h21.大晦日 日向山のはずが○○山
昨日へ

 タイトルでネタバレ感はありますが、まあ大目に見て下さい。

 石和温泉YHで5:00起床。同室の二人を起こさないように。そ〜っと部屋を出た。この日もペアレントは笑顔で見送ってくれた。

 YHの駐車場に停めておいたtantoに乗り込むと、ビックリ!

 フロントガラスが凍って前が何も見えない!

 エンジンをかけ、ワイパーを回し、エアコンを窓側に向けてしばらくしても埒があかない。テルモスの紅茶が少し残っていることを思い出した。もう温くなっていたが、それを直接かけてみたところ、大分マシになった。
 そういえば昨晩見た天気予報では『大晦日と元日は日本海側と西日本は大荒れ!寒い年越しとなります。』だったよな〜。先が思いやられるよ〜。

 20号へ出て、朝飯ポイントを探した。よし、今朝は吉野屋にしよう。

 車を停めて、ふと気付いた。





 財布を忘れた

 わっちゃ〜、そういえばYHの枕元にウェストポーチを置いたままだった!

 急いでYHに戻り、そ〜っとドアを触ってみた・・・バッチリ鍵がかかっている。そりゃそうだよね。その為にペアレントは普通はあり得ない早朝(時には未明)に起きてくれているのだから。ホントに申し訳ないと思いつつ、YHへ電話をしたところ、ほんの数分でペアレントが出てきた。お礼を言い、財布を取り、再出発。

 それにしても、昨晩のレポで『忘れ物王子』との称号をもらったと書いたが、またやっちまったよ。昨日の充電器もそうだったが、YHに財布を忘れたのも初めてだ。ホントどうにかしているよ〜

再び20号の吉野屋へ

5:37 今朝は5時を過ぎているので、こうして『朝定食』を食べることが出来るのだ。勿論納豆定食&ゴボウサラダを注文!(食物繊維がポイント!)
←のように納豆で半分、生卵と焼き海苔で残り半分を頂いた。このどんぶり飯って普通のお茶碗2膳分はあるよね。
 食べ終わったら、吉野屋の駐車場にあった自販機でホットコーヒーを2つ買い、テルモスに入れた。これで準備OK!
 20号へ戻り、今度こそ『道の駅はくしゅう』を目指してGO〜WEST!


 さて、朝の20号は快調に流れたが、運転しながらあることを待っていた。




 そう、食後に胃腸が動くのを待っていた訳で・・・



 韮崎市内のセブンでトイレを借用。お、ウォシュレットだ!

 さて、今回白州に向かう時に楽しみが一つあった。それは昨年11月にかずさんと茅ヶ岳に向かう際、中央道から見えた朝日に染まる南アルプスだ。当然高速では路肩に停めて、撮影することも出来ず、隣で撮影するかずさんがとっても羨ましかったのだ。今日は下道(20号)なので、それもどうにかならないかなと思っていた訳だ。

 ところが、20号から見ると南アルプスは手前の山(櫛形?)で裾野が隠れているし、ぼんやり明るくなってきた空には雲・・・あぁ〜天気予報の通りだ〜と思いながら運転していた。(脇見運転?)

 そんなとき、







 あ、富士が見えた!

 そう、進行方向の南アルプスを気にしていたが、バックミラーに明るくなってきた空に富士が写っていたのだ。(振り返るほど愚かではありません。念の為)

 こ、これはぁ〜!!!

