h17.12.30 茅ヶ岳 羅漢寺山
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 29日に石和YHで次の日に登る山を考える。持ってきた山の本をパラパラめくりながら茅ヶ岳のページで手が止まった。ニセ八ヶ岳というありがたくないあだ名を持ち、深田久弥が亡くなったというこの山は、百名山のファンが登る人気の山だそうだ。自宅からではキツイが、石和からなら登山口までは1時間弱で到着するようだ。よし!

 当日は4時起床。石和から韮崎方面を目指す。途中ガストで朝飯、メニューを見ると昔より値段が高くなったのが気になる。まあいいや、ここではハンバーグよりもきれいなトイレで用を足すことの方が大事なのだ。
 韮崎市内に入ってから道を間違え、20分弱あちこち住宅街や林道?を走り回った。近道をしようとしたのがまずかった、遠回りでもわかり易い県道27号(昇仙峡ライン)を使うべきだった。
  登山口の深田記念公園には5:30頃着。もちろんまだ真っ暗、先程道に迷って疲れていたのと、この山は上まで2時間強かかる手強い山なので、無理をしても仕方ない、アラームを6:20にセットし、車内で少し休むことにした。

6:35 登山開始。まだ薄暗いが、ライトが無くても足元が見えるくらいの明るさである。

このような道がだらだら
続く、楽だがつまらない

捨てられたトラック・シートには
落ち葉がぎっしり
7:07 車道を横切る。ここまで車で着たら少し楽できたのに・・・

岩がちな道に
なってきた。

さらに岩が大きく
なってきた
7:45 女岩到着 ここまではコースタイム通り
ポットのお茶を飲んで、小休憩
ツララが!
ここから急に手を使わないといけない道になる!
落ち葉がぎっしり詰まった道になる。

このようなペンキを探しながら歩く

道はどこ?
目を凝らして探す
↑クリックしてください
ペンキを探して上を見ていると、こちらを見ているものが・・・
何かと目が合ったのだ
カモシカだと分かるまでの数秒間自分の心臓音が聞こえてきた。
これ本当。ホントだってばー(是非拡大してご覧下さい。)
デジカメの望遠を目いっぱいにして撮影。相手はジーっとこちらを見たまま動かない。結局数分後に私が登り始め、しばらくしてからもう一度撮影したとき(右写真)もこちらを見続けていたようだ。
8:39 尾根上の分岐につく。

深田久弥終焉の地
花がお供えしてある。

結構しんどい道が続く
頂上まであと一息!
9:05 頂上着
すばやく着替え、昨日に続いてカップラーメンの至福の一時を過ごす。ハイ、このラーメンも百均で調達しています。








←八ヶ岳をバックに
360°どこにカメラを向けても被写体がいっぱいあり、ガイドブックを片手に山座同定に時間を忘れて楽しむ。(下段はポジ)

富士は逆光気味・
残念だが仕方ない

金ヶ岳の後ろに
雲をかぶった八ヶ岳

アサヨ峰や仙丈ケ岳
だろうか
南アルプス
右に甲斐駒

金峰山
五丈岩も見える

八ヶ岳
邪魔な雲が・・・










今回ここに来て360°のパノラマに感激したが、カメラを望遠にして一番スゴイと感じたのが甲斐駒ケ岳だ。深田久弥をして、「日本十名山を選べといわれても私はこの山を落とさないだろう。」また、「日本アルプスで一番綺麗な山頂はときかれても、やはり私は甲斐駒ヶ岳を挙げよう」と言わしめた名山の意味が今日わかった気がする。ポジではご覧の通り。

