h23.2.26 羽田空港ダイヤ 2.27 東京マラソン
前回へ

25日金曜は春一番が吹いた。(ニュース)翌土曜日は『気温が下がり晴れ』の予報。仕事が休みならばウキウキで出撃だろうが、この日はバッチリ出勤。そこで、気温が下がるなら敗退続きだったダイヤのチャンスになるだろう金曜夜にデジカメの充電をしておき、翌朝、通勤鞄にデジイチとコンデジとゴリラを入れて出撃!
通勤の京王線からはまあまあクリアな富士が見えていた。よし、このままでいてくれ〜と思いながら仕事へ。

12:30に仕事終了。職場を出ると意外に気温が高い。あれ、予報と違うじゃないの!
まあ昼間はともかく夕方が大事なのだ。とにかくネットで調べておいた羽田空港へ行くことにした。

京王線で新宿へ。途中下車して昼ご飯を何処しようか東口付近を探した。今回大事なのはメニューよりも久米さんをクリアに聴けるところ!丁度駅を出たところで、片耳イヤホンで聴き始めることが出来た。今日はスペシャルウィークで黒柳徹子さんがゲストなのだ。なんとオープニングトークは226事件についてだった!
東口を歩くのは久々だが、候補がある訳では無かった。とにかく地下はNG。なるべく1階で、賑やか過ぎないところ(ゴメン)・・・
その条件を満たしている肥後ラーメンの店に入ると、何だか久米さんの声がステレオで聞こえてきた。あ、なんだ店内に音声が流れているじゃないか!地元府中の商店街でTBSラジオを常に流している八百屋さんを知っているが、新宿のラーメン屋でも聞けるとは思わなかった。
お腹を満たしたら再び新宿駅へ戻り、山の手線で品川へ。羽田に行くのは数年ぶりで、前回がいつだったか思い出せないくらいだった。京急を使うことにしたのは『駅すぱあと』で一番早いと標示されたからだ。品川で乗り換えると丁度数分後に『エアポート快特』がやって来た。これに乗るのは初めてで知らなかったが、この快特は品川の次が国際線ターミナルで、終点が国内線ターミナルとのこと。なんて便利なんだろう!

京急のホームからたどり着いた羽田空港は、そりゃ〜もうビックリするくらい近代的(?)でビックリ!
そういえば去年くらいに国際線ができ、併せて国内線ターミナルも改装されたなんてニュースを見たが、もうウキウキ感でいっぱい、すっかりおのぼりさんだった。
さて、ネットでこの日がダイヤになることは分かっていたが、具体的にどこに行けば富士が見えるのかはわからなかった。

どこで調べれば良いのだろう・・・

あっそうだ!

『案内』カウンターに座っているオネ〜サンに聞こう!

N「富士山が見える展望台はどこですか?」

彼女は一瞬びっくりしたような表情をした(マヂです)が、「少々お待ち下さい・・・」とどこかへ電話をかけてこのおかしな質問の答えを探してくれた。

彼女が教えてくれたようにエレベーターで6階へ。そこから案内表示に従って展望デッキへ向かった。

14:23 展望デッキへ
ご覧の通りのピーカン!富士を探すがどこなのかちっとも分からない。傍に居た年配の男性警備員に方向を尋ねると「あの国際線ターミナルビルの辺りに見えるはずなのですが、今日は・・・」との返事だった。
とりあえずダイヤまでまだ3時間近く余裕がある。
飛行機を見に来た観光客でまあまあ混んでいたが、数分でベンチが空いたので、そこに座りラジオを聴きながら待つことにした。

とりあえず目の前の飛行機をパチリ。左はJAL、右はスカイマーク
 

しばらくして隣の椅子に年配男性が座り、ゴツイ三脚をセットした。ピンと来た
N「ダイヤですね?」
「ええ」
N「今日はどうでしょうか」
「う〜ん、今日は意外に暖かいですね。季節風が吹くと良いんですが・・・」
こんな会話から始まり、このあと2時間あまり彼と話しながら過ごすことになった。
葛飾にお住まいのSKさんは千葉方面からも富士を狙ったり、富士以外にも花や紅葉の撮影も楽しんでいるとのことだった。また彼はアイフォンを駆使して、小田原からのライブカメラの映像や、空港付近の天気予報などを見せてくれた。
アイフォンはカメラの性能もなかなか良く、彼が他の場所で撮った画像も素晴らしかった。じゃあ私もと携帯の画像を見せたのだが、そういえばと(確信犯)、名刺を持ってきていなかったので、『望の富士山』と書いた紙を渡した。彼はほんの数分で検索し、平野ダイヤのページにたどり着いた。
「これはイイじゃないですか。帰ったらパソコンで見てみますよ」
N「よろしくお願いしま〜す。」