 市内を走っているので、何処か見通しの良さそうな所はないか、左右を注意しながら運転した。

 『神代桜 3KM』の標示が目に入った。(地図)20号を左折、数分で田圃の中の道に出た。tantoを脇に停め、三脚をセット!
6:37

この画像を見れば、のぞむが取った行動もご理解いただけるでしょうか・・・
ズーム
富士撮影ポイントから10分程で道の駅 はくしゅうへ到着 (6:53)

今日は大晦日。施設は営業していなかった。
なるほど、河口湖や鳴沢は凍結しているのか。向こうに行けばおNEWのスタッドレスを試せたなあ。
うーん、南アルプスは曇っているか〜

でも、朝日に染まる雲をパチリ!
 「おい、何をグズグズしているんだ!」って声が聞こえそう・・・実はこの天気になかなか日向山の登山口を目指す気持ちが湧いてこなかったのだ。

 ○さんにメールしてみた。

 『南アルプスは雲の中・・・正直迷ってます。とりあえず行ってみます。』
地図をパチリ。

白州中学校

公民館?
 
コテージの脇を通過して林道へ。一部荒れた所もあったが、凍結は無かった。

7:33 登山口の矢立石へ到着。昨日のマイナーな山と違い、人気のある山なので、先客が居るかと思ったが、誰も居ない。
さて、行くか・・・うーん、ちょっぴり不安・・・



ピロピロリ〜ン♪

あ、○さんからのメールだ。もうレスが来た。

「ここはスゲ〜いいところだ。晴れた日の方がいいよ」

うーん、そうだよな〜、でもせっかくだから・・・

まだ迷っていた。

そんなとき、


あ、雪だ!

先程から空は曇っていたが、積もるような降り方ではないが、雪が舞ってきたのだ。

これって、一昨年の釈迦ヶ岳と似ている・・・。いや、あの時は山靴を履いて、途中まで登っていた・・・

改めて思い直した。ビビリな位でイイのだ!

もう2度と失敗してはいけないのだ。

帰ろう!

引き返す途中で、4WD車が登ってきて、すれ違った。この車が先にあったら、登り始めていたかもしれない。

そう、これで良かったのだ。途中で小雪が舞ってくる方が怖かったのだ。




道の駅に戻り、○さん・・・もう分かりますね。食うかいさんに電話し、結局登山口で諦めたことを話した。(7:53)

色んな場面で彼にはアドバイスをもらっている。ホントに有り難い。

ステキな仲間をもってホントに幸せだ。





でも、まだ8時前。これでYHに帰るのは勿体ないのだ!
のぞむはこれくらいで、めげないのだ。

実は、昨晩の天気予報で日向山がやばかったら、もう少し標高の低い○○山に行こうと予め調べておいたのだ〜

さて、このレポをご覧の皆さんクイズです。のぞむはこの後、何処へ登ったでしょうか。

ヒントは山梨百名山!







ではありません。







 20号を東へ。穴山橋を右折。日向山の次に登ろうと考えていたのは荒倉山なのだ。昨日レポに書いた2冊の他に、分県別登山ガイド 山梨の山(以降で表記)には丁度日向山の次のページが荒倉山になっており、穴山駅から直接歩いて行ける山だったので、18切符の候補として考えていたが、甲州街道から行けることもチェックしておいたのだ。
え、『今回の年末年始のテーマは山梨百名山』のはず

・・・

ど〜んまい!
8:16  牛頭島公園駐車場へ。
を読むと登山口の龍珠院まで舗装道であることは分かったし、登山口に近いところに路駐することも出来そうだったが、あえての通り、この駐車場にtantoを置いて、歩くことにした。
そう、日の出に間に合わせるとか、昨日の達沢山のように暗くなる前に戻ってこようとか、時間の制限がある訳では無いのだから、歩きを楽しもうと思ったのだ。
出発前にパンでブランチ。
のんびり準備して、公園傍のセブンでトイレ(小)を借用。

8:46 出発!

