h22.11.7 三国山3

前回へ

この日曜日はダマチョさん(HP)、食うかいさんとスペシャルゲスト(後述)と平野のセブンで待ち合わせしていた。前日6日は透き通るような青空が広がっていたが、出勤。午前中で仕事を終え、14時に帰宅。掃除、ワイシャツのアイロン掛けなど週末にやるべき家事をこなして、翌日の山の準備を済ませ、ザックや三脚を車に積んでから、三頭山レポへとりかかった。この日はロッテと中日の日本シリーズ第6戦。私はホントは巨人ファンなのだが、ここ数日はロッテファンに早変わりしていたのだ。テレビをちらちら観ながら、レポを完成させた。風呂に入り、試合の結末を気にしつつ22時には布団へ。

6日は3時にアラーム一発で起きた。結果が気になったので、携帯で結果をチェックすると、なんと延長15回の引き分けとのこと。(詳細)最後まで見ないで良かった。今夜は山の帰りに第7戦を聴けるだろう。

急いで朝食を済ませ、出すものを出して3:50に出発。府中の空は☆が少し見えるものの雲が多く、やや不安を抱えながらのスタートになった。

車はちらほらあったが、殆ど気にならず、ほぼ予定通り5:25頃に山中湖へ。

ガスガスで富士はち〜っとも見えない!

石割の湯の前のローソンでトイレ休憩。先程運転中に鳴ったメールをチェック。やはりダマさんからで、夜行性の彼は既に○○で撮影していた筈だったが、雲が多くて平野へ向かうとのことだった。

集合まで2時間あるので、ダメもとでパノラマ台へ向かってみた。パノラマ台が見えてくるとどうやら富士が見えてきた。三脚がズラ〜リ並び、駐車場に停められない車が一車線を塞いでいた。こういうときは数分上の三国峠の手前を目指すに限る。

右側に駐車スペースを探しながらゆっくり進み、タントを停めて三脚とデジイチ、ホットコーヒーを入れたディパック、さらに椅子を準備。そしてダウンを着込み、山ウェアを履いて、ニット帽で完全装備!

カメさんはあちこちにいたが、先客の邪魔にならない所を探した。
5:53 真ん中が私の三脚。(右側の車はtantoではない)
5:57

空はこの通りだが、ちゃんと富士が見えている!
この雲海では平野から何も見えない筈だね。
もう日の出の6時を過ぎた。この曇り空ではドラマは起きないかな〜

と思っていた頃、

数m離れた所にいたカメさん達の動きが活発になり、シャッター音が響き渡った。
6:10

お、わずかだが、雲に色が着いた。
紅富士もどき
ズーム!
北岳をズーム!
再びカメラを富士へ向けてみたが・・・
あれ、もう終わりか・・・
改めてデジイチの記録を見ても色が着いたのはほんの2分弱だったようだ。

ベテランさん達はこの時間だけが目当てだったようで、何人かは帰って行った。

mixiに途中経過を報告し、約束の7時半までもう少し粘ってみることにした。
傍に居たベテランさんにいつものヤツをお願いした。
6:19

雲海の向こうには白根三山
6:25

少しずつ青空が広がってきた。
 
6:36

この感じイイね。好きだな〜
6:43 
少しずつガスが晴れてきた。山中湖の紅葉は良さそうな感じだ。
さて、そろそろセブンに向かおう。

ピロピロリ〜ン♪

   (無理やり音にしました。嘘でーす。バイブにしてあります)

あ、メールだ。んん、食うかいさんか。

「車のトラブル発生!ごめん、行きたいけど無理だ」

え〜、そんなぁ〜

スペシャルゲストと会えることを一番楽しみにしていたのになあ。気の毒に。

「残念でしたね。気をつけて」とレスするしかなかった。

とりあえず、集合場所のセブンへ。
朝食後3時間以上経っているので小腹も空いた。
ルフィのギガント肉まんをパクリ。味は普通だが、ボリュームはあり、満足。こういう企画ものに弱いんだよな〜
tantoに戻り、テルモスのコーヒーで、他のメンバーの到着を待った。

ピロピロリ〜ン♪

   (無理やり音にしました。嘘でーす。バイブにしてあります)

