h24.2.12 蛾ヶ岳4、山と花と星の奏でる演奏会
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3時起床。ペアレントに見送られ、3:15頃出発。
この日も20号のすき家で朝食。140号を走りながらトイレ信号を待った。
途中のセブンでトイレを借り、取りあえず出すモノを出した。

四尾連湖には4:40頃到着。ちょっと遅くなってしまった。東京の日の出が6:30頃なので、ここの日の出は6:45頃だろう。(ちっとも調べていない。こんなんでイイのか!) 急げば間に合うはず・・・
当たり前だが誰も居ない。それに一昨年の元日と違い、待ち合わせをしている訳でもないのだ。まあイイさ。
h20年3月の経験から頂上は風が強く、お湯を沸かす事は無理だ。テルモスで缶コーヒーを暖めてポットへ移した。それに片道90分位のコースをピストンなので、テルモスは置いていくことにした。
昨晩からヒートテックの長袖を着たまま。ポケットにはカイロを入れて、ニット帽にヘッデンは1月2日の竜ヶ岳以来だ。

5:11 出発!(フラッシュをつけるのを忘れたので、ヘッデンの光だけで撮った。)

この季節なら心配ないだろうが、携帯ラジオをスピーカーにして歩いた。この山は傾斜がそれ程ない。早足でどんどん進んだ。暑くなり、何度も脱ごうかと思ったが、時間が無い。急ぐことにした。

5:41 大畠山の肩を通過。この辺りから風が強くなってきた。脱がなくて正解だった。
5:49 ヤセ尾根
うわ、凍ってる!ビビリながら慎重に歩いた。

その後も何箇所か凍結箇所があったが、なるべくアイゼンを履きたくなかった。もたもたしていると日が昇ってしまうのだ。
6:14 吊り橋 
ここが新しくなっているのはこちらのブログでチェック済み。
以前はこんな感じだった。後で聞いたが、前の古い吊り橋は昨年9月の大型台風で飛ばされてしまったとのこと。
橋を渡り、向こう側を見るとこの通り・・・

今度こそアイゼンを履く事にした。

すっかり明るくなってきた。アイゼンをガシガシさせながら急いだ。
6:29 西肩峠

ここからはすっかり乾いている。ほっとしてアイゼンを外した。

後はこの急坂を10分ちょっと頑張れば、頂上なのだ。 
6:38 日の出はもうすぐだ。間に合うか!

左側の木々の間からは南アルプスの山々がピンク色になってきた。急げ〜
ガンバレ自分!
6:42 頂上へ!

強風

うわ、なんだこりゃ!ザックを下ろし、大急ぎでダウンを着込んだ。袋などを風に飛ばされないようにしながら三脚をセット・・・
んん、
日の出だ!
6:42

f11
6:43
おっと、反対側の南アルプスも撮らねば!
う〜ん、ピンク色の時間は過ぎてしまったか。

でも、アノ時の様に影蛾ヶ岳には間に合ったといえるか・・・
悪沢
農鳥
鳳凰

手前は千頭星山
フォントを大きくすればイイってモノじゃ無いが、迫力は伝わっただろうか。
6:51

f22
こうして撮りながらも指先が痺れるほど寒かった。テルモスのコーヒーを飲み、身体の中から暖めても、太陽の温かさよりも風の冷たさの方が上回っている感じだった。
でも、これをやらずに降りたら望の富士山らしくない。

相変わらず誰も登ってこないので、三脚にコンデジをセットし、セルフタイマーでパチリ。

パンを食べ、テルモスのコーヒーを飲んだ。寒すぎて証拠写真は撮れなかったが。
そうそう、この付近も撮っておこう。ほんのちょっと北側はこの通り。カチンカチンだった。
昨日歩いた茅ヶ岳と金ヶ岳。ニセヤツはキレイに見えていたが、その左側のホンモノのヤツは雲がかかっていた。
影蛾ヶ岳と四尾連湖。
7:15 下山開始。
西肩峠の先で、再びアイゼンを付けた。
再び吊り橋。ここでアイゼンを外した。
なるほどね。ワイヤーであの太い木につながれているのか。
暗いうちは気付かなかったが、崩落箇所(画像右が登山道)には木の枝で通せんぼ(?)してあった。よく見ると金具で固定されており、地元の方の配慮を感じた。

