h21.5.3 丹沢主稜縦走(蛭ヶ岳、檜洞丸2)
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山小屋の朝は早い。周りの人が動き始めて起こされたのが4時頃。まあ、お互い早立ちだから仕方ないけどね。でも、まだ寝ている人も居るのだから、もうちょっと気を遣っても良いのでは?特に電気シェーバーの音は勘弁して欲しかったな。
この日の朝食の第一回は4:30。小屋番見習いさんの声も気合いが入っていた。私は3回目の6時なので、まだ大分時間がある。
小屋のつっかけを履いて外に出てみた。風が無くて我慢できるが、やはりこの標高(1567m)では結構寒い。ウィンドブレーカーを羽織った。勿論、デジイチを持ってだ。薄曇りのこの空では富士は余り期待できないかな・・・といっても、小屋から数秒で富士の見えるポイントなのだ。(5時頃)
6:43 木段を下る |
前回は意気揚々とここを下り、結局登り返したんだよな〜 |
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下ったら登るのだ・・・ あれ、テンションが上がらない・・・昨日の疲れが残っているのか。あまり熟睡出来なかったしなぁ |
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7:09 休憩舎 前回はここで休んだよな〜、でも今日はアソコまでは一気に行くぞぉ |
振り返ると丹沢山がデカイ! |
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17:17 不動の峰 |
よぉし、ここからの眺めは楽しみだぁ |
早朝よりも雲の感じがイイ | 富士の右には南アルプス | 白嶺三山をアップで | |||
これから歩く道 | 蛭ヶ岳山荘 | ちなみに昨年はこの通り(ポジ) |
7:34 先ずは緩く下る |
ふと足元の茂みの中に・・・ お、こ、これは! 昨年5月に同僚と歩いた十二ヶ岳(正確には九ヶ岳直下)で見て以来だが、テンションが上がっちゃう花の一つだよね。 |
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この先の道が見えている。緩く下って登り返すのだな。 この時は気づいていなかったが、ここが棚沢の頭 |
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ブナの木と芽吹き前のトウゴクミツバツツジが並ぶ・・・なんだか不思議な空間だ。あと数週間すると花々が咲き誇るステキな道になるのかな。
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楽しみにしていたポイントに着いた! ここから岩越しの富士を撮りたかったんだ。(それって、ガイドブックの真似・・・) |
8:10 げげ、いきなりこれかい・・・ |
むむ、こんな所にも・・・可憐だなぁ |
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いよいよ、蛭が目の前だ! |
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鞍部まで下れば後はのんびり登るだけだ。 ここにもヤマザクラが残っていた♪ |
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バイケイソウが咲く斜面を登る。 お、見覚えのある顔だな、食事の時に同じテーブルだったあの人達だ。あれ、ザックを背負っていないぞ。 N「ザックはデポしたんですか?」 「そうだよ。これからユーシンに向かうんだ。」 そういえば(画像無いけど)、棚沢の頭の手前に分岐の表示があったような・・・ |
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8:40 蛭ヶ岳(1672m) |
多くの人達でごった返していた。さすがに人気の山だね。 @お約束 Aせっかく担いできたコッヘルでお湯を沸かし、ブランチ! |
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では、丹沢最高峰からの展望を・・・ |
西南西・多分箱根や愛鷹 | 西・南アルプスもズラリ | 富士の手前は檜洞丸 |
ズームで | 赤石・悪沢 | 大分霞んできたが、これだけ見えたら御の字だよね。 |
9:15 檜に向かってGO! |
指導標には臼ヶ岳まで2.0km、檜洞丸まで4.8kmとある。よぉし! 始めは緩やかに下るが、いきなり刺激的な表示!! |
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9:28 その意味はすぐに分かった! |
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9:36 またまたロープ! 登ってくる年配男性が先に降りろと指示をだしたので、それに従った。彼らは檜から来たそうだ。 |
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9:40 今度はクサリか! 今度は登ってくる人を待った。 「ゼイゼイ、あと4人上がってきま〜す」 N「うわ〜、大変ですねぇ」 「ええ、これが続きますよ」 |
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←画像が3人目の方かな。
