが咲いていたが、薄曇りのためにそれ程色が出ない。 |
N「ほら、これはでかい!」 数m先から食うかいさんが戻ってきた。 K「お、気付かなかったよ。踏んづけなくて良かった。」 |
7:59 K「ほら、あれが滝じゃないか?」 N「やっと着きましたね。」 レポを作りながら気付いた。コースタイム40分の道を1時間掛かった訳だ。随分ゆっくりだったんだな~ |
ダマさんは滝撮り! |
足下に居た蛙をひょいと持ち、記念撮影。 |
ド ッ キ ン グ |
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この表情がまた・・・ |
8:09 ちょっと気になる標示を撮ってみた。 |
いきなりのチョ~急登! | |
ロープを頼りにして登った。 | |
N「食うかいさん早いですね~。ちっとも追いつけませんよ。」 K「そりゃそうだ。オレは背中を軽くしてきたからね。」 たしかに今日は水を背負っている。それを引いても二人は早かった。 ここでコンデジを渡し、私を撮ってもらうことにした。 |
クサリ場を越え、 | |
ハシゴへ!傾斜は急だが、長さはそれ程でも無い。 そういえば一昨年の年末、登山口で「凍結で滑落事故」の標示にびびったのだ。どんなにすごいハシゴなのかと思っていたが、少し安心した。 |
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ポーズ! | |
これは食うかいさんが登りきってから撮ったもの。これはマヂでコワイ。 N「このハシゴは登れるけど、降りられませんよね~」 K「そうだな~、つま先なら良いけど、かかとを乗せたくないよな~」 |
このロープ場もキツカッタ! | |
先を行くダマさん。 | |
向こうは凍ってる | |
K「ダマさんはえ~なぁ」 D「いや、コワイところはさっさと通り過ぎる方が良いんですよ。」 |
うめぇ~ N「今度は演技しちゃってるからダメですよ~」 |
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K「この道のどこが『ハイキング』なんだよ」 | |
N「ここは重低心クラブには厳しいですよ~」 んん N「あ、低重心でしたね」 K「イイよ分かるから。」 |
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ハイキングコースを進む! | |
カメラを向けるとポーズを決めるこのお方 | |
8:54 D「おいおい随分来たのにまだ30分もあるのか」 |
この付近は平坦。 確かに木々の間から白い何かが見えている。 |
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見えてきた~~~ | |
ワクワクしながら進んだ。 |
K「こりゃ~進まないよ。富士の山頂みたいだ。」 N「あ、分かります。馬の背ですね。(レポ)」
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すぐに登ったら勿体ない。もう少しデジイチタイムを楽しもう。 |
足下はこんな感じ。踏み込むとさらさらと砂が流れてしまう。 レポを作りながら分県別登山ガイド 山梨県の山を読み返すと『砂に潜る最後の急登は苦しい』とあるが、良く分かった。 そういえばこの本をtantoに積んだままだった。せめてコピーをとっておけば良かった。 |
この背景にマッチしてるかも!
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別世界にいるみたい | |
膝より低いアングルで狙ってみた。 |
遠くに鳳凰が見える。下には先程すれ違った人達。 |
ノンビリ上がってくる私。大分お待たせしたかも ダマさんも撮影中! |
ダマポーズ♪ |
食うかいさんはよくあんなところに行けるな~ K「オレ達は先に行ってるよ~」 |
お言葉に甘えてデジイチタイムを楽しんでいくことにした。 |
ちょっと霞んでるけど、ここからの眺めもステキ。 |
この手前の奇岩を入れてやろうと四苦八苦。 | |
目があった。役者だな~ N「もう一枚撮るんでそのポーズのままでお願いしま~す」 K「早くしてくれ、恥ずかしいんだ~」 (彼の数m後ろにはハイカーが数人) |
ここがステゴサウルスだな。ダマさんもウマイ表現を思いつくな~ ダマさんの昨年10月のレポを思い出した。 |
あのおっちゃんも結構アブナイ所に立っているな~ やっとこさ二人の居るところにたどり着いた。 |
二人が見下ろしていたのはこんなところ。 こわ~~~ |
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おっちゃんは何度もここを訪れており、この岩も数年前までは、この先が3m程伸びていて、そこで撮った記念写真があるそうだ。 |
怖いけど、下を撮っておこう。 | |
落ちたら絶対に助からない・・・ |
上画像の右側 |
ダマさん達は何処だ? げげ、向こうか! |
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なるべくなら通りたくないな~ | |
ついつい下を見てしまう・・・ 心臓の音が聞こえた |
一年前の雲取を思い出した。 |
N「今日はちゃんとコッフェルを持ってきたんです。1600mまで来ればもうちょっと寒いと思ったんですけどね~」 | |
