h22.9.26 毛無山5、十二ヶ岳5(前編)
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今回は26日に食うかいさん、ダマチョさんと久々登場の○○さんと十二ヶ岳に登ることにした。集合は文化洞トンネル7時だったが、久々に土曜休みなので、前日から現地に入りたい。しかし、金曜の天気予報では昼ごろまで雨。夕方から晴れだったので、25日土曜の朝はのんびり起きた。朝は雨が降っており肌寒いくらいだった。週末の日課(?)で掃除をして、昨晩出来なかった山の準備をして、午後の出発に備えた。

しかし、11時頃には雨は止み、府中市では青空が広がった。気温も上がり、ジャージでは暑いくらいになった。夕方に到着すればイイと思っていたが、気が変わった。

ひょっとして初冠雪が見られるかも!

Furutaさんが晴れた直後の画像()を送ってくれました。さすがです。


大急ぎで納豆の昼ご飯を食べ、車へ荷物を詰め込んだ。

・・・

あれ、エアリアが無い。十二ヶ岳はもう5回目だが、幹事のぞむが地図無しで山に行くなんて舐めたことをしてはいけないのだ。昨晩○○さんにメールした際に見たんだけどな〜

部屋をごそごそ・・・

あ、あった〜

つまらないことで、30分程ロスしてしまった。

13:35頃出発。

3連休で檄混みだった先週と違い、都内と橋本周辺の混雑もそこそこで済み、道志道へ

お、富士が見えている!!

急いで山中湖へ行こう!





むむ、まてよ。撮れるときに撮っておかないと、雲隠れしちゃうかも

15:45

場所をメモっていないが、道志の湯の手前辺りだったと思う。
再び道志道を急いだ。

16時頃山中湖に到着。さすがに気温が下がった感じがする。車内ではTシャツ一枚だったが、いつものラガーシャツを着た。とりあえず平野の浜を目指してみると、あちこちで三脚がセットされている。何も下調べをしていなかったが、太陽がイイ位置に沈むのだろうか。

ふららの辺りまで車を回してみるが、気が変わった。

上から撮ろう!

そう、湖畔で撮るのは翌朝でもイイ。3月以来の三国峠付近からの夕景を楽しもう!

平野の混雑から予想してはいたが、パノラマ台は車が溢れていた。さらに数分先へ進むと、三国峠手前の路肩にも車がずらり。ようやく空きスペースを見つけ、タントを停めることが出来た。既に書いたように何も調べていないが、この付近にカメさんがいっぱい居るってことは何かドラマが起きるかもしれないぞ。
16:38 始めはこんな感じで三脚をセット。
まだ太陽の位置はこの辺にある
一旦車に戻り、折りたたみ椅子を持ってきた。これは百均ではなく、ドンキで○○○円で買ったものだ。うん、大分座り心地がイイぞ。

この日はパカパカが特番で休みだったので、車ではpodcastを聴いていたが、イヤホンは持ってきていない。ラジオを適当に探すと高田純次に辿りついた。この『5時から男』のトークは久々だったが、なかなか面白く、沈む太陽を待つには丁度良かった。

三脚を低くし、手前のススキを入れてみた。座ったままファインダーを覗けるスタイルはお気に入りだ。
17:00

ススキがイイ感じに輝く!
17:10
露出を変えながら次々撮影。
傍で撮っていた若者にいつものヤツをお願いした。彼女といちゃいちゃしながらだったので、正直頼みたく無かったが、仕方ない。(?)でも、撮った後に、「富士を入れた方が良かったっすか〜」と訊いてくれた。何だイイ奴だったのか。ゴメンね〜(相変わらずの小者ぶり・・・)

ちなみにこんな恰好をしながらの撮影だった。季節の変わり目って服装が難しい。出発前に迷ったのだが、フリースはザックの中で嵩張るので、持ってこなかった。このユニクロダウンはコンパクトになるので、富士登山でも活躍した。今回は要らないだろうと思ったが、念の為に持ってきて正解。日が沈んだ後はこれで丁度いいくらいの気温になった。
「この後はイイ色になるはずなんだ。見てろよ〜」と若者が自信満々に彼女に話していた。彼もゴールデンタイム(画像検索)を楽しみにしていたのだろう。うん、そうだよ。太陽が沈んだ後の色がたまらないんだよな〜。
17:22

