h24.9.15 瑞牆山3
9.9 雁腹へ

いわゆる3連休だが日曜日に用事があり、山へ行けるのは土曜日だけ。相変わらず残暑が続いており、大峠での車中泊の気持ち良さをもう一度と味わいたく、なるべく標高の高い所で車中泊できるポイントを探した。山中湖や新道峠も考えたが、イマイチ・・・
そうだ瑞牆山にしよう!昨年7月のみずがき山自然公園は水洗トイレ完備でサイコーだった。また、その時は不動滝から登ったので、山頂に付いたのは10:28.富士は雲の中だった。今回は最短距離の瑞牆山荘から登ろう。それなら早朝に上まで行けるので、富士を見られるのではないか・・・

13日夜、大まかに準備をしておき、14日は早めに退勤。大急ぎでtantoに荷物を積み、夕飯を食べて19時過ぎに自宅を出発!相変わらず市内は渋滞していたが、国立府中ICから高速に乗るとそこそこ順調に流れた。
トイレ休憩に寄った○○PA(忘れた)で缶コーヒーとメントール系のガムを買い、眠気を覚ましてさらに先へ!
須玉ICを降り、141号は車通りも多かったが、増富ラジウムラインへ入ると一気に車も減った、これでようやく窓を全開にする事が出来た。う〜ん、気持ちイイ〜!!!

22:10 瑞牆山荘到着。

山荘前に2台泊まっているので、この辺に停めて車中泊と思ったが、この標示を見つけた。まあイイさ。公園まで数分だ。
それに、この車は山荘の宿泊者の分だろうな。
公園の駐車場は先客が5,6台。
昨年7月の経験からこの付近では日の出は見られないし、せめて6時間は寝たい。目覚ましを4:30にセットした。
また、大峠の標高とここはそれ程変わらないので、毛布一枚で大丈夫なことは予想できていた。
22:31 お約束を撮って消灯
窓の外は☆☆☆翌朝が楽しみだぁ〜
たしか3時頃、数m隣に車から音がして起こされた。ヘッデンの灯りが動いている。え、歩き出した!この時間に歩き出して上を目指そうっていうのか!日の出まで2時間以上あるのに・・・猛者がいるもんだね。
こちらはもう少し寝ることにした・・・(猛者になれないね)

4:10頃、尿意を感じて起床!!!目覚ましはいらなかったか・・・
トイレまではほんの数分。肌寒さはそれ程感じないので、ジャージの上を着るだけで問題なかった。
朝ご飯はこんな感じ。雁腹は上まで小一時間で着くが、今日は約3時間。ちゃんと食べておかなければならないのだ。
食後、ザックに荷物を詰めていたりしすると、今朝もちゃんとトイレ信号が鳴った!
起きてから、食べたり動いたりしないと胃腸が動かないよね。
5:07 トイレは駐車場を見下ろす位置にある。手ぶれしないように2秒のセルフタイマーで撮影。
準備しながらラジオを忘れたことに気付いた。ショック!永さんのおしゃべりを聴きながら歩きたかったな〜。それでも大体の準備を済ませ、数分移動して瑞牆山荘へ。昨晩はたしか2台だけしか無かった筈だが、今朝はズラ〜リ並んでいる。出発準備をしている年輩夫婦の隣に停めることが出来た。
こちらは靴を履き替え、ストレッチをするだけでよい。まだ準備中の夫婦に挨拶をして出発!

この夫婦は熊谷ナンバーだったが、2台横にはなにわナンバーもあった。3連休で遠出してきている人も多いのだろう。
5:44 出発!
3年前は韮崎からバスで来て、ここを出発したのが9時過ぎだった。やはり車移動は便利だな〜

数分間は一人歩きだったが、林道に出る頃、数人の若者に抜かれた。こういうメジャーな山になると、年齢層が下がるんだよね〜
6:12 里宮神社少し上のベンチでは数人が休んでいた。

ここは最初に瑞牆がドカンと見えるポイントだ。よぉ〜し!
6:22 富士見平の水場(youtube)に寄った。
小学校高学年位の女の子とその母親、ベテランさん達というグループが先客だった。
(彼らにはこの後でも度々出会った)

美味い水をグビリ、昨夕入れてきた自宅の水を捨て、これに入れ替えた。
富士見平小屋のテント場はこんな感じ、帰りにはもっと増えていた。
天鳥川への道は日影。今回もヒンヤリした感じだ。

