h17.10.01 本社ヶ丸 
前の富士は8.20  サムネイルをクリックすると大きくなります   この山にその後登ったのは→登山記録

9月の土曜日は仕事の関係で一日も休みがなかった。2ヶ月ぶりの土曜の休みを何日も前からyahooの天気予報を何度も見て、ワクワクしていた。実はこういう時が一番楽しかったりするのだ。
枕元やトイレに積んでいる山の本から、秀麗富岳12景の本社ヶ丸に狙いを定めた。
前日の夜は8時に帰宅、木曜日の内にパッキングを済ませていたので食事と風呂だけを手早く済ませ、9時には自宅を出発できた。やはり都内と橋本近辺が混んでいて、道志道に入るのに時間がかかった。結局山中湖に入ったのが、11時過ぎになった。長池でトイレ休憩を取るが、ドアを開けると冷気が入ってくる。そういえばこの時点で10°を下回っているのだ。念のために持ってきていたフリースが役に立った。我ながら経験を積んで用心できるようになったなと一人感心する。山中湖からの富士は雲が少しかかっているが、バッチリ見えている。よし、明日は期待できそうだ。ところが河口湖までの道も意外に交通量が多い。出発するときは三つ峠登山口まで入り、朝4時頃には起きて夜間登山の予定だったが、さすがにきつそうだ。無理をして事故ってもしょうがない。起きてすぐ撮影の出来る御坂峠(天下茶屋)に車を停めることにする。バルブ撮影のカメさん達が居るのではと思ったが、予想に反して周りには誰もいない。ウインドウを100均のアルミシートで張り巡らせ、寝袋にくるまり、12:20には寝ることが出来た。


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5時には隣の車のアイドリングの音で目が覚めた。周りにはごつい中判、大判カメラを構えたおじさま達がスタンバイしている。普段仕事に行くときと違いぱっと起きて、カメラを準備する。やはり凄く寒く、フリースは勿論山用のズボンも履いて武装する。河口湖の街の灯がキレイだ。
5:45 焼けを期待するが、右の雲がわずかに赤くなっただけ。違う角度から撮ったらどうだったかなー
三つ峠登山口の駐車場に車を置き、6:25登山開始。

清八林道を歩くが、空はガスで何にも見えない。オイオイどうなっちゃったんだよ!
大幡八丁峠には7:05着。花は殆ど終わっていたがガスって入る中、わずかに咲いている花(キクだよね)を見つけ、パチリ
清八山を目指して歩く。とても歩きやすい山道だ。
このころから晴れてきてウキウキする。
やはり殆どの花が枯れている中、わずかに鮮やかな彩りを発見。
他の方のHPでトリカブトだと分かった。それがわかっていれば持って帰って有効に使ったのに・・・
いやいや植物を盗ってはいけません。撮って良いのは写真だけ、残して良いのは足跡だけなのだ。
7:30 清八山着。先客が一人。この方は中判カメラを含め、2台のカメラを担いできたとのこと、すごい猛者だ。自分は脚を置いて身軽に登ってきたが・・
この人も秀麗富岳12景を狙って登っているとのこと。同じ趣味を持つ人なのでもう少し話をしても良かったが、汗をかいた身体が冷えてしまうのが怖く、本社ヶ丸を目指して先に行く事にした。
清八山からの富士は正面に見える。南アルプスもバッチリだ!
7:43 清八峠を通過

10分ほどで岩場に出る。前景に岩を配置してパチリ(右2枚は帰りに撮影)
後で調べたが造り岩と言うそうだ
よーしきっとこの岩場を登れば頂上だ!
・・・と思ったら途中の小ピークだった。
8:25 本物の頂上着。
先月の十二ヶ岳ほどではなかったが、いくつも岩場をよじ登りなかなかの達成感が得られた。
頂上からは三つ峠越しの富士を見ることが出来る。
さすが秀麗富岳12景だ!・・・と言いたいところだが、雲がなく、紅葉にも早いこの時期は写真を撮る側からするとイマイチだった。
右のピークが甲斐駒ヶ岳だと思う。
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西側に目を移すと、南アルプスの山々がくっきり見えていた。ガイドブックと見比べながら山座同定を楽しんだ。

これはポジで撮影。
8:50 丁度降りるときに先ほど清八山で会った猛者と会う。
これは本物のピークを下から見上げたところ。
アザミは殆どが枯れていたが、わずかに色が残っていたものを発見。

アザミと思っていたらヤマボクチという別の花のようです。
(10/9訂正)
行き同様に岩場のアップダウンに苦労しながら、10:20に 大幡八丁峠へ。行きはガスって何も見えなかったがこのように見事な富士を見ることが出来た。
御巣鷹山の
アンテナ

林道の様子
はこの通り
山の汗を流しに3年ぶりに野天風呂天水
きっとガイドブックにも載る風呂だし、天気の良い土曜日だから混んでいるだろうと思ったが、風呂で会った人は3,4人と予想に反してガラガラだった。前回はとにかく熱い風呂だったと言う記憶があるが、今回はややぬるめのお湯もあり、しかも貸し切り状態だったため、ゆっくり浸かることが出来、至福の時間を過ごすことが出来た。

自分以外誰もいない時間があったので証拠写真を1枚。

次の富士は23日 雁ヶ腹摺山  HOME
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