h19.10.15 百蔵山4・扇山4
前回の富士は10.6  サムネイルをクリックすると大きくなります この山に以前登ったの登山記録

職場の後輩から「最近山歩きを始めたので今度一緒に山に連れてって下さい」と誘われた。しかも、「トレーニングをしたいので、キツイ山がイイです」とのこと。よーしまかせとけ今年の3月に通ったマゾっぽいコースに決定!。
参加メンバーはのぞむ隊長とJ司隊員、S太朗隊員の3人。15日の月曜は14日の仕事の代休。立川駅で待ち合わせて中央線へ。まだ朝早い時間だが通勤通学の人々で混んでいる。ザックを背負った私たちは明らかに浮いていた・・・

7:55 猿橋駅
甲州街道のセブンで昼食を購入。
葛野川に架かる橋から下を見て「良い眺めですねー」とピクニック気分の2人だったが、舗装の急坂に徐々に無口になってきた・・・

8:43にパターゴルフ場脇の百蔵山登山口でトイレ休憩。
3人とも汗ビッショリだ。それぞれがウエアを1枚脱ぎ、再スタート
8:50 ここから登山道




「大丈夫。最初は楽勝だから」
軽口をたたく隊長
そう、ロープのかかる急坂までは只の登山道だと半年前の経験で分かっている。まあそこまでの歩きはウオーミングアップのようなもんだ。
ところが登山道は3月と違い、木々が生い茂り、見通しが悪い。また、9月の台風の影響で倒木が多く、道を塞いでいる。楽勝の筈だが結構きついぞ・・・
でもどーってことないさ!そうだよ、「百蔵山」の分岐の表示が出るまでは一本道だしね








あれ、













道がない

あれあれ、3月に通った道だぞ。おかしいなあ。
明らかに登山道でないところを進んでいた。
「どうしますか、引き返しますか」不安げな隊員二人・・・

迷ったときの鉄則は「分かるところまで引き返す」であることは百も承知のつもりだった。
でも、今回は私が隊長なのだ。
「大丈夫。進んでみよう」
とにかく上を目指せばなんとかなるはずだと数分間明らかにヤバイ所を歩いたが、ちゃんとした登山道に合流。あー良かった。いやー頼りない隊長だよね。歩いたことによる汗の他に違う汗をかくこととなった。
9:28 分岐

ここで一休み。この分岐の数分後にあの急坂が来ることは分かっているからね。
3人それぞれが水分を補給し、お菓子を配りあったりしてパワーをチャージ。
さて、行くぞ!!
9:57 百蔵山頂上



ロープの急坂は20分弱で終了。登り着いた分岐を左へ。
@もちろん記念撮影!Aやはり富士は見えず・・・
各自おにぎりやお菓子を食べたりとここでもエネルギーをチャージ。J司隊員の梅シバはGOOD。コレは取り入れてみようかな。
隊長が持参したポットの熱いコーヒーは好評。「さすがですね。元気が出ますよ」の一言に鼻高々。これで先程迷ったことを少し挽回できたかな・・・
10:24 扇山を目指して出発

3月の経験で分かっていたが、ここからは急坂の下りなんだよね。@おそるおそる下る!S太朗隊員は2回ズルリ。無理もない。なぜなら彼だけはスニーカー。急に誘われて買う暇が無かったそうだ。A幅の狭い道を通る。「ここで落ちたらヤバイっすね」と余裕の2人。
11:05 宮谷集落への分岐 ここでも一休み。現在位置が分かるところで休めばどこまで歩いたのか分かるしね・・・
「いや、ホントに楽しいっすよ。」上機嫌の二人。
喜んでくれて有り難う。隊長も嬉しいよ。

以前自分が訪れたのはいずれも土日。この山はいつも賑わっているイメージがあったが、さすがにこの日は平日。ひょっとして誰にも会わないかと思っていたのだが、ソロの登山者が通過。なるほど逆に静かな山歩きを楽しむには最適かもね。
再び、登山道を歩き出して数分後








あれ、













道がない  
道標完備の分かりやすい登山道なのだが・・・
周りを見回すと赤ペンキを発見できた。

迷ったときの鉄則は「分かるところまで引き返す」であることは百も承知のつもりだった。
でも、今回は私が隊長なのだ。
「大丈夫。進んでみよう」
とにかく上を目指せばなんとかなるはずだと数分間明らかにヤバイ所を歩いたが、ちゃんとした登山道に合流。
後から登ってくるS太朗隊員。