光芒がキレイ
17:28

この色がイイ
おっと、そうだ。初冠雪は・・・

うーん、逆光だけどそういえば白くなったような・・・
その後色が付くことを期待して待ってみたが・・・
18:01

この辺で終了。
もっと色がつけば・・・いやクリアな空に贅沢を言っちゃ〜いけないよね。
パノラマ台周辺ではまだまだ多くの人たちが三脚の前で立っていた。その後彼らはどうしたのだろうか。
18:30 山中湖畔へ降りると麓の灯りがイイ感じだ。この位の明るさならバルブ無しでも撮れそうだ。長池に車を停め、柵の2段目との上辺りの高さに三脚をセットした。(柵の一番上前では高くならない。三脚自体も私の背も足りない。)
まだ営業している小屋があるとはビックリ。

レポを作りながらmixiを見ると29日に登って来た猛者もいるようだが・・・
よし、今度はバルブに挑戦・・・

あれ、

電池が切れました

うわっちゃ〜。そんな〜・・・このエネループは昨晩充電したばかりなんだが・・・

まあ、イイ。こういう時の為にエボルタを入れてあるのだ。

・・・

無い。

あれ〜、カメラ巾着袋の中にあったんだけどな〜

まあイイ。河口湖で買おう。

先週同様に山中湖から東富士五湖道路へ。あっという間に河口湖に到着。前回も書いたが、民主党に変わって数少ない恩恵の一つだと思う。

19時半頃に先週も寄った河口湖食堂へ。ここは色んなメニューがあり、どれも美味しいので、続いても飽きないのだ。この日はお気に入りのサバ味噌と揚げだし豆腐などを注文した。

食後、食堂の目の前にあるダイエーへ。エボルタはすぐに見つかった。ついでに一階の食品売り場をうろうろしてみた。さすがに品数が多くて楽しい。しかも20時過ぎのこの時間だと注意して探すと半額シールがみつかるのだ。普段地元の京王ストアでもこれくらいの時間に値段が下がるが、10%、40%と段階があり、日によって微妙に40%になる時間が違うのだ。しかし、この店ではもう半額になっている。これ幸いと栗マツタケご飯とヒジキをチョイス。消費期限はこの日の深夜で切れるから安くなっているのだが、そんなの気にするはずもないのだ。そして値段は下がっていなかったが、3個入りのヨーグルトを見つけた。詳しい値段を覚えて居ないが、コンビニで買うより絶対お得だ。電池の事が無ければここに来ることも無かったのだ。これは何だかついているのかも!?

食堂の駐車場で早速ヨーグルトを1個食べた。残りの2個は朝食にしてもこの気温なら大丈夫だろう。(先程東富士五湖道路の温度計で9℃だった)

湖北ビューラインを進み、河口湖自然生活館へ。先客は一台。付近を探してみたが、三脚をセットしている人は居なかった。
20:34

いつの間にか富士は雲の中。でも、月が明るいので、河口湖大橋と一緒に撮ってみた。
20:48

ひょっとして富士が見えないかと思い、しばらく粘るが、これが限界。

明日の晴れを願ってtantoへ戻った。
こうして撮影中に2、3台が車を停めたが、少ししてから帰って行った。どうやらここで夜を明かそうなんて奇特な人はいないのだろう。
20:56 毎回同じで恐縮ですが・・・
この日も割りと早く寝ることが出来た。

2時頃、ふと目が覚めた。尿意を感じて生活館のトイレへ。用を済ませて寝袋に入った頃、見覚えのある車が隣へ停まった。食うかいさんだ。降りてきたら挨拶しようと思ったが、どうやら車内で寝たようだ。私も寝ることにした。

4時のアラームで目を覚ました。すぐに起きられず、スヌーズと格闘したが、この後の事を考えて起きることにした。
4:24 朝食。

食べ終わる頃に食うかいさんが顔を出した。さすがにいつものテンションでは無く、眠そうだった。
とりあえず車内でジャージをラガーシャツと山ズボンに着替え、ダウンを着て外へ。勿論デジイチと三脚、そして椅子を持ってすぐ傍の湖畔へ直行!
5:07

お、イイ感じの雲だ。ひょっとして、焼けるかな〜
5:11

この時間の空って大好きなんだよね。
食うかいさんも三脚を構えて撮っていたようだが、しばらくして傍に居たカメさんに話しかけ、すっかり馴染んでいた。話しかけた相手は甲府の方で、「今日は焼けない・・・」など話していた。
私も一緒に会話に加わろうと思ったが、目の前の風景に手を離すことが出来なかった。望の富士山の名刺を配れたな〜とちょっぴり後悔。
あれ、今度は違う人と話している。