K「撮ってくれ」 N「あ、南アルプスの天然水ですね。でも、甲斐駒は霞んじゃってますよ。」 K「イイの、イイの」 |
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今日のメニューは緑のたぬき(買う時点でこれを考えていました。) 今回も食うかいさんは私が食べているところを合計5カット撮ってくれた。サービスが良いなあ。 |
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食後、山名標が空いた時を狙って N「久々に山梨百名山が増えました。」 ・・・ レポを作りながらビックリ。なんと8月の富士山以来だった。そういえば、最近開拓していない。これが61座目なのだが、残りは府中から遠い山と富士の見えない山ばかりなんだよな~ |
10:38 下山開始。 | |
N「これはキツツキですか?」 K「いや、松食い虫だろうね」 |
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お、すげ~なあ シカが食っちまったんだ。 |
K「ここが三角点だ。ここが本当の1660mって訳」 「さあ今度はのぞむさんの番だよ。いってみよ~」 げげ、ここで振ってきたか~ |
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N「このポーズ辛いんですけど~」 K「もうちょっとそのままな~」 んん、視線を感じる。 食うかいさんの後ろに年配の夫婦が立っていた。 ちょっと恥ずかしかったな~ (さっきのお返しか・・・) 「ワタシ達は三角点をタッチしに来たの。あなた方は?」 奥さんの問いかけまで覚えているけど、食うかいさんはどう切り返したのかな~ |
気持ちの良い道を進む。何組か登ってくるハイカーと出会った。 | |
N「木々の合間から見るアングルも好きなんです。」 |
雨量計。昭和52年設置とあった。 | |||
歩きやすいノンビリ道。 | |||
K「ほら、こんな可愛いやつがあるよ。」 | |||
まだまだなだらかな道
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ようやく傾斜があった。下らないと帰れないしね。 | |||
D「天保・・・」って書いてあるね。 K「1800年代だね。」 D「ってことはこの道は200年前から有ったってことだよね。」 この二人の会話って深いな~ |
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続々と登ってくるハイカーと出会った。 | |||
この付近は間伐されている | |||
そうだよ。これは大事だよね! ACでも伝えて欲しい位だ!? そう、マナーと言えば・・・ この付近からお腹のカラータイマーが点滅していた。この症状は富士山の時と同じ。多分実は出ないんだよな~ ちょっと茂みに入るのはマナー違反になっちゃうので、数分おきにやってくる腹痛を我慢していた。多分すれ違うハイカーへの挨拶の声も裏返っていたんじゃないかな。 |
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段々ミツバが目立つようになってきた。 |
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11:47 駐車場へ 朝よりもずっと車の数が増えていた。 |
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K「矢立石はあれかな~」 |
今度は私が助手席を倒して後ろへ。 んん、なんだかシートベルトが長いな。 あ~、これは助手席の分だ! ・・・ 「おいおいレポのネタを作っているね~」 |
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林道の路肩には富士山や大弛峠の林道ほどではなかったものの、随分下まで車が停まっていた。上2つに比べると道幅が狭いので、運転には気を遣うだろう。 ちなみに分県別登山ガイド 山梨県の山には『下から登っても1時間ほど』の表記もあった。登山そのものを楽しむならそれも有りかな。 途中2回すれ違いがあった。特に2回目はこちらの車が数十mバックして道幅の広いところまで戻り、下からの車を行かせてあげた。tantoだったら、相当ビビったところだったが、食うかいさんは普通にこなしていた。ちょっと格好良かった! |
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予め着替えなども車に積んでおいたので、直接尾白の湯を目指した。(地図) 公園の入口で入園料200円を取られるのはビックリだったが、そこでもらう領収書の半券をお風呂で見せると入浴料が200円引かれるシステムだ。 前日に来たダマさんの案内で広い公園奥のお風呂へ。お風呂の前の駐車場は空きスペースが無かったため、「下に置いてくるので、2人は先にどうぞ」との提案に甘え、私とダマさんは先に行かせてもらった。 この提案はちょ~~~有り難かった! |
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じゃあいつものヤツを! |
このタオルの意味が分かる人は食うかいさんと話があうだろうな~ |