h24.9.24 三ツ峠12
9.17へ

24、25日は22、23日の代休。○岳に行こうか、いや大○峠に泊まって○○山か。数日前から楽しみにしていた。

この雨は23日昼過ぎには止むという予報を見て、22日夜にtanto泊が出来る準備を済ませ23日は出勤した。
ところが午前中はスゴイ大雨が降ったと思えば、午後になってもなかなか止まず、色々と心配事を抱えながら考え退勤することになった。電車内で○○さんや○○さんにメールして相談し、最終的にプランの中で最も近い三ツ峠に決めた。上手くいけばh19.10.6の様な雲海を見られるのではないだろうか。

小雨がぱらつく中、19時に自宅を出発。国立府中ICから高速に乗ると『雨 50km規制』の標示が出ていた。
オイオイ・・・

と思ったのも数秒だけ、周りの車は普通に走っているし、そもそも雨はぱらつく程度。この標示は数時間前に出されたものが残っていたのだろう。
河口湖のコンビニで外に出ると一気に寒さを感じた。ここは9.15のみずがき公園よりもずっと標高は低い筈。でも、その時の寒さと同じかそれ以上だった。翌朝の事を考え、コンビニで使い捨てカイロを探すがまだ無かった。都内で売っていなくても山梨県に入ると売っていることもあるのだが、仕方ない。
国道137から林道へ。舗装道終点にあるいつもの駐車場へ着くと一台も停まっていなかった。雲海狙いのカメさんがいるかと思ったが、.明日は平日だからこんなものか。空はまだ曇っているが、日付が変わってからは晴れマークが並んでいた予報を信じよう。

20:55 GW以来の寝袋。ここの標高は1200程度。河口湖で感じた寒さを思えばそれ程でも無かったので、百均のアルミシートを貼らずに消灯。

雨は止んでいたが葉から落ちた滴の音が気になり、なかなか眠れなかった。
ブォ〜(相変わらず幼稚な擬音)
車の音で目が覚めた。時計を確認すると2:10。GWと違い族車ではなかったが、結構派手な音だった。この時間に登ってくるなら間違いなく富士狙いのカメさんだろう。多分この先のトイレ前、いやその先まで入ろうってことことだな。

アラームをセットした3時まで寝ていようと思ったが、2:45過ぎに尿意を我慢できなくなってきた。ウィンドブレーカーを着て、外へ。見上げると☆☆☆これは期待できるかぁ〜

今日は上まで一時間ちょっとだ。昨晩買ったオニギリ2個を食べ、今シーズン初の秋ウェアに着替えるなど準備をしている頃、乗用車が2台続けて入ってきた。話しかけると勿論彼らも富士狙いだった。「上で会えますかね」など話をして、先に出発。(3:30tantoを撮ったけどつまらないので載せない)
数十m歩いてから公衆トイレへ。ここは水洗なのだ♪朝食から時間が経ち、そこそこ動いたので、今朝もちゃんと出た♪
この付近はクマが居ないはず。ラジオをイヤホンにしてリスタート!聞こえてきたのは文化系トークラジオ・Lifeだった。久々だ〜
歩き出して出発数分で汗ばんできた。上着を一枚脱ぎ、Tシャツ、薄手の長袖とほぼ夏の格好になったが、無風だった為、早歩きをする分にはちっとも寒さを感じることはなかった。前夜の雨で数カ所ぬかるんだところはあったが、その他は何度も歩いたジープ道だ。休み無しで一気に三ツ峠山荘に着いた。(4:32)

楽しみにしていた富士の方向を見ると、富士は勿論、☆もキレイだ。よ〜し、


あれ、街明かりも良く見えてるぞ・・・

え・・・

雲海は?

よく見れば雲海は富士の左側の忍野、山中湖、愛鷹方面に出ているが、肝心の河口湖、富士吉田周辺は街明かりがクリア、雲海は出ていないのだ・・・う〜ん、こういうことってあるんだな〜

とにかく上着を着て、山荘のテーブルやベンチは昨日の雨で濡れていた為レジャーシートを敷き、ザックを置いた。三脚をセットして、デジイチタイム〜
4:42

f16

20s
4:44

f9.5

20s
4:49

f9.5

30s
富士を狙っていても変化が無い。色が付き始めた東側にカメラを向けた。
4:53

この時間の空の色がたまらない♪
この雲海が富士と一緒に撮れる位置にあったらな〜
”や”さんダマさんのように街明かりで色の付いた雲海を撮るには深夜からポイントに行き、バルブで時間を掛けなければいけないことは想像できるが、自分にはその根性がない。根性の無いヤツの所にはチャンスも回ってこないのだろう・・・
5:03

