h23.11.3 向山2、三頭山5
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体育の日以来「次回は紅葉の山へ」と書いていたが、動ける日曜日の天気が思わしくなく、あっという間に4週間が過ぎてしまった。
もともとかなり前から文化の日は三頭山へ行こうと思っていた。昨年のこの時期に金森さんsanpoさんが歩いたステキなコースを自分も辿りたかったのだ。
実は富士の冠雪(3回目位?)を見てtantoで富士五湖に変更しようかとグラッと来たが、2日夜の天気予報で「翌日は曇り。気温は高くなる」ことを見て、予定通り三頭山に決定した。このコースなら富士が見えなくても悔しくない。紅葉巡りに集中できるってもんだ!?
6月12日のCTを見て、自分の足ならこれくらいかかる事をチェックし、登山計画書を記入した。22時にベッドへ。






ふと目が覚めると3:40だった。アラームをセットした4時には少し早いが、起きることにした。洗濯物を干し、朝ご飯を食べると腸が動き、今朝もちゃんと出た。よっしゃ〜

5:20に自宅を出発。天気予報を信じラガーシャツにカメラマンベストの格好だったが、寒いとは思わなかった。ローソン100で500mlのお茶のペットボトルやアメなどを買い、余裕を持って国分寺駅へ到着。5:48の電車を待っていると身体が冷えてきた。ウィンドブレーカーを羽織った。
立川で青梅線に乗り換えると大分ハイカーが目立つようになってきた。青梅で降りると、奥多摩行きは殆どがハイカーで埋め尽くされた。場所はそれぞれだろうが、皆紅葉目当てだろう。

奥多摩駅はハイカーで大混雑状態。6月と同様に、先ず小菅行きのバスに乗りこみ、座席を確保した。落ち着いて駅に戻り、登山届けを提出後トイレへ・・・小にも行列が出来ていた!

駅から見える山はまだ緑だ。紅葉を見るには大分登らないといけないのだろう。
小菅行きはどんどん席が埋まったが、立ち客が少し出るくらいで出発した。目の前の東日原行きは満載だったと思うがそれよりはマシだったかな。
国道に設置されていた温度計は「11℃」を指していた。この辺の標高は300b位だと思うが、まだ結構涼しいことにびびった。目の前に座るハイカーはフリースを着ていたからだ。甘く見たかな〜

余沢バス停では私の他に(多分)若い男性、年配男性が降りた。彼らは降りてから山の準備をしていたので、先に行かせてもらった。途中の自販機でホットコーヒーを買い、身体を温めていたら、先程の年配男性にあっという間に抜かれた。彼は結構足が速く、ついて行けなかった。
”や”さんの掲示板では富士と柿を絡めて撮った画像がどんどん貼られている。

羨ましく、真似したい気もちょっとあるが、まだ足が動く今は山歩きの方が楽しいのだ。

6月と同様に舗装の急坂を進んだ。今度は道が分かっているので気持ちに余裕があった。
8:20 ここから登山道。ウィンドブレーカーを脱ぎ、ステッキとクマ鈴をセット!
この辺はまだ緑・・・
お、このデカイ葉っぱは・・・・

何だっけな〜


そうだ、ホオの木だ!

歩きながらこの画像を貼ろうと思っていた。

h20年3月
この付近は傾斜も緩く、ガンガン歩けた。気温はそれ程高くなかったが、汗がポタポタと落ちてきた。
8:49

真新しい指導標。それにロープで通せん坊とと来たか!6月はここを直進しちゃったんだよね。私と同様に視敗した人が多かったのだろうか?

数m先にはロープと一緒に「崩落・危険」の標示があった。歩きながら考えたが、9月のデカイ台風の影響もあるのだろう。
あずまやの屋根がそのまま地面に・・・
この先も緩い傾斜が続く。向山展望台まで一気に行こう!ガンガン歩いた。
それにしてもまだ緑が多い。紅葉はまだかな〜
たまに、紅葉を発見出来たが、ちょっと高い所にあるのでコンデジのズームで撮るしかなかった。
う〜ん、イマイチだな〜
足下の葉っぱが色づいてきた!

イイ感じの葉っぱをパチリ!
薄暗いヒノキの植林帯へ

そうそう、あと少しで展望台だ!

一部内容を削除しました。

とりあえずブランチ!


もう少し太陽の光が欲しいな〜・・・まあそれは贅沢かな。
9:50 リスタート!

