h23.4.30 百蔵山9
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世間的にはGWなのだが、今年度はとても忙しく、4.29と5.1に仕事があり、この貴重な土曜日の行き先は近場で楽しめる山の中で考えることにした。新しいコースを調べる時間もなかったので、3年前のGWに花と富士を堪能出来た百蔵に決めるのにそれ程時間は掛からなかった。

当日は4:30にアラームをセットしたもののなかなか起きられず、5時少し前に起床。ベランダから空を見上げると薄い雲がかかっており、青空は見えていなかった。昨晩見た天気予報では晴れだったのだが、この季節はこんなものなのかな。
味噌汁を作り、洗濯物を干すなど家事をこなして、自宅を出発したのは6:30過ぎ。出発する頃は結構涼しくウィンドブレーカーを羽織るほどだった。

中央線は制服姿の中高生に混じって中高年のハイカーの姿も多く見られた。GW2日目の晴天に皆ウキウキなのだろう。
アラームを猿橋到着の3分前にセットしてZZZ

8:10頃猿橋に到着。私の他にも数人のハイカーが降りた。

20号のセブンで小さめのオニギリ弁当を買った。今日は百蔵だけなので、それ程量はいらない。水はアソコで調達すればよいのだからここでは買わなかった。

8:22 左が百蔵、右が扇山

何度も撮っているアングルだが、つい撮らずにはいられない
県道を越えてから舗装の急登へ。ここを登らないと登山口にすら行けない。毎回そうだが、ここがキツイのだ。汗がしたたり落ちる!アソコで水を補給するつもりだったが、我慢できずに自販機で小さめのペットボトルのジュースを購入した。
大月市営グラウンドの八重桜が満開。

キッチンカンパーニュ付近で振り返ると富士が見えた。
この暑さで見えるとはラッキーだ。
上画像の数分後。クリアな富士を近くで見たのは久々だ。
その後もボロイが一応舗装の急坂を登った。アスファルトがジリジリする感じだ。ホント暑かった。
9:08 和田美術館

先程下で富士の写真を撮っていた頃に私を追い抜いた健脚のオバチャンが靴を履き替えていた。

私もここでスパッツを履き、一応クマ鈴をセットした。

樹林の中に入ると先程までが嘘のように涼しく感じた。

何かの工事を行っているようだ。作業員のオッチャン達に挨拶して登った。

登山届けを出せるところがあったので、一応書こうかと思い、フタを開けてみたが、用紙が入っていなかった。ダメじゃん!

さあアソコで水をたっぷり汲もう。この水は美味いのだ。
あれ








カモノハシが無い。そうか〜、前回洗った後、ケースに戻していなかったのか。
さて、どうする?

とりあえずさっき買ったペットボトルを一気に飲み干し、それに水を汲んだ。でも、これは小さめの容器なので、途中で残量を心配しながら登るのはストレスに成るだろう。え〜い、仕方ない!一旦戻るか!

ザックを脇に置いて、元来た道を戻った。丁度家族連れ、中高年のグループが登ってくるところだった。
ちょっぴり恥ずかしかったが、気合いで「おざ〜す」を繰り返した。

自販機で500mlのスポドリを購入。

この付近で見えた富士はもう霞んでいた。まあ仕方ないか。
ペットボトルだけを持って、再びこの舗装の急坂を登った。
先程の水場へ戻り、時計を見たが、結局30分のロスだった。やれやれ

もう富士も霞んでいるし、別に急ぐ必要もない。丹念に足下を見ながら進むことにした。
タチツボスミレ

ホント、この花はあちこちにあるね〜
イカリソウ
ヤマブキが群生
ニリンソウだよね
タチツボではないスミレ・・・さて名前は?

マルバスミレ
こうしてあちこちで足を止めてパチリパチリやっていたが、その間に続々とハイカーに抜かれた。さすがにGWだ。人が多いな〜・・・でも、こんなに花が咲いているのに写真を撮っている人はそれ程多くなかったように思う。勿体ないな〜
これも気になった。花は皆下を向いているのだ。
上手く撮れなかったが、雰囲気は出ただろうか。

さて名前は→モミジイチゴ
10:25

もうすぐアノポイントだが、薄曇りで太陽が隠れている。これは期待できないな〜
ほらね
まあ一応見えただけでも良しとしないとね
3年前はこんな風に見えた。ここは名付けて第一富士ポイントなのだ。
ここから先はそれ程花は目立たなくなってきた。標高が上がったから?
ツツジの芽がこんなに沢山!

これが開花して、見頃は来週か、それとも再来週か
これは?

