h22.10.16 金峰山2朝日岳3
前回へ

この土日の天気予報は雨・・・この週末の山行は諦めていた。ところが14日の木曜午後に天気予報が好転し、土曜日に晴れマークがついた!前々から行きたかった金峰山に行くチャンスが到来だ!sanaeさんのレポをは「紅葉は3連休が見頃」とあり、行きたい気持ちはあったが、その3連休は絶対に檄混みになるので11日は笹子雁へ出かけた。また、金峰山に行くなら帰りの心配をしたくないので、日曜は無理。来週から仕事で2週間は出撃できない。紅葉もそうだが、あまり時期が遅くなると雪が降って大弛に辿りつけなくなる。
色々な条件が重なり、行くならこのタイミングを逃してはいけないと急遽15日金曜夜の出発を決めた。


金曜は早めに仕事をきりあげ、18時少し前に帰宅。大急ぎで夕食をすませ、山行の荷物を車に詰め込んだ。自宅近辺では一番安い国分寺のGSで満タンにし、ダイソーでドリンクとアメを補充して、府中を脱出したのが19時頃。幸い高速は順調に流れ、20時半頃に勝沼IC。ここからが良くなかった。7月に行った際に勝沼で細い道をうろうろした記憶があったので、20号に乗って等々力交差点を右折、411号を北上する・・・はずだったが、その交差点を見落とし、随分先まで行ってしまった。結局石和(行き過ぎ)から140号を経由して雁坂トンネルを目指す・・・はずだったが、結局塩山駅付近にたどりつき、県道38から140号。これって7月と同じルート・・・ああ何やってんだか。ナビを買った方がイイのかなぁ

大分遠回りをして大弛峠に辿りついたのが22:20頃。翌朝は早いのにぃ〜〜
海の日の3連休だった7月と違い、駐車場には5,6台程度。駐車場から見えるそらはどん曇りで星も見えない。今晩は国師付近でバルブっている人は少ないだろうな。

風は無く、涼しい位だったが、翌朝はどれくらい冷え込むのか予想がつかない。前だけでなく、両側と後ろ側の窓をアルミシートで貼りめぐらせ、いつもの写真を撮ったのが22:40。この日もさっさと寝ることが出来た。

ZZZ

んん、何だか車が揺れるような・・・風か!それに寒い。大分気温が下がっている感じだ。携帯を見ると2:06。外の様子をアルミの隙間から覗くとヘッデンの灯り。これは絶対にバルブ狙いだろうな。アラームをセットした3:30には時間があるので、意地でも目を瞑った。

3:30のアラームで目を覚ましたが、空は相変わらずのどん曇りで強風。起きて動いても空振りか。ならもうちょっと寝るか・・・数分間悩んだが、せっかく来たのだから頑張ることにした。ノロノロと靴下を履き、ジャージをラガーシャツとフリースを重ね着、さらにダウンも着こんだ。とりあえず小用を済ませた。(え、どこで・・・それはまあ)

さすがに食欲は無かったが、パンとヨーグルトそして、タッパーに詰めたご飯を頑張って食べた。

車の外に出て、準備していると目の前をヘッデンを点けた人が通った。尋ねると国師を目指すとのこと、そりゃ〜そうだ。この時間から金峰山方面に歩きだす奇特な人は居ないだろう。正直予定変更して人が居そうな国師にするか迷ったが、やはり最初の考えを通すことにした。

ようやく準備が出来て、歩きだしたのが4:35。日の出は5:45頃と分っていたので、朝日岳まで頑張れば一時間。ギリギリかな〜

クマ鈴とあなモニをジャンジャン鳴らしながら歩きだした。最初の階段状の登りは風が通らず、あっという間に汗をかき、フリースを1枚脱いだ。その後麻木久仁子のニッポン政策研究所に番組が変わり、朝っぱらから小難しい内容だな〜と思っていた頃、朝日峠のケルンへを通過。ここを過ぎると木々の合間から富士が見えるようになってきた。曇っており焼けていない。とにかくスピードを上げた。

すっかりヘッデン無しでも周りが見える明るさになり、焼けの時間には間に合わなかったなと感じていた頃、見覚えのある岩場(朝日岳東の肩)に到着(5:45)

ここは風がビュ〜ビュ〜吹いており、汗が冷えてはいけないと大急ぎでフリースと、ダウンも着こんだ。昨晩念のために買っておいたホッカイロをポケットへ。
そして、ゴリラポッドにデジイチをセット。今回は始めからここで日の出を狙おうと考えていたので、重い三脚ではなく、これを持ってくることにしたのだ。
5:51

