h22.3.27 扇山6、百蔵山7
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前回のレポに書いたようにまたしてもデジイチにゴミが入った為、修理へ出した為、今回はコンデジだけ。1ヶ月くらい前から『ふもとの家行きたい』と書いてきたが、わざわざ富士宮へ行くならデジイチがあるときにしたい。では今回は荷物が軽くなるのだから歩きメインにしよう!
出発前夜の時点では上記の2つの山の前に一昨年の3月に歩いた権現山を加えて北都留三山縦走で計画し、わくわくしながら22:00にベッドへ。
ふと思い出した。
ステッキ忘れた
(この台詞は久々だな・・・なお以前はストックと表記していたが、私が使っているのはステッキなので、これで表記します。ステッキとストックの違いはこちらを参照して下さい。)
そうだよ。ここ数回車での山行が続いていたけど、今回は電車だ。ステッキをザックの脇に付けて居ないじゃないか。
部屋を探してみた。
無い。
そうか、前回の山行の後、tantoに置きっぱなしだったか。
無い。
ここまでは間違いなく持っているのだが、 さてはこの駐車場に置いてきたか・・・ うわちゃ~、やっちまったか~ |
山行の際にはステッキが必要なのだ。最近は手ぶらで山を歩けない身体になってしまったのだ!(?)ここ数年で唯一忘れたのが、去年の3月にかずさんと四尾連湖を目指したときだが、その際には彼の機転で足下にあった太めの竹を折って代わりにしたが、そう都合良く手頃なものがあるとは限らない。
物置を探してみた。
十数年前に亡くなった祖母が使っていた杖が出てきた。これを借りることにしよう。
こんなことをやっていたので、再びベッドへ入ったのが23:00過ぎ。
それでも気合いで当日は4:00に起床。『今日は中央線で猿橋へ・・・』とカキコしてから朝食。そうだよ、後から考えたが、この順番が間違っていたのだ。出るものが出ず、なんだか変。トイレへ籠もり、ついつい足下の週刊朝日を読み始めた。
・・・
げげ、もう時間が無い!権現山に行く為には国分寺5:29に乗らないと猿橋営業所での始バスに乗れないじゃないか!(どういうコースで権現を目指すつもりだったのかは今回書きません。いずれこのコースを試してから書きたいので)
タクシーを使うか
・・・
まあイイか。今回は縁がなかったのだ。権現山は逃げないよ。
結構切り替えは早かった。そこで、権現山を外して3年前の3月に歩いた百蔵山と扇山を繋ぐ事にした。この時は百蔵が先だったが、今回は逆方向に歩いて下山後にアノ風呂(後述)へ行くことにしよう。
と言う訳でややのんびり歩いて国分寺5:56に乗車。とりあえず高尾までは爆睡。大月行きに乗り換えてからは、寝過ごさないように気合いで起きていたが、車窓から見える空はどんより・・・天気予報は晴れなんだけどなあ
鳥沢には7時頃到着。まずはトイレ(小)に寄り、7:07に出発。 出発時点では結構寒く感じたが、急ぎ足で歩いたところあっという間に暑くなり、フリースを脱いだ。 |
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7:23 扇山の山頂はまだ雲の中。でも、どうにか青空も見えてきた。 画像奥の林道で一応クマ鈴をセット、ザックから杖を取り出した。 |
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7:51 一昨年の3月に歩いた際は勢いで全て車道を歩いたが、h18.2に歩いた際に使った近道があったはずと注意していたところ『ここ』に指導標を見つけた。 | |
そうそうこんな感じの道だったよな~と思い出しながら登るが、十分かからずに再び車道へ。近道といってもほんのわずかだった。 | |
あれ、下るんだっけ?一瞬道を間違えたのかと思ったが、 | |
8:10 梨の木平へ 画像右奥の駐車場にタクシーが見え3,4人がザックを降ろしているところだった。やはりここは人気の山だな。上は結構混雑するかもね。 ここからも富士が見えるはずなのだが、この日はサッパリ。テルモスのカフェオレを飲んでリスタート |
なんだこりゃ~ 登山道はこの倒木の向こうなのだ。少し遠回りをしてリスタート |
あちこちで倒木やこのような折れ方をした木々を見てようやく分かった。雪の重みで折れたのだ。 扇山でも標高は1200m程だと甘く見ていたが、これは上でどうなっていることやら・・・ |
ダンコウバイだよね? もう3月の下旬だからもっと探せると思ったが、結局これがほぼ唯一の彩りだった。 |
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8:50 水吞杉 顔を洗い、冷たい水でのどを潤し、リスタート |
その後はジグザグにつけられた登山道をひたすら登るが、小雪が舞っていることに気付いた。見上げる空はわりと明るいのだが、あちこちが白くなっていくことに驚いた。山の天気は変わりやすいと言うが、まさかね~ |
結構イイ感じ♪ 雪の量はこんなものだった |
9:13 ベンチ ここでもテルモスのカフェオレで一休みしていると、ガッシリした体育会系のソロの男性が追いついてきた。 |
N「今日はダメですね~」と声をかけると、軽く頷いた彼はあっという間に居なくなった。早いな~、きっとこの後は縦走なのだろうな。
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その後はうっすら積もった雪道を登る。これもまた楽しい。 |
9:35 大久保山のコル ここまで来れば山頂は目と鼻の先だ。 |
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9:43 山頂が見えた。んん、子どもの声がする。 先程の体育会系氏が山名標でピースサインをする親子連れを撮っているところだった。子どもは小学校低学年か幼稚園位の2人兄弟。歩きやすい道とはいえ、雪道をよく頑張ったな~ |
