h21.7.11 王岳
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先週の天気予報ではこの週末も雨マークがついており、こりゃ〜ダメだなと思っていた矢先、木曜になって曇りマークに、金曜には昼過ぎから晴れマークに変わった。これ幸いと山行の準備!今回は富士五湖周辺で唯一未踏の王岳に行くことにした。sanpoさん、金森さんのレポを早速チェック!彼らに倣って?根場から精進湖までの縦走にチャレンジだ。
当日は3:30にアラームをセットしたが、なかなか起きられず、3:50に起床。それでも望の富士山掲示板に『おはようございます』のカキコをしてから出発だ。
国分寺にはいつもの5:08に乗り込んだ。これでないと富士急の始発に間に合わないからね。早足で乗り込んだので汗が止まらない。扇子で扇いでいる頃、西国分寺でかずさん登場!
5.9のレポに書いたばかりだし、立川でバッタリ出会ったことは過去にあったのだが、まさか今日もここで出会うとはね。彼は今回はお坊山に登るそうだ。今日は御坂の山に行くからかずさんの真似をして扇子を持ってきたこと、かずさんとが一昨年8月に歩いたのと同じコースを歩くってことなどを話しているうちに立川へ。
この電車は立川始発で大月終点だ。お互い同じことを考えていたようで大月までは爆睡。きちんと休んでおかないとね!
大月に着く直前・・・
K「あれ、今日は中央線の到着が遅いぞ。のぞむさん急がないと間に合わないよ!」
N「大丈夫、乗り換える人が何人もいるから待ってくれるよ」
K「いざとなったら車掌から切符を買えるよ」
KN「じゃあね〜」
とりあえずダッシュ!
大月駅の富士急の改札では前の客がもたもたしており、その間に『ふ〜じは、にっ〜ぽん、いちの〜やま♪』が聞こえてきた。さすがにやばい!
先程のアドバイスを元に切符を買わずに中へ!駆け込んで程なくして電車は出発!
何度か書いているが・・・この無理のある発車時刻をなんとかしろ、富士急!
2駅目の田野倉付近で若い車掌がやって来た。このように切符を買うのは昨年3月以来だ。ここは変わっていないんだよね。レトロだな〜 切符を買ったらあとはのんびり寝ていくだけだ・・・ |
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7:07 富士吉田駅 やはり富士は見えない・・・今日は無理かな〜 バスを待つ間に日焼け止めを塗った。薄曇りでも紫外線は降り注ぐというからね。 |
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7:30 西湖民宿行き 今日も乗客は私一人! 河口湖駅でおばちゃんと中学生が乗ってきたが、10分程で降り、結局西湖の湖畔を走る時点では私一人になった。 大丈夫かな〜、かずさん情報では大石ペンション村へのバスは無くなったそうだが、この方面は削らないでくれよ〜 |
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8:03 運ちゃんに聞くと、このバスは根場いやしの里を通らないそうなので、一番近いバス停(農協前)で下車。 『右に行くと100mちょっとです』とのことだった。 富士急の路線バスの運ちゃんは皆親切だ。ホントに頑張ってほしい。 |
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かずさんのレポでは受付で道を聞いたとあったが、受付には人が居なかったので、中に入ってみた。工事のおっちゃんが居たので、道を聞くと←の方向を指さしてくれた。 | |
100m程で『根場古道』を示す道標 ここでザックからステッキとクマ鈴を出し、蚊取り線香に火を付けた。効き目があるかは分からないが、まあ気休めだよね。 |
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堰堤を越える。あちこちに指導標がある。やけに親切だな〜 | |
8:29 林道へ かずさん、金森さんが通った神社からの道はここに合流するのだろう。 |
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数分で水道タンクへ お、思い出した。一昨年の夏鬼ヶ岳から鍵掛峠を経由して下山したときにここを通ったよね。そうなのだ、鍵掛峠までは降りたことのある道で、ここは難しいところは無かったから、安心していたのだ。 |
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数分後 林道右手に見える標示から登山道へ |
昔の人が歩いた「峠道」は歩き易いと相場が決まっている。 | |
2年前はびっくりした鹿の食害から防護するための防護筒 | |
堰堤の脇を越える。向こうに見えるのが王岳かな? | |
ヤマアジサイの咲く道 キモチイイ〜!! |
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適度に風があり、ジグザグに付けられた道は傾斜も緩く快適だ。 | |
『ブナ原生林』の標示に気づき、見上げるとなるほどと思わせるブナの林。 | |
9:43 大きな石に小さなお地蔵さん 何か書いてあるが読めない |
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『足下に注意』とあったが、全然怖いところではなかった。 | |
休憩に良さそうな巨岩・まだ元気なので通過 | |
でも、この岩の脇は少し見通しがよく、天気が良ければビューポイントになりそうだ。 | |
シモツケソウとウツギがこの通り! そういえば2年前も雪頭ヶ岳にいっぱい咲いていたよな〜 |
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10:06 そろそろだよな〜と思っていた矢先に『鍵掛峠山頂』へ! 峠なのに山頂とは? 2年前は鬼ヶ岳からようやくここにたどり着き、今登ってきた道を下ったのだ。従って、ここからは初めての道になるのだ。 |