暑い雲が富士の上にあり、焼けなかったが、むしろこの光の感じが面白かったかも。
6:01

ハケのような雲がちょっと面白いが・・・
北東側の雲がイイ感じだ。
6:10
どうやら今年2回目の冠雪があったようだ。
シルエットになっているのが、国師かな
撮影の合間にパンをもう1個食べ、少し先の7月にダマさんと一緒に撮ったポイントを目指した。
6:28

山頂の手前で
数分後山頂の西側へ移動。
6:38

まずは富士の方向
その右(北)側
さらにその右(北)側
この雄大な雲の前では南アルプスがすっかり脇役だ。
五丈岩がデカイ。
今日はあそこまで行くぞ〜
写真を撮っている頃、ソロ男性2人が通過。山頂は賑わいそうだな〜

6:50頃出発。写真を撮りながらのんびり進む。 暑くなり冬ウェアをザックに載せるが、フリースとあわせて背中のザックがパンパンになった。途中で2人に抜かれた。ザックがデカイのは言い訳じゃないし、今更CTなんて気にするはずもなかったのだ。

8時頃生島淳さんのコーナーは日本プロ野球の話題から始まり、メジャーリーグでのプレイオフに話が進んだ。その中で、生島さんが大好きというSFジャイアンツのティムリンスカムが子どもの頃、父親がピッチングフォームを教える際に1$札を置いて、ここまで足が届いたらお金をあげるというやり方をしたといういかにもアメリカ的なエピソードを紹介していた。生島さんはホントに話題が豊富で、キラ☆キラ月曜日のコーナーも毎週楽しみだ。

この前後に『賽ノ河原』に登りついた。目の前に広がる大展望に思わず心の中で歓声を上げた

8:01

南アルプスがズラリ
その右(北)側

え、広角過ぎて良く分らないって・・・確かに!

実はここで撮った画像が十数枚あってどれを使うか迷いました。
八ヶ岳と瑞牆山
ケルンの向こうは・・・甲武信辺りかな?
足下には去年8月泊まった金峰山小屋。ホントは今シーズンにまた行きたかったな〜
いよいよ山頂に向けて出発!

岩がごつごつして道を選びながら進んだ。

前回は見つけられなかった団子3兄弟の標柱(多分、この辺に△点があったのかな)とセルフタイマーでパチリ。
8:37 携帯画像。写メを送りたかったが、勿論ここは圏外。

次々にハイカーが辿りつき、歓声をあげていた。

ミニ三脚を富士と五丈岩が両方入る位置にセットし、再びセルフタイマーでパチリ。誰かに頼むことは可能だったが、アングルにこだわりたかったんだよね。

まだ9時前だがカップ麺タイム!勿論「食べているところを撮って下さい」
食後はまたまたデジイチタイム!
五丈岩を見上げる

どうですか、この存在感!
再び南アルプス。雲が大分ばらけてきた。

足下には千代の吹上など
八ヶ岳方面
北岳
甲斐駒

利子天がくっきり
御嶽山

この特徴的な山容は間違いない!
これが見えたのは昨年9月の権現岳以来だ。
編笠山の奥に乗鞍岳
編笠〜赤岳
瑞牆山
八ヶ岳の大分右(北)側
ズーム!

初めて見る山だが・・・エアリアを見て悩む。ひょっとして浅間山?
9:29 ザックを置いて、デジイチと交換レンズを持って、五丈岩の右(西)側に回り込んでみた。
下(千代の吹上)から登ってくると、五丈岩はこういうシルエットなんだよね。
あの時はガスガスだったけど
山頂に着いてから何枚も富士撮っていたが、どれも光の具合がイマイチだった。

その中で雲の動きがダイナミックなこれを載せることにした。
千代の吹上を前景にして西側

手前は黒富士や茅ヶ岳なのかな〜
その右(東)側
今日は楽ちんだったが、去年はあれを登って来たのか〜。
お、向こうから登ってくる人が見えた。その内の一人に話を聞いた。6時に瑞牆山荘を出発したとのこと。
ってことは3時間半か〜早いなあ。
下に見えるアノ岩は?
一旦ザックの所に戻り、今度はコーヒータイム。まったりしていると五丈岩に登る猛者が数人居て、ハイタッチしている。しかも、そのうちの一人はデカイカメラでこちら側を撮っている。どんな眺めなんだろう。勿論マネしようなんて気持ちはさらさらなかったが。