木々の切れ間から瑞牆が見えたらデジイチを出した。
ビビっと来たら、すぐに撮っておくのが、大切なのだ。
そこのキミ、覚えておいてね!(誰に向けて書いているの?)
6:49 斜光で陰が付いているとまた感じが違う。

そうか!さっき3時に歩き出した人は色づく瑞牆を狙ったのだろう!(多分)
7:00 天鳥川、桃太郎岩

スポドリを飲んで直ぐ出発。
3年前はこの登りに驚いたが、今回は分かっているので楽しい。また、適度に風があり、この付近は日影になっているので快適だった。
シャクナゲはもう終わり
画像のベテランさんに今日は富士が見えるとイイですねと話しかけた。
彼はテント泊で昨日もここに登ったが、曇っていて駄目だったとのこと。慣れたモノでさっさと先へと進んでいった。
7:35 

やった〜、見えたぁ!!!
これは、チャ〜ンス!見上げると、少し先で開けた所がありそうだ。勿論デジイチタイム〜
そう、ビビっと来たら、すぐに撮っておくのが、大切なのだ。
7:37

よっしゃ〜
これは3度目の正直ってヤツか?
これなら山頂に着いても大丈夫だろう。
直ぐ下から若者4人組が登ってきた。彼らにもここから富士が見えることを教えてあげた。さらに彼らの記念撮影まで引き受けた。富士見ポイントは独り占めしないで皆に伝えてあげたいよね。
7:52 大ヤスリ岩。

正直前回より感動しなかったので、これを撮って先へ。
あと少しで山頂だ。もうひと頑張り!
と思っていたら、先程の若者4人組が写真を撮っている。どれどれ・・・
おお、このアングルもイイじゃないか!
なるほど。ここの方が手前の山並みも良く見えるね。
んん、アノ雲()は・・・

数m横移動してみた。
8:08 なんてこったぁ〜

先程富士が見えてからたった30分でこれか〜。
いや、嘆いている場合ではない。山頂に行けば富士以外にも見える山山が有るのだ。
8:15 不動滝からの道と合流

ロープ、ハシゴを突破!
8:21 山頂へ 丁度先程の若者4人組が記念写真を撮るところだったので、今度もシャッターを引き受けた。
勿論デジイチタイム〜
今回金峰山の山頂付近は雲の中・・・
あれはh21.8に泊まった金峰山小屋だろう。あの時は雨の中を大弛峠まで歩いたんだよな〜。小屋主のシンちゃんが親切で、夕飯も美味しく、天気のイイ日にまた行きたいと思っていたが、もう3年も経ってしまった。
これ以降は時計回りに
富士はこの通り。
南アルプスも雲の中

手前は茅ヶ岳?
八ヶ岳はどうにか見えている。
赤岳
傍に居たベテランさんに尋ねたところ、右が浅間山(あさまやま)

あ、このフリガナいらないって・・・
手前のカッコイイ山は男山だろうか。sanaeさんのレポを見て以来、行きたいと思っているのだが、ちょっと遠いので勢いが無いと難しいな〜
浅間山ズーム。
せめて(?)手前の大ヤスリ岩を!
今日は久々にカップヌードル。

直ぐ側では先程富士見平小屋の水場で出会った親子連れが食事中。ソロでラーメンをすするのは肩身が狭かった。
続々とハイカーが辿り着き、山頂は大混雑状態になってきた。
富士を始め、周りの山山は雲に隠れてきた。もうイイだろう。下山しよう。
9:20 下山開始。
途中何箇所かで登ってくる人を待った。こちらはバス時刻など気にしないで良い為、余裕がある。どんどん先に行ってもらった。
ところで、ここ瑞牆山は日本百名山。岩場の連続で結構大変なのだが、適度にアスレチック感を楽しめるので、人気の山だ。ここで見かけた特徴的な人達を少し書こうと思う。

スニーカーやジーンズにディパックの高尾山を歩く感じの人達。あの靴だと登るのはイイけど、降りるときに恐いし、足を痛めるんじゃないかな〜

小学校低学年かそれよりも幼い子ども達。いくら何でも早すぎないか〜と思う子も居た。その内何人かは『富士見平小屋』と書かれたヘルメットを被っていた。ブログを見るとこれは無料で貸し出しているそうだ。

手ぶら女性と大きめのザックを背負った男性。最初に見たのは若いカップルだったが、次に見たのは多分50代くらいの手ぶら奥さんと同世代位のダンナさん。いずれも女性は山の経験があまり無さそうだった。「オレが荷物をもってやるから一緒に行こう」なんて話があったのだろうか。さらには手ぶらの60代くらいのソロ男性も居た。

待てよ、この感じって何処かで見た・・・

そうだ、富士山だ!