『鳳凰山』が塗りつぶされた標示。にも書いてあったが、かつてはここを起点にして鳳凰を目指したそうだ。
細道を歩いていると富士が見えてきた。これは上でも見えるかな。

集落から舗装道を上る。
8:55 へぇ〜、案山子の指導標か
9:13 お、ここが登山口の龍珠院だな。

この画像の反対側はラインが引かれている訳ではないが、3,4台程停められそうなスペースがあった。
このお寺から数十m先で舗装は終わり、Y字路へ出た。直進する林道がにあった『荒倉林道』だな。
お馴染みの『熊出没注意』の標示の脇にマジックで書いてあったのは『山頂 3.36km』とは!う〜ん十m単位まで書いてある指導標は初めて見たよ。丁寧というか、お節介というか・・・同様の標示はこの先でも何度か出てきた。
この分岐を左に登山道へ進む。
9:26 に『古くからの峠道』とある言葉通りの歩き易い道。
たまに『立ち入り禁止』の黄テープがある。踏み跡は明瞭だが、過去にこちら方面へ迷い込んだ人が居たのだろうか。
9:43 この日もラジオを切っており、聞こえるのは自分の足音とクマ鈴の音だけ。うーん、キモチイイ〜!!
お、開けた!
コンパスで確認したところ北東側。あの雲の奥に何が見えているのだろう。
9:55 平川(たいらがわ)峠到着。画像右側へは『円池』へ通じる先程の荒倉林道と合流。ここの指導標には『荒倉山 1.97km』とあった。

ここは左折して、林道を歩く。
100m歩くと右側に指導標があった。
今度はこの通り、『1.87km』とある。うわ〜丁寧だなあ!
ここから尾根道へ
ここから先もそれほど傾斜の無い快適な道。
10:17 時々こうして高度計をチェックしている。お、丁度1000mか。(誤差はあるかもしれないけどね)
10:18 再び林道へ。に書いてあったとはいえ、ちょっと悔しい。
う〜ん、ここで記念撮影する人が居るとは思えないが・・・

それにしても案山子が多いなあ。
10:20 お、ここも眺めが良さそうだ。
太陽があんなに・・・薄暗い訳だ!
10:23 林道の終点
右側に登山道を示す案山子の指導標。
『1.2km 40分』今度は塗料で書かれている。つまりは、先程あったマジックの標示と違い、これは地元で作ったモノなのかな。
どっちにしても後40分だな。よ〜し!
10:30 ここも斜度はそれほどでもなく、快適に登る。

お、あれが山頂かな?
10:37 時々あるピンクリボンを目印に進む。踏み跡も明瞭。
傾斜がゆるんだ。踏み跡をたどり、先に進む。

10:50 お、ここも開けた。(北側)

どん曇りだが、何が見えるのだろう・・・
10:55 お、着いた!
荒倉山山頂(1132m)
不思議なポーズになってしまった。
止まったら、寒い!大急ぎでフリースとダウンを着込んだ。

あ、小雪が舞ってきた。
日向山では撤退したが、ここなら大丈夫。とにかく大急ぎで体を温めないと!

今日は大晦日!
そう、やっぱこれでしょ!
お湯を沸かしながら試してみると、バッチリここでもアンテナが立った!
「私はどこで年越しソバを食べているでしょう?」とクイズを送った。
←が添付画像。
ソバを食べて暖まったら、少し元気が出てきた。
デジイチを出し、コンパスで方向を確認し、富士の方向をパチリ。
う〜ん、裾野すら見えない。
小物も撮ってみた。
・・・
寒い訳だ!
11:30 下山開始。

 山頂からほんの数分で先程10:50に足を止めた展望ポイントに着いたところで左側を見ると・・・




お、これは・・・
八ヶ岳

裾野だけでもはっきり分かった。に写真が載っていたのはここだったか。
往路を戻る。(画像無し)
11:54 10:23に通った林道の終点へ。
12:02 ここは10:20に通ったポイント。おや、今度はさっきより見えるぞ・・・

瑞牆じゃないか!
 撮影に夢中になっていると、人の気配!お、今日初めて出会うハイカーだ!がっしりした体型の男性(私と同世代位?)で、ザックにGPSを付けていた。歩き出しを尋ねると寺の付近の路肩に車を停めてきたとのことだった。

 そして本の数分後に今度は年配の女性ハイカーと遭遇。昨日の大栃山、達沢山では誰にも会わなかったので、山の話が出来て、何だか嬉しかった。
12:11 案山子の記念写真ポイントへ。
には『林道を歩くと遠回りだが、富士を始めとする甲府盆地を巡る山々の展望にすぐれる』とあるのでその通りに歩くことにした。
12:29 下ってきた林道を見上げる。
12:30
東側の展望。
釜無川の奥に山々が見える。一つ一つは分からないが、イイ感じだ。
12:45

おっと、瑞牆と金峰だぁ〜!