クサボケ

4月の浅間山でもうすぐ開花するって話があったのが、これか。
ヒトリシズカ

ちっちゃくってくぁわいい〜
葛野集落への分岐(第二富士ポイント)を過ぎるとあと少しで頂上だ。

この付近で再びヤマブキが目立つようになってきた。
11:05
声が聞こえてきた。山頂では十数人がランチタイム中だった。
隣に居た男性にシャッターをお願いした。
一応山頂からの富士・・・

そういえば、ここに来るのはもう9回目だが、ここからクリアな富士を見たことの方が少ないんだよね。
今年は桜の開花が遅かったので、ひょっとしてここのヤマザクラが咲いているかと思ったが、殆ど終わりかけだった。
あれれ、百名山の標柱が惨めなことになっているじゃないの。
これは一昨年夏のもの。この時点で結構ぼろかったんだけどね。ヨッシーさん達が愛する茅ヶ岳と違って、標柱愛が無いのかな〜
下山は東ルートを選択。あのマゾ急坂を下りたらどうなるのか、試してみようって訳だ。
下り始めたところで、ヘトヘトになっている男性コンビと出会った。登り優先と思ったが、先に降りてくれとのことで、行かせてもらった。
この道は4年前の3月同年10月に登ったが、初めて来たときはこの角度に驚き、秋に同僚を連れて来たとき、彼らも大変な思いをしたものだ。2回目以降は分かっているから多少なりとも余裕が出来るのだが、このとき出会った彼らも初めてだったと思う。(何をエラソーニ!)

登りは勢いで行けるのだが、下りの方が気を遣うかもしれない。ステッキを一番長くして、一歩一歩慎重に降りた。
急坂を下から・・・やっぱり大変だよね。
急坂が終わり、傾斜が緩くなったところで、足下を見る余裕が出て来た。

お、フデリンドウ!
ツバキ

この花もあちこちで見ることが出来るが、この山では今時分が旬のように見えた。
あれ、ひょっとしてあの色は・・・

近づくとやはりミツバツツジだった。この山はヤマツツジがメインだと思っていたが、ミツバを見つけることが出来たのはホントにラッキーだ。
テンションの上がる花ってあるよね。
デジイチタ〜イム♪
f5.6
少し絞ってf8
ちなみにここはこの指導標の直ぐ上。下から来たときにはこの先でマゾ急登があるという目印になると思う。
ヤマツツジはもうすぐかな
ここにもヤマブキ。
あれ、この黄色は違う・・・ミツバツチグリかな?
そうそう、この先は舗装道まで一本道なんだよね。
ちっちゃ〜い・・・名前は? →ツルカノコソウ
何しろこのサイズなのだ。
12:48 舗装道へ

スパッツとステッキ、クマ鈴をしまった。
浄水場の下の公園の八重桜が見事だ。
13:05 グラウンド脇を通過。予定通りにアノお風呂へ行くことにした。
13:27
一昨年の夏に初めて来て、ここの雰囲気が気に入り、今回が3度目だ。

女将さんに「昨年の春に来て以来なんですが、覚えていますか?」
と問いかけたが、わからないとのお答え・・・う〜ん、印象が薄いのかな〜
中に入ると先程山頂でランチ写真をお願いした男性が丁度お風呂を出てきたところだった。話をしたい気分だったが、何しろ汗びっしょりだったので、先にお風呂をいただくことにした。

前回は扇山と繋いで相当歩いた後だったが、この日は百蔵だけ。でも、ちゃんと登山靴を履いて歩いたのは2月の石割山以来だったので、達成感はそこそこ得ることが出来た。
ここは露天では無いが、この日は窓が開いており、イイ感じの風が入ってきてノンビリ過ごすには最適だった

広間に戻ると先程の男性も瓶ビールを楽しんでいるところだった。これ幸いと2回目の記念写真をお願いした。彼は相模原にお住まいで、若い頃は高い山にも登っていたが、最近は百蔵のように日帰りの山行が多くなってきたとのことだった。勿論名刺を渡した。
この日は採れたてのタケノコのおひたしをサービスで出してくれた。
歯触りが心地よく、美味しかった〜

彼とその数分後にやってきた年配の夫婦はこの本を見て、このお風呂を知ったそうだ。このお風呂は穴場のままでいて欲しいのだが、段々メジャーになっちゃうかも・・・
女将さんにまた来ることを約束し、ノンビリ駅まで戻った。
次の中央線までは20分以上も余裕があった。
改札前で野菜を売っていたので、ほうれん草などを買い、今晩の夕食に使うことにした。
少し待たされたが、やって来たのはラッキーなことに東京行き。そこそこ空いていたので、座ることが出来た。国分寺到着の5分前にアラームをセットしてZZZ

☆花の名前はかずさんに教えてもらいました。ありがとうございました。

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