h20.3.23  鶴島御前山、高柄山、矢平山
前の富士は3.15 サムネイルをクリックすると大きくなります

 歩きたい
 
 飢餓感ともいえるのだろうか、この気持ちは・・・

 勿論富士は見えた方が良いのだが、今まで登ったことが無く、キツイ山を探した。

 ただし、日曜日に動くので、電車利用で、早朝に登り始めて2時位に下山出来る山を探してみた。

 今回は「花の山静かな山をめくっている内に、高柄山のページでビビッときた。

 「小さな山とは思えないダイナミックな景観である。」

 ここに載せられていた写真の風景を見てみたくなったのだ。

 こういうマニアックな山はきっとかずさん(悠遊趣味)が登っているはずだ。

 ピンポーン!やはり彼は3回も登っている。その中で2回目(3年前の2月)に登った時のコースがイイかな。早速プリントアウトし、準備は整った。彼のレポはガイドブックよりも参考になるのだ。


 先週の扇山〜権現山ほどのロングコースではないので、今回は5時起床。普段出勤するときとそれ程変わらない時刻のためか、出すべきモノもちゃんと出た。これが大事なんだ。

 国分寺には6:30でいいのだ。今朝は余裕があるな〜(普通に歩いて15分位なのだ)

 よし、今日も掲示板に予告登山をしよう。

 お、かずさんが書き込んでくれている。これは返事をしないとね・・・








げげ、もう6:08じゃないか (これはホントですよ。掲示板を見てね)

 こういうときに山靴の靴紐を結ぶのって大変なんだよね。自宅を出たのは6:17

ダーッシュ

 ぎりぎりセーフ!

 やれやれ2週続けてこれかい。進歩しないなあ。

 立川で甲府行きに乗り換えるとハイカーがいっぱい!

 日曜日にこの好天だ。うずうずするよね〜

7:20 上野原駅
南側にはズラッと山々が並ぶ。あの中のどれに登るのかはさっぱり分からないが、沼津アルプスに似た様な感じだろうな。
上野原南口を出て左へ
@ここを右折 A桂川橋を渡る
7:34 道標()に従って鋭角に右折
その後も田舎道をの〜んびり歩く。
@Y字路には道標()がある。
A桜も咲き始めている。イイなあ
B右手に墓地を見て、ゆる〜く登る
7:51 登山口
ウインドブレーカーを脱ぎ、スパッツを履き、ザックに付けておいたストックを取り出した。

また、念のためにクマ鈴とイヤホンで聴いていたラジオをスピーカーにした。クマはともかくイノシシはいる山域だよね。

ペットボトルのスポーツドリンクでエネルギーを補給

さあ、登るぞ!
8:05 始めから急だな。














ロープだ!

しかも、結構急だぞこりゃ











この急坂はかずさんのレポを読んで、どれくらいマゾなのか楽しみだったが、実際体験してみると、こりゃ参った!
でも、期待を裏切らないキツさだ。(マゾ・・・)

彼も書いている様にここは歩き始めの元気なときに使うルートだね。

登ってきた坂を見下ろす。
8:30 お、上が見えたか

登りきって右へ。




8:34 鶴島御前山頂上 (484.1m)

先週の扇山〜権現山ではずっと圏外だったが、ここではバッチリアンテナが立ったので、写メールを送ることが出来た。やはりここは里から近いからかな。






@山頂標は根本が腐っていたので、こうやって上から押さえていないと記念撮影も出来なかった。
また、かずさんのレポにあった四角錐の塔を探したが、見あたらないぞ。
あ、ひょっとしてこれAかな?

上野原(北)側は開けている。
何処が見えているのかな?
8:47 高柄山へ向けて出発
←始めは横移動だったが・・・

@いきなりの急坂下り!しかも、ここにはロープが無いのだ。こりゃ逆コースも大変だぞー・・・一歩一歩慎重に降りた。
A左(南)側にはゴルフ場。この為に迂回路を歩かされるという悪評高いアレか。結構楽しそうな声が聞こえてきた。まあ、私たち登山者だけじゃなく、ゴルファーだってこの晴天はじっとしていられないよね。
8:55 





お、どうやら、ここがに載っていた写真の
「小さな山とは思えないダイナミックな景観である。」
だな。この()特徴ある岩の形はこのアングルじゃないかな。でも、木々が伸びているので、イマイチ高度感は無いんだよね。うーん、ダイナミックな感じでは無かったなあ。
でも、傾斜はハンパじゃない。この後もまだまだシャレになんない急坂下りが続いた。
9:02 分岐 ()
「上野原駅・鶴島・鉱泉」の標示
ここには「上野原駅・鶴島・鉱泉」の標示があった。
以外のガイドブックでは四方津駅→高柄山→鶴鉱泉の逆コースが載っていたが、その際にはここを逆行するわけだね。

