h19.8.26 飯盛山  コースの拡大図はこれ
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5:30起床。同室の4人を起こさないように布団を片付け、部屋を抜け出す。
YHから清里ライン(141号)を10分ほど南へ歩いたセブンで朝食などを購入。次々と車の出入りがあったが、気にせずに店の前のベンチでいただいた。

ちゃんとサラダも買ったのだ

YHまで戻る道でふと気付けば八ヶ岳が大きい。これは楽しみだ!!

6:40 YH前の店
 (駅から歩いてきてもここが目印)
昨晩にペアレントに教えてもらった通りに、この店の横の道を進む。「道なりに下ってください。大丈夫です。ちゃんと上りますから」とのこと
6:51
この看板から50m程歩くと駐車場。(駐車料金500円)その奥に遊歩道が付いており、さらに階段を下った所に滝壺がある。
なかなかの名瀑。水しぶきが霧雨のようになって降り注ぎ、とても涼しい。マイナスイオン出まくりだ!ここは朝早い時間に来るより日中の暑い時間に来る方が効果的かな。
7:12 ↑のすぐ奥に見える
元の道に戻り、橋を渡る。その後はポイントごとに表示が出ているので迷うことはない。
7:26 左折 7:30 登山口
キャベツ畑と八ヶ岳
7:38 牧柵
クランク状の牧柵を越えるとやっと登山道。ここからは薄暗い森の中へ。だんだんと石が転がる道になってくる。
「50分」の表示
8:07 原っぱ(語彙が無いな・・・)









ここで空が見えた。一休みしてまた歩き出す。昨日の湯の沢峠ほどではないが、花が目立ち始めた。
AツリフネソウBヒメジオン
ヤマアジサイ?

背の高い草むらを過ぎると上が見えてきた
8:17 ハイキングMAPの看板







ここからは遊歩道になっている。
植生保護の柵がつけられた道の両側には花!
Bマツムシソウもあった。(ピントがあってないけど)
タチフウロ? ヒメジオン
頂上が見えた
@振り返れば八ヶ岳Aここにも牧柵B山頂標が見えた。
8:55 飯盛山頂上(1643m)

巨大な標柱は丁度よい日陰になってくれた。



平沢山への分岐を越え、最後のひとのぼりで頂上へ。
頂上には女性2人の先客。ただ自分が到着して2、3分で下山してしまった。記念撮影を頼みそこなった!

ここは文字通り360度の眺望。雲が出ており、北側〜東側の山々はほとんどわからなかったが、南アルプスはわずかに見え、勿論八ヶ岳はバッチリ!ザックからパンを出し、ほおばりながら流れる雲のタイミングをはかり、八ヶ岳を撮影した。
南側 西側 赤岳と横岳
頂上に咲く花々を入れてローアングルで



頂上を独り占めしてこども電話を聞いているとおばちゃんコンビが登ってきた。ここでも「撮りますよ」と申し出て、自分の分の記念撮影もお願いした。お礼に?お菓子もいただいてしまった。
「ほら、あそこ見て。走ってくるわ!」
ランニングに短パン、帽子の陸上選手の格好そのままの屈強な若者が頂上まで走ってきた。
おばちゃんが話しかけると、なんと山梨県警!
「水も無くて大丈夫?」
「ええ、水がないのもトレーニングなんです」
すげー、こうやって警察官は訓練しているんだ。明らかに安全な場所で交通違反の点数稼ぎをしている輩(これが多いんだ)や片思いでキャバ嬢を射殺して自殺する輩(記事ちなみにこのアパートは我が家から5分)もいるのにね。ちょっと見方が変わったよ。
9:42 平沢山との分岐
     (広場になっている)





道の左側には「植生保護のためマットを敷いています」との表示
頂上には次々ハイカーが登ってきたので、下山開始。行きにも通った分岐まで戻り、平沢山を目指す。おだやかなアップダウンの楽チンコースだ。家族連れも多く、高尾山のようだ。
そして、この登山道の両脇にも花が咲きまくっている。
@タチフウロAヒメジオンBアキノキリンソウCヤマハハコ
この辺もマツムシソウが多い。でかいオニユリも!
10:04 平沢山(読めないけど)