今度は岩の左側へ回ってみた。『黒平 4時間』とある。下山でこれとは、遠いなあ〜
大学生らしき若者のグループが地図を片手にうろうろ。山岳部かワンゲルかな。
N「黒平に降りるんですか?」
「いえ、後輩を指導してますんで・・・」
会話になっていなかった。
大菩薩湖(上日川ダム)だと思っていたが、地図を見直すと荒川ダムかな。

ってことは・・・
h17年末は あの辺りに見える羅漢寺山からこっちを見たんだよな〜。その時は金峰山に登るなんて想像も出来なかった。
見下ろすと紅葉がイイ感じだ。
さすがにもうイイだろう。降りるとするか。(多分10:30頃)
続々登ってくるハイカーと挨拶した。
10:35

まっすぐ賽ノ河原を進もうと思ったが、ちょっと寄り道。
国師がデカイ。ここから下山ルートは見えない筈。手前は鉄山だろう。
左の岩が賽ノ河原
ここまでレポをご覧の皆さま、何だかいつもとレポの雰囲気が違うことにお気づきですよね。
富士山や南アルプスなど遠景は沢山出ているのに登山道の様子や何よりも山頂標やカップ麺のお約束画像がありません。こうしてレポを作りながらやりにくいのなんのって・・・


そう、この画像のほんの数分後に悲劇が待ち受けていました。

10:50頃(※)
手前に岩場があり、その向こうに八ヶ岳がズラリ見えているな〜ってアングルでコンデジでパチリ。ちょっと移動しようとポケットにしまったつもりだったが、足下に気をとられているときにふとコンデジを落としてしまった。

コロンコロン

イイ音がした。

コンデジは無情にも大岩の隙間に吸いこまれて行った(逝った)。


え、まぢ!

・・・





冷静になれ!

自分に言い聞かせてみた。

とりあえず、ザックを置いて動かせそうな小岩を退かして下を覗きこんでみた。

さっぱり分らない。

「あ、どうしたんですか?」通りがかかりのハイカーの声。

N「いや、ちょっと落し物を・・・」

ホントはちょっとぢゃないんだよな〜。

金額的な損失は勿論だが、何よりもここに至るまで数十枚撮った画像がパーになったのが、痛かった。

・・・






まあイイ。これもレポのネタだ!

気持ちを切り替えて上の※をデジイチでパチリ。
そして、

ここに落としたんだぁ〜

と現場検証。これじゃあ諦めるしかないでしょ。
この後のレポをどうしようと思いながらリスタート
11:00 デジイチで朝撮ったケルンをもう一度パチリ。相変わらず人が多い。
このロープの奥が下山道。
デジイチを首から下げて下山したい所だったが、こけてデジイチまでどうにかなったら目も当てられない。再びザックにしまって下山することにした。
急ぐつもりも無かったが、次々に登ってくる人たちに道を譲っていたお陰で彼らの事を観察できた。やはり中高年以上の皆さんがソロ、夫婦、団体さん・・・と多かったが、特徴的だったの若者が多かったこと。大弛峠からの楽チンコースならともかく、岩登りの瑞牆山もそうだったやはり。若い人はメジャーな山を目指すのだろう
11:25 (携帯画像)鉄山の山名板。ただし登山道はピークを巻いて付けられており、ホントのピークはずっと上。
ここで一休み。まあノンビリ行こう!
11:39 (携帯画像)この辺から登り。結構大変だ。
11:43

朝日岳へ登り返す途中で五丈岩を振り返る。
(携帯画像) この付近も立ち枯れのシラビソがイイ感じ、ここは小ピークで一旦下る。
11:55
あれが、朝日岳か、あそこに登り返すんだな。

ランチタイム中のおっちゃんに挨拶すると「登る前に荷物を軽くしておこうと思うんだ」と話しかけてきた。彼は大病を患ってリハビリのために山を始めたら病みつきになってしまったとのこと。
(携帯画像)朝日岳への登り。距離は短いが、ここの傾斜が一番キツイと思う。

山頂西側のベンチでは中高年の団体さんがランチタイム中。金峰山までの道のりを尋ねられたが、「あそこに見える鉄山は巻いてしまうので、楽チンですよ」と軽〜く返事・・・あってるよね。
12:08
朝撮ったポイントだが、随分雰囲気が違う。
富士の裾野は大分隠れてしまった。
数枚撮って先へ。この先にも撮影ポイントが幾つもある。
何て立派な雲だろう。すっかり山々が脇役だ。
雲を撮っていたら、こんなアングルも試してみたくなった。
数分で再び朝日岳東の肩へ。ここでもランチタイムを楽しむ楽しむ人たちが数人。この展望がサイコーのおかずだよね。


