h19.8.11 雪頭ヶ岳2、鬼ヶ岳2
前の富士は8.4  サムネイルをクリックすると大きくなります  この山に以前登ったのはh17.12

 お盆休み期間の予報は晴マークがズラリ!よーし!!今倉山以来3連敗中だった富士にリベンジだ!!!
 10日19時には自宅を出発。やはり都内と橋本近辺は混んでいたが、どうにか22時には山中湖パノラマ台へ到着。すでに、5,6台お泊まりの車があった。トイレ脇に駐車。
 タントの助手席を倒し、フラットにする。標高1000m程のここの気温ではクソ暑かった東京と違い、快適だ。車の窓を少しだけ開けて、そのままの格好で横になる。そういえば一昨年の秋以来の車中泊だ。翌朝が楽しみだ・・・
ブーン、ガリガリガリ幼稚な擬音だなあ)
 そうか、お盆休みだしなあ。次から次へ車が到着し、砂利を蹴散らすのでうるさいのだ。中にはカーステ(ラジオ)を切らずに入ってくるお馬鹿も居たし・・・
 結局熟睡できず、イライラしたまま過ごす羽目になった。2時頃トイレ(パノラマ台には水洗トイレが完備!)に寄ると逆Y字に並ぶ富士の山小屋の灯りがキレイ、バルブ撮影に夢中になっているカメさんも数人居るようだ。魅力的な被写体だったが、なにしろこの後登山をするのだ。少しでも長く寝て、体力を蓄えないとね。

 アラームが鳴った4時に車の外に出ると・・・駐車場付近の道路脇に十数台が縦列駐車。三脚の列がズラリ!うーん、これじゃあなあと思い、パノラマ台を出て、三国峠方面に車を進める。ここにも先客が数台いたが、下よりずっとマシだ。自分も空いているところにタントを停め、スタンバイ。
 三脚をセットしていた方に話しかけ、自分がパノラマ台で車中泊したことを告げると「あそこは混んでいてうるせーからなあ。始めからこっちに居たら良かったのに」いや、その通りだ。

4:35 日の出までもう少しのこの時間、小屋の灯りがまだキレイだ。望遠で見ると光が動いているようにも見える。この好天に多くの人が歩いていたのだろう。そういえば、私の弟も木曜日富士に登ってきたのだ。彼も夜間登山を体験し、ご来光をゲットしたそうだ。詳しくは→ブログ
5:15 ひょっとしてと期待していた赤富士にはならず・・・
でもこれはこれで十分にキレイな朝富士を見ることが出来た。ポジではどんな色になっているかな。
パノラマ台を出発し、富士吉田のすき家で朝食。登山の前にはちゃんと食べておかないとね。
西湖根場浜の駐車場にタントを停め、出発!あれ、そう言えばガイドブック忘れた。まあいいや。一昨年の冬弟と歩いたコースだ。エアリアはあるし、なんとかなるさ・・・
これが今回の山行のケチのつき始めだったとは、この時は気づいていなかった。
7:24
砂防ダムの堤防に突き当たるまで直進、その後は林道を歩く。
7:38 枯れた沢を渡る
砂防ダム脇の手すりの着いた道を通り、薄暗い杉林に突入。しばらくはジグザグの登りが続く
さて、ストックを使おうかな。あれ、上手く伸びない・・・ガーン!シャフトが壊れている。登りはともかく、下りでは重宝するんだけどなあ。仕方ないか。
8:11 傾斜が緩くなったところで枝が切れ、南側が開けた。
(左)ここでこの山初めての富士!勿論一眼でも撮影。
(中、右)草が繁って、足下のよく見えない登山道を進む
8:31 休憩









レーズンパンを食べ、一休み。ここから傾斜がきつくなるんだ。
足下の花を撮影しながら楽しく進む。先月かずさんと隣山の十二ヶ岳を歩いたときに莟を見つけたレンゲショウマも見つけることが出来た。
オニユリ レンゲショウマ ヨツバヒヨドリ
9:20





明るくなると富士がドカーンと姿を見せてくれた。前回の経験でこの辺かなと分かっていたが、やはり嬉しい。一眼を取り出し撮影に夢中になっていると・・・ポロッ、レンズカバーが落ちた。足下は草むら。5分程必死に探し、どうにか見つけることが出来た。やれやれ
ここからもまだまだキツイ登りが続く。(右)は「足下に注意」とあるが、大したことはなかった。
もう少し上がったところでは西側も開けた。他の山々も撮影してみる。山座同定と行きたいが、ガイドブック忘れたしなあ
鍵掛、王岳 本栖湖、竜ヶ岳?
さらに登るとここから花が多くなってくる。
@カイフウロAノアザミBヨツバヒヨドリCコウリンカ