あ、電話だ。んん、食うかいさんか。

N「トラブっちゃったんですって。大丈夫ですか?」

K「いや〜、ごめんね。ホント行きたかったんだけどさ〜。こりゃあ車屋に持って行かなきゃダメみたいだ。家族にもしかられちゃうしさあ・・・皆はどう?」

N「まだ集まっていません。今、セブンで待ってます。」

K「そうか、皆さんによろしく伝えてね。今日は楽しんでね〜」

こんなに沈んだ食うかいさんの声を聞いたのは初めてだ。でも、彼にけがが無かったようで、ほっとした。




数分後、tantoの隣にシルバーの○○が停まり、眼鏡をかけた男性が降りた。

目があった。

彼はこちらに気付かず、セブンに入っていった。

あれ、たしか・・・

tantoを出て、車のナンバーを見た。

あ、沼津ナンバーだ。

やはり、先程の男性は・・・

富士山と花のページの”や”さんだぁ
掲示板やメールでやりとりしたり、電話で話したりはしていたが、直接会うのはh19の元旦以来だったので、”や”さんかどうか自信が無かったのだ。
その頃、今度は絶対に間違えない車が登場!









あ、この改行はバレバレですね。
ダマチョさん(HPだぁ
←は今年の7月撮影。
ただし、この「ブツケんじゃねーぞ!」は奥様に撤去されたとのこと
N「おざぁ〜す」

ダマチョさんは深夜に○○○峠で夜景富士を撮影し、仮眠をとるとのメールをもらっていた。相変わらずタフな人だ。

ダマさんに食うかいさんが来られないことを報告していた頃、セブンから先程の男性が出て来た。

N「さっき目があったのに、気付きませんでしたか?」と尋ねた。

Y「そうか、のぞむさんだよな。車の中にいて、帽子(ニット帽)を被っていたからわからなかったよ。」

N「今日、食うかいさんは車のトラブルで来られないそうです。”や”さんと会うのを楽しみにしていたんですけど」









Y「今日は食うかいさんが来れないなら、河口湖にでも行ってみるかい?」

N「いや、せっかくですから予定していた三国山稜を歩きましょう。」
相談の結果、tantoを三国峠に置き、”や”さんの車で籠坂峠へ向かうことになった。

朝よりは数が減ったものの、パノラマ台には車があふれ、曇り空だが、どうにか見えている富士と紅葉を撮るべく、カメラマンが頑張っていた。
籠坂峠に行くのはh18.5以来だ。あの時は朝しか富士を見ることが出来なかった。今日はどうかな〜

先に着いて待っていたダマチョさんと合流。
8:40 出発

D「出発の時には儀式があるんですよ」

Y「お、出たなそのポーズ」

さすがに恐れ多くて一緒にやってくれとは言えなかった・・・
8:43 登山道へ
Y「お、ほおの葉っぱだ」
ほお〜
Y「これはトリカブトの葉だ。」
N「え、すご〜い、花が咲いていなくても分かるんですね。」
なるほど。
今年の9月撮影
8:57 分岐

あざみ平を示す左へ
V字にえぐれた道
Y「この辺りは春先はたくさんスミレが咲くんだ。」
N「ええ、私もh18.5にそう感じました。」
トラロープ。5年前は無かった気がする。
これはデカイ

テングブナと表記があった)
見通しの悪い道を登る。
Y「オレの友達でツツガムシに刺されたヤツがいて・・『つつがなく』っていう言葉はそこから来ているんだよ。


レポを作りながらこのエピソードがどういう話の流れで出て来たか、思い出せない。でも、このときの”や”さんの話が面白くて携帯メモっていたんだよな〜
9:27 あざみ平
2人が見ている標柱はこれ。
ここで展望が開けた。
お、山が見えている。どこだろう
Y「のぞむさん、ほら、リンドウがが残っているよ」
N「あ、富士の頭が見えました!」

私は前回見えなかった富士が見えてウキウキだったが

Y「この先でもっと見えるよ」

”や”さんは花撮りの為にこの付近をもう4,5回歩いているとのことだった。
緩やかに登る
N「あ、さっきよりもずっと見えますね♪」
何処が見えているのかな〜
Y「のぞむさん、こっちから狙うと手前の木々が入って面白いよ。」

お、”や”さんがデジイチを出した。よし、私もザックを置いて、デジイチを持ち、彼を追いかけた。
う〜ん、これで青空だったらな〜
このアングルから富士を見るのは初めてかも。
エアリアでチェック。

N「あの辺りが愛鷹でしょうか」

Y「そうだね。右が越前岳で、左が愛鷹山だろうね。」
先程のポイントから数分進んで

今度はダマさんもカメラを出した。
手前は先程は通らなかった畑尾山かな?
カメラを右に向けてみると
白根三山
甲斐駒や鳳凰?
このコースは展望が無いと思っていたが、実はこういうポイントもあったとは。さすがは”や”さんだ。
多分2人が狙っていた赤い実。この空の色だとコントラストが・・・ちょっと残念。
Y「この後は富士は見えなくなるんだ」

D「そうですか。じゃあカメラをしまいますか」

2人ともデジイチをザックにしまったが、私はコンデジをポケットに入れて、あちこちでパチリ。
そうそう、コンデジは首からかけ、さらにカメラケースに繋いである。さっと取り出すには引っかかるのだが、金峰山ショックを繰り返さないように、試行錯誤の最中なのだ。
Y「これはジュウニヒトエだね。ほら、葉っぱが・・・」
巨木を見つけてはパチリ。
10:09 お、ここは・・・
h18.5にも撮ったな〜
指導標はこんな感じ
これを見てビビッと来た!