実は弟も最近アイフォンを買い、「アニキこれはイイよ」と勧めていたのだが、改めてそのすごさを感じた。正直羨ましかったが、山に持って行くなどする自分の使い方からして、すぐ壊れてしまいそうだ。完全防水防塵機能が追加されないと無理だろうな〜

「私が撮っているところを撮って下さい。」

さすがに狙った訳はなく、ホントにここ数日マスクをして通勤している。そして、スーツにマリナーズキャップはおかしいと考えて、500円サングラスを用意しておいた・・・
しかしどうみてもアブナイヤツになってしまった。

また、ご覧の通り望遠レンズを出してもいいように金網の幅が広くなっている所がある。これは空港の素晴らしい心遣いだね。
この付近は数分ごとに飛行機が降りてくる。ただし、このアングルだとイマイチスピード感がでない。
・・・
というのは多分言い訳だろう。右隣の男性はゴツイ望遠レンズでパシパシ撮っていた。ここからでもきっと取り方により傑作をモノに出来るのだろう。

彼の他にも飛行機撮影マニアは何人も居たが、まだこの時間はダイヤ狙いのカメさんは少なかった。
トイレに寄り、自販機でホットコーヒーを買った。ついでにコンデジでこの付近の様子をパチリ。

『これ』が私の席で左隣がSKさん。


スカイネットアジア航空
16:43
「ほら、南風(正面が西)です。これはちょっと良くないな〜」
N「暖かいってことですね」
彼のアイフォンでこことほぼ同じ方角に富士が見えるという小田原のライブカメラでも富士はちっとも写っていなかった。う〜ん、これはまずいかも・・・

実は似たようなアングルで何枚か撮っており、その中でモノレールが写ったモノを載せている。

それから正面上にまたしてもゴミが写り混んでしまった。Jtrimで消しても、跡が残っている有様。トホホ
この付近はとてもスズメが多い。SKさんの分析ではすぐ傍に食堂があり、その客が餌をあげているからではとのことだった。
ちなみにその食堂は「高くて、まずくて、量が少ないんだ」とのこと。
N「うわ〜3拍子揃っちゃいましたね。」
この展望デッキは多くの人が来て、写真をパチパチ撮って入れ替わる感じだった。飛行機を利用する客が時間つぶしに来るのだろうか、耳をダンボにして聞いていると方言も飛び交っていた。
日が傾いてくると段々気温が下がってきたので、再びコートを着た。このこの頃になると、ゴツイカメラを持ったダイヤ狙いのカメさんも少しずつ増えてきた。
17:05 まだ富士は見えていない・・・


「低い雲があるね。あの辺に富士が見えるんだが」とSKさん。

N「でも、ギリギリで見えることもありますよね。それを祈りたい気分です。なにしろ3時間も待っているんですから。
17:17
「ほら、山頂が見えた!」SKさんが気付いた。
画像には写っていないが、確かに見えた。

ゴミはどうにもならない・・・
下記の画像はトリミングしている。
17:19

N「あ、欠けました!」
17:19 縦にしたり、少し引いてみたり、大忙し!



ひたすらシャッターを切った。
沈んでいく・・・
N「あ、影が出ましたね〜」
N「いまいちクリアじゃなかったですね」
「そうだね。春霞が強かったかな。」
N「でも、とにかくダイヤを撮れて良かったです。いつもは沈んだ後も粘るけど、今日はもうドラマは無さそうですね。」
「あ〜、そうだね。」SKさんも三脚をしまい始めた。
N「今日の事はレポに書きますので、是非見て下さい。」
17:36 これはコンデジで撮影。
このように裾野は低い雲で覆われており、ダイヤを撮れたのはホントにラッキーだったと言えるだろう。
6階から下を見下ろす。既に書いた『近代的』って表現が分かるだろうか。
京急の案内表示には中国語とハングル。羽田はすっかり国際空港なんだな〜
満足して帰宅。

帰宅してからこの日のレポにとりかかると時間はあっという間に過ぎ、ベッドに入ったのは日付が変わってからになってしまった。翌日曜日はのんびり7時過ぎに起床。今日は山ではなく、友人のユモ氏が出場する東京マラソンの応援に行くのだ。まずはコースマップをプリントアウトし、ユモ氏に飯田橋の陸橋で待つ事をメールした。実は彼の応援はh20以来2回目なのだが、(画像は左から都庁、大門、雷門)この時は都内をあちこち巡っただけで、ユモ氏を発見できなかった。
 
