h24.11.3 王岳2
10.21笠取へ
今回はほろ酔いメガネのくま公さんを誘っての山行だ。ほろ酔いメガネは山行の様子や時には街歩きの様子をユーモアあふれるコメントで綴るブログだ。彼も富士の見える山によく出没しているようなので、どこかの山で会えるのを楽しみにしていた。
先月末「引っ越しちゃうかも宣言。。。」を見て、彼が東京を離れてしまうことを知った。これは当分会えなくなりそうだ。それならと文化の日に一緒にと連絡すると快諾をいただいた。彼のブログにある『出没リスト』をチェックして、『富士さん』の大好きな彼がまだ歩いていない山を探した。酒豪(?)の彼を誘うなら下山口に風呂があるコースがイイだろう・・・よし、王岳にしよう!3年前の7月のように根場から登り、精進湖へ下山すれば山田屋で風呂に入れるって段取りだ。
当日は久々に富士急の始発に乗るために3:30起床。食事を済ませ、洗濯ものを干しにベランダへ出るとどん曇り・・・天気予報は晴れだったのにな〜。こうしているウチに胃腸が動いたらしく、無事に出た♪
まだ真っ暗な中、5:08に国分寺へ。立川で乗り換えて大月行きに乗り込んだ。勿論爆睡♪
目が覚めると夜が明けていた。車窓からは相変わらずの曇り空・・・彼が(多分)東京に居るウチに富士さんを見せたかったのにと思っている頃、終点の大月に到着(6:20)。この駅で富士急への乗り換えは相変わらず2分間しかない。今日は階段を駆け上るハイカーはそれ程いなかった。昨年7月もぼやいたが、何とかならないのだろうか。
大急ぎで富士急の改札を抜け、彼を捜した。メガネをかけているハイカーはどこだ?彼が先ならこちらを探しているはずだが、それらしき人は居ない・・・
富〜士〜は〜ニッ〜ポ〜ン〜一の山♪が鳴り始めた。
どうしよう・・・と思ったとき、(相変わらず短気な私)
自分のことを指さし、「くま公です」と名乗る青年が登場!
彼の快足ぶりは気になっていたが、小振りのザックを見て納得した。挨拶もそこそこに一緒に乗り込んだ。
都内M田駅を5時前に乗車したこと、30代であること、山歩きを始めてまだ3年くらいであること、特にスポーツをやっていた訳ではないが、そういえば、他のハイカーを抜かすことが多いこと、再来週に北関東の某市へ転勤することなどを聞き出した。
今日も始発の富士急はガラガラだ。この始発が混んでいたのは5年前のGWくらいだなんて話をしているウチに富士山駅が近づいてきた。
7:05 富士は雲の中
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この駅で降りたハイカーは他に見かけなかったが、デジイチを持った大学生ふうの鉄ちゃんが色んなアングルでこの電車を撮っていた。 特に変わったところは? 駅員に尋ねてみたところ、「京王線カラーの車両なんです(山日の記事)」との返事が返ってきた。 あ、そういえば・・・学生時代はこんな色の車両が走ってたな〜 我が地元の車両なのにね。忘れちゃうもんだね。 |
7:59 魚眠荘バス停 ウオームアップスーツを着た高校生の男子、女子が大勢居て、応援のお母さん達や大会関係のオジサマ達が準備をしていた。「高校駅伝山梨予選会」の掲示に、山梨○○高校、県立○○高校・・・各校の幟がはためいていた。→結果 バス停前の駐車場にはハイカーが数人。ここからは雪頭、鬼ヶ岳方面にも行けるが、彼らはどこへ行くのだろう。 スパッツを履き、ストレッチをして出発! |
ビンゴ! N「3年前は工事中だったんですよ〜」と苦しい言い訳←※ さて、登山口は・・・ K「きっとこっちですよ」 ※繰り返し。 N「案内するはずが逆になっちゃいましたね〜」 |
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富士の方向はこんな感じ・・・嗚呼
これでイイのか!? |
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8:32 水道タンク(?) N「あ、ここは3年前の7月にも出てましたよ〜」一安心したところで、ステッキを出し、アミノバイタルを飲んだ。勿論くま公さんの分もプレゼント。 「これが有ると翌日の疲れが違うんですよ〜。ついつい頼っちゃうんですよね〜」 こうしているとオバチャン2人組が登ってきた。行き先を尋ねると王岳とのこと。 「マイナーな山だから、誰にも会わないかもなんて話していました〜」 確かに3年前は誰にも会わなかったのだが、スタートから外れっぱなしだった。 |
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オバチャン2人組を抜いて、ここから山道へ | |||
