h19.12.8 塔ノ岳、鍋割山2
前の富士は11.23〜24  サムネイルをクリックすると大きくなります。

 101回目の山行は丹沢にしよう!と決めたのは私がよく見ているsanpoさんがよく行っており、これらのレポに魅かれたからだ。(相変わらず影響を受けやすいなあ)
 しかし、丹沢はh16.2に弟と一緒に鍋割山に行って以来ご無沙汰だった。その時は車で出かけたのだが、私の住む府中から丹沢は山梨と違いとても遠く感じた。また、電車でも中央線一本で行ける山梨と違い、乗り換えが必要で面倒だったから・・・
 しかし、やると決めたらやるのだ!そこで、カナモリさんsanaeさん達のレポも参考にしながら考え、決めた優先順位は・・・
@鍋割山で鍋焼きうどん
 3年前に弟と行った時ももちろん食べ、美味しかったのだが、sanpoさんもsanaeさんも美味しいと書いていたあの味をもう一度というわけだ。
 次に、鍋割山と塔ノ岳は割と近いようだ。そこで、
A大倉尾根にチャレンジ

 別の方のサイトに出ていたのだが、「バカ尾根に登らぬ馬鹿、2度登る馬鹿」というのがあった。あれ、これって富士のこと?また、丹沢のガイドブックを読むと「初心者でも歩けるが行程が長く、標高差がある」さらに「中高年者はよく足がつる」とのこと。おお、これはどれくらいマゾっぽいコースなんだろう!行くしかないぞ!

 当日は4:00起床、5:29国分寺発。登戸から小田急へ乗り換え、渋沢駅へ。
 バスは7:34発、勿論?ハイカーでにぎわっていた。途中車内放送で素敵な案内があった。なんと、「無計画な登山や単独での登山は遭難の素です。お控えください」だとー!大きなお世話じゃあ!・・・いや、でも一人は確かに危険も有るんだよね。でも、一人で歩くのも楽しいんだよ。
7:49 秦野ビジターセンター (大倉バス停)
@塔ノ岳や鍋割山などを線で結ぶだけでコースが分かるようになっていた。これは親切、いつもは面倒でこれを出さない私のようなモノグサでも出す気になったよ。
A県道を登る。
7:56 国定公園の表示

@塔ノ岳まで6.4km、「緊急時は・・・」との表示、これが数分歩くたびに登場する。お節介だが、これが必要なくらいに登山者が多いのだろうな。
Aさあ、いよいよ登山道だ。始めはなだらかな傾斜
B観音茶屋。ペットボトルのスポーツドリンクを一口
8:14
8:22 分岐


お、パノラマ展望台?これは行かねば!
@歩きやすい道をぐるっと回りこむ。どうやら遠回りだなこれは
Aよっしゃー富士が見えた!これは先が楽しみだぞ。
Bでも、どこが展望台なの?気持のよい道をさらに進む
8:35 大倉高原山の家

お、開けた!ここが展望台だ。ホントに12分で到着だ。
@秦野市街と相模湾が一望。でもこの時間は逆光
A冷たい水で顔を洗い、ペットボトルに給水。(20円なり)
8:48 見晴茶屋
見晴茶屋を過ぎてからいよいよ丹沢らしい道になってきた。これが評判の木段だな。
@8:52A8:57B9:12C9:18
結構な急坂だ。さらに気温も上がってきて、とにかく暑い!
9:26 駒止茶屋


駒止茶屋を過ぎるとベンチがあった。ザックを下し一休み。
@表尾根?A鍋割山方面?初めて来たので何となくしかわからないのだ。山座同定ができると楽しいだろうね。この辺は快適な道が続いた。
B9:52 お、次の小屋が見えてきた。
9:54 掘山の家 
ここには塔ノ岳まで1時間20分の表示があった。よーし!
@9:58 岩の混じる登りだ。(両手を使うほどではない)
A10:06 B10:13 その後はまたまた木段が続く
10:19 茅場平




長く感じた木段が終わると広場に出た。ここでも一休み。
丁度一緒に歩き始めたオバちゃんが話しかけてきた「そのクマよけの鈴、いい音がしますね」「もう、熊は出ないと思いますが、いつもの習慣で付けているんです」そう、チャリンチャリン鳴らしながら歩くのが好きなんだ。
@「あ、あれが塔ノ岳ね。ほら、人が見えるわ」
A10:25 ここからさらに急坂!しかも延々続く・・・
B10:37 足元は木段、両側には鹿除けの柵
10:45 花立山荘














木段登りにうんざりした頃、花立山荘に到着。ここのベンチではザックからパンを出し、ポットの熱いコーヒーで一休み。この頃から太陽が隠れ、急に寒くなってきたのだ。
@11:04 今度こそ頂上が見えたぞ!
A11:09 一旦下って、狭い稜線を進む。
@11:11 金冷やしを通過
A11:18 あと少しだ!この付近は足もとがグチャグチャ。霜柱が溶けたらしい
最後に丸太階段を上ると・・・
11:30 塔ノ岳 (1491m)