来夏にはシャクナゲが目を楽しませてくれるんだろうな。
え、富士は・・・ちょっぴり写ってま〜す
北東側

朝も撮ったが何処が見えているのかな〜
13:05 朝日峠 『大弛峠30分』の表示がある。ここで最後の休憩にしよう。ハムパンを食べ、まったり・・・

ここにあったダケカンバの大木(勿論見分けがつくはずもなく、案内板があった)
あと少しの距離を一気に行く筈もなく・・・
え、富士は・・・ちょっぴり写ってま〜す
うろこ雲にうっとり
13:45 (携帯画像)ゴール!

昨晩は数台だったが、今はずら〜〜〜り並んでいた。中にはオートバイや自転車もあった。
汗臭いウェアを着替え、靴の泥を落とし、のんびり出発。

駐車場に入りきらなかった車が片側車線を塞いでおり、7月程では無かったが、それでも数十m程繋がっていた。

昨晩は早く着かないかとそればかり考えて運転したが、この林道はとても眺めがイイことに気付いた。数kmはバックミラーに気をつけながら風景を楽しみつつ運転していたが、せっかくだから撮影していくことにした。
14:19 え、右側に停めちゃダメだろって・・・いやまあ
あれ、レポを作っている今見るとどうってことないか。でもこの時は何だかステキに見えたんだけどな〜
さらに数km下ったところで、車が7,8台停まっている所があった。

これは何かあるのか?

車だけで人は居ない・・・(この画像は後で撮ったので、ここには写っています)

私も停めて付近を散策してみた。
カラマツの黄葉と雲がイイ感じだ。
五丈岩をズーム!

この存在感はスゴイな〜
車に戻ると年配男性が二人談笑していた。話しかけてみるとこの辺で○○が採れるとのこと。
さらに数km下って、今度は黄色ではなく、を発見。またまた車を停めた。
今シーズンは紅葉と富士を撮りたいけど・・・どうかな〜
いつもはコンデジでパッと撮るけど、こうしてデジイチでPLを利かせて撮るのって楽しいね。
満足して、今度こそ下ることにした。しかし、この林道を通ったのならアソコに行かねば!









のぞむの行動パターンはもうお分かりですね。
15:09 金峰泉♪
このお風呂は昨年6月以来もう4回目。今までの3回は他の入浴客が殆ど居なかったが、今日は先客が3人に、私の後に2人。洗い場渋滞になっていた。
これは望の富士山で宣伝した効果かな・・・(思い上がりだっつーの!)

ちょっと混んでいたが、ここの温かいお風呂と冷たいお風呂は大のお気に入り。今日は足に来るほど歩いていないが、疲れを癒す、いやコンデジショックを忘れさせる程リラックスできた♪

16時前の微妙な時間で小腹も空いていたが、今日はここの美味しい食事はとらずに帰ることにした。

玄関で年配の御主人に声をかけられた。

「お客さんまたいらして下さって有難うございます。今日はお食事は如何ですか」

N「うわ〜覚えてくれてましたか、嬉しいな〜。今日は一人なのでこのまま失礼します。」

ここの食事が美味しいことは分っていたので、やはり食べていくか迷った・・・

いや、今日はコンデジが無い!

勿論携帯はあったが、室内ではキレイに撮れない。画像無しでここでご飯を食べるのは勿体ない気がしたのだ。

塩山市内に戻り、すき屋でさくっと夕飯を済ませた。そう、ここで食べるなら画像が無くても悔しくない。

その後は20号でひたすら帰ることにした。3連休では無かったのでそれ程渋滞は無かったが、昨晩はそれ程寝ていないのが効いてきた。いくらホールズを舐めていても、眠気に耐えながら運転するのももう限界。上野原(だったかな)のコンビニでトイレ休憩の後、シートを倒してはっきり寝ることにした。

ZZZ

アラームを使わなかったが、小一時間で自然に目が覚め、再び帰路へ。

どうにか帰宅できたのが20時半。さすがにへとへとだった。この日はパソコンをつけず、携帯からmixiに帰宅の報告をして、ベッドへ。

HOME 次回は11.3 三頭山
inserted by FC2 system