この付近ではシモツケソウが群生している。一眼を使い、富士と重ねてみる。出来はどうかなあ
ふと、胸元のポケットを見ると・・・携帯が無い
そういえば、先程携帯でも富士を撮っていたたが、しまうときにちゃんとマジックテープを留めなかったのかな。これが無くなるとシャレにならないよ。
必死で足下をくまなく探し、10分程でようやくみつけることができた。おいおいケチが続いているな。気をつけないと
10:23 雪頭ヶ岳山頂

h17.12の様子
山頂に到着。富士にお花畑にと十分満喫してからなので、逆に達成感はイマイチ、でもそれは贅沢な悩みかな。
西湖が真正面に
西湖の奥に樹海が広がる
先程の斜面よりは少ないがこの付近にも花が咲いている
@ヨツバヒヨドリAマツムシソウBカワラナデシコ
10:35頃鬼ヶ岳を目指して出発。








開けたところからは東西両方向の展望が効く。
十二ヶ岳と河口湖 鍵掛、王岳
AハシゴC足下に注意の細い道などのスリリングな所も2回目なので、楽しい道に感じられた
11:00 鬼ヶ岳(1738m)
実はどんなポーズで記念写真を撮るか、決めてあったのだ
山頂標 雪頭ヶ岳と富士 節刀ヶ岳
当初はここから節刀ヶ岳まで行き、昼食の予定だったが、花を撮影したり、落とし物を捜したりで遅くなってしまった。節刀はまた次の機会にしよう。また、昼食にするには鬼の頂上は木陰が無く、キツイ。エアリアによると鍵掛峠までは1時間。そこまで歩いて昼食にしよう。
11:11出発。
(左)草の生い茂る急な下り、(中)尾根道をのんびり、(右)カイフウロがキレイだ。
11:37








岩がV字に切れ込んだ所に出た。ここからの眺めはなかなかだ。
この先結構大変な道になりそう。暑くて食欲も無かったが、エネルギーを補充しないといけない。おにぎりタイムだ。
12:05






登り着いた露岩の小ピークからは大展望が広がる。
その後も岩を巻いたり、小さなコブがあったりと結構ハードな道を進む。何しろ暑くてなかなか鍵掛峠に着かないのでイライラしていた。よって画像もこれしかないのだ。
12:50 鍵掛峠

ところで、エアリアによれば鬼ヶ岳からここまで1時間とのこと。どんな速さで歩いたら着くの??
やっと着いた峠だったが、ここも木陰が無く暑い!ランチタイムを取る場所を求め、下る!もう少し先の「地形上の峠」からは富士が見える筈だったが、もうどーでも良かった。

数分下った所(左)で、やっと腰を下ろすことが出来た。小さめのモノ(中)を選んだが、これでもなかなか食べることが出来ないくらいヘトヘトだった。
かなりへばっていたが、「後は下りるだけだ。頑張れ」と自分を励まし出発!
幸い、峠道らしく峠までのキツイ道がウソのように楽な下り道が続いた。もっとも、足下がチクチクするのはいただけなかったけどね。
13:52
何これ?
異様に見えたが、中をのぞき込んでみれば、ああなるほど。数m下に看板が設置されており、やっぱりなという感じだった。
14:08 林道へ
砂防ダム脇を通過し、10分程で舗装の林道へ。
(左)このようなキレイな道が続くのかなと思いきや(中)数m先でひどく荒れた道になった。直していないのかな?(右)さらに下には簡易水道の施設。このしたは完全舗装。
14:20 いやしの里根場
去年出来たテーマパークは観光客で賑わっていた。登山客はおらず、汗だくでボロボロの私は浮いていたかな。
10分程で行きに通った道と合流し、タントへ戻った。お疲れ!!
今回もいずみの湯でのんびり登山の疲れをとり、一休み。家族連れが多く、混雑していた。

入浴後、今日の宿泊地のふもとの家を目指す事にした。実は今回の旅は富士吉田YH、石和温泉YHともに満室で断られていた。(「お断りするなんて珍しいわね」とは富士吉田のおかみさん)なにしろお盆休みで、大渋滞が予想できたのでわが家から遠いふもとの家は第三希望だったのだ。でも、決めた以上いくしかないのだ。
富士宮までどれくらいかかるかなあと覚悟していたが、国道139号、県道71号経由で富士宮まで、渋滞を感じることはなかった。ラッキー!

夕食を済ませ、ふもとの家には19時前に到着。ペアレントと話が進む内に「私はホームページを作っているんですよ。ふもとの家も登場しているんです→h19.3」」から始まって、PCを使わせてもらい、望の富士山をお気に入りに登録させてもらった。我ながら厚かましいなあ。でも、これからもふもとの家の宣伝をしますからね。よろしくお願いします!!
部屋では奈良から千葉、北関東をまわって来たというライダーさんと一緒だった。彼も翌朝は早いとのことで、お互いの時間が一致。20時には消灯。翌朝を期待して就寝。ZZZ

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※花の名前は金森さん花のページの”や”さんから教えていただきました。ありがとうございました。

ポジ   サムネイルをクリックすると大きくなります
山中湖パノラマ台から
@A雪頭ヶ岳直下から・西湖とシモツケソウ B鍵掛への稜線から
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