h21 元旦 竜ヶ岳3 
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 石和温泉ユースで3:00起床。今日も同室のホステラーを起こさないようにそーっと、布団を出た。今朝も見送ってくれるペアレントに「あけましておめでとうございます。では、行ってきます。

この日は20号のすき家のやまかけマグロ丼
あれ、メニューの写真とちょっとちがう・・・

まあ、イイ。ネバネバはパワーの素なのだ。
5:21
2年前同様に、本栖湖のトイレでちゃんと出してからスタート。これはやはり大事なのだ。
予想通りにヘッデンの列が出来ていたが、「ごめんなさいね〜」と車内でつぶやきながら、ゆーっくりタントを走らせ、昨晩確認しておいたポイントへ停めた。すると、数分後に続けて2台が停車。やれやれ、後ちょっとで停めるのに苦労することになったってことか。ラッキー!
大晦日の内にザックに三脚を付けたりなどの準備は済ませておいたが、この時間にやっておかなければいけないことがもう一つあった。それはペットボトル(勿論安く買った物)のコーヒーをコッヘルで暖め、テルモスに補充すること!以前はガストのドリンクバーを利用していたが、この方が経済的なのだ。
 なんだかんだで準備に時間をかけ、ようやくスタンバイ出来た。タントの2台隣のワンボックスカーから大勢が降りてきて、リーダー(多分)の号令で体操を始めていた。彼らの後になったら、少し待たなければいけないぞ。お、丁度ヘッデンの列も途切れた。さあ出発!

 登山口までは数十mしかないのだ。よし、もう着いた。さて、ここから登るぞ!

 あれ・・・















 (え、この展開は読めましたか?)







 ステッキ忘れた


 わちゃ〜、久々にやってしまった!タントへ戻り、リスタート!

 ところが、準備体操のグループは歩き始めたし、続々と次のグループが到着し、登山道は渋滞。ノロノロ歩きのスタートとなってしまった。丑年だけに牛歩ってか・・・

 勿論7:50の日の出までは十分時間があることは分かっていたが、ちょっと焦っていた。(じゃあ、そもそももっと早くスタートすればいいんだけどね。)
(←2年前の画像)
6:10頃にベンチ付近で前のグループが休憩をとったみたいだ。ラッキー、前が開いた!
ベンチ付近からは一旦下りになるが、そこでスピードアップ!!

ところが、5分程でまた前がつかえてしまった・・・

うーん、焦ってもしょうがないけどね〜
ベンチから15分程で石仏に到着!
(←これも2年前の画像・でも今年も同様だった)

2年前は石仏付近に人が多すぎたので、その手前でレジャーシートを敷いて最初の撮影を始めたが、今年は石仏でも止まらずにさらに上を目指した。
 え、なぜ焦るのって?

 それはねこの辺に先輩がいらっしゃるだろうから・・・・





 ひたすら上を目指して急ぎ足で登っていると後ろから声が!

 「やあ、のぞむさん、こっちだよ!」

 「あ〜追い越しちゃいましたか〜。お早うございま〜す!!」

 そう、先輩とは富士山と花のページの”や”さんヘボ農夫写真館のダマチョさんだ。お二人とも掲示板でのやりとりは頻繁(ハンザツじゃなくってヒンパン)に行っており、”や”さんとは昨年1月に沼津アルプス下山後にお会いして、夕飯をご馳走になった。ダマチョさんとは昨年9月の猪之頭林道でポイントまで連れて行って貰い一緒にダイヤを狙ったのだ。その際にお二人には撮影テクニックを教えてもらったりとホントにお世話になっている先輩なのだが、今回は事前にメールでやりとりをして、この辺で待ち合わせをしたという訳だ。とりあえずザックからダウンを取りだして着込んだ。そして、カイロの封を開け、もみもみした!牛歩でも歩いている内は要らなかったが、これからしばらくは氷点下のこの場所に居る訳だからね。
6:34 先輩に合流してすぐ撮影
6:50が東京の日の出の時間だ。太陽が上がってしまえば、色はつかない。7:50のダイヤの時間まではまだ大分時間がある。

(この画像は大きくなりません)
N「記念写真を一緒に撮ってもらってもイイですか〜」とお願いしたら、「いいよ。じゃあ富士をバックにしようか」と快く承諾していただいた。

←ご覧の通り、もうこんなに明るくなっている。(7:02)
先輩二人にカメラのこと、特にダイヤ撮影の際のテクニックについてあれこれ教えてもらったりしている内にあっという間に時間は過ぎ、そして・・・
6:48 もうすぐだ〜 6:50 来たぞ〜 おお〜
先輩に教えてもらったテクニックは一部使えたと思う。↑大慌てで10数カット撮ったが、さて出来は如何でしょうか?

