h21.5.9 升形山2、撥岩2
前回へ サムネイルをクリックすると大きくなります。
今回はヨッシーさん(HP山梨百名山から見える風景)に誘われて、昨年10月に訪れた黒富士へ違うルートで行くことになった。前回はヨッシーさんの車で林道をかなり登り、八丁峠からの最短コースで黒富士を目指したが、(ヨッシーさんのレポ)今回はマウントピア黒平(くろべら)からのルートを案内してくれるとのこと。
「普通の道を歩いてもつまらない。お、こっちに行けるかな〜って思うと行ってみたくなっちゃうんだよね〜」
と話すヨッシーさんと今回はかずさん(悠遊趣味)は薮ラー、同じ匂いがする。前回ヨッシーさんと歩いた時にそう思ったし、今回かずさんと一緒に歩いてみるとどんな化学反応が起きるかちょっと楽しみでもあった。
ヨッシーさんと甲府駅17:12信玄像で待ち合わせ。これは前回と同じ、国分寺駅5:08で立川発大月行きに乗り換えるパターンだ。これって大月で富士急の始発につながるアノ電車。かずさんともこれで待ち合わせ(一昨年7月)したり、ばったり出会ったり(昨年4月)しているパターンだ。
当日は3:30に起床。今回も掲示板にカキコして、予定通りに国分寺へ。立川、大月共に始発なので、確実に座れ、終点なので乗り過ごす心配もない。お陰でこの日はバッチリ熟睡しながら行くことが出来た。丹沢だとこれが出来ないけど、中央線ってイイなあ。
同じ電車に乗っていただろうが、今回は途中で会うこともなかったかずさんとは甲府駅のトイレでバッタリ。一緒に信玄像へ
歩く途中でヨッシーさんからもうちょっとかかるとの電話が入った。しばらく待つことにした。かずさんはここで、マットを敷いて北岳の登山口広河原行きに乗ったそうだ。暴走族がうるさくて寝られなかったそうで・・・(レポ)いや〜さすがの体験?をしているね。
信玄像を撮影しているおじいちゃんに「撮りましょうか」と声をかけると、「そうですか、お〜い」と数m離れた奥さんと一緒にパチリ。イイ記念になったかな。
(これ以降ヨッシーさんをYさん、かずさんをKさんと表記します)
Y「お、早速撮ってるね〜、ブロガーだなあ」 | ||
|
Y「掲示板見たんだけど、今朝は3:30に起きたんだって〜、大変だね〜、オレは6時起きで、シャワーまで・・・」 N「あ、見てくれたんですか〜、嬉しいなあ。」 K「え〜イイなあ。羨まし〜。オレもこっちに住みたいよ♪」 途中のコンビニでYさんは朝食の買い出し。 私はKさんの1/25000地形図(茅ヶ岳)を借りて、コピーをとった。藪ラ−2人と一緒なので、心配ないだろうが、念のためにね・・・ 車内ではYさんとKさんは朝日連峰、唐松岳・・・それぞれが登った山の話で盛り上がっていた。 ついていけない・・・ |
|
前回と同様、昇仙峡ラインから、林道をかなり登る。(地図) |
K「ちょっと停めてもらってイイですか〜♪」 (彼は山並みを撮っているが、私は彼を撮っている) Y「ほら、あれが○○だよ」 |
|
8:20 マウントピア黒平に到着。 |
YさんがKさんに今日のコースについて説明していると、ちょうど管理人さんが通りがかった。Yさんは彼とも顔なじみ(h19のレポ、その2日後のレポ)で、いろいろな情報を聞くことができた。 |
8:37 出発 沢沿いのコースへ |
コテージの横を通る。 N「任せて下さい。このレポを見たらすぐ満員になりますよ♪」 誰か止めてくれ。。。 |
||
ちょっと滑りやすい丸木橋を渡る。 この付近で茅ヶ岳標柱の話になった。 Y「最近茅ヶ岳には標柱を直しに行く時しか登っていないんだ。せっかく建てた標柱(レポ)を引っこ抜かれたときは頭にきて50kgのセメントを入れてやった。(レポ)今度は標柱を抜けなくなったから、字を削りやがった。今度は字を直しに行ったんだよ。(レポ)多分、同じ奴がやりやがったと思う。おかしな深田百名山のファンが居て、こんなもの立てやがってと考えたんだろうね。」 私は標柱のファンで、これの前で記念撮影をするのを楽しみにしている。やっぱり頑張った達成感ってあるでしょ。(Yさんのブログのコメントもご覧下さい。)でも、これを嫌う奴もいるんだなあ。おそらくは平日か夜に他の登山客が居ないときにやっているんだろうが・・・ |