お、イイ色だ〜
デジイチの記録を確認した。次の写真を撮るまでに10分もある。この時、何をしていたのかちょっとあやふやだ。生島ヒロシさんの声を聴いたのも久々だった。たしかそろそろ小腹が空いてきたのでお湯を沸かしてラーメン?なんて考えつつも、丁度イイ時を逃してしまったら勿体ない。パンでつないでいた頃だ。後から思えばこれだけ時間があれば・・・
5:19

んん、この赤と蒼の境界線は・・・
これってアースシャドー?う〜ん、ヨッシーさんのレポに比べると大したこと無いけど、そうだとイイなあ。
5:26

もうすぐだ〜
5:32

ご来光?

ピーカン過ぎ・・・
わざと真ん中に太陽を置いてみた。
太陽を待っていたはずなのに、感動がない・・・これって慣れすぎて不感症なのかも?

5:43 荷物をまとめ、開運山へ行くことにした。

十分後山頂へ着くと、ゴツイ三脚が見えた。2時過ぎの車の方だろうか。なるほど、ここで撮っていたのか。よく見ると先客は2人、1人は下山するところだった。

山頂から周りを見ると・・・
 雲海〜〜〜
つまり山荘からは右手前の木無山の稜線に隠れて見えなかっただけで、その奥(西側)の御坂方面、そしてその遠方の南アルプス、八ヶ岳、奥秩父方面に至るまでズラ〜リと見事な大雲海が広がっていたのだ。
山荘から見たときに富士の麓にだけ雲海が無かったことに諦めず、ここ山頂まで来ていれば、赤く染まる雲海や山々を撮れたのかもしれない。嗚呼

とりあえず、ザックを山頂標の奥におき、手持ちで撮影することにした。
先客が「雲海がキレイですね〜」と言うので、まずは彼がカメラを向けていた方向へ
5:57

道志、丹沢方面
富士に近い側へ数m移動して、時計回りにパチリ
1時間前にここまで登っていれば・・・
この平べったい山は足和田かな
南アルプス♪
八ヶ岳方面

甲府周辺は雲の下
再び太陽の側へ。
お、これはダイナミックな感じになった♪
三脚を2つセットとしていた先客に話しかけると、彼は昨晩茨城から来て、3時過ぎに駐車場を出発した。滅多に来られないのでこの雲海に出会えて良かったと嬉しそうに話していた。出発時刻はそれほど変わらなかったのだが、山頂前で登った判断が正しかったと言うことか。とても羨ましかった。
また、フィルムカメラ、特にベルビアの独特な色が大好きで、ここぞと言うときにはデジイチの分とあわせて三脚2つを担ぐ。今回は20kg位になったとのことだった。
こんな話をしているとき、彼が「ほら、が見えてますよ」と指さした。「これって学生の時に習いましたよね。ほら・・・」
6:26
奥は釈迦ヶ岳の尖り
このは数分間見えていた。十枚近く撮った中から出来のよいものを載せてみた。
ところで、彼が習ったというのは何だろう。虹では無いことくらいは分かるけど・・・
撮っているときは思いつかなかったが、レポを作りながらググってみた。ブロッケン現象wiki画像)なのだろうか。雲海を見ることはできても、これに遭遇することは滅多にないだろう。今日はラッキーだ。

彼は携帯で山中湖のライブカメラをチェックすると、まだ麓からもキレイに見えている。「花の都公園ヒマワリが咲いているんですよ。今降りれば、富士と撮れるかもしれません」と大荷物を背負い、降りていった。
ゴツイフィルムカメラ用の三脚を背中に、やや軽めのデジタル用の三脚を方に掛けている後ろ姿をパチリ。
今回は望の富士山の名刺を切らしており、厚かましくも彼の手帳に書き、HPを見てもらうようにお願いした。
茨城の○葉さん、みてくれてますか〜
今日も棒ラーメンではなく、カップ麺(これ)にした。荷物が少なくて良いときはカップ麺の方が味にバリエーションがあってイイよね。