その一方で超強者も居た。テント泊装備のマッチョな若者が二人登ってきたのだ。この上にテント場は無いはず・・・尋ねてみた。
「瑞牆の山頂をピストンして、富士見平ではなく、大日小屋まで行きます。明日は金峰山で日の出を見るんですよ」
N「え、スゴ杉ですよ。」
「普通はテントを置いてからこっちに登りますよね〜」とけろっとしたものだ。
う〜ん、若さってスゴイナ〜(語彙が無い)
このロープ場は渋滞

階段でオジーチャン達を待った。

彼らの歩きぶりで何処まで行けるのだろうか。
10:31 天鳥川

そういえば下山中は一度も水分補給をしていなかった。いくら下りとはいえ、それ位快適な気温だったと言うことか。
スポドリ休憩と併せてパンでブランチ?
のんびり休んでリスタート。11時頃富士見平小屋(HP)
朝もそこそこ賑わっていたが、この時間はもっと多くの人達が居た。
トイレ(100円)を借り、行きに気付いていた増富の湯の割引券をゲット。
N「甲府の吉野さんの写真は何処ですか?」
「あ〜、あの病院の先生ね。」
N「吉野さんの知り合いなんです」ちょっと誇らしげ・・・

レポに載っていた写真を是非見たかったのだ。許可をもらってパチリ。
cyu2さん矢車草さんも褒めていた小屋はどんな様子だろう・・・う〜ん、泊まってみないとわからないかな
帰りもこの水場へ。大学生風の男の子が顔を洗っていた。
顔を洗っているところを撮って下さい・・・」見ず知らずの人に頼めないよね。

もう後は下るだけだ。ウチでも飲めるようにカモノハシに満タンに汲んで持って帰ることにした。
瑞牆山荘への道でもまだまだ登ってくるハイカーが大勢居る。いくら何でも遅すぎではないか?
11:46 登山道の脇には車がズラ〜リ!これでもかって感じに並んでいた。道路の反対側に島根ナンバーも発見。探せばもっと遠方のモノもあったかもしれない。

汗臭いウェアを着替え、今日お風呂へ寄ることにした。
増富の湯

ラジウム温泉ってどんな感じ・・・興味津々だったが、まずはその茶褐色のお湯にビックリ。また源泉掛け流しの浴槽は湯温が25℃、30℃、35℃(だったかな)と体調により選ぶ事が出来たり、交互に入ることも身体に良いらしい。今回一通り試してみたが、30℃が一番キモチ良かったかな。
食堂で牛丼セットを注文。勿論プハっと一杯!

あ、ノンアルなので雰囲気だけね。
この付近(標高1000mくらい)では秋桜が沢山咲いていた。もう秋なんだな〜
須玉ICから行ける所まで高速を使うことにした。釈迦堂でトイレ休憩。ズラ〜〜〜〜〜〜〜リ繋がった下り車線を尻目にこの辺までは順調だったし、お約束の小仏渋滞が始まる前に抜けられるか・・・と思ったのもつかの間。『事故渋滞3km 談合坂〜相模湖』の表示が目に入ってきた。
ただでさえ3連休で混んでいるのに、事故ってるんじゃねーよ!と思ったドライバーは数百人は居るだろう。
ぼやいていても解決しない。さっさと大月で降り、20号で帰ることにした。9.9以来6日ぶりって訳だ。今日は3連休なので大変だろうなと思いきや、ズラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜リ繋がった反対車線を尻目に、意外なほど順調に帰ることが出来た。帰宅は17:20。増富の湯から4時間なんて嘘みたいだ。

せっかくの車中泊だったが、山頂での大展望には遅かった。紅葉の時期は超混みそうだが、その頃なら日の出は遅くなっているはず、これは再チャレンジしなければならないのだ。

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