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ほんの数mで鍵掛峠の指導標の立つ広場へ。 |
富士の方向は←の通り まあしかたないね・・・ ここで試しに携帯のオフラインを解除してみると・・・ な、なんとアンテナが立つではないか!早速あちこちに写メール! 不思議だが、その後も王岳山頂他何カ所でもうまくいった。 ここではソイジョイをぱくり。ランチは王岳にしよう・・・ |
10:16 王岳目指してGO! | |
地形図に出ている岩マークがこの辺りかな・・・ 今回は一人での山行。さすがにエアリアと地形図は持ってきていた。 たま〜にあるピンクのリボンに道を確認しながら進んだ。 |
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岩をよじ登ると(大げさ)・・・ | |
お、イイじゃん! ガスってなければなあ |
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小さなアップダウンはあるが、このような平行移動も結構あった。 | |
さすがに腹減った!王岳まで我慢できないよ。 おにぎりタイム! ←マクロモードを使って後ろの大岩をぼかして見た。こういう遊びって楽しいけど、この場所の説明になってないね。 |
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11:14 見晴らしのいい広場 | |
ぼんやりだが首をかしげるようなピークが見える。 | |
西湖が見える。左奥は河口湖? | |
11:20 お、開けた。あの辺が王岳の頂上かな? | |
痛っ あ、ノイバラか〜 |
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11:29 今度こそ頂上か!っと思ったらまた違った。王岳は遠いなあ |
今度こそ、あれが頂上だろう。もう少しだ〜・・・多分 ちょっとへばっていた。 |
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11:35 岩を越えると・・・ |
ズームで 先月7日以来1ヶ月ぶりに見たが、すっかり夏富士になったな〜 |
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根場集落?をズーム |
ロープが張られている。 道幅はあるので、危なくは無かったが左側は崖なのだ。 |
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大岩には黄色い花・・・キンポウゲ? |
山の斜面を入れるアングルってイイよね。足場が悪かったので、コンデジで レポを書いている今はちょっと後悔している。 やはりデジイチでPLを付けた方がクリアに撮れたかな〜 |
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このアングルもなかなか |
よ〜し、この角度で登るんだから、今度こそあと少しで山頂だろう。 白花のシモツケソウ? |
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草が生い茂り、道が殆ど見えない・・・ | |
12:01 よっしゃ〜、着いた〜 | |
予想してはいたが、誰も居なかったのでミニ三脚にセルフタイマーでお約束! この日はコンビニの冷やしうどん大盛り!ちょっと失敗だ。天かすに薬味のショウガだけでは味が単調だった。正直持て余したが。意地で食べきった。暑い季節のランチはまだまだ工夫が必要だ。 |
山頂に着いた頃は全く見えていなかったが、一瞬のチャンスを逃さずにパチリ! |
12:30 五湖山に向けて出発。 すぐに「根場」を示す指導標。私のエアリア(2006版)には無いが、ヨッシーさんの一昨年3月のレポにはここを下ったとある。割に最近作られた道なのだろう。 |
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急下り! しかも、この付近の土は登りと違い、水分を含んで、滑る。ストックでブレーキをかけ、枝に掴まりながらそーっと下るが・・・ |
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どてーっ (幼稚な擬音だなあ) まあ、汚れてもイイか。着替えは持ってきてるしね。 |
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12:48 傾斜がゆるみ、平行移動へ |
12:59 道は明瞭に着いているが・・・ | |
13:20 たま〜に、木の幹に付けられたペンキやリボンを見て、道が間違っていないことを確認できるが・・・ こうしてレポを作っていても小さくアップダウンがあったことを覚えている程度で、画像を見てもここが小ピークだったよな〜と思い出せないほどだ。ガイドブックを読んで、エアリアに書いてある『横沢の頭』には標識は無いことは覚えていたし、五湖山までの距離が長いことは分かっていたが・・・ |
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13:37 一本道だし、コンパスを見ればおおむね南西に向かっていることは確認していたが、相変わらずどこを歩いているのか分からない。現在位置がよくわからないままとにかく進んだ。 | |
13:55 うーん、いつになったら五湖山に着くのだろう? 体よりも気持ちがへばっていた。 今度こそここを登れば・・・ |
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14:00 うーん、違った。 (家に帰ってから調べるとここが図根点のあるピークらしい。騙されたな〜) ちょっと落胆したが、さらに進むと |
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14:06 お、今度こそ! いやった〜 |