そういえばこの山頂は風の通り道でいつも風が強く、お湯を沸かすのが大変なのだが、今日は殆ど風が無く、陽が高くなってきたこの時間はポカポカだった。
食後、もう一回デジイチタイム〜
丹沢方面。沸き上がる雲の様子が美しい。
富士には薄いガスがかかったり消えたりしていた。
この時間でも南アルプス方面の雲海は消えない。
その,右側
雲海は消えないが、その奥の山山をズームしてみた。
悪沢
農鳥
ワクワクする凸凹なんだけど・・・
あ〜しまった。何処を撮ったんだっけ〜
7:25 とりあえず下山。
フジアザミはもう終わりかけ。
イタドリ、ユウガギク
四季楽園前でベテランのカメさん2人に挨拶した。多分3時頃駐車場に居た方々だろう。

広場のベンチにザックを置き、木無山方面を探索。cyu2さんのレポに載っていたマツムシソウを探そうって訳だ。そういえば今シーズンは見ていなったからね。
濡れた草をかき分けながら『カチカチ山ロープウェー』方面へ進むと数分で発見!

さすがにこれも終わりかけだね〜
ベンチに戻る途中、踏み跡を見つけた。ちょっと寄ってみることにした。
露岩に出た。山荘や開運山の山頂〜見えていて、気になっていたが、ここだったか〜

毎回ヘッデン登山では山荘から撮っていたが、ここからこのアングルは新鮮だ。次は・・・
沸き上がるガスが何とも言えない雰囲気だ。
ベンチに戻り、デジイチでパチリ。
8:01

イイ感じの雲が出ている♪
クリームパンを食べて一休み。上着をザックにしまって、下山開始。
ヤマハハコ ↓これは?
トリカブトはあちこちに咲いていた。彩りの良さそうな株を見つけ、コンデジマクロでパチリ
合計で十人ほどのハイカーと出会った。バスで来ることは出来ないはず。平日だがさすがは人気の三ツ峠だな〜。
8:54 駐車場に戻ると予想通り、正規の駐車場ははいっぱいになっていた。

○葉さんから得た情報に乗って花の都宇公園に行くことにした。そこそこ混んだ道を進みながら、ふと閃いた!
8年ぶり(?)に富士吉田農道公園

富士を見る』の石像に会いに来た。
元々この銅像を見つけた理由はレポをHPを作ろうとする前で覚えていない。たしか、furutaさんの撮っていたからだったような・・・
ググった所、これがヒットした。
懐かしい〜。昔のままだぁ
10時過ぎに花の都へ。予想よりも混んでいる。観光バスも来ているようだ。
平日なので家族連れや若いカップルはあまり見かけない。中高年以上の観光客、そして(私も含め)カメさんがいっぱい居た。
10:11

ヒマワリも終盤。
あたりまえだが、太陽の方を向いている株が多く、ふじを重ねて撮るのは難しかった。

f13
f13
数十cm高くなった木道から

f9.5
コスモス畑まあまあキレイだったが、密度がイマイチ・・・これって贅沢かな〜

これは珍しい!

余りに暑くて駐車場へ戻った。モロコシソフトクリームを食べて一休み。
もう温泉に行こうかと思った頃に『キバナコスモス満開』の掲示を見て、もう少し回ることにした。
売店から数十m北側の第二駐車場前まで行くと遠くに黄色の畑が見えた。
キバナコスモスを前景に
セイヨウアサガオを前景に
花だけ撮ってみた。花に対する葉の面積が広いので、富士と重ねるのは難しいかも
杓子山と鹿留山。そういえば今シーズンは行かなかったな〜
締めは温泉へ
久々に紅富士の湯も考えたが、花の都にこれだけ人が居るならイモ洗い状態になるだろう。
11:23 石割の湯

出発前に10%の割引券をスマホから表示できるようにしておいた。今まではプリントアウトしていたが、時代は進むんだね〜

平日でもそこそこ入浴客は居たが、ここに来たときのお目当て、温めの檜風呂でリラックスできたので十分だ。そもそも疲れをほぐすほど長時間歩いては居ないしね。
昼ご飯をさくっと食べて道志道へ。交通量は休日に比べれば少なかったが、スイスイ行けるほどではなく、15:45に帰宅。
9日の雁腹以降3週連続のtanto泊になったが、いずれもピストンで午前中に下山する山行では達成感はそれほど得られなかった。なんというか中途半端な気持ちのままなのだ。今朝は大雲海にブロッケン現象とドキドキものだった筈なのに、贅沢かも知れない。やはり先週とこの月火に予定していた憧れの○岳に今度こそ登らないとこの気持ちは埋まらないだろう。でも、25日時点の天気予報はビミョーなんだよな〜

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