してみたが、振り返ってみてもう一度撮りたくなり、デジイチでパチリ。
植林帯を進む。

この頃から少〜し風が出て来て肌寒く感じるようになってきた。ウィンドブレーカーを出すか・・・いや、早足なら身体の中から熱くなるはずだ!
これをやせ我慢ともいう。
10:08 白沢集落への分岐。三頭山方面へ
10:18 最初の木段。これが数カ所に設定されている。

この付近は大木が多い。
大木や紅葉を撮りながらのんびり進んだ。
3回目の木段だったかな
10:42 これが最後の木段だ

んん、人の声がする

よくみると『ここ』に人影。バス停以来、今日初めて出会ったハイカーだ。

木段を登り、紅葉の写真を撮っていた夫婦に話しかけた。鶴峠から来たそうだ。
※ググってみた→バス時刻
上野原駅発で鶴峠9:33着のこのバスかな。私は朝早く動きたいので、これは乗らないな。

ちなみにここの標高はこんなもの・・・あってる?

この付近の紅葉はまあまあかな。ライティングが・・・


これも石尾根の何処かなのだが
露出をいじってみた。
実際はこんなに明るくない。
右へカーブするように進む。
10:58 ここは左

ふと右側に目をやった・・・
見えた〜〜〜〜〜〜〜
大急ぎでザックを置き、デジイチを出した。
ぼんやりだが、冠雪富士だ。今日の天気じゃ見えないだろうと思っていたが、ラッキーだ。
お、イイ感じの紅葉がある。富士の前景に出来ないかな・・・え〜い、ここでじっくり撮ろう。ウィンドブレーカーを着た。
←富士に露出をあわせると手前がつぶれる

↑手前にあわせると富士がとぶ
このように露出を色々変えてようやくこの1枚に辿り着いた。
f11

1/15s
6月はここの少し先でランチにしたんだよな。もう身体も冷えてしまったし、ラーメンタイムにしよう。

コッフェルをセットし、お湯を沸かし始めた頃、賑やかな声が聞こえてきた。オバサマ4人組だ。
N「ここから富士が見えますよ。」
「あら、ホント!嬉しいわぁ〜。貴方が教えて下さらなかったら気付かなかったわ。」
彼女達も鶴峠から来たとのこと。私が余沢から向山経由から来たことを話すと、地図を見て検討会が始まった。ところが、彼女達の持っていた地図には向山の記載が無かった。
N「『白山1077.6m』とありますが、これじゃないですか?」
「あら、そうね。きっとそうだわ。私の地図はちょっと古すぎるわね。」
N「この先で登りが急なるので、今のうちにザックを軽くして、エネルギーも補給しておこうと思いました。」
彼女達が立ち去る前にシャッターをお願いした。

今日も棒ラーメン。実は先月の扇山で食べたものの残り(元々2食入り)なのだが、そんなことを気にするはずもない。今回はローソン100で見つけたラーメンの具をトッピングしたので、単調な味をややカバーできた。ボリューム感は無いが、特にコーンの食感はラーメンにあう!
食事中、今度は年配男女数人のグループが通りがかった。彼らにも富士が見えることを伝えたが、素っ気ない反応だった。
11:28 リスタート。(ゆっくりしすぎ?)
なんじゃこりゃ〜、通れないぞ!
さっきの人達はどうしたのだろうか・・・
よく見ると踏み跡らしきものがある。右上に数m上れば良さそうだ。

上に回り込んでみた。これも9月の大型台風の影響だろうな。
この眺めも棚ぼたと言えるかな。

こうして少し登った道は数m先で先程の道と合流していた。
11:38 分岐。上に書いたように6月はここでランチにした。今回は止まらずに進んだ。
やや急な登りが続く。たまに『ここ』にあるような東京都水道局のプラスチックの柱(?)を見かける。
そろそろ神楽入ノ峰かな・・・
11:59 おお、イイじゃん!

よ〜し、神楽入ノ峰まで行ったらデジイチで撮ろう
12:00 あれがピークだな

その2分後に到着!

うわっちゃ〜、木々が邪魔で富士は全然見えない。予想が外れた〜。
さっきの地点でデジイチを出しておけば良かった。シャッターチャンスは逃しちゃいけないね。

ここからは少し下る。
6月に来たばかりなのでわかっているが、このルートは小ピークを幾つか越えていく。

向こうに見えるのが三頭山?