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エアリアの五湖山には展望マークがある。少し先へ進んでみると、なるほど晴れていれば展望が眺めの良さそうな広場に出た。ここで休むことにした。 エアリアには王岳(25分)→横沢の頭(1:10)→五湖山とあり、着いてみればほぼコースタイムの通りに歩けたのだが、現在位置の分からないこの区間は随分長く感じたな〜 |
そういえば、ランチのうどん大盛りで蓄えたエネルギーはもう消費しちゃったかな〜 食欲は無かったが、残しておいたおにぎりタイム。 疲れているときってなかなか飲み込めないんだよね。1個を食べるのに何分かかったかな・・・ でも、食べたらパワーが出てきた。なるほど、さっきのへばりはシャリバテだったのか。ソイジョイとチョコだけじゃ補充できていなかったってことか、まだまだ工夫が必要だな。 |
ガスガスで風景は見えないが、この付近のシモツケソウはなかなか見事だ。ここでオフラインを解除してみたが、アンテナは1,2本。うーん、仕方ないな〜 | |
タムラソウにミツバチが停まった瞬間をパチリ! | |
14:26 女坂峠に向けて出発。 お、精進湖が見えた。 |
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ロープのある下り。この後は下るだけだよな〜と思っていたら | |
なんじゃ、登るのか! | |
14:33 でも、登り切るとなかなかの眺めだ。 晴れたときにまた来てみたい? ここから傾斜のきつい下り |
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○○の咲く斜面を下った。 |
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岩場を少しよじ登る | |
お、ここからもイイじゃないか! さらに下る。 |
平行移動 | |
14:55 電柱を通過。 14:59 テレビアンテナ? |
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15:00 よっしゃ〜、女坂峠到着! 首無し地蔵の頭には石が載せられてあった。 |
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ここまで来ればh19.大晦日に来た道だ。あっという間さ! スポドリを飲んで最後の休みをとっていると、今日初めての登山者に出会った。若いカップルだ。根場から王岳を越えてきたと話すと驚いていた。ちょっと得意げ(小さいな〜)彼らは三方分山を越えて、ぐるっと回るそうだ。三方分山までは簡単だが、その先はアップダウンがあることを伝えた。ちょっと遅いが、若いから日が長いから暗くなる前に戻れるだろう・・・ |
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15:20 後は休まずに一気に精進湖まで歩くぞと思っていたが、ここで気が変わった。そう、冷たい水で顔を洗ったのだ。 チョー、キモチイイ〜 (今回はカメラマン(かずさん)が居なかったので画像無し) |
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15:33 精進の集落へ。ここでクマ鈴を外し、ステッキ、そして蚊取り線香をしまった。 また、オフラインを解除して、富士急山梨バスに電話し、次に精進湖から河口湖へ行くバスの時刻を確認した。「お客さ次は17時過ぎですよ」と係員は申し訳なさそうな返事だったが、これはラッキーなのだ。だってあと1時間半も時間があるじゃないか! |
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湖畔の県道を数百m歩き | |
湖畔の駐車場ではちらっと富士が見えた。側にいた家族連れが大喜びしていた。今日の天気で見えたらラッキーだよな。 | |
15:52 今回もここへ! これだけ長い距離を歩いたのだ。やっぱり風呂がないとね!先程1時間半も時間があるって喜んでいたのはこの為なのだ。バスの時刻を調べていなかったので、風呂に寄れる時間があるかどうかがスゴク大事だったという訳だ。 |
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入って数分は貸し切り!もう富士は隠れてしまった。 この日は宿泊客が合計3人入ってきた。いつもここの風呂に入るのは13,14時頃だが、今日はもう16時過ぎだから当たり前だよね。 「今日は見えませんね〜」と話しかけてきたオジーちゃんと富士談義。彼も中判カメラを構えるフジキチだった。この日はフジテンスキー場の側の林道を上がって来たそうだ。そして、大山行男さんの写真展の情報を教えてもらった。これは楽しみ〜 |
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そして、風呂上がりにはこれ!(さすがのホームページですね。) ただし、今日はつまみはチーズとチョコレートのみ、乾き物を用意しておけば良かったな〜 今日は栗林先生の所に寄るには時間が無い。バスの到着予定の17:06のぎりぎりまでここで休むことにした。 |
一応到着予定時間にはバス停に居たもののまだ来ない。湖畔のアジサイでも撮って待とう・・・ あ、来た! 渋滞して遅れることの多いバスだが、今日は4分遅れで到着。3月にかずさんとこのバスに乗ったときには全然動かなかった139号も予想外に流れた。薄曇りのこの天気が幸いしたのかな。 |
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河口湖に着くと、次の17:49大月行きまでには3分程の待ち時間。ラッキー! ちょっと冷房が効きすぎで、Tシャツに半パン姿(上のビール画像参照)の私には寒すぎるくらいだったが、のんびりpodcastを聞きながら大月へ。 |