h18.5.5 太刀岡山 帯那山
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4日夜に、ガイドブックをめくって翌日の山を検討する。よし、「曲岳から黒富士」の縦走にチャレンジだ。1周5時間のコースなら満足行くだろう。甲府周辺の渋滞が始まる前に移動したいので、20時頃にはベッドに入る。同室の人はまだ部屋に戻っていない。好都合だ。さっさと寝よう。ZZZ
翌日3時に携帯のバイブでピタッと起き、同室の人を起こさないようにそーっと部屋を抜け出す。この日もペアレントはにこやかに送ってくれた。昨年末の茅ヶ岳と途中までは同じコースなので大体の道は大丈夫だ。あの時と同じガストで朝食をとり、ウオシュレットで用を足した。(これが目的でした)
甲府から昇仙峡ラインを北上、県道韮崎御岳戦から登山口の観音峠を目指す。

5:05 観音峠林道へ到着。何ぃー通行止だとー(左)
仕方ない、予定変更して太刀岡山だ。ここも山梨百名山だし、1周3時間半のコースで少し物足りないかも知れないが、まあ良いだろう。
もう既に登っている人が居るのかな(中)さすがGWだ。
あれがハサミ岩だな(右)
5時半頃 看板に従って民家の間の道を進む。(左)
薄暗い竹林の中の急坂(右)をひたすら登る。やがて杉林になるが、風通しは悪いし、ラジオの聞こえは悪いし、結構憂鬱なスタートだ・・・
6:00 ダダーンと巨大な岩が! よく見ると、ボルトが埋め込まれているぞ。
ロッククライミングの練習場でもあるのか・・・

「危険ですので当面登らないで下さい」とのこと
でも、絶対チャレンジャーはいるだろうな。




6:08 ハサミ岩通過
下から見るのと傍で見るのはイメージが違うなー。
取りあえず、先を急ぐことにする。



ハサミ岩通過すると、何だ!?  ツツジの回廊ではないか!!
ここまでに登って来るまでにも咲いていたが、密度が違う!
そう、この山に来たのは偶然だったが、一昨日の今倉山、昨日の杓子山の数十倍のツツジを見ることが出来たのだ。
傾斜はどんどんきつくなってきた!
日が射さず薄暗い中、ツツジを撮影しながらひたすら登る。
この山は花が咲いていなかったら何を楽しみに登るのだろう。
ツツジがなければキツイだけの山ではないかな
ここで楽しそうにおしゃべりしている小学校低学年の兄弟(多分)と父親の3人組下りてきた。子ども達はスニーカーだが動きは軽やか。若いって良いなー?!
7:10 山頂着




やはり、富士はさっぱり見えない(左)。茅ヶ岳と金ヶ岳の3つのコブはクッキリ見えている(中)が、その他は雲の中、やれやれツツジで楽しんだけどやはり眺望は期待できないかな。とは言いながらも昨日の杓子山のように天気の回復はないかとのんびり待つことにした・・・この時間に聴いていたのはうえやなぎまさひこのサプライズ!ゲストのヤンキー先生・義家さんが教育について熱く語っていた。 1時間休憩して、そろそろ行こうかと思った頃、
南アルプスが姿を見せた!大急ぎでザックにしまっていた一眼と三脚を取り出しセット。その後何度も姿を見せては隠れをくり返した。特に甲斐駒はなかなかはっきりとは見えず、ちょっと見えた時にシャッターを切ることをくり返していたら、さらに1時間が経ってしまった。
ようやく10時過ぎに下山開始。もっとも先ほどの太刀岡山は南峰で、少し標高の高い北峰を越えねばならず、一度下ってからまた登り直すことになったが
どうやら北峰を過ぎるとまた急坂の下り。でも、登りと違って晴れているので、気持ちに余裕がある。ツツジを見ながらのんびり進むことが出来た。
あれ、「太刀」の字が「」になっているよ。

9:35 越道(コイド)峠 ようやく、草鹿沢林道に合流。峠を示す表示は無かったように思うが、丁度犬の散歩に来ていたご婦人に尋ねるとここが峠とのこと。ガイドブック通りならあと1時間15分でスタート地点に戻れそうだ。一安心かな。
あれ、ふと見ると頂上であんなに苦労した甲斐駒(左)などの南アルプス(中、右)がクッキリ見えているじゃないの!
10:25 観音峠林道
未舗装の林道をずーっと進むと、牧場へ。そして平見城の飼料工場に出た。。作業服のおじさんに「鈴を外してくれ、馬が怖がるんだ」(甲州弁がきつくて聞き取りにくかったが)と注意され、ザックに着いていた熊よけの鈴を外す。
おじさんはおしゃべりで(単に仕事が暇だったのか)、黒富士や八丁峠を指さしてガイドしてくれたり、観音峠林道はとっくに開通し、通れることを教えてくれた。
また、太刀岡山にツツジが咲いていたことを伝えると「お兄ちゃんは運が良いなー。あのツツジは中々見られないんだよ。今年は寒かったから遅かったんだよ。」と説明してくれた。多分「中々見られない」とは「GWに見られない」と言いたかったのだろう。
車の置いてあるところまでの時間を聞くと、20分くらいとのこと、お礼を言って別れた。
10:25には舗装の林道に合流。おじさんの話の通り、車はがんがんは知っている。あの表示は何だったのか!
10:40に車に戻ってからはシートを倒し、休んだ。ZZZ
13:50 帯那山
こんな感じの道を進む

あれ、いい男台無し!


もう、正午過ぎだ。これから他の山に登るのは辛いなー、どうしよう・・・
ガイドブックをめくっていると帯那山が目に止まった。水ヶ森林道からなら6〜7分で頂上に着くという。ここも山梨百名山だ。行くしかない!
昇仙峡ラインを甲府まで戻り、大混雑の武田神社脇の道を北上、ヘアピンカーブの連続する水ヶ森林道を進む。駐車場がよく分からず一度行きすぎたが、どうにか左写真の「アヤメ群生地」の看板手前の空きスペースに車を停めることができた。
頂上には左のような道を数分進むとあっという間に到着。カップルや家族連れが数人居た。やはり富士は霞んでいるが、一眼ならどうにか写すことが出来た。
富士の反対(北)側には金峰山方面もクッキリ見えており、デジでも五丈岩(右写真の左側)を撮影できた。いつかは登ってみたいなー
この日もYHには16時前に到着。
楽しかったGW山行も明日で終わりかー。締めは勝沼の甲州高尾山と棚横手の縦走にしよう。この日も夕食後19時過ぎには就寝!ZZZ

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