んん、

あれは、誰だ誰だ誰だ♪・・・music






3月の身延山以来久々のサイトウさん登場!彼は夜景マニアなので、明るい時間に撮影することは少ない人なのだが、たまには一緒にと声をかけてみたのだ。彼には7時に文化洞トンネルと伝えていたのだが、こんなに早く登場するとは思わなかった。食うかいさんとはマイミクさんなので、直接会うのは初めてだが、すでにネットではやりとりをしている。いっしょに撮影かと思いきや、挨拶もそこそこに三脚を担いで何処かへ消えてしまった。後でわかったが、花を前景に富士を撮っていたようだ。(mixiの日記はこちら)う〜ん、マイペースな人だ。(え、お前もだろって・・・)
5:31

手前の葦に日が当って来た。これくらいのボンヤリ逆さも結構お気に入り
ズーム!
雲に赤みが指してきた。このくらいの時間も大好きだ。
食うかいさんは根場に居るダマチョさんを迎えに行くとのこと。予定通り7時にトンネルで合流することにした。そういえばサイトウさんは・・・一緒に行ったようだ。
5:48

少しアングルを変えてみた。
再びズーム!

はっきり白くなったのが分った。
このアングルは以前から狙っていたが、ようやく撮れた。

駐車場には5,6台の車が停まっていた。クリアな富士と花を撮るのが目的なのかな。でも、花に日が回ってくるのはもうしばらくかかりそうだ。(サイトウさんの日記を見ても、花撮りには少し早そうだった。)さすがにもう行かないと約束の7時に間に合わない。
荷物を車内に置いてまたまたトイレへ。ここは勿論水洗でとてもキレイ、そして洋式便器なのだ。心おきなく出すことが出来た。

生活館から10分程で文化洞トンネルへ到着。(6:30頃)
先客は2台。恐らくは登山者だろう。きっと天気の良い今日は多くの登山者が訪れるのだろうな。そういえばここに車を置いて十二ヶ岳を目指すのは初めて歩いたh17.8以来だ。その後3回は電車とバスだったから。

ザックの整理と山靴を履いていた頃、食うかいさんがダマチョさんとサイトウさんを載せてやってきた。下山予定の桑留尾そばの湖畔に彼らの車をデポしたそうだ。
S「ほら、オレのザックを持ってみて」
K「おいおい、マヂかよ。なんだこりゃ」
S「15kg位かな。これでもいつもより軽いんだ。」
N「サイトウさんの得意な夜じゃなくて、今日は明るい時間に歩くのだから三脚は要らないんじゃない?車に置いて行ったら?それに今日登る山は・・・」
食うかいさん、ダマチョさんも同じことを思っていた。彼の三脚が活躍するのは数時間後、ビックリな場面だった。
ダマさんは先週、篠井山へ夜間登山をしたそうだ。(レポ
そもそもヒルの活動する季節の夜中にこのアブナイ所へ行こうと考えるのはスゴイのだが、でヒル対策にゴキジェットを使ったとの件に痺れた。レポの中に『ネット上では「かなりのすぐれもの」を販売』とあったので、これを持ってきた。
すぐれものはヤマビル研究会HPで買えます。
6:58 出発前のお約束!
倒木は格好の遊び場♪

この画像の前にダマさんはくぐり、サイトウさんは乗り越えたらしい。
忠魂碑を過ぎると最初の急坂

ガンガン登るサイトウさんとダマチョさん

元気だな〜

K「これはヤマハッカ。ほら、触ってみて、茎が四角いんだ。」

前を行く二人をみながらこちらはのんびり
ガンガン登るサイトウさんだったが、すぐにアノ声が聞こえてきた。

「あ”〜、キッツイ」
「あ”〜、しんど」

「オレは登山嫌いなんだよ〜」

K「ホントにこの男うるせ〜なあ。鳥や動物が逃げちまうよ〜」

N「これならクマ鈴は要らないね〜」
N「へたってる所を撮っちゃお〜」

N「あ、すかさずサングラスかけてるぅ〜。ぜぃぜぃいっているのにぃ〜」
N「次で平たい所が有るので、休みましょう。」

ここはh19.7かずさんと行った時(画像)もh20.5に同僚と行った時にも休んだ所だ。最初の急坂に疲れた頃に到着するポイントな訳で・・・
S「今日は暑いな〜。いつもは夜だからこんなに暑くならないんだよ〜」
この感覚が分るのは彼とダマさんだけだよな〜