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この親子連れのお母さんに頼んで証拠写真。 ベンチにレジャーシートを引き、ソーセージパンなどでブランチ。 この頃から天気が良くなり、雪が溶けた水蒸気(?)がほわ~っと流れ、なかなかイイ感じだった。 続々とハイカーが到着し、記念写真を撮ったり、食事をしたりと急に賑やかになった。 |
10:15頃百蔵へ向けて出発。すぐに大久保山のコルへ。 | |
10:25 大久保山を通過。 ということはこの先があのマゾ急坂だ! h19.10に「キツイ山を歩きたい」という同僚を案内して歩いたこの登りを今回は下る訳だ。もし凍っていたらアイゼンが無いと無理だと思っていたが、この日は大丈夫。でも、油断大敵だ。こけないように慎重に降りることにした。 |
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登ったときはキツイ事としか思っていなかったが、この道はジグザグにつけられていたのか。ひたすら直登したような気がしていたけど・・・ | |
遠くに見える山々も白い。 | |
10:55 もう雪は無くなった。これで大丈夫・・・と思ったのが、甘かった |
やっちまった~ ついさっき油断大敵って書いた(思った)ばかりなのにね~ |
傾斜は緩やかになり、小さなアップダウンを繰り返した。 ぞくぞくと反対方向から歩いて来るハイカーと出会った。彼らはほぼ間違いなく百蔵からやってくる訳だ。『この先のマゾ登りがんばってね~』とは心の声。でもアレを越えたら扇山のランチが美味いだろうな。 |
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11:35 宮谷集落への分岐。 | |
11:50 ヤセ尾根 あ、そういえばここで撮った画像をレポに書いたな~と思い出しながら進んだ。 |
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12:05 お、あれが百蔵だ。このアングルから見るのは初めてだよ。 ってことは~ マゾ登りが待ち構えている |
むむ、 | |
ふぅ~、少し登ったら休み、少し休んで上へを繰り返した。 以前下ってみてキツイだろうとのイメージはあったが、いざ登ってみるとやはりキツイ。 |
12:25 マゾ登り終了。やれやれだぜぃ
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12:28 山頂に到着。先客は十数人いて、かなり賑わっていた。 昨夏の経験で覚えていたが、ここはちゃんとアンテナが立つのだ。『扇山では雪景色でしたが・・・』と写メール。 |
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山名標での記念写真はもうイイ。とりあえず、こっちだけは撮っておこう。隣に居たベテランさんにお願いした。 |
お、メールだ。むむ、なるほど、では
『桜の開花状況は?』とのリクエストにお答えしてみた。 ↑はh20.5.6撮影。見頃は4月中旬~下旬かな |
13:30頃下山開始。5分後に葛野集落へ分岐へ。今日は左折。
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むむ、ここもか!扇山程ではないが、あちこちに倒木があった。 | |||
第一富士ポイント。先程と同様にまだ裾野だけしか見えない。
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14:07 水場 ここには『美味しい水をどうぞ』との標示が出ているが、ホントに美味しいのだ。下から来る際にはここで水を汲むとイイよね。 この百m程先が駐車場で、その先が和田美術館 |
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14:13 舗装道へ。クマ鈴を外し、杖をザックにしまった。 |
ようやく山頂が見えた。よしよし、これでtopが直せるじゃないか。 |
おお、雲の感じがイイねぇ~ |
富士もイイが、それよりこの光の帯がステキだ。よし、topはこれにしよう! |
14:50 昨夏に来たここへ(わざとボカシを入れています。)
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女将さんに去年の夏に来たことを話したが、残念、覚えていなかった。 扇山には雪があったことを話すと、この間の雪で庭の椿が折れたこと、この時期の雪は水分が多く、重いことなどを教えてくれた。昨夏は地元のオバチャン達で賑やかだったが、今日は私一人。そういえばあの時は日曜日で、毎週日曜日にオバチャン達が集まってくるのだそうだ。 小さい商売なので、団体さんが来る場合には電話が欲しいとのことだった。前回も書いたが、このレポで詳しい場所などを載せないのはこの為。情報が必要な方はメールを下さい。 お風呂は温めだったが丁度良い。長湯でき、この日の疲れをとることが出来た。 |
風呂上がりはこれ!(大瓶のみで650円)サービス出てて来たこのほうれん草のおひたしとお漬け物、そして梅干しも美味しかった。また、画像には写っていないが今回は最初からこうするつもりでザックにはバカうけとピーナッツを入れておいた。 セルフタイマーでパチリ。画像右の杖は折りたためないので、こうしてザックからはみ出している。話し相手がいなかったのが寂しく、ここでも写メール。 なお、この時点ではこの格好だったが、寒くてフリースを着た。女将さんがストーブを点けてくれた。 |
17:00 猿橋駅 電車を待つ間寒くなり、ダウンを着た。山の上は暖かだったのに、ここで必要になるとはね。 |