2年前はポジで数カット撮ったが、現像してみると殆どが失敗。今回はデジカメなので、撮ってすぐ画像を確認しながら露出をいじる事が出来るので多少マシかな・・・今回の経験は次回に活かしたいな。

ダイヤが完全に終わった後、”や”さんのデジカメの画像を見せてもらったが、(こちらをご覧下さい)ほんの2分程の間に構図を変化させながら鮮やかに撮っているのだ。いや〜ホントにスゴイ。さすがの一言だ〜

 先輩は二人とも山頂に上がらずに下山するそうだ。「有り難うございました。また、ご一緒しましょう」

 さて、今度は頂上を目指すのだ!続々と頂上から降りてくる人達の流れに逆らうことになるので大変だ。時には十数人が降りるのをじっと待ち、時には「登ってくる人がいるから開けて〜」というリーダーらしき人のお陰で道を譲ってもらったり・・・ペースは一定ではなかったが、ジグザグに付けられた登山道ををひたすら登った。
さすがに上にいく程、降りてくる人達の数は減ってきた。2年前はこの状況をオフピークと表現したが、まさにその通りなんだよね。
8:48 北側からの登山道との分岐
この分岐からは八ヶ岳がよく見えるのだ。デジイチを出して撮影タイム!
そういえば2年前はこの分岐付近で”や”さんとお会いしたんだよね。
手前は本栖湖・奥に金峰山
手前は西湖・奥に三つ峠、足和田山
富士はまだ逆光
さて、頂上まであと一息だ!
と、歩き始めたとき、後ろから声がした。
「のぞむさんじゃないですか?」
「え?」
「金森です」
(HP:山の写真集)
「あ〜、今日は会えないのかと諦めてました〜」
そう、実は(?)掲示板でのやりとりのように、竜ヶ岳石仏の上で待ち合わせをしていたのだ。私の顔はこうやって全世界(大袈裟?)の皆様にさらしているが、金森さんのお顔はHPに少し出ているだけだったので、私は彼を見つけることが出来ない。そこで、彼が私を見つけてくれないかと先輩二人と一緒に居るときも考えていたのだ。結局ダイヤの撮影も終わってしまったので、行き違いになったのかと半分諦めていたが、ひょっとして頂上で待ってくれているのかと思っていたが、まさか後ろからとはね。私は気づかなかったが、すれ違ったらしい。彼はそれに気づき、戻ってきてくれたと言う訳だ。
後から分かったが、彼が撮影していたのは私達よりも下だった。そして頂上を目指す際にどこかで私を追い抜いたらしい。何しろアノ混雑だったからね。
「ご存知でしょうが、私は記念撮影マニアなんです。一緒に撮ってもらってイイですか?」

その後「じゃあ私のカメラでのぞむさんを撮らせてください。」
「ええ、イイですけど、それはフィルムカメラじゃないですか?」
私なんぞに貴重なフィルムを1枚使ってもらった。有り難うございました。
「今度は是非何処かの山を一緒に歩きましょう!」下山する金森さんとはここでお別れ。

登山にはまってから最初に見つけたサイトの一つが山の写真集。金森さんはあこがれの人であったが、掲示板のやりとりのように気さくな方だった。会えてホントに良かった!

☆金森さんの山行記はこちらをご覧下さい。

9:18 ようやく頂上へ おそらくは1時間半程前までは百人以上が居たであろう頂上も今は十数人がいるだけ。テントは2梁だった。
この時間は富士は逆光なので後回しにし、先ずはズラリと並ぶ南アルプスを西からぐるっと時計回りに撮影。(ヤマケイ YAMAP 富士山・伊豆・箱根がドンピシャ!役に立った)
聖岳・赤石岳 悪沢岳 蝙蝠岳、塩見岳 農鳥岳、間ノ岳
北岳 鳳凰三山
大分右(北側に)八ヶ岳
こんな感じで撮っているのだ。
さらに、今度は望遠を使って目立つピークを引き寄せてみた。
赤石岳 悪沢岳 蝙蝠岳、塩見岳 農鳥岳、間ノ岳
北岳 鳳凰三山 八ヶ岳が近く見える 山座同定には金森さんにもアドバイスを頂いた。確かに蝙蝠岳はその名前のように見ることができる。有り難うございました!
ここに来たのは3回目だが、今回が一番イイ!しかもデジイチというオモチャがあるので、何カット撮っても飽きない位だった。お陰でアップする際に選ぶのが大変だったが、これもまた楽しいのだ!
さて、ランチタイムだ。お約束を・・・

