h19.4.8 生藤山、三国山、醍醐丸
前回の富士山は3.31     サムネイルをクリックすると大きくなります。

 先週の岩殿山では取りあえず「富士をポジで撮る」という目標は達成したものの、山靴を履かずに30分弱の登り、やはりこれでは満足できない。次はちゃんと歩いてやろう!と心に誓い、その機会を窺っていた。この時期に行くなら桜の名所だな。東京ではもう桜は散り始め。これは標高を少し上げてやれば満開前の一番良い時期に当たるのではないか・・・よし、ガイドブックなどでも気になっていた生藤山だ!
 テレビの天気予報ではこの週末の天気は曇り・・・しかし、最近お気に入りのウエザーニュースでは晴れ。こういうときは都合の良い方を信じるのだ!
 前日にネットで調べたところバスの時刻は上野原駅8:08のようだ。これに間に合うには地元の国分寺を6:53で良いが、一応一本前の6:42の中央特快に乗ることにした。これはもう何回も使っているが、高尾で大月行きに連絡するので便利なのだ。
7:29 上野原駅
当日はやや雲があるものの晴れ!中央線の車窓からはあちこちで咲く桜がきれいだ。上野原駅でもこの通り・・・あれ、東京より遅いの?
改札を出てバス停を探す。30分ほどの待ち時間の筈だよな・・・あれ、8:28?また時間が違うの?どういうこと?・・・
いずれにしてもあと一時間待つのか・・・せっかく天気が良いのになあ・・・
タクシーだ!
タバコを吸いながら暇そうにしていた運ちゃんが一人。これは天のお告げか?午後は天気が悪くなるとの予報を思いだし、晴れている今なら「富士を見ることが出来るかも」との淡い期待からタクシーを選択!
7:54 石楯尾神社 神社までは15分ほどで到着。2340円は散財だが仕方ない。Time is moneyと無理矢理自分を納得させ、8時頃出発!
ここを右折 気持ち良い道
8:07 ここで舗装道は終わり 田舎道の舗装道を10分ほど歩いて、登山道へ。
始めは薄暗い林(左)の中を進む。10分ほどで明るく(中)なり、スミレ(右)も発見!結局山中では唯一の彩りだった・・・
8:24
あれ、また舗装道?
どうやら先程の道はここへつながっていたみたいだ。そういえば先程の運ちゃんが「神社はここですが登山口まで行きますか?」と尋ねていた。タクシーならこの辺まで行けるのかな?
その後も杉林の中をジグザグに登る。
8:52 佐野川峠 30分ほどで尾根に出た。始めは峠に着いたら一休みと思っていたが、ここは鎌沢からの道と合流するだけで展望は無い。また「見晴台まで19分」とマジックで書かれていたので、もう少し頑張る気になり、ポケットのチョコをつまむだけにして前進。
その後も尾根道を緩やかな登る。クマザサが目立ってきた。
9:11 見晴台

この広場にあった看板




見晴台の広場には10人ほどのグループが和んでいた。ベンチとテーブルがあるので、取りあえずオニギリをポットのお茶でブレイク。空は晴れているが、遠望は効かない。そしてやはり桜には早く、堅いつぼみのままだ。タイミングが難しいなあ。
さて、せっかくだからと「甘草水まで100m」との表示に従い、脇道を進んでみるとほんの数分で柵に囲まれた所(左)に到着。水がチョロチョロ流れているのを想像していたが、確認できず。
広場に戻り9時半頃出発。
林の中(←, 左)を10分ほど歩くと、三国山山頂を示す道標(中)を発見。右へ進めば生藤山へのまき道だが、勿論ここは登りだ。ほんの少し登って三国山へ(右)
9:48 三国山(サンゴクヤマ)
昨年登ったのは三国山(ミクニヤマ) 
頂上は結構広く、ベンチ、テーブルがいくつか置かれ、先程広場にいたグループが和んでいた。
関東ふれあいの道」の巨大看板(左)で現在位置を確認。
晴れていれば眺めが良さそうなのだがご覧の通り(中)
生藤山まで0.2kmの表示(右)もあるし、さっさと出発。
←歩き始めは結構斜度のある下り!わずか200mだと思っていたが、これは侮れないぞ。
雰囲気のある尾根道を進むと、今日初めての急登!
9:58 生藤山