その反省を生かし、今回は予めこちらが居る位置を彼に伝え、彼にこちらを見つけてもらえることを考えたのだ。
「私はマリナーズジャージにマリナーズキャップそしてマスクをしています」とこちらの服装も伝えておいた。

しばらくしてレスが来た。彼の飯田橋到着予想は9:50くらいだった。

国分寺から中央線で四ッ谷。総武線に乗り換えて飯田橋を降りるともう歓声が聞こえてきた。
9:20 お〜盛り上がってる。

さて、上から様子を見ようか・・・
ところが、

「歩道橋に立ち止まると危険で〜す。移動して下さ〜い」

とのアナウンス。どうやらここでユモ氏を待ち構えるのは無理のようだ。う〜ん、2年前は上画像中央のように上から撮れたんだけどな〜
なので、立ち止まらずにパチリ!

お〜、車イスなのに早〜〜い!
ここは諦めてコース沿いに移動し、場所を探した。『6km』地点の少し先にようやく一人入れそうな所を見つけ、ユモ氏にメールした。さあ、彼はこちらを見つけることが出来るだろうか。

彼が来るまで、ランナーの様子を撮ることにしよう。

これ以降ランナーの皆様、観客の方々が写っています。削除の要請があればすぐに対応しますので、ご指摘下さい。

まずは、すご〜く早い皆さん。このペースで42kmなんてとても想像出来ないよ。テレビで見るよりもずっとスピード感がある。多分この辺は2時間台でゴールする選手達だろうな。
  
すぐ隣の女性は
「頑張って〜」の他に「もうすぐ皇居ですよ〜」とか「フルの人はペースを押さえて〜」など、多分彼女自身もランナーなのだろう。アドバイスを送りながら声援していた。こうやってマラソンを盛り上げるのだなと関心しつつ、私はなにしろマスクを外せないので、無言のままコンデジでパチパチ

段々選手達のスピードが遅くなってくると、ついカメラを向けたくなってしまう人達がちらほら見えてきた。彼らは自己主張が強いのか、いや単なる目立ちたがりなのだろうか。

スティッチ(ググると着ぐるみの広告がヒットした)鬼太郎!しかも一旦木綿つき!食い倒れ人形
  

「あ、お父さん!こっちこっちぃ〜」

「お〜、応援ありがとう〜」

はっぴを見ると釧路から参加のようだ。彼ら以外にもこのマラソンは日本全国から集まってきていることが分かった。
『伴走』のゼッケンをつけた女性とその左側は・・・子どもか?布で手首をくくりつけている。目が悪いのかな。彼女たちの他にも『伴走』ゼッケンをつけた二人組が走っていた。すごいな〜

画像左端に注目!え、サラリーマン?
おいおい、いくらなんでもこれは走りにくいだろう!
と思っていたが、上には上が居るモンだ。
絶句・・・
時節柄タイガーマスクは何人も居た。ちなみにタイガースのユニフォームやはっぴ姿はもっと多かったけど。
コミカルなだけでなく、これは華やか
お、10時を過ぎた・・・ユモ氏は何時かな〜

と思い始めたとき、(10:09)
いや〜、ありがとう!
ユモ氏は那覇マラソンに参加して泡盛で乾杯し、地元の人達の人情に触れている。また、青梅マラソンに参加して澤乃井、巨峰マラソンに参加してほうとうとワイン・・・と各地を走り、当地のお酒を飲む事を楽しみにしている。
一方日本アルプスの秀峰にも登る山ノボラーでもあったりする。

実は望の富士山に登場するのはh18.2の扇山以来2度目。その時も山頂で缶ビールを美味しそうに飲んでいたりして。
N「会えて良かった〜。この写真送るからね〜。次は銀座辺りで待ってるよ〜」

とりあえずこのポイントから一番近い地下鉄の駅へ。(何処だったっけ?)地下鉄で大手町へ

外に出た所で、マリナーズジャージを脱ぎ、ディパックにしまった。また10時を過ぎていたので、安住を聴くことにした。
警官が道を見張っている・・・

大都会が封鎖されているってスゴイ事かも!
大手門
10:40

マヂ!下駄を履いているじゃないの!

このポイントは直ぐ左手に10kmコースのゴール地点があった。

ユモ氏は何時通るかな・・・
デジカメの履歴でさっきのユモ氏の画像を振り返ってみた。

そうか!あれから4kmなら、とっくに通り過ぎているに違いない!