すると手前に見えるのが、茅ヶ岳金ヶ岳」だな〜

(撮っている時点では分かっていません。レポを作る際にに載っていました。)
お〜し、
五丈岩も見えた〜!
あ、あの赤い橋は先程の穴山橋だな。ってことは・・・

←画像を拡大すると・・・
お、tantoが見えた!
12:56 平川峠
いやいや、楽しかった。に書かれているコースを歩くとこうしてイイ思いをすることが多い。著者長沢洋さんのファンになっちゃうよ。
この林道を直進して『円池』方面に進むと1時間半とあるので、さすがにそこまでの遠回りはもうイイ。往路を戻ることにした。

13:00になり、今日も小島慶子 キラキラを聴くことにした。午前中に書いたことと矛盾するようだが、この番組をライブで聴けるのは今(冬休み)しかないからね。
13:31 龍珠院へ。
クマ鈴を外し、ストックをしまい、テルモスのコーヒーで一休み。
掃除をしている方(ご住職?)と挨拶した。この山は結構登山者が多いそうだ。うん、確かにそうだ。急坂は無く手軽に登れ、所々で展望が得られるこの山は地味だが、なかなか良い。個人的には昨日の達沢山よりこちらを山梨百名山に入れたいくらいだ!
レポを作りながらチェックするとピカリさんご夫婦もh15.2にこの山を歩いていた。彼らが歩いた日は雪景色で、南アルプスもクリアに見えていた。う〜ん、羨ましい。このレポを読んだらまた行きたくなっちゃった!
往路を戻る。

寺から舗装道を下ってくると・・・

お、富士が見えた!(13:40)
(実際はこの画像は下のデジイチ画像を撮ってからこの付近の様子を示す為に撮影している。)

ズーム

シャンプー富士だ!
なんだか不思議なモニュメントがある。近寄ってみよう。
うーん、なんだこりゃ〜

ふーん、かかしカーニバル会場か、調べてjみた。円野町かかし祭り

なるほど、ここは『かかしの里』なのか、だから先程からあちこちにかかしがあったんだね。

あれが荒倉山だろう。
14:03 tantoへ

とりあえず山靴を履き替え、ウェアを着替えた。今日はもう山はイイ。
後は甲州街道をのんびり戻ろう。
15:14 新府城跡へ。
急階段を上ったので、展望がイイかと思ったが、イマイチ。
16:09 赤坂台総合公園。あの塔に登れば展望がイイかと今度は三脚を担いで行ってみたが、年末で営業していなかった。
あ〜、富士が雲の中だ」なんて思っていたのは、この公園では私だけだっただろう。遊具で遊ぶ子供達、芝生でサッカーをする少年、ランニングをする中高年。それぞれが公園を楽しんでいた。山梨の皆さんにとって富士は特別なモノでは無く、普通の風景の一部なんだろうね。
富士はこの通り・・・
これが平成21年の撮り納めってやつだな。
YHの夕食。今日は勿論年越しソバ!

紅白はなにやら大勢の男達が出ていた(EXILEというらしい)が、今年もどうでもイイ。今日の同部屋の二人とはそれほど話が盛り上がらなかったので省略。

明日は○ッ○ーさんと○○○湖で4:30に待ち合わせだ。○ヶ岳で初日の出を見るのだ。ペアレントに3時に出発することを伝え、21時前には布団へ。
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