先程の三国山に比べると小さなベンチと防火用のドラム缶がおかれているだけの狭い頂上だ。
木々が邪魔をするが、ここからは見事な富士を見ることが出来るらしい。しかし今日はこの通り・・・・
先程のグループが追いついてきて、頂上はごった返してきた。
ここにいても仕方ない。どうやって帰るのか決めていなかったが、表示にある醍醐丸を目指してみるか・・・



斜度のある下りからスタート(←、左)次に登る山だろうか(中)
途中「茅丸」の表示を見つけるが、もう木段登りが面倒くさくなりまき道を進む・・・結局またしても木段!(10:34)
10:38 連行山


木段登りを過ぎるとベンチのおかれた広場へ出た。「連行」の表示がある。エアリアでは「連行」だがまあどっちでもいいや。まだ大して歩いていないので、ここで休憩は取らず、次へ。
頂上だけあって晴れていれば展望が良さそう(左)だが・・・
ジグザグに付けられた道を下りる。反対方向からも、同方向にも多くのハイカー(中)が歩いてる。ここも人気のコースなんだな。
11:07 和田バス停への分岐
 (醍醐丸まで1.1km
右へ曲がれば和田バス停か。エアリアを見て現在位置を確認。尾根道(左)をしばらく進むと醍醐丸まで0.7kmでの表示(11:24・中)だ。もう一息頑張ろう!結構頑張って登ったつもりだったが・・・あれ、また下る(右)の?
11:37 醍醐丸まで0.4km またまき道と合流か。やれやれなかなか着かないな・・・・
少し力むくらいの急坂(左)を越えると緩やかな道(中)になり・・・
11:50 醍醐丸




こうやって苦労して醍醐丸に到着。今日通り過ぎた生藤山などと違い他に誰も居ない・・・んでもってとにかく寒い!念のためにとザックに入れて置いたダウンを着込み、昼飯の準備を開始。
美味しくカップ麺をいただいた後は撮影タイム!ここは八王子市最高峰(中)だそうだ。知らないうちに東京まで歩いてきたのか。ここからの展望はこの(右)通り、私が分かるのは1月に歩いた大岳山位だ。この特徴のあるピークは間違いないだろう。他は奥多摩の山なんだろうが・・・
12:34 下山開始
その後グループや単独の登山者が入れ替わりここへ到着。ただし、彼らは昼食をとるわけでなく一休みしたり、八王子市最高峰の前で記念撮影したりで、それぞれ10分ほどで立ち去った。
一人取り残されたがもう良いだろう。昼食前に着込んだダウンを脱ぎ、出発。
その後緩やかな下り(左・12:55)30分ほどで和田峠(中)へ到着。駐車場には既に10台くらいが停まっている。そう言えば私も回目に陣馬に登ったときにはここまで車だったな。
13:04 陣馬街道






自分の様に歩いて下っていくハイカーも多くいたが、車やバイクがどんどん通りすぎるのがストレスだった。またパツパツスパッツでバッチリ決めたチャリダーが必死に登っていったり、気持ちよさそうに下りていった。ここは彼らにも人気のコースなんだね。
丁度ラジオで伊集院光が「ネットでスパッツを注文したんだけどさあ・・・」という話をしていた。あまりにタイムリーなので歩きながらにやにやしてしまった。
さて途中に無粋な看板がズラリ、これが現実なんだね。我が地元の府中市ではごみBOXを廃止することが決まったらしい。子どもの頃から何時でもゴミを捨てられるのが当たり前だったのだが、他市の市民も勝手に出すためごみ処理の予算が増え、財政を圧迫したそうだ。ウチの傍のBOXもあふれかえっているのだ。悲しいなあ・・・
やっと人家が見えてくる頃に鮮やかな彩りを発見!つい足を止めてパチリ。
13:53 陣馬高原下バス停


次のバスは14:40。この路線は1時間に1本、各時40分発だと調べてあったので、50分弱の待ち時間も想定内。とりあえずトイレに寄り、道の反対側のベンチでパンとお茶でブレイク。え、写真のベンチじゃないのって?・・・そう、ご覧の通りこのベンチは臭いがキツイんだ。ここを設計したのは誰だ!

バス停がこれでいいの?

時間が止まっている様だ→
次々にハイカーが到着して来たので自分もトイレベンチに戻り、バスの座席を確保。
さすがにへとへとで乗車したらすぐ爆睡!高尾駅に近付く頃起きてみてビックリ!通勤電車の様な混み具合になっていた・・・


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