『これ』があるってことは・・・?
この急下り付近で登ってきたハイカーと出会った。尋ねた訳では無いが、三頭山から来たのだろう。この先は鶴峠か、それとも私と逆コースか。
ここの登りは結構キツイぞ。
「あら、さっきの・・・」

先程のオバサマ4人組がランチタイムだった。

「ここからの富士はステキよ。撮って行かれたら?」

N「有り難うございます。そうします。」


  
N「2度お会いしできたので・・・」と望の富士山の名刺を見せた。

「あら、このお名前は見たことあるわ。ひょっとして金森さんの掲示板に書いてらっしゃる方なの?」

N「え〜、それはビックリ!書き込んでらっしゃるんですか?」

「いいえ、私は観るだけなの。でも、こちらのホームページも見たことあるわ。富士山の写真がキレイね。」

「あら、どうしたの。へぇ〜キレイな富士山ね。」名刺を褒めてもらった。ちょっと嬉しかった。

「金森さんのホームページはよく見ているわ。とても詳しく書いてあるので、コースを決めるときにとても参考になるの。」
N「今日のコースも金森さんのレポを見て決めたんですよ〜。最近金森さんは新潟や北関東に行かれていますが、きっとこれからは奥多摩に戻ってきますよ。今度は金森さんに会えるかもしれませんね。」
→私の予言的中!この週に奥多摩でした!詳しくはこちら

N「今回の事を書かせて下さい。何か情報を頂けますか。どちらからいらしたとか・・・」

「え〜、どうしましょう。市川や松戸からですけど・・・」

N「皆さんの事をどう書きましょう。仲良し4人組とか・・・」

お姉さんにしましょう」と別の方。

「うわ〜、よね〜。その内、性別も分からなくなったりして・・・」と別の方

→そのフレーズ使わせてもらいました。こんな形ですけど・・・

こういう楽しい出会いもあるから山歩きは楽しいんだよね〜

彼女達に挨拶をして、先へ進み、数分後・・・



ポツ、ポツ

え、

パラ、パラ(もうホントに幼稚な擬音で・・・)

雨だぁ〜〜〜 おっかしいなぁ〜、雨が降り出すのは午後遅くの筈なのにぃ〜

大急ぎでザックからレインウェアを取り出して着た。ザックカバーもセット!我ながら早くなった。

あれ、



止んだ。その方が有り難いのだが、せっかく着たのにな〜。とういか空を見て、直ぐに止むことを予想できなきゃね。
証拠写真を・・・
ウェアとザックカバーをザックに戻した。やれやれ

12:59 ここが山頂への最後の登り

おっとキラ☆キラの始まる時間だ。もうすぐ山頂なので、イヤホンで聴くことにした。今日のオープニングテーマは
について」だった。

15年間「TBS村」の村人だった小島さんの、会社員の頃に感じていた不満、フリーになって気付いたこと・・・

と明るく話していたが、これはなかなか深い話だ。なるほどな〜と頷きながら歩いた。

是非こちらをお聴き下さい。
今日も大混雑!
画像にレインウェアを着ている人が写っているのがわかるだろうか。先程の数分の雨で大急ぎで着たのは私だけじゃなかった。ちょっとほっとした!?
先ずは北側のズラリと並ぶ石尾根
山名盤で山座同定。
御坂などから南アルプスを見るときにはこんなもの要らないのだが、奥多摩の山々はなかなか覚えられない。う〜ん
雲取、鷹ノ巣だよね
 
え、富士は・・・混雑していたし、雲が増えちゃったので、写欲が湧かなかったけど
13:11
もうランチは済ませたが、ホットコーヒーも飲みたい。再びテルモスをセットした。

今度は誰かにシャッターをお願いする気にならず、こんなアングルで・・・意味不明!

小島さんと瀧さんの話を聞きながらのんびり・・・
そろそろ下山するか・・・あれ、明るくなってきた!
13:37

手前の木々が明るくなっただけ。
下山する前に一応証拠写真を

今回も指三本!
同方向に下山する人、この時間なのに登ってくる人。都民の森から小一時間なので、ハイカーの数はホントに多い。
13:51 ムシカリ峠

出発前はガイドブックに載っていた西原峠を経由して仲の平バス停するコースも考えていたが、それぞれのポイントでこんなにのんびりしていたら、途中で暗くなってしまうだろう。今回も手軽な三頭沢、大滝コースにした。
昨年の文化の日もこのコースを通っているが、あの日は鮮やかな青空が拡がっていた。

それと比べると大分落ちるかな〜
せめて(?)道の脇の大木を撮りながら進んだ。
三頭沢は水が少なく、紅葉と絡めて撮りたいアングルもなかなか見つけられなかった。いや、それは口実かも。気持ちに余裕があれば、もっとじっくりアングルを探す努力をしただろう。