堰堤の脇を登る。 | |||
ユウガギク? N「花が残ってるとは嬉しいですね〜」 |
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食害防護筒
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やはり彼は早い。こちらにあわせてくれているのだろうが、後ろから見るとホントに身軽だ。 | |
イイ感じの森 トリカブト! |
なかなかの紅葉・・・曇り空が残念だ〜 彼はこの紅葉をどんな風に切り取るのかな〜 デジイチを出したい衝動に駆られるが、迷惑をかけそうなので(この時点では)止めた。 |
K「向こうに見えるのは雪頭ヶ岳あたりでしょうか」 9:25 上から降りてきた年配夫婦に話しかけた。 N「早いですね〜ピストンですか?」 「ああ、暗いうちから歩き出したんだ。でも、富士は見えないし、くたびれ損だった。」 |
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N「あれ、いつの間に上着(↑)を脱いだんですか〜」 ザックのポケットに上着を発見。なるほど、こうやってコンパクトにしているのか。 この頃ようやく日が指してきて、結構暑くなってきた。数分後、私も上着を脱いだ。インナーは汗でぐっしょりだった。 |
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9:32 お地蔵さんのある大岩 N「あ、これもレポに出て来ました。峠までもうすぐだと思いますよ〜」 |
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そうそう、ここもレポにあったっけ〜 このロープは頼らなくてもOKだった。 |
K「富士さんが見えましたよ」 N「うわ〜、ホントだ!」 |
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見えているウチに撮らねば! 後で撮ろうと思って何度失敗したことか。 とりあえずコンデジでパチリ。 N「さっきのお父さん達には悪いけど、せっかく登ったから見ることが出来て良かったですね〜」 |
左側は崖 | |
ロープ場を登る | |
9:45 鍵掛峠到着! |
ギリギリ山頂が見えている。 | |
やっぱりデジイチで撮る方が楽しい♪ |
左が2006年版。そして下が2012年版 |
9:59 王岳へ向けてGO! と、この段階では向こうに見えるピークが王岳だと思っていたが・・・ |
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こんな感じの道を進んだ。 | |
振り返ってみた。あれは鬼ヶ岳辺りかな これは? |
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珍しく(?)この時間帯は私の方が前を歩いていた。 緩いアップダウンが数回あった。 |
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あれ、くま公さんは? | |
10:24 N「お、良い所を見つけましたね。これで晴れていればね〜」 |
彩りを見つけてはパチリ | |
リンドウかな。 | |
あっという間に岩の上へ。ホント身が軽いな〜 K「ここは眺めが良いですよ〜」 |
10:46 う〜ん、これで富士が見えたら良さそうなロケーションなんだけど |
また登り。今度こそ王岳山頂か? | |
う〜ん、また小ピークか。 | |
せっかく登ったのにまた下りか〜 | |
今度こそ、あれが山頂だろう・・・って何回目かな。 | |
ロープがかけられているが、頼らなくても大丈夫だった。 |
お、ここもイイぞ。 足和田山、河口湖、西湖がずらっと見える。 |
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ちょっとオーバー気味に撮ってみた。(コンデジ) | |
ここに日の光があたっていればな〜 |
ここは急登だ。これが最後だとイイなあ。 この付近で、巨大ザックを背負った壮年の夫婦と出会った。 11:12 今度こそ山頂へ。 山頂は年輩のオバチャン3人組がランチタイム中だった。 |
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ポケット三脚で記念撮影!勿論アノポーズで!! レジャーシートを敷き、ランチタイム。 くま公さんはオニギリ2つだけとのこと。 N「燃費がイイですね〜。こっちはチョコやパンを食べて歩いていたのに、ハラが減って大変ですよ〜」