|||
Y「お、このニリンソウはイイねえ♪」 |
|||
9:12 山側を通るもう一つのコースと合流。 |
Y「さすがは花屋さんだね。レポを見たけど、愛情を感じるよな。」 ここにもKさんのサイトのファンが居たね。 |
||
Y「あれが天狗岩だ。こっちから見ると切り立っているけど、裏はなだらかなんだよ。」 | |||
休憩中・・・ |
9:43 リスタート 眩しい位の新緑の道。ようやく登りにかかる。 |
|||
9:45 ホオズキ平 Y「この辺はテープがいっぱいだ。さっきのマウントピアの管理人さん(これ以降☆と表記)がつけたんだよ。こんなに整備しているのに人気がないんだよな〜」 K「やっぱり地図に載っててないと駄目なんだよね〜」 Y「お陰で静かに歩けるんだけどなあ」 |
|||
←むむ! N「昨日の雨で増水してますね〜」 |
|||
Y「ここの水はうまいぞ〜♪」 |
リスタート この辺も木の幹にペンキ、そしてテープ |
||
左側は崩落している。ロープの付けられた道を進む。(10:26) Y「前回来た時は向こう(左)側の沢沿いを歩いたんだよな〜、ガレているから、☆がこっちに道を付け替えたんだな。」 |
富士は霞んでる | 八ヶ岳はこの通り | ちょっとアングルを変えて |
峠の上方に咲いていたミツバツツジ | 派手な色だ! |
左が権現岳、右が赤岳 | やはり赤岳がデカイ、右は横岳? |
←ツツジから峠を見おろす ここではYさんのゴツイ三脚をお借りした。「やっぱりこれを使って撮ると違うんだよ。特に引き延ばすとその違いは歴然だ!」 それにしても、前回もこれを借りてみたが、ズシリと重い。Kさんも驚いていたが、毎回これを担いで登るYさんはすごいなあ 曰く「トレーニングだよ。これくらい担げなかったらテントなんて無理だろう?これをやらないとハラも凹まないし」とのこと |
|||
12:10 |
Y「この後どこで飯にしようか?ここから曲岳に行くと2時間以上かかっちゃうな。よし、升形山で飯にしよう。あそこからの展望はこの辺で一番だ。」 N「そうですね。あそこはいいですね」
|
||
まずは小ピークを巻く @Y「ほら、ヤブレガサがこんなにある♪」 AY「右が曲岳だ。ほら、奥に甲斐駒も見える」 |
|||
Y「巻道もあるけど、直登コースで行こう!」 | |||
N「うわ〜、キツイですね〜」 Y「のぞむ君、こういうのはマゾ登りっていうんだよね。」 よく私のレポを見てくれてるな・・・ |
|||
頂上はこの岩の奥だ! 12:35 升形山(1650m) |
N「かずさん撮って〜」 さすがに今日の気温ではコッフェルを担ぐ気にはならず、昨夜握っておいたオニギリでランチ ここでは珍しく?softbankもアンテナが立ち、写メールを送ることができた。 |
|
K「え〜、こんなに暑いのにラーメンですか〜」 Y「いや、パスタだよ。賞味期限切れてるけどな。これもウマイんだ」 色んな意味で恐るべし・・・ |
北西に八ヶ岳 | 左下に黒富士峠、瑞牆山 | 金峰山や奥秩父 |
赤岳をズーム |
瑞牆山をズーム | 金峰山をズーム |
先ほどまで居た黒富士峠をズーム |
雲が取れない | 左は黒富士・右は鬼頬山 | あれ、富士の右に・・・ |
聖岳? | 赤石岳? | 右に地蔵のオベリスク |
よ〜し、八ヶ岳をバックに記念撮影にしよう。 | ||
N「じゃあ、次は私のカメラで・・・」 あちゃ〜、間に合わなかった〜 |
||
じゃあ、もう一回 | ||
12:30 撥岩へ向けてリスタート。 今度は先程の急斜面ではなく、反対側の南側の斜面を下る。 |