@頂上の様子、数十人の人でごった返す。
Aトイレ(50円)を利用。ちょっとアンモニア臭がきつかった。
ここからは大展望が開けるはずだったのだが・・・
@西側(富士はこの方向?)A北西側(檜洞丸??)
11:45 塔ノ岳を出発




周りにいる人たちのほとんどはランチタイム。良い匂いがしている。曇って寒いし、自分もここでカップ麺タイムにしようか・・・
ちょっと迷ったが、えーい初志貫徹だ。ザックからパンを出し、またポットのコーヒーを飲んで体を温め、塔ノ岳を出発。あと1時間弱で鍋焼きが待っているのだ!
あっという間に金冷やしを通過して、鍋割山を目指す。この辺は緩やかな道が続く。ブナを狙って一眼レフを構えているオジサンもいた。気持ちイイ道だぞ!
12:29 小丸 マジックで書かれている
@12:37 すれ違う人も多い。みな楽しそうだ。
Aさすがにそろそろ腹減ったなーと思う頃、小屋が見えた。
B最後のひと登り!!
12:52 鍋割山荘




早速鍋焼きうどん(980円)を注文。名前を書いて出来上がったら呼ばれるというスタイルだ。
山靴は勿論山用のズボンも脱いで、下はジャージ姿でコタツへ。これが暖かくて気持ちよかったー。
そして5分後、いよいよ・・・
いやー、美味かった。町のお店でもこの味は出ないよ。
食事風景は斜め前の人にお願いしたので、この角度で。
鍋割山 (1273m)
コタツを出るのは名残惜しかったが、外へ。
山頂標を探したが見つからず。(近くのハイカーに訪ねたがそれらしきものを無いらしい)ここで記念撮影。
@富士の方角A檜洞丸?B相模湾 相変わらずの天気だ
13:45 下山開始
ここからは3年前に弟と歩いたので、何と無くだが記憶があるし、とても歩きやすい下り道だ。ストックが役に立つ。前回親不知の頭付近で無くしたので、今日がデビュー戦だ。
@13:58  A14:11  B14:15
14:28 後沢乗越 ここを左折(東へ)
@急坂を下る。3年前はここの登りがキツかったんだよな。
A植林帯を進む。伐採された丸太があちこちに転がる。
14:46 木橋
@ペットボトルが並べられている所へ到着。鍋割山荘で使う水道水だそうだ。3年前、弟もここで一本ザックに入れ、運んだっけ。
A14:55 沢を渡る木橋 B14:57 堰堤工事の広場
15:10 二俣
3年前はこの付近まで車で来て、鍋割山を往復したが、今日はここからも林道を歩かないといけないんだよね。
@なるほど、ここから塔ノ岳を目指す道もあるのか、ここまで車で来て塔と鍋を縦走するのもありかな A大倉まで4kmだ!林道を歩く。
日本山岳連盟会長尾関廣氏の銅像
歩き始めてから5分ほどでベンチを発見。そういえば鍋焼きうどんを食べてから温かいものを口にしていないなあ。よし!
コッフェルでお湯を沸かし、ドリップコーヒーでブレイク。定番のクリームパンも!塔で満足して鍋割に行かないこともあるかとカップ麺も用意し、お湯を沸かせる準備もしてあったのだ。(用意周到でしょ)
 のんびりブレイクタイムを楽しんだ後はひたすら林道を歩く!なにしろ日が暮れて林の中を歩くときには結構暗くなってきたのだ。これは急がねば!途中でヘッデンを出そうか迷うくらいだったが、林道を抜けるとまだ十分に明るさが残っていたので出さずに済んだ。もう冬至まであと2週間ほど。日が短くなっているなあ。
 住宅街に出て、鈴を外し(1時間ほど一人きりだったのでこれがあると安心だった)、さらに10分ほど歩いてやっとバス停に到着!わずか4kmの林道歩きだったのに、長く感じたなあ。
16:43
 トイレに寄って一息ついた。早足で歩いている間は気にならなかったが、寒い。フリースを着こんだ。
 次々にハイカーが到着し、16:55発のバスは椅子席がほぼ埋まるほどだった。
 帰りの小田急線が座れないのはキツかった。中央線で帰る時は、座って寝ていけるんだがなあ。

 さて、今回の山行では大倉から塔ノ岳頂上の標高差が1196m。今年の夏に毛無山を登った際、標高差1000mに自分で自分をほめてやりたいと書いていたが、多分標高差では望の富士山最高記録だろうな。今度も自分をほめてやりたいよ。
 
 そして鍋割山荘で鍋焼きうどんを食べるために登山開始から5時間かかったことになる。これもランチタイムまでに一番時間がかかった山行と言える。これぞ、ミシュラン☆☆☆そう、「訪れること自体が旅の目的になりうる」というヤツだよね。→Wikipedia
 
 一方富士は8:30頃に頭がちらっと見えただけ。そう言えば3年前も雲間からわずかに見えただけ。丹沢から見るのは難しい(sanpoさんのレポでもあまり見えていない)らしい。これは、小屋泊まりで夕暮れと早朝に狙うしかないか?これは再チャレンジしなければ。

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