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河口湖と西湖 | |
あの双耳峰が鬼ヶ岳だと思う |
雲間から富士が顔を出した。 | |
3年前もここで少しだけ見えたっけ。 |
出発前に山頂の様子をパチリ。
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12時丁度に下山開始。 新しい指導標。先程のソロ男性はここから登ってきたと言うことか。次回(?)はこのルートを試してみようかな。 |
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N「あれ、こんな所に出た。夏と雰囲気が違うから覚えてませんね〜」
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道が不明瞭だったのはこの数分間だけで、後は問題なかった。 | |||
今度は登るのか・・・ | |||
ササヤブ |
N「撮っているところを撮って下さい」 |
リスタート。向こうに見えるのが横沢ノ頭だろうか。 | |
あれ、またあんな所に! K「ここも眺めがイイですよ〜」 |
展望が開けた。でも、アングル的には10:24や10:46頃の方が良かった。 | |
王岳を振り返る。あの小さなコブがの辺りで『今度こそ』って思っていたのかな。 |
ササヤブ | |
N「前回も思ったけど、なかなか五湖山に着きませんね〜」」 | |
13:28 愚痴っていたら、着いた! | |
N「この少し先で開けた所に出ます。そこで休みましょう」 ここでもお湯を沸かし、コーヒータイムにしたかったが、日が差してスポドリが美味しい気温だった。 |
手前は三方分山、その奥に南アルプス。 三方分山からは南アルプスがズラリ見えるのだ。 →3年前の11月 |
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北岳 | |
鳳凰 |
数分後ベテランさん達に追いついた。 「降りた後はどうするんだ?」 N「あ、バスで戻ろうと思います。」 「バスは本数が無いだろ。オレの車は5人乗れるから、送ってやるよ。乗って行きなさい。」 N「有り難うございます!」 |
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精進湖が見えた! | |
ここは登る。手を使わないといけなかった。 ベテランさん達は清水(静岡市)から初めて来たとのこと。 山慣れた感じで結構早い!着いていくのが大変だった。 |
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14:02 女坂峠到着。ベテラン差さん達の記念撮影を引き受けた。 「2人の分も撮ってあげるよ」との申し出に甘えることにした。 新しい案内板が出来ていた。 一休みかと思ったら、ベテランさん達はさっさと歩き出した。 |
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イイ感じの紅葉。デジイチを出したかった・・・ | |
14:33 舗装道へ N「精進湖の大杉をご覧になって下さい。」 「お〜、こりゃあスゴイ」 N「ここでも記念撮影しますか?」 「いや、要らない」 ・・・ ちょっと出しゃばりすぎたか |
富士が輝いている! ここで、後部座席に乗った方の車に乗り換え、いずみの湯まで送ってもらった。 有り難うございました。 |
入り口で嬉しいことがあった。キーワードは割引券・・・ フロントでバス時刻を確認してからお風呂へ。 浴槽はそこそこ混んでいたが、くま公さんとノンビリ話しながら登山の疲れを取ることができた。 |
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お疲れ様でした〜 風呂上がりの生ビールはサイコー♪
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17:20 河口湖駅 行楽帰りのお客さんで大混雑! 20分程待って大月行きへ。乗り込んだ時点でほぼ椅子席は埋まっていたが、次の富士急ハイランドで通路もいっぱいになった。傍に居たバカップルの声が気になって、なかなか寝ることが出来なかった。 大月ではそれ程待たずに東京行きに乗り換えることが出来た。くま公さんとは彼が乗り換える八王子で別れ、20時過ぎに帰宅。 |
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