その後は緩やかなジグザグ下りをのんびり進む。
9:20 ムジナ沢源頭
画像の側に進んだ。
ここには「←上野原・鶴島 新矢根野峠→」の標示があった。
ここはかずさんのレポではゴルフ場の汚水が汚水が流れているとのこと。ちょっと足下に注意しながら歩いた。

沢の脇に付けられた道()を進む
9:27 鋭角に曲がり、登る
沢を離れ、ここからは緩やかに登る。
9:37 ゴルフ場のフェンス
 →へ進む

この頃こども電話相談室では永六輔が先生をしていた。今日は日曜日なのに不思議な感じだ。その中で一人称の「僕」は「下僕」を現す謙譲語で坂本竜馬が最初に使ったという話をしていた。この番組は大人(私も一応)が聞いてもフーンとする事が多いんだよね。
このフェンスの上は鉄条網が張り巡らされている。誰に対して守ろうとしているのだろうか。いやーな感じ!改めてこのゴルフ場がハイカーに悪評高いのが分かった気がする。
ゴルフ場の中からは楽しそうな声が聞こえてきた。別に彼らに対して何もないけど、「うるせーな!」と思ったりもしていた。

この付近で一休みしているとき、オッチャン2人組に抜かれた。今日初めて出会ったハイカーだ。

@ロープが張られた登り。
Aここからは急坂!
10:04 新矢根野峠
先程のが休んでいた。
@かずさんのレポにあった看板をパチリ。
Aその後は緩やかに登る
10:21 小ピーク?
ここからまた下って、緩やかに登る
@10:30 A10:46 B10:55 あ、今度こそ上が見えた。
10:56 高柄山頂上 (733m)
頂上にはオバチャングループとオッチャン2人組。自分の数分後に先程のが登ってきた。その内の一人に2度記念撮影をお願いした。
 ここは木々が邪魔するもののまあまあの展望が開けている。の2人とあーでもない、こーでもないと話したが、
 特徴のあるピークを見つけられず、山座同定は出来なかった。

お分かりの方は教えて下さい。

 また、肝心の富士は上列右画像のさらに右(南西)側にあるはず。曇っているのか、木々が邪魔しているだけなのか。
 結局この日は見ることが出来なかった。
南側を 東から順に・丹沢(蛭ヶ岳?)
大室山?
これも大室山?
北側を西から順に??? 生藤山???
先程登った鶴島御前山だよね。
頂上には次々にハイカーが登ってきて、十人以上になった。地味でマゾな(?)山なのに、山梨百名山だからだろうか。
ここも結構人気があるのだな。
11:48 大地峠へ向けて出発  ←先ずは下る。ここも、結構急坂だ。
@次は登り A下る 何人かのハイカーと出会う。
12:01 千足峠
千足峠で現在位置を確認。ここから四方津に帰ることも出来る様だが、まだ早いな〜なんて考えているときに、ソロの中年(失礼)女性に抜かれた。
その後は小さいアップダウンのある道を木々の間を縫う様にして歩く。
12:31 林道 
@林道を渡る。@↓ハイキング道大 峠」と書かれた標示があった。大地峠のをイタズラして外したヤツがいるようだ。
A→階段を登る。 
B階段を登り切って左へ。また登る。
12:40 大丸山
(と山頂標には書かれていた。エアリアでは大丸で、「山」とは書いてない。どっちでもいいか)

偉そうなこと?を書いているけど、実は伊集院光・日曜日の秘密基地がこの日を入れて、あと2回で終わってしまう。これを聞きたかったのだ。電車に乗っちゃうと聞けなくなるからね。
登り着くと、先程のが休んでいた。どちらからともなく山談義になった。彼女も秀麗富嶽十二景に興味があるそうだ。これはチャンス!望の富士山の名刺を渡した。

「おからケーキ食べますか?」
「いただきます」、もぐもぐ、「素朴な味で美味しいです!」
「ローカロリーなんですよ」

四方津駅に降りるという彼女と別れ、こちらは大地峠を目指すことにした。

そうだよ、まだ歩き足りないのだ!

