h20 元旦 端足峠から雨ヶ岳2
大晦日へ  サムネイルをクリックすると大きくなります     この山に以前登ったのはh16.12

 3:00起床。大晦日に早足で烏帽子岳を目指す羽目になったので1時間早く起きた訳だ。新年早々この異常な時間にも関わらずペアレントは笑顔で見送ってくれた。ホントいつもご迷惑をおかけしています。有り難うございます。
 前日の反省?から今日はすぐに食事が出来ることを優先し、20号のすき屋へ。朝食は豚鮭納豆定食にサラダを付けて640円。このポイントは納豆!そうなんだよ。これを食べるとパワーが出るし、パワーが長持ちするよね。店にはヤンキーが8人、しかも酒乱。オッチャン店員が一人で切り盛りしていたが、気の毒だった。
 おっとコレも大切だ!コンビニでホットの缶コーヒーを2本買い、ポットに充填した。256円なり。
 準備万端で今日も本栖湖のトイレへ。昨日使ってみてポイント高かったので、今日もここで用を足し、スタートしようと考えていたのだ。スッキリしてタントに戻るときに丁度なにわナンバーの観光バスが到着。十数人がトイレに向かうところだった。これは5分違いだったら大変だったな。そして今日も竜ヶ岳は山手線状態だろうな。

5:00 本栖チェーン着脱所


4:45頃に←へ到着。準備をしているところへオートバイが到着。小さめのリュックだけを担いで、あっという間にスタンバイ。
「端足峠ですか?」「そうだよ。竜ヶ岳に登るんだ」本栖側から登る人が殆どだろうが、このルートから登る人も居ることがわかり、ちょっと安心。彼に遅れること3分程でこちらも出発。
@急ぎ足で根原入口
Aさらに数分で根原公衆トイレへ。そこにある案内図。
5:06 5:13
6:09 端足峠分岐






東海自然歩道というだけあって歩き易い道なのだが、なかなか端足峠分岐までたどり着かない。コースタイムでは40分のハズなのだが、おかしいおかしいと思いながら早足で歩いた。挙げ句に途中で一度道を間違え、数分間ロスしてしまった。
結局←に到着したのは根原入口から1時間。これはヤバイとそこからの登りは前日同様にかなりのスピード!初めての道なのでどれくらいかかるか分からなかったので頑張るしかなかったのだ。
6:34
峠に到着するまでには25分!今度はコースタイム35分よりずっと早かった。逆に東海自然歩道のタイム設定がきついんじゃないかな。

さむ峠に着いて、まずはフリースとダウンを着込み、ホッカイロも出して準備を整える。
なにしろ気温はマイナス10℃!ここは標高1265mだからね。そりゃ寒いわけだ。
勿論三脚も出して一眼もセット。@カメラには防寒カバーを掛けて時々自分の懐で暖めたホッカイロでカメラを暖めてと・・・A足下には雪Bスグそこに見える竜ヶ岳には人が溢れているのだろうが・・・

さて、肝心の富士の様子はご覧の通り  サムネイルをクリックすると大きくなります
6:40 6:50 7:09
7:25 7:27 7:39
7:41 7:41 初日の出
7:25頃30代位のカップルが上がってきた。特別初日の出を意識しているわけでもなく自然体だったのが逆にスゴイなと感じた。男性の方は竜ヶ岳が整備される前のササヤブがひどい頃から登っているそうで、今さらなのかも知れない。
記念撮影をお願いした。彼らは竜ヶ岳に向かうそうだ。やはり雨ヶ岳に登る人は居ないのかな・・・
さて、いよいよ雨ヶ岳に向けて出発だ!(8時頃)ここから先はh16.12に歩いているが、スゴイ急坂続きなんだよね。それも雪のない時期だった。今日はどうだろう・・・
8:05 樹林の中をのんびり歩く
@8:14遠くに見えるのが雨ヶ岳かな
Aケモノの足跡。なんだろう?
8:21











←段々傾斜がきつくなってきた。そして氷っている所もあちこちにある。これはアイゼンを着けなければ!
よーし、バッチリだ。
あれ、左足と右足が違う
まあ、いいや歩けるよ。←おいおい・・・

しばらくは何とかなった。
8:48 さらに傾斜がきつくなってきた。
9:05


今回のお供はこれ、なんだかパワーが出た気がする(単純)
さすがに歩きにくい
右足だけがズレてくるのだ。
←えーい、仕方ない。ザックを置いてやり直しだ!!

ポットのコーヒーを飲んで一休み。

よーく考えてみた。左は正しいんだよ。そうだよ。なぜ左右が違うんだ・・・



あ、前後が逆だ
よーし、今度こそ大丈夫!!
10:04 まだまだ急坂が続いていたが、←でやっと傾斜が緩んだ。ほっとした。そして富士がドカーンと見えた。
ここではザックを置いて一眼でも撮影。ここまで頑張った苦労が報われた気がするよ。(単純)
10:11 よーし、あれが頂上だ
頂上までには再び急坂が続く。きついけどもう少しだ!
帽子を脱いで、腕まくりして登る。寒いけど暑い!
10:35 雨ヶ岳頂上(1772m)