彼らをやり過ごした後、今度こそ慎重に慎重に降りた。ここは登りに撮ると相当キツイだろう。もし、雪のあるときにここを通るとしたら・・・ゾーッとする。先程の表示の意味がよく分かるよ。 |
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10分弱で、クサリ場は終了。 | ||||
9:56 ここが鞍部。再び登りだ |
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ゆるく登って | ||||
10:07 ミカゲ沢の頭? |
@下って、A登って・・・ホントアップダウンが多いよ。 B向こうに見える檜が高くなったような気がするけど・・・ |
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10:37 臼ヶ岳(の肩) |
この先は檜への登りだよな〜と☆やエアリアを見直した。 よし、ここでカップ麺タイムだ!エネルギーの補給もそうだが、背中を軽くしよう! |
11:03 リスタート 始めは下る |
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11:24 ヤセ尾根 下を覗き込むとこの通り。ちょっとアブナイかも |
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11:28 神ノ川乗越 |
指導標には『←蛭ヶ岳2.7km ・ 檜洞丸2.2km→』とある。 やれやれやっと半分を超えたか・・・ |
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その後は登りに ここは丹沢らしい登りだね |
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11:47 また、人と出会った。やっぱり人気のコースなのかも ここは下り またまた登る |
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11:58 金山谷乗越? |
かと思ったが、違った。まあイイ。 丁度良いベンチなので、ここで休もう。ソイジョイ(何個目かもう忘れた)とスポドリで小休止 |
12:05 リスタート | |||
12:08 むむ、 鉄板を渡り、木段を下る。 ここに『金山谷乗越・檜洞丸まで1.2km・50分』の指導標があった。 |
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12:18 よぉし、今度こそあそこまで行くぞぉ | |||
もう騙されないぞ。今度こそアップだけだよな。もうダウンは無しにしてくれ〜。 | |||
段々傾斜がきつくなってきたぞぉ。そ〜こなくっちゃ〜。早く頂上に行きたいよ。 | |||
イイ感じの道になってきた。登っていて楽しい。 アセビ |
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ぐんぐん標高を上げているのが分かる。 振り返ると蛭ヶ岳。今朝は向こうからこっちを見ていたんだなあ。 |
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お、いよいよ頂上が近付いてきた〜 むむ、『公衆便所』ってことは・・・ |
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あ、青ヶ岳山荘ってホントに青いんだ! このHPを見るとコアなファンが多いようだ。せっかくだから立ち寄ってみよう |
HPに出ていた小屋番の男性ではなく、年配の?気さくな女性が対応してくれた。コーヒー(500円)を注文した。 今回私が通ったコースは指導標が少なく、時々迷う人が居て、ヘリが飛ぶなんてことなど他愛のない話をしばらく・・・ ←「笑顔がステキよ」とのお言葉を頂いた。帽子を脱いだらすごいことになっているけどね。 コーヒーはとても美味しく、「お代わりもどうぞ!」とステキな心遣い。 キレイな山小屋にしか泊まったことは無いが、なんだかこのボロ小屋(失礼)のファンになりそうだ。 出発前に念のためにと更に水を買った。500円也 |
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13:32 檜洞丸(1600m) |
頂上は十数人のハイカー。ランチタイムを楽しんでいる。ただ、ここは眺望が無いんだよね。 |
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指導標は西丹沢自然教室では無いが、まあこっちだよね。後はバス停目指してひたすら降りるぞ!(13:40) |
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13:47 風力発電の施設・青ヶ岳山荘にも電力を提供しているらしい。 | |||
まだ、ツツジは・・・ | |||
13:55 石棚山稜との分岐 |
画像左のベテランさんがオバチャングループに石棚コースを薦めていた。ちょっと惹かれたが、今日は最短コースで帰るのだ。(4.3km) | ||
まだ、莟も固そうだ・・・
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N「こんちわ〜、ボッカですね。青ヶ岳山荘ですか?」 こくっと頷いて登っていった。お疲れの所ご免なさい。そういえばこの人がHPに出ていた人だったかな |