かずさんもここから川合峠経由で四方津駅に下りているので、ここから先はガイドがない。見所?が分からないが、エアリアはあるので何とかなるだろう。この付近は道標がたくさんあるしね。
12:55 大地峠へ出発
すぐに次の道標 方向に歩く。
12:59 新大地峠


あれ、ここは大地峠なのに大地峠を指す道標があるぞ・・・
(家に帰ってから調べたら、ここが新大地峠で、旧大地峠はこの先にあったらしい。見つけられなかったけど)
@左側に先程の林道を見下ろしながら進む
AB緩やかに登る
13:14 小ピーク

結構頑張って登ったつもりだったが、何も標示がない。
まあ、何とかなるかと先へ進んだ。
@下っているときに人に出会い、このルートでイイことを確認できた。ホッとした。(小心者だなあ)
Aのんびりした道を進み、 B登る
13:31 矢平山頂上 (860m)
ここではオッチャンハイカー2人組がランチタイム中。食事を中断するのも悪いな〜と思い、セルフタイマーで記念撮影。
ここは展望が無いので、大休憩をとる気にならなかった。
ペットボトルのスポーツドリンクを飲むだけで、進むことにした。
数分歩くと今度は急坂の下りだ。

遥か下から登ってくる人()が居る。この急坂をスゴイ勢いで登ってくるよ。

こちらは下りだけど、落ち葉で滑りやすい。慎重に降りよう。



あれ・・・










ストックがない

あちゃ〜忘れた!

あ、そうか、さっき記念撮影したとこだな。
←矢平山へ引き返すときに、あっという間に()に抜かれた。ダブルストックでスゴイ勢いで歩いていった。達人だな。

13:41
このシチュエーションは昨年10月の黒川鶏冠山でやらかしたんだよ〜、進歩がないなあ。




13:45 急坂は一旦終わったが
再び急坂を下った。今度はストックがあるので先程よりずっと楽だ。コレが無いと駄目なんだよね。じゃあ忘れるなって!



@またまた急坂    A今度は登る。



14:10 小ピーク



随分頑張って登った気がしていたが、ここにも標示は全くない。
エアリアを見ても現在位置が分からず、ちょっと不安だった。何処に道があるのかもよく分からなかったのだ。チョコをかじって一休み・・・
@テープ()を発見!取りあえずこっちに降りれば良さそうだ。
A下って B登って C下る
14:33 寺下峠


やっと現在位置がわかり、ホッとした。
これで帰れる〜 じゃあ、遠回りするなって!
とっておいたクリームパンを食べてまた一休みしていると、先程のが降りてきた。彼らは高柄山から来たのではなく、林道に車を置いて登ってきたそうだ。
14:48 梁川駅へ向けて出発。
@右側が開けて、今日歩いてきた道が見えた。確かにアップダウンがあったよな。 
A矢平山だよね。なるほど、急坂だったよね。
Bジグザグに付けられた道が段々急になってきたぞ・・・
15:07 フィックスロープ
@この辺はかなり崩れているぞ。慎重に歩かないといけないな。
うわ、楽し〜!
A枯れた沢に出た。 Bテープ()を頼りに進む。
15:16
15:33 水道施設?
ここがエアリアに載っていた「水道施設」かな。あと一息だ。

@木橋を渡る。()道標には「←梁川駅・寺下峠→」とある。
A歩きやすい道 Bお、下が見えた
15:46 林道
いや〜お疲れさん、後はこの林道を30分歩くだけだ。
ストックをザックにしまい、クマ鈴を外した。

伊集院のラジオでは長年聞いてきた日曜ゼミナールがこの日でコーナーの最終回。次回が番組の最終回で伊集院がその予告をしていた。

なんだか、さびし〜なあ

まあ、矢平山を経由して遠回りしたお陰でこの番組を全部聞けたんだよね・・・
15:52 八幡大橋  お〜、これが上から見えた橋だな。
16:02
うーん、なかなか着かないな・・・・








あれ、何かヘンだな。くねくねした道を歩くばかりでいつまで経っても着かないぞ。

エアリアを見直した。















「林道を斜めに横切る」
サムネイルをクリックすると大きくなります

↑これは梁川駅にあった看板を撮ったモノ。これには林道はほぼ真っ直ぐに書かれているが、実際歩いてみたらくねくねしており、かなり遠回りしたことになる

あちゃ〜、またやっちまったか〜

ラジオに気を取られていたのもあるけど、上から見た橋の方向に歩けばイイって思いこんでいたんだよね。
まあ、今さら引き返しても仕方ない。このまま進むか・・・
16:24 倉岳山登山口
1回目2回目とも、高畑山〜倉岳山を歩いてここから梁川駅に向かったんだよね。ここまで来ればあと15分位だ。やれやれ

梁川大橋から
ありゃ〜、さっき通った八幡大橋があんなに小さいよ。
16:39 梁川駅
いや〜30分で着くはずの道を1時間弱かけてしまったよ。
確かに歩きたかったんだけど、無駄に遠回りをするのはくやしいよね。
17:00
最後にちょっと失敗もあったし、富士は全く見えなかったけど、達成感だけはあったかな。

次の富士は3.29 倉見山  あ、3週連続だ。          HOME
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