Tシャツ一枚になるサイトウさん、他の3人も一枚脱いだ。

じゃあ、今回も皆が休んでいるところをさりげなく撮ろうかな・・・

カメラを向けると敏感に反応する男たち

彼らに「さりげなく」は難しい。

(「さりげなく」って隠し撮りか?)
休憩後、再びの急坂
K「ほら、のぞむさん、アレがあるぜ」
N「あ、マムシちゃんは色着いてませんね。」

カメラをマムシグサに向けると・・・

あ”〜
「あ”〜、キッツイ」
「あ”〜、しんど」

「オレは登山嫌いなんだよ〜」

この男、相変わらずだ。そんなにレポに書いてほしいのかな〜
またまた急坂

S「のぞむさん、いつ着くんだよ。」
N「もうすぐ分岐で、その辺りは平地だから」

抜いてみた。

S「やっぱ山やっている人は強いな〜」
N「え〜、そんなこと無いよ」(強がってみた)
3人を追い越して今度は上からカメラを構えてみた。
今回一番元気なのはこの人だ!
途中で私たちを追い抜いたベテラングループ。

何だかうるせぇ連中だなぁ」と思っていたかどうかは分らない。
急坂が終わると、数十mは平らな道。
S「あ、この道オレ好き♪ こんな道ばっかだったらイイのにぃ」
N「それじゃあ上に行けないね。」
8:06 長浜からの道と合流。

サイトウさんはこうして目印になる物があるとデジイチで撮っている。こだわりがあるのだな〜

それにしてもその横の2人は・・・
K「ほら、あれを見なよ。緑がキレイだぜぃ」

珍しく、いやホントは詩人(?)の食うかいさん。彼と一緒にこの木漏れ日を撮ろうとカメラを向けると

すかさずカメラの前に入って来たこの男・・・
N「お、イイ感じのトリカブト!」

カメラを向けると・・・
このノリは食うかいさんへの対抗意識なのか。

いや、もともと二人が似ているのか?
8:29 N「もうすぐ富士が見えますよ〜」
「お〜、すげぇ」誰の台詞だったかな〜
ここからの大展望はh17.8以来だ。
ズーム!
雲の帯がイイ感じだ。
デジイチを取り出し、撮影に夢中になる私とダマさん。

K「のぞむさん、山頂まであとどれくらいなの〜?」

N「あ〜、あと10mです。」

K「なんだ。それならオレたちは山頂で待ってるよ〜」

サイトウさんも上に行ったようだ。私はダマさんと撮影タイム!だって、山頂よりもこの付近の方が木が邪魔にならないのだ。
上の画像より数m上から

ススキを入れてみた。
前ピンで後ろをぼかしてみた。
「私が撮っている所を撮ってください」とダマさんにリクエスト。

う〜ん、さすがのアングルで撮ってくれた。
やべ、もう行かなきゃ!上で二人がしびれを切らしているかも・・・
上を目指す。あと10m・・・
カイフウロが残っていた。
アザミ?
そうそう、夏に来るとこの辺はお花畑なんだよ〜
この赤い花は?
お、これは鮮やか
ウツギかイタドリ?
う〜ん、これは上に着いたらさっきの10mのことを言われるな〜
8:50頃 山頂に到着。

K、S「長い10mだなぁ」

やっぱりぃ〜
N「記念写真を撮りましょう。イイ三脚もあるし!

サイトウさんが担いできた三脚の出番だ!(この三脚がホントに活躍するのはもう少し後だったりして)

あれ、食うかいさんが持っているのは?

K「二宮金次郎♪
そのボケは空振りだったが、食うかいさんは望の富士山を隅々まで読んでおり、この山頂にあるノートを見つけ、私が以前書いた分をチェックしていた。
K「のぞむさんも書くかい?」
N「いや、お任せします。」

彼が何を書いたのかはあえて見なかった。
次回ここに来た時の楽しみにしよう。
パンとスポドリで休憩。ここからの風景も撮っておこう。
先程のポイントよりも木々が邪魔をしてしまう・・・
S「のぞむさ〜ん、カメラ貸して〜」
彼はデジイチを構える私をアングルを変えて6枚撮影。

S「これ、レポで使えるかな〜」

バッチリ使いましたよ〜
さあ、いよいよ十二ヶ岳に挑戦だ!

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