もっと早くに気付けよ〜

今度は東京駅へ

丁度この頃安住のゲストコーナーではピーコさんがタクシーを捕まえられず、番組に間に合わないなんてトラブルがあった。彼は青山に居たようだが、TBSのある赤坂なんて直ぐ傍の筈。それでも辿り着けないとは、今日はホントに特別な日なんだな〜

山手線に乗ったものの、何処へ行くかはっきり決めていなかった。

コースマップを見て、行き先を検討

・・・

今度は20km点を目指すことにした。ここならユモ氏を見つけることが出来るだろう。

11:21

給水ポイントならユモ氏も立ち寄るだろう。
彼にメールを送り、ここで待ち構えることにした。
桃太郎おばさん。タイ焼きくん。このウサギは暑いだろうな〜
  

こういうスタッフがマラソンを支えているんだな〜

華やか♪
ピロピロリ〜ン♪
あ、ユモ氏から電話だ。

「もう銀座に着きました」

N「え、早いじゃないの!」2回続けて彼の走力を甘く見たか〜

とりあえずこの近くの内幸町駅へ。

さて、何処へ行こう・・・今度こそユモ氏よりも先に行こうと地図を見た。

『築地4丁目』の35km地点に狙いを決めた。駅は何処だろう・・・

朝から行き当たりばったりの繰り返しなのだが、これはこれで楽しかった。

結局、地名のままの築地駅へ

12:32 築地

ボンヤリ市場があるのだから、魚が美味しそうな店でランチと思っていたが、良さそうな店は見つからず、結局ギョーザ定食になった。美味しかったけど、これはビールが欲しくなる味で、食べるなら夜が良かったな〜
店を出てズラリと並んだ応援の行列の切れ目を探した。恐らく42kmのコースはこうした応援の人垣で埋め尽くされているのだろう。ホントにすごいイベントだよな〜

35km地点の少し先の『築地3丁目』の交差点付近でまた給水ポイントがあり、この地点で顔を出すことが出来た。またユモ氏にメールを送った。

ここではスタッフの他に個人的に応援したい若者2人組がうまい棒パイの実などのお菓子を配っていた。

彼らの声を聴くのも楽しかったので、podcastを聴くのを止め、目と耳を集中させてユモ氏を探した。

『NO WAR』の旗を持って走っている。
「あ、ありゃ〜なんだぁ〜。でも頑張れ〜」と若者コンビ

そうそう飯田橋で見かけたアレだ。ここまで来たのか〜。ってことはユモ氏はそろそろかな・・・
「お〜バルタン星人
「キン肉マンがんばれ〜」
「お、新幹線頑張れ〜」
後でググった所彼は熊本県の職員とのこと(ニュース)
「あ、あれは亀田じゃないか〜」
カメラは間に合わなかったが、和毅の辮髪がチラッと見えた。
その数秒後
「あ、今度はオニ−ちゃんだ。弟に負けるな〜」
←の坊主頭が兄の興毅
たしか彼らの少し前に『5時間』と書かれたペースメーカーが通過した。ボクサーといえども初挑戦ではタイムはこんなものなんだな〜
結局彼らは5時間12分程で完走したようだ。(記事)
マイケル頑張れ〜」
ドラえもん頑張れ〜ってマジかよ〜」
「お医者さんも頑張ってくださ〜い」
「お〜、サラリ〜マン、頑張れ〜」
う〜ん、何を貼ろう・・・やっぱこれだろう。

彼も飯田橋で見かけた。ここまで来たのか〜。ユモ氏はどうかな・・・
ダースベーダー、頑張れ〜」

バルタン星人、ドラえもんも大変そうだったが、これはまた生地が厚そう。
よ〜やるわ・・・
「ENJOY?」と若者コンビ

「OH YEAH」
この外人さんはちょ〜ハイテンションだった。
あれ、デジカメの電池マークが赤になった。もうユモ氏も行っちゃったかな。

引き上げることをメールし、帰宅。

結局ユモ氏は亀田兄弟より早く5時間11分56秒でゴールしたとのこと。つまり亀田兄弟の通過したちょっと前だった訳で、3度目の正直で、彼の通過していた頃には待ち受けて居たはずだったが、今度も見つけることはできなかった。

さすがに後半はメールを見る余裕は無く、こちらがここに居たことはゴールしてから気付いたそうだ。
再会は敵わなかったが、彼のお陰で一大イベントにちょっぴり参加することが出来た。来年も彼が抽選を通過したら見に行きたい。

HOME 次回は3.6川崎マリエン
inserted by FC2 system