この付近で本日初の登山者に出会った。
「早いですね〜」
N「ええ、日の出を撮ってきました。」
多分得意満面だったと思う。
ここも凍結・・・もうアイゼンは履かなかったが、慎重に・・・
ヤセ尾根へ

行きはヘッデンの光でここを照らして、結構びびって通ったのだが、明るければ何でもない。でも、慎重に・・・
木々の間から悪沢が見える
四尾連湖の湖面がキレイだ〜。近づくとどうなっているんだろう。
8:43 んん、ゲートを開けている。

近寄るとハンターさんだった。
N「イノシシですか?」
H「そうだよ。出るっちゅう報告があったんだ。オニーチャンは見たかい?」
N「い1え、全然見ませんでした。ところで、この付近はクマは居ますか?」
H「あ〜、居るね。だが、月ノ輪は臆病だから、出会い頭にバッタリって場合じゃなきゃ、人を襲ったりしねぇんだ。」
N「今朝はラジオを鳴らしながら歩きました。」
H「それなら90%位は大丈夫だ。」

この数字って・・・
tantoに戻りると、夫婦、ソロの男性が出発するところだった。ちょっと凍っているところがあるので注意して下さいと声をかけた。

アイゼンやステッキを車内に置き、ザックにデジイチだけを入れて水明荘
う〜ん、誰も居ない?声を掛けると若い女性が出て来た。この人がみえこっさんだな。
N「駐車料金を払いに来ました。それからご主人はいらっしゃいますか?」
あ、前にいらした方ですね。主人は今向こうで作業中なんです。」
ダンナさんを呼びに行く奥さんについていった。
「あ〜、またいらしてくださったんですか〜。有り難うございます」
N「すごいな〜、何でも自分達でやっちゃうんですね。」

画像左が若主人、右がみえこっさんのお父さんという訳。
若はお仕事中だったので、みえこっさんと話したくて、コーヒーをお願いした。

彼女はこの家の5人姉妹の4番目。沢山飾ってある写真の中に彼女や姉妹が写っていた。

ここで先程の吊り橋の事などを聞いた。

先程撮ってきたデジイチやコンデジの画像を見せ、今朝の凍結具合などを話した。ハイカーなどに様子を聞かれることが多いので、助かるとのこと。勿論望の富士山の名刺を渡した。

四尾連湖はカチカチに凍っている。かつてはお客さんのリクエストでお父さんが氷を割って船を出し、ワカサギ釣りをすることもあったとのこと。
先週は-16℃を記録するほど自然のキビシイ所だが、その中でもお客さんを楽しませる為に頑張っているのか。
記念写真をお願いした。
四尾連湖の様子を撮ってから帰ることにした。何しろ演奏会の開始は14時。まだ4時間以上あるのだ。
凍っているところと、氷が薄かったり溶けているところの境目。日当たりが関係していると思う。
目一杯絞って太陽を狙う。何度も撮っているが、PLをつけて太陽を撮るのは楽しい。(邪道?)
色が変わっているのは氷が溶けている所だろう。
凍った湖面に映る樹影

パキッ、パキッ・・・氷の割れる音があちこちから聞こえて来た。
おっと、そろそろ安住の時間だ!
ザ、ザ
んん、なんだか雑音がひどいな〜。tantoに戻り、カーラジオにしても聞き取りにくい。つまりは地形的なものだろうか。

今日も国道409を運転しながら大展望を楽しんでいた。お風呂に寄ることもちらっと考えたが、今日の山行はそれほど汗をかいている訳でもない。それならのんびり行こうって訳だ。
車は殆ど通らないが、通る車は結構飛ばすので、ハザードをつければ停まって良いわけではない。路肩が広くなっている所って言えばアソコしかないよね。
このポイントはh20年大晦日に見つけた所だ。
赤石と悪沢
北岳
鳳凰
tantoに戻り数分降りたところで、今度は金峰山が良く見えるポイントで
それにしても、今日はイイ天気だ〜
さらに下って、町へ戻った。そろそろ昼飯かな〜とぼんやり考えていた。せっかく甲府に来たのだから、最近B級グルメで話題になったアノ料理を食べたい。
富士宮焼きそばのように、直ぐ分かると思ったがなかなか見つけられなかった。
お店を探しているウチに、街中から見える山々にグッと来た。蕎麦屋の駐車場に停め、デジイチを持ってウロウロした。
北岳
八ヶ岳
茅ヶ岳
そして勿論富士山
何度も甲府に来ているが、こんなに街中から山々が見えるとは気付かなかった。なんだか得した気分だった。