このような道を下ります








10:35 後ろ髪を引かれる思いだが、頂上を出発。
折り始めてすぐ、年配の女性とこの日初めての挨拶をする。地元の方で12月頭にも来たが、その時は雪があってずっと大変だったが今回は雪が無く楽だったことやその時には頂上に木が生い茂っていたがもう伐採してしまったので展望が良いことなどを教えてもらった。してみると今日このタイミングで来たのはすごく好条件に恵まれていたことが分かった。
なお、この人は私が降りるのにもグズグズしているとあっという間に私に追いつき、(頂上での時間はほとんど無かったのかな)、「家事があるので急がないといけないんですよー」とか言いながらも「この前はこの落ち葉の上に雪があったんですよ。」など教えてくれた。そしてあっという間に追い抜いていった。山歩きに慣れた人はすごい、自分なんてまだまだヒヨッコだなー
金峰山と五丈岩が
くっきり見える。
落ち葉の道は足がこんなに埋まってしまう。
早ーい!後姿が
こんなに小さい


行きにも通ったが、女岩の直ぐ上にはこのようなロープが掛けられたポイントがある。こんな道をよく登ったなー
11:33 女岩着、行きは気づかなかったが、このようにグラスがおいてあった。HPを書いている今、どうして飲んでみなかったのか分からないが、ガイドブックでは「ここで水を汲んでおくと良い」との記述があった。もったいなかったなー
女岩を過ぎるとこのように歩きやすい道が続く。
行きは薄暗くてかったるいだけだったけれど、明るくなるとずいぶん印象が変わるものだ。
これ何て言うんだっけ?
行きには気づかなかった小物に目がいく。

とっくに枯れているのに形を残す花
行きにも撮影した
トラック
12:34 駐車場に到着。お疲れさーん
先程の女性の話では温泉は韮崎方面にあるそうだったが、なんとなく昇仙峡方面を目指す。

県道27号の途中から先程登った茅ヶ岳(多分ね)を見る
13:55 昇仙峡到着。前回来たのは3,4年前の秋、紅葉のハイシーズンですごい賑わいだったが、今回はこの通り。ゴーストタウンのようだ。かろうじて開いていた店を見つけ、遅い昼食をとった。
でも、ここでロープウエーの割引券をゲット!往復1000円が1割引、これって重要だよね。
丁度出発の時間だ。デジカメは勿論、一眼と三脚だけを持って乗り込む。


ロープウエーで数分、羅漢寺山に到着。なーんと山梨百名山だ。岩殿山もスニーカーで登れる楽な山だがここには適わない!ハイヒールでもたどり着く山梨百名山だ。
ちなみに「注意・この先の登山道はハイヒールでは危険です。靴の予備がございますので・・・」という素晴らしい看板もありました。

百名山の標柱と

ボロボロの看板
荒川ダム
ロープウエーの駅から歩いて15分ほどの弥三郎岳を目指す。
スリルに満ちた登山道

頂上へあと少し・
私は行かなかった
階段と梯子でここまで着ます。
下は断崖です。
足を出して一枚
富士はこのような感じ。見えるけれど写真にはチョッとキツイ
偽ヤツ」と呼ばれる意味がよくわかる。
結局この場でラジオを聴きながら30分程いました。
ちなみにテリー伊藤「のってけラジオ」でした。





ロープウエーの駅まで戻り、夕暮れを待つ。
カップルや家族連れが楽しそうに写真を撮ったりしていたが、自分以外の全員は16時には降りていった。 何しろロープウエーの最終は16:30と決まっている。赤くなる空を見ながら、ぎりぎりまで撮影。あと30分あればなーと後ろ髪を引かれる思いだったが仕方ない。ロープウエーに乗り込んだ。係のおじさんに話を聞くと、11月までは最終が17:30で、その頃なら夜景と富士が見えるそうだ。チャンスがあったらまたその頃に行こう!
ポジではご覧の通り派手な色になりました。(右は金峰山)
17:24 デジカメの夜景モードで












17時頃、昇仙峡ラインから甲府へ戻る途中で富士と市街を重ねて撮れるポイントを発見。大急ぎで一眼をセットし、長時間露光で撮影。
しばらくは最初に見つけた所(左)で撮っていたが、周りをよく見れば少し下がった所(右)の方が電線が邪魔にならない事に気づき移動。
この日の石和YHの夕食
ほうとうが出ました。いつも美味しい食事です!

翌日 精進湖へ   HOME
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