(コースタイム1時間50分の所を2時間半かかったことになる)
よっしゃー、とうちゃーく

登山を意識してから段々レベルを上げるようになり、距離が長くなったり、キツイ山を目指すようになってきたが、やはりその中でもここは達成度ナンバー1と言える(前回もそう思ったけど)
誰も居なかったので三脚にセルフタイマーでこのポーズ!
頂上ではレジャーシートを広げ、ランチタイム!
のんびりカップ麺を食べていると年配の夫婦が上がってきた。なんとザックを担いでいない。話しかけるとザックは端足峠に置いてきたそうだ。「重いとしんどいからね」なるほどそう言う手もあるか。
「関西からですか?」「いえ、岐阜なんですよ。2時に出てきました」とのこと。
彼らの分の記念撮影をお願いすると共に「食べているとこを撮って下さい。HPに載せるんです」と昨日三方分山での事をくり返した。望の富士山見てくれてますかー?
勿論ここでも富士を撮影。ここからの富士は竜ヶ岳からより気に入ってる。正午前後のこの時間に光線の具合が良いのがイイよね。サムネイルをクリックすると大きくなります
岐阜の夫婦が降りた後、今度はスゴイ勢いで上がってきたソロの男性が登場。湯気が上がっている。しかもアイゼンを履いていない!話を聞いてみると、本栖湖から登り、竜ヶ岳でダイヤを撮影。端足峠経由で登ってきたとのこと。あの滑りやすい急坂を登ってきたとは!!「ちょっと怖かったけど平気でした」とのこと。
この先毛無山まで歩こうか考えているとのことだったが、自分の経験から「雪が着いた状況であの岩場を降りるのはちょっとキツイですよ」と話すと、「ではここで引き返しますか」さらに「せっかくだから一緒に歩きましょう」とのこと。
こうして相模原から来たというHさんとしばらく歩くことにした。こういうのも面白いね!
12:05 下山開始
Hさんが登山を始めたのは最近だそうだが、奥多摩を縦走、北アルプスにテントを担いで登るなど、富士を狙って低い山を登ってきた私とは違う楽しみ方をしてきたそうだ。

@下り始め A本栖湖がこの角度で見える。
←と@なにしろアノ急坂を今度は下りるわけだ。下を向けて撮影してもそれが伝わるかな。

A降りてくるHさんを下から。この角度で撮しても急坂が分かるでしょ?
の〜んびり休憩を取りながら慎重に慎重に下山。登りよりも怖かったかも・・・
13:52 端足峠
あれ、2時間近くかかったのか。まあこういうのもイイヨね。
ここで本栖湖畔に降りるHさんとはお別れ。

ここからは峠道。勿論地面は乾いているわけで楽ちんだ。
14:17 東海自然歩道 「行きに通った道はこうだったのかー」と確かめながら歩く。Aは行きに間違えて数分間ロスした地点。ここで登れるような気がしたんだけどね。このコースの殆どは@のような平地だが、何カ所かアップダウンある。
15:01 根原公衆トイレ

@ホント「おつかれさまでした」だよね。そういえば帰りはコースタイム45分の通りに着いた。
Aタントへ。小さな紙が挟まれていた。「日の出に間に合わなかった。明日もう一度チャレンジする バイク野郎」とのこと。2日は上手く行ったかな・・・
☆5時スタートで15時ゴール。ホントに頑張ったなー
今日は真っ直ぐ帰るよりも何処か温泉に入りたい!
というわけで、精進ライン途中の上九の湯へ。
(なんと今は甲府市だそうだ、旧上九一色村は分村合併で北側は甲府市、南側は富士河口湖町)
15:53
入浴料は市外700円。受付でスタンプカードをもらった。スタンプ10個で1回入浴無料とのこと。よーし、って10回貯まるかな?
ここに来るのは3回目だが、山中湖や河口湖に比べ交通の便が悪く適度に空いているのがイイんだよね。(失礼!)
露天風呂に漬かりながら地元のオジーチャンと話をした。「このお風呂はキモチイイですね。やっぱり露天がイイですね」「そーだなー、壁に囲まれて眺めは良くねえけどなあ。でもこの壁の外は道路だからなあ」
確かに!でものーんびりするにはイイお湯だ。
さらに「オレの畑にはイノシシが出て、困ってるんだ」とのこと。さらに、「イノシシやクマに出会ったら目をそらちゃいけねーぞ」とも、どの辺まで本気の話なのかは分からなかったが、お陰で楽しい時間を過ごせた。

17:07 
↑精進ラインでユースに戻る途中の中道にて。
精進湖からユースにこの道を使って帰るのはもう10回近いのだが、精進湖の方が標高が高く、降りてくるときに甲府市側の夜景がキレイだと思っていたのだ。もう少し手前(高い所)の方が、もっとイイアングルで撮れるのだが、車を停めるスペースがないからね。(望の富士山をご覧になっている方で、精進湖ラインを通る方がいらっしゃったら、これは分かって貰えると思います。

ユースの部屋に戻ると、年配のライダーさんがコタツに入っていた。足立を出発して、御殿場を廻って来たそうだ。こちらのデジカメの画像を見せると、携帯で撮った御殿場側からの富士を見せてくれた。この方はおしゃべり好きで北海道や東北を走ったときの事をずーっと話してくれた。また、ユースを使って旅行するのが好きで私と同じ所にも泊まっていたし、彼が行こうとしていた伊豆のユースの情報も教えたりもした。昨日は誰も居なかったので、こちらもなかなか楽しい時間を過ごすことが出来た。

でも、この日も20時にはベッドへ。明日も晴れると良いな!

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端足峠から
初日の出
雨ヶ岳から
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