ヨッシーさんの病院の駐車場へ車を置き、甲府駅を目指した。北口周辺にはアノ料理が食べられそうな店を見つけられなかったので、駅の構内へ入ってみた。お、観光案内所だ。アソコなら分かるかな・・・

もうお分かりですね?

N「鳥もつが食べられる店は何処ですか?」

受付のオバチャンはさっと「鳥もつ煮」のグルメマップを出し、日曜日に開いている店を教えてくれた。
南口からほんの数分で、ここへ。
ほぉ〜、ここが元祖なのか。
奥藤:甲府駅前店
私と同じ事を考える人は多いようで、店内は混雑していた。
鳥もつ丼(1000円)を注文
う〜ん、甘辛のタレはビールが欲しくなる味つけだ昨年12月のように、18切符で来る機会にまた食べたいと思う。
病院に戻る途中で

甲斐駒
鳳凰

正午を過ぎたこの時間でも、こんなにクリアに見えるなんて、今日はラッキーだ。
演奏会開始の20分前に様子を見に行った。会場を探すまでもなく、玄関を入って直ぐの所で、ヨッシーさんはプロジェクターの用意をしていた。演奏会の様子をホームページに載せて良いかを確認すると、「勿論イイよ。どんどん載せてくれ」とのこと。
こちらの案内を予め見ていたので、マスクをつけ、待合室の椅子の向きを変えた特設会場で、始まりを待った。
司会の方もマスクをつけている。
『インフルエンザが流行しております。ご来場の皆様にもマスクの装着をお願いいたします。』
演奏者はボーカル、クラリネット、ピアノの3人の若者
TRIANGLE K』の皆さんだ。

第一部はスライド上映は無しで、演奏のみ。

ボーカルの小林さんの歌声が素晴らしかった。

動画をアップする方法が分かりません。上手くいったら、またやり直します。
15分間の休憩時間に扉や窓を開け、空気の入れ換えを行った。
その間ににヨッシーさんの写真が飾られている廊下や待合室を見に行った。
え、レポのネタに撮りに行ったんだろって?
・・・
正解!!

ここの患者さんは待合室で飽きることは無いだろうなぁ
第二部を前にヨッシーさんが直前の準備中

私はヨッシーさんの直ぐ左側に座った。
これは昨年12月の皆既月食に撮った画像。
お客さんは感嘆の声をあげていた。
演奏曲はジュピター(これは平原綾香さんのもの)小林さんの歌もこれに負けないくらい素晴らしかった。

演奏が終わった後、ヨッシーさんが画像の解説や撮影の裏話を付け加える形だった。
第二部の様子。
「プロジェクターの解像度が良くなくて・・・」とヨッシーさんも話していたが、プロジェクターを見るよりも直接このパソコンの画面を覗きこむ方が美しい画像を見ることが出来た。
素晴らしい演奏に素晴らしいスライドで盛り上がり、会は終了。
司会者「今日は吉野先生の誕生日なんで〜す」
ボーカルの小林さんから「Happy Birthday to you〜」
「Happy Birthday  dear センセ〜イ♪」の贈り物があった。

今日が52回目の誕生日とのこと。あれ、ってことはこの方と同じなのか。山を歩く方は若いな〜
16時少し前 ヨッシーさんにお礼を言い、急いでtantoへ。早くしないと渋滞にはまってしまうのだ。

甲府昭和から中央道へ。富士山も含めまだまだ山々はクリアに見えていた。高速で行ける所まで行こうと考えたが、小仏トンネル渋滞○○km」の表示を見て、大月で降りることにした。同じように考えて高速を降りる車で混むことも覚悟していたが、20号は順調に流れ、19時に自宅へ到着できた。甲府から3時間なら御の字だよね。

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