シャッターを頼めそうな人が居なかったので、セルフタイマーで

もう年は越したが、これにしてみた。料金がやや高めだが、この歯ごたえはGOOD!なるほどぴんそばか〜、
大分富士が撮りやすくなってきた
山名標とのお約束を頼んだ後、逆にオバチャンの記念写真を引き受けた。その際露出の変え方などを教えている内に、なんとなく話しがはずんだ。
なんと、彼らはのんびりの出発で、ダイヤの時間はまだ歩いていなかったそうだ。「7:50だから6:30に歩き出せば間に合いますよ」と話したら驚いていた。元日に竜ヶ岳に登るのにダイヤのことを気にしないのは逆にすごいかも・・・
お互いのデジカメの画像を見せあったり、それぞれの山行の話で盛り上がった。こういうのんびりした時間もイイなあ。
今回も望の富士山の名刺を渡し、HPに載せて良いかとの確認をとった。「私達は大宮勤労者山岳会のメンバーです。ただし、その中の初心者なんです」とのこと。
さて、そろそろ富士を撮るのにイイ時間だよね。(10:30〜11:15)
やはりクマザサを前景にして 目一杯アップで 雲が出てきた
去年登った雨ヶ岳(右) 伊豆も見えている
「では、私は先に降りま〜す」と大宮の皆さんに挨拶して下山開始。
11:25 足元はこの通り。
山頂の数十m先から
11:35
2年前はピストンだったが、今回は北側の登山道にチャレンジ!
11:42 北側だけあって日陰になっているが、東側と同じくジグザグに付けられた道を下る。

冬枯れの枝の向こうには南アルプスと本栖湖。
つい、ザックを下ろしてデジイチで撮影したくなるよね。まあイイさ。のんびり行こう!
お、またしても木段か!

資料を調べると、ここは「森林文化の森」事業の一環として整備されたそうだ。
木の幹にペンキでルートが示されており、迷うことはない。
12:17 ベンチ
「あら、さっきの・・・」上から声がした。大宮の皆さんだ。「私達も周回コースにしたの。さっきの道は泥だらけで歩きたくなかったしね。」
なるほど!そう言えば、2年前も多くの人が歩いたし霜柱も溶けてグチャグチャだったよな。
数分間一緒に歩いたが、今度は枝の向こうに見える富士を撮りたくて、私はここでザックを置くことにした。
←↓これにビビット来た!
12:45 枝越しに湖畔の駐車場が見える所まで降りてきた。「そういえば、初めて竜ヶ岳に来たときはここにマーチ(先代)を停めて車中泊をしたんだよな〜」なんて思い出しながら・・・
よし、こっちだ!駐車場を左に見て進めばタントに戻るだろう。

リボンも付けられているしね



・・・








こりゃ〜絶対違うよ!
迷ったら元の道を引き返すのだ!!!
13:03 今度こそこの道だ!

と駐車場に近い方へコース変更。近道をしようと思ったのがダメなんだよな。でも、あのリボンは何だったのかな〜
13:08「←竜ヶ岳登山口」の表示
このゲートから登山口、そしてタントまではほんの数分だった。朝ここにあった2台はとっくに居ないな。そりゃそーだ!
ウエアを着替え、テルモスのコーヒーを飲み切った。一息ついたら、あそこへ行くしかないのだ!
13:51 あそこ
やはり、ここの風呂はこの季節には欠かせないよね!
入ったときは誰も居なかったので、1枚パチリ!

20分程のんびりしていた頃、私と同年代位の方が入ってきた。彼はこの付近は初めて来たとのことだったので、富士見ポイントを教えてあげた・・・あれ、お節介だったかな。でも話していると長湯出来るし、その分リラックス出来るんだよね。
15:07 写ば写ば サロン 栗林先生はあの日テレビを見て、私を案じて捜索に加わろうとしてしたと聞いていた。自宅に帰った翌日電話すると、先生はお留守だったが奥様が出て、ホントに喜んで下さった。
早めにお礼に行かねばと思っていたが、8月に来た際はお休みで後回しにした所、もうあれから5ヶ月も経ってしまったのだ。
先生も奥様も私の訪問を喜んで下さった。

店内はお客さんが4+2人。聞き耳を立てていると1グループは関西から来たようだ。この富士日和に遠出して来た甲斐があったらしく、皆満足げだった。先生は店内にある写真の説明をしたり、料理を出したりと大忙しだった。

奥様からお客さんが「ダマチョって奴が吉原ですごい写真を撮る」と話していたと教えてもらった。さすがはダマチョさんと思っていたら、同じ方が望の富士山のことも話していたとのこと。なんだかとても嬉しかった。
他のお客さんが出たので、先生と話をする事が出来た。
奥様に記念撮影お願いした。
せっかくだからと今回も湖畔で夕景を狙った。今年もドラマは無かったけどね。
16:00 16:16 16:32
ユースに帰ると今晩のメニューにはカニ

「せっかくなので、一緒に写って下さい!」と三谷幸喜似のペアレントにお願いした。

今晩も美味しかったです!
(え、カニはこういう食べ方をしないって・・・)
楽しかった年末年始山行もいよいよ明日で終わりか・・・
名残惜しいが、この日も20:30にはベッドへ

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