N「ダマさん一緒に写って下さい。”や”さんカメラをお願いします。」






Y「これでどうだい?」

N「あ、目を瞑っちゃっているかな〜。もう一回お願いします。」

D「むむ、じゃあ今度はこっちから」
今日来られなかったアノ人の分まで楽しんじゃいますよ。
「向こうに見えるのが大洞山かな」
よ〜く目を懲らすと木々の間から富士が見えている。
時々あった意味不明の標示???
Y「この辺はバイケイソウが咲くんだ。」
Y「ほら、紅葉がそこに。これはウメモドキっていうんだ。」
ウメモドキの奥には・・・


こんな見え方でも嬉しい♪
リスタート
10:32 大洞山
三国山まであと55分。写真を撮りながらだともっとかかるだろう。
Y「のぞむさん、ほら」

N「うわ〜、もう11月なのに残っているんですね♪」
んん、後ろから音が・・・「すっげ〜MTバイクだ!」

道を譲ると
「すいませ〜ん。ありがとうございま〜す。」
と元気の良い若者が駆け抜けていった。
被写体を探しながらのんびり
んん、もう一台

N「さっきの人とお仲間ですか〜」

「ええ、さっきのヤツは早かったでしょう。着いていくのが大変で〜す」

確かにこの人の方が苦労している感じだった。
チャリダーさんたちはこの辺は担いで通ったのかな?
Y「これはイイね。よく描けているじゃないか。」
Y「これは何の花が描いてあるのかな」
Y「お、これは見事なブナの林じゃないか♪」
”や”さんがデジイチを出した。
ブナ林もステキだが、ついつい富士を探してしまう。
それにしても手の込んだ案内板だな〜
そういえば、h20.12に不老山でも見かけたよな〜
お、名前があった。今はもう83歳か〜

この頃、年配の男女4人組が追いついてきて、彼らもこの案内板を撮っていた。やはりこれは撮りたくなっちゃうよね。
私と”や”さんがこの付近を撮影している間、ダマさんは携帯とにらめっこ。どうやらアノ人に山行の報告をしているようだ。ダマさんの心配りを感じた。
11:32 リスタート
登る
11:36 ベンチ
Y「これはシカが食っちまったんだな。」
あれ、岩田さんが作った案内板はここにあったっけ?
やっぱり!
h18.5の時点では反対側(左画像で”や”さんのいる)の木に結びつけられていたよね。シカの為に反対側に移したのかな。
Y「お、このマユミの木も食っちまったのか。」
Y「ほら、これがヤツらのヌタ場だ。」
N「へ〜、そういえばこれを見たことがあったかもありますが、知りませんでした。」
ネットでヌタ場をチェックすると「発情期に雄鹿が泥の中をゴロゴロ転げ回り、泥浴びをする場所。その泥を木などに擦りつけ、縄張りを作る」とあった。”や”さんと歩くとスゴイ勉強になる。

この辺で先程の4人組に抜かれた。そんなに急いじゃ勿体ないと思うのは私だけかな。
11:52
づな峠
12:00 三国山到着

先程の4人組がランチタイム中だった。

この付近のブナも見事だ。”や”さんは見上げるように撮っているな。
私はここでも富士を探してしまう。
山頂の様子。
”や”さんはパン、ダマさんはオニギリ、私はカロリーメイトで軽食タイム。
ちょっと遊んでみた。
12:35 下山開始

N「ここからは距離は短いけど、結構急坂ですよ〜」
この画像でその急坂が伝わるかな。

下から登ってきた年配のグループはキツそうだった。こっちからのコースの方がM気を満足できるかも。
12:52 三国峠

N「鉄砲まで行きますか?」
Y「この時間ならわざわざ登らなくてもイイだろう。車に戻ってメシにしよう。
3人でtantoへ乗り、”や”車とダマ車を回収しに籠坂峠へ戻ることにした。

ここまでを前編とします。
HOME 後編へ
inserted by FC2 system