||
3分程で、黒富士からの道に合流。 |
||
枡形山のピークをぐるりと巻くようにルートがつけられている。 | ||
再び黒富士峠 | ||
わずかな踏み後を辿り、撥岩を目指す。 はたして、ここは作業道か、それとも獣道・・・ |
||
Y「一休みしよう」 この一言を待っていた。なんだか、バテていた。二人のハイテンションについて行けてなかった。今週は忙しかったしな〜(GW後2日しか出勤していないくせに・・・) ←これでエネルギーをチャージ! |
Y「○○の方向だから、ここからはかず君が先に行くとイイよ。」 嬉嬉として薮を突き進むKさん。やはり薮ラーの血が騒いだな。 先ずは小ピークを登る。 |
|
足元に太いケーブルのある下り。 こうして画像を残しても、この道には来れないよな〜 ここはさすがに覚えていたが、Yさんと一緒じゃなかったらここには来れないよな〜 |
|
K「あれは○○ですか〜?」 Y「向こうに見えるのが○○で・・・」 山座同定を楽しむ二人。 そして、 Y「ここはイイ夜景が撮れそうだ。な〜に、寝袋持ってくればいいのさ♪」 K「え〜、まぢぃ。だって寝ぼけたら・・・」 |
|
N「覗き込んでる所を撮って〜」 ドン Kさんのお約束・・・ N「そ、それは無しだよ〜、これは去年の稚児落としもそうだったけどさあ。何回やられても心拍数上がっちゃうよ〜」 |
14:55 下山開始 | |
ケーブルのある小ピークを登る。 | |
Y「ここからはオレも初めてだ。な〜に、あの辺に着くさ♪」 地形図を確認して方向のみをチェック。まあ、今までも道なんて無かったからね。着いていくしかないか・・・ と、この時点では甘く見ていた。 |
|
ほら、イイモノを拾った〜♪ | |
K「うわ〜楽しい♪」 聞いたぞまぢで、やはり本物の薮ラーだ。 |
|
Y「ほら、これだよ。道じゃないか。獣道だけどな♪」 聞いたぞまぢで、やはり本物の薮ラーだ。 |
|
うわ〜、スゴイ傾斜! 嬉嬉として進む二人。 こっちは着いていくのに必死だ。(写真撮ってるけど) |
|
15:30 「な〜んだ。もう終わっちゃった〜」 Y「もう少しかかると思ったけどな〜」 K「つまんないよ〜」 残念そうな二人。(ホント) N「え、どこに着いたの?」 現状を把握していないヤツが約一名・・・ |
|
K「ほら、のぞむさん、ここ通ったでしょ」 このトラロープを見てようやく分かった。10:26に通ったアソコだ。(遅い) |
行きにも休んだ水場で ←チョ〜、キモチイイ(あ、もう古い?) |
|
←16:14 Y「行きは沢沿いだったけど、今度は山側のコースで帰ろう。」 9:12に通過した分岐を山側へ進む。この分岐にはどちらを通ってもマウントピア黒平まで15分との表示があった。 |
|
16:30 バンガローが見えた |
16:36 Y「せっかくだから☆さんに会いに行こう」 私も会いたかった(レポに載せたかった)が、残念ながら留守だった。 Yさんの車に戻ると「今日は用事の為失礼します。またお立ち寄りください。」とのメモがワイパーに挟んであった。 私が今日も温泉に連れて行って欲しいとリクエスト |
||
林道の途中 Y「ほら、向こうがエビ尾根岩だ。○○から登れるんじゃないかな」 (ご免なさい。やはり今日はヘトヘト過ぎてもうパワーが残っていません) |
||
17:35 要害温泉 | KさんとYさんが色々な山の話で盛り上がる。それにしても、Kさん誰と話しても「あのコースは〜だった。あそこのテント場は〜だった。」と話ができる。ホントにスゴイ人だ。 今日は距離はそれほど歩いていないはずだが、最後の獣道も含め、スゴイ所を歩いたせいか、ホントにヘトヘトだった。 この風呂は武田信玄の隠し湯だそうだが、文字通り疲れを癒すことが出来た。 |
|
かんぱ〜い と言ってもビールは私だけ。Yさんご免なさい。 |