h24.9.9 雁ヶ腹摺山4、姥子山2
8.25 大菩薩へ

土曜日に出勤、7:40頃駅に着いた途端、一気にスコール!予測していなかったので、コンビニで傘を買う羽目になった。それにしても9月に入っても30℃越えの日があったと思えば、スコールがあったりとなかなか秋にならない。
この日曜日の予定は何も決まっていなかった。午前で仕事を終え、何処に行くのかを思案しながら帰宅。
とりあえず(?)、ヤングなでしこの応援だ!田中陽子の豪快なゴールなどで2−1の勝利!3位おめでとう!(日刊スポーツ記事
そしてテレビを観ながらパソコンもチェックし、翌月曜からの仕事を考えて