のんびり歩いてたどり着いた山頂は割と広く、7,8人の年配のグループが休憩中。その中の一人が話しかけてきた。「お兄さんは運がいいねえ。こんなに八ヶ岳が見える日はそれほど無いんだよ」さらに「いい写真が撮れたかい。プロの写真もいいけど、やはり自分で歩いて、自分のカメラで撮るのがイイよな。俺んちにも気にいったものを飾っているんだよ」とのこと。地元にお住まいの方で、八ヶ岳にも何度も登っているそうだ。
同感だね。人の作品より、下手でも自分の写真の方がいいよね。
ここからもgood
飯盛山
ブランチ
10:25 下山開始
やや石が混じるが、とても歩きやすい登山道。@麓を見おろす。これから行く予定の天文台のアンテナが目立つ。A広葉樹林の快適な下り。B八ヶ岳を正面に見るC大きい岩が混じるが、家族連れも多く、足元はスニーカー程度、手ぶらの人も居た。ホント、高尾山のようだ。
10:58 平沢峠
疲れる間もなくあっという間に下山終了。駐車場のトイレに立ち寄る。
←画像の右奥が獅子岩。展望が良いらしいが、多くの人が登っていたので、パス。
☆車で来たら、ここに停めて頂上をピストンするのが最短らしい。
巨大なトラクターが通る道。
とりあえず、天文台を目指して歩く。地図で見ると3〜4kmかな。山歩きが長いのはいいけど、舗装道は長く感じるなあ。
ところで、この風景は北海道のようだ。20代の頃、雄大な風景に憧れ、何度も行ったっけ・・・
11:27 野辺山国立天文台





門の横には受付があり、ここでノートに記入するように指示があったが、「東京都1名」で良かった。なんだか、不思議。
小学生のグル―プがガイドの説明を聞いていた。自由研究の宿題かな。観光客でにぎわう中を山靴で、ザックを背負った私はここでも明らかに浮いていたが、まあいい。先ほど登山道から見えたアンテナを近くで見てみたく、ひたすら歩いた。門から結構遠かった・・・

A世界最大の45m電波望遠鏡 Bクレーンで作業中
ミリ波干渉計
再び県道にもどり、野辺山駅を目指して歩く・・・暑い

小海線の踏切にたどり着くまで、ずいぶん長く感じた。ホントに舗装道歩きはきついよ。踏切からは10分かからずに駅へ。
12:20
単線っていいよね
12:28
野辺山駅で昼食、できれば汗臭いシャツを着替えてと思っていたがちゃんとした食堂はない。
次の電車まで50分あるなあ・・・
よし、風呂だ!

先ほど歩いていた時に「入浴できます」の看板を見つけておいたのだ。あまり流行っていなさそうな(失礼)ホテルだが、まあいい。
人気(ひとけ)はなく、入口で声をかけてもなかなか出てこない・・・
少しして主人が出てきた。「今は火を止めています。温いですよ」とのこと。
え、そりゃないよ。念のため「それでもいいですけど」と聞いてみるとあっさりOKの返事。
さらに、「9時までは使っていたので、温かったら、お湯を出してください」とのこと。
とにかく、汗を流せればよいし、極端な話、シャワーだけでも良かったのだ。
500円を払い、お風呂へ。内風呂が一つだけであったが、汗を流すには十分。お湯も38度位だろうか、夏場ならこれで満足できた。
ここは自分のように野辺山駅から帰る登山者には結構使えると思うけど。もっとちゃんと宣伝してもよいのではないか。あ、大きなお世話かな?
入浴後、主人に礼を云い、駅へ戻る。乗客は多そうだ。出発には20分ほどあったが、早めにホームへ。
JR線最高の標柱
記念撮影をしている頃、狭いホームは混んできた。すぐに理由がわかった。
そう、鉄ちゃん(鉄子も)がいっぱいいるのだ。
デカイ望遠レンズを持った人、ビデオカメラを持っている人もいた。何よりもみんな目が輝いていた。
彼らが期待して待っていたのは・・・HYBRID
(このページを作っている今になってわかったが、ハイブリッドは臨時列車で、これに巡り合ったのはホント偶然)
運よく座れたが、2両しかない小さな列車はかなりの混雑。次の清里駅ではますます混み合ってきた。
撮り鉄の皆さんはそれぞれのカメラに夢中。それを見ている方が面白かった。
え、お前だって富士を撮っているときは夢中だろうって・・・

小淵沢駅で乗り換え。ホームで立ち食いそばでもと思っていたが、ここも中央線に乗り込む人が多く、うかうかしていると座れないと、既に待っていた高尾行き電車の座席を確保した。
ホームに売店は無く、数年ぶりに駅弁を購入。しかも2人掛けのシートでいただいた。
これも懐かしかった。18切符であちこちを旅していた頃を思い出したよ。
17時過ぎには帰宅。充実した2日間の山行でした。

☆この日は花の専門家が一緒ではないので、花の名前は間違っているかもしれません。もし、お気づきの点がありましたら、ご指摘ください。

☆前日かずさんのレポを見て、湯の沢峠に行きたくなったように今回はsanpoさんのレポを見て、この山を選んだが、大正解。また18切符を使える時期に訪れ、今度は富士を遠望してみたい。

☆飯盛山についてのガイドブックや色々な方のサイトを見たが、それと登山道は雰囲気が違う。どうやら崩れた所を直したりなど、割と最近整備されたらしい。快適に歩ける分、前日の道に比べて人の手が入りすぎている気もする。贅沢かなあ。

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