トイレ〜〜〜

これだけ人が多い登山道で、ちょっと脇で済ませるって訳にもいかなかった。三頭大滝の手前にある公衆トイレまで、早足で降りるしかなかった。

画像奥の橋を渡り、数十m先がトイレだ。
トイレ前の東屋(逆か、東屋の脇にトイレが有るのか)は大勢の人達が休んでいた。

こちらは無事用を足し、ようやくデジイチを出す気になれた。降りてきた道を少し戻り、アングルを探した。

光が足りず、手持ちf値を一番明るくし、シャッタースピード左1/30秒、右1/10秒で撮影。ギリギリか・・・
  
元の道に戻り、今度は三頭大滝へ
滝見橋はこの通り。皆考えることは同じだね〜
1/20秒

何枚も撮ったが、似たような感じになってしまった。
橋の下を狙ってみた。光量が少なく、1/10秒

ちょっとぶれてるか。
バス時刻は15:28だ。そろそろ戻ろう。
14:58 奥多摩周遊道路を見下ろす。
ここはまだ緑が多い。紅葉は標高を下げてくるからこの付近は今月中旬くらいが見頃かな。
15:03 森林館

ここのトイレに行く必要があるのだ!
え、トイレはさっき行ったばかりだろうって?

たしかに

でも、ここの洋式トイレでやることがあるのだ。

それはタイツを履き替えること(フォントを大きくする意味があるのか?)

あと少しでバスに乗るのだから、温泉で履き替えても良いのだが、早くリラックスしたかったと言う訳。バス停脇のトイレの個室は狭かった記憶があるので、ここに寄ることにしたのだ。

あれ、使用中だ。和式便器は開いていたが、これでは先月の二の舞。窮屈な姿勢で履き替える羽目になる。

仕方ない。待つか・・・

長いぞ〜〜〜

ようやく個室に入れる事ができたが、時計を見るとあと10分程しかない。

大急ぎで着替え、ダッシュでバス停へ!
15:25 間に合った!

6月
は武蔵五日市行きの特急(だったかな)に乗ったが、今日は風呂に寄りたいので、数馬行きに乗った。なんとこれは数馬までは無料で乗せてくれる。有り難い!

私が座席に着いた数分後、先程出会ったお姉さん4人組が乗り込んできた。彼女達も同じコースだったか。
10分弱で数馬へ。私は風呂に、4人組は駅行きに乗り換えた。
15:45 数馬の湯

ここに来るのは十年ぶり(?)
山歩きを始める前に弟のJUNと一緒に来たことがある。正直その時の印象は、露天が狭いということ位だった。ので、こちらに来てもなかなか行こうとは思わなかった。
その後どうなったのかも知りたくて、久々に訪れてみた訳だ。
予想してはいたが、紅葉時期の温泉だけあって、カウンターから行列になっていた。次のバスが16:56であることをチェックし、中へ。更衣室から洗い場まで文字通りイモ洗い状態!露天は狭く、4,5人でいっぱいになるくらいだった。
まあ拡張するのは難しいだろうが、十年前と変わっていなかったことに驚き・・・放って置いてももうかるのだろうか?
否定的なことを書いてご免なさい。でも、正直な感想です。

食堂でビール・・・と思ったが、ここも混んでいるし、『持ち込みをお断りします』の文字に食堂は諦めた。
今回はGWダマチョさんにもらったツマミを絶対に食べなければならないのだ!なぜなら消費期限が過ぎていたことに気付いたから・・・
自販機で缶ビールを買い、カウンターで鍵を交換。16:30過ぎにはバス停へ。
バス停で缶ビールって端から見たらアブナイヤツだよね〜
昨年10月はたまたま一緒になったオバサマ達と一緒だったが、今日はそういうシチュエーションとは違う。」

私の数分後にベンチに来た夫婦は目を合わせようとはしなかったしね。
とっくに日が沈み、気温も下がってきたのでウィンドブレーカーだけでは快適とは言えなかった。逆に言えばそれでも我慢できるくらいの気温だったが、これもレポのネタになると思っていた。

半月がそこそこキレイだ・・・
でも、この行動が吉と出るのだから分からない。バスの到着時刻が近づくと温泉から続々とハイカーがやって来て、十m以上の行列になった。
バスは定刻に到着。丁度ザックを置けそうなスペースがある席を見つけ、足を伸ばして座ることができた。あっという間に席は埋まり、立ったままの客を乗せて、バスは出発。
こちらは勿論爆睡!!!
武蔵五日市から拝島、立川と二度乗り換えがあったのは面倒だったが、それでも19時過ぎに帰宅できた。
4週間待たされた紅葉山行は色々あったが合格点だったといえるかな。

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