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階段が終わると、足元に注意が必要。 この表現は・・・花が咲いていないか、注意して降りたつもりなんだけど、全然見つけられなかったんだよね。早く帰りたいとはいえ、このコースは勿体なかったかな・・・ |
14:24 よし、発想を切り替えよう!花が見つからなければ、この見事な新緑を撮ればイイぢゃないか。 |
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お、あった〜!一輪だけ咲いてる〜
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そろそろ、アソコに着く筈なんだけどなあ。アソコで最後の休憩にしよう・・・ | ||
14:45 展望園地(アソコ) |
な、なんと、ぎりぎり富士が見えている。ラッキー この画像を撮ってもらった若い女性二人組に昨年のシロヤシオとツツジの美しさを話した。是非、犬越路方面を歩いて欲しいとも・・・彼女たちのプランに加わったかな? |
15:09 リスタート バスは17:05だ。あと何kmか分からないが、十分まにあうだろう。 |
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15:17 お、指導標みっけ。あと2.8kmなら楽勝だね。ところで、同様の指導標はあちこちにあったけど、『西丹沢自然教室』の下は何だったのかな? | |||
木の幹にカメラを向けている年配の男性を発見。何を撮っているのかを尋ねるとこのコブとのこと。面白い人だなあ。お礼を行って先へ急いだ。 | |||
アセビの葉。毒があるそうだ。なぜ、こう書けるのかは後ほど・・・ | |||
15:43 沢の音が大きくなってきた。ようやく、ゴーラ沢に着いたか! @このクサリにビックリだったよな。Aそして、この急階段。ほんの11ヶ月前なのに妙に懐かしい |
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ザックを下ろし、先程青ヶ岳山荘で買った水をぐびり。うめ〜 そして、冷たい水で顔を洗い、(さすがに飲む勇気は無い。) 忘れちゃあ行けないのが、これ! |
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15:58 さあ、後は一気にバス停まで行くぞぉ |
16:05 なかなかこの新緑の道もイイなあ | ||
あれ、さっき木のコブを撮っていたあの人が斜面に咲く花を撮っている。(ゴーラ沢で抜かれた) 近寄って何かを尋ねてみると「正式な名前は忘れちゃったけど、『地獄の釜の蓋』って言うんですよ。」 ググってみた。→キランソウ 『春の彼岸に墓参りに行くと墓地にキランソウが生えている。“先祖の霊を閉じこめておくもの”ということでこのような別名がある』とのこと。 しばらくこの人と一緒に歩いてみた。 |
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「これはミツマタの実ですね。和紙の原料にもなるんですよ」 ググってみた。→和紙の原材料 |
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「あれはカスミザクラです・・・」 | ||
「これはミツデカエデ・・・・」と実際に見せて説明してくれた。 N「ひょっとして、HPを持っていませんか?」 「ええ、『樹げむ』と検索してもらえば見つかります。」これがHNなんです。 HP→木のぬくもり・森のぬくもり N「ごめんなさい。バスの時刻が気になるので、先に行きます。」 |
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その後は急ぎ足で・・・お、この橋は見覚えがあるぞ | ||
子どもの歓声が聞こえてきた。 お、ここを折り返すともう登山口だな。 |
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16:35 登山口 |
舗装道へ出て、クマ鈴を外し、ストックをしまった。この頃、樹げむさんも追いついてきた。急いでバス停を目指した。 |
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16:45 西丹沢自然教室 |
トイレで出すモノを出し(我慢していた。)汗臭いウェアを着替え、ザックの整理をすると、もうバス出発時刻の数分前。 大急ぎで(お陰でバスの画像を取り損なった)先に乗っていた樹げむさんの側に座った途端に、バスは発車準備。あれ? そういえば『臨時便』と書いてあったような・・・いずれにしても17:05のつもりだったが、17:00丁度にバスは出発した。 |
まずは、これ! |
山小屋で買ったペットボトルはすべてつぶしてザックに入れていた訳で・・・あ〜模範的♪ その他にもソイジョイの空き袋や空のカップ麺の容器・・・自宅を出発する時点でパンパンだったザックも随分軽くなった。 そのゴミは勿論コンビニへ・・・あれ、これって良くないか。ちゃんと分別したから大目に見て下さいね。 |
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そして、これ! |
一軒だけ開いていた居酒屋(小料理屋?)にて・・・ テーブル席には日曜なのにネクタイ姿のサラリーマンが盛り上がっていた。そこで、カウンター席へ! メニューでぱっと目に付いたのが、納豆豆腐。お通しのキムチを併せて、生ビールを美味しく頂いた訳で・・・ 本格的に酔ってしまうと帰れないので、この一杯で終了。 |