ゴメン!こんなとこを登らせてしまった。
よし、今度こそ一本道だ。
今までも一本道のはずだったけどな・・・

10分弱歩いて「もうすぐ急坂だよ。今度が一番キツイよ
頼りない隊長だが、このアドバイスは今度こそ間違いない。

11:14 「ほらここからだよ」「え、こんなとこ登るんですか?
・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勿論隊長もこの登りはとてもキツイのだが、ゴール地点の見当がついている。隊長がコース設定をした時点で「マゾっぽいコースだからね」と念をおしていたが、ゴールを知らない隊員二人はどれくらいキツイのかが分からないわけだ。先程道無き道を突き進むときも冗談混じりに話をしていた二人だったが、無言の時間がしばらく続いた。

12:23 大久保山頂上 急坂を終え、息をつくと
「いやーホントにキツカったっすよー」
「途中で帰りたくなりましたー」
饒舌が復活した二人。
初めての登山のS太朗隊員は勿論、夏に妙義山で鎖場を含むハードな登りを経験したばかりのJ司隊員もこれには参ったそうだ。
「登っているときは嫌になっちゃいましたけど、終わると達成感ありますね
そうなんだよ。キツイ思いをしただけ、やり遂げた時のこの感じを持てるんだよね。(エラソーニ!)
「これでキツイ所は終わり。扇山まで後ちょっとだよ。そこで昼食にしよう」

「ホントですかー。実はまたスゴイ登りがあったりしてー」

あ、疑っている・・・
「ホントだって」

イマイチ信用を失っていた隊長だったが、ホントに後はちょっとなのだ。
大久保山のコルを通過すれば後はわずかに登るだけ
12:45 扇山頂上 頂上には先客が一人。先程の分岐で出会った人だ。記念撮影をお願いすると快く引き受けてくれた。
そして、お楽しみのコレ!!
朝のセブンでコッフェルを持ってきていることを伝えると二人は喜んでカップヌードルとボルビックを買っていたのだ。
3人分のお湯を時間差で沸かし、順々に「いただきます!!」
「いやー山で食べるとウマイっすねー。やっぱり熱い物が食べられるのがイイッすね。」
余った水でお湯を沸かし、ドリップコーヒーをプレゼント。コレにも二人は感激してくれた。「さすがに経験があると何が必要か良く分かってますね
これで2度道無き道を歩かせたことの挽回が出来たかな・・・
昼食休憩の最中に被写体を探したが・・・
@富士の方角はこの通り。A殆ど終わりのアザミ?Bユウガギク?これは登山道にもちらほらあった
13:44 後はゴールを目指して下るだけ!
@行きに比べれば楽ちんコースだ。
A巨大な君恋温泉の表示が早く来いと誘っているようだ。
Bちょっとガレているがこれも楽ちん
14:31
楽ちんな下りだが、距離は長いのだ。下りに飽きてきた頃に古いお寺に到着。ここで一休み。
@お地蔵さんは温かそう。そういえば気温も下がってきた。A滝を見ながらB崩れたところにはハシゴがかけられている
14:45 君恋温泉→上野原の温泉 丁度宿のおばちゃんにが庭に居たので話は早かった。
前回同様に今回も女湯に通してくれた。

う゛ー
真っ先にお湯につかったJ司隊員はスゴク気持ちよさそう。
以前私が入ったときにはとにかく熱いお湯だったが、今回は適温だったようだ。続いて私、S太朗隊員も浴槽へ。うわ、やっぱ気持ちいいわ。「しっかりほぐしておかないと明日筋肉痛になっちゃいますね」とS太朗隊員。うん、彼は20代だから翌日だね。私は翌々日だろうな・・・
そして、いよいよメインイベント

今回もコンニャクのサービスがあった。これで入浴料500円はホントにお得!
併せてのぞむ隊長の最後のサービスのピーナッツも好評だった。

仕事後に職場の近くで集まるときには愚痴も多いのだが、「」「いや、ホント最高ですね」「来て良かったっすよ」今回はキツイコースをやり遂げた達成感にその後の風呂といつもとはひと味違うビールタイムを満喫した。

すっかり気分が良くなり「このまま寝たいっすね」とJ司隊員。隊長も本音では同感だったが、「ここで寝てしまうと帰りが遅くなるよ。帰ろう」と決定。明日も休みならいいのだが・・・

私の携帯(ソフトバンク)では圏外だったため、S太朗隊員がおばちゃんにタクシーの手配をお願いし、宿を出た。
タクシーで鳥沢駅へ。数分の待ち時間で高尾行きが到着。
勿論3人とも爆睡!
高尾で乗り換えると、通勤通学の乗客で混雑していた。すっかり日常に引き戻された気分だ。
「じゃあまた明日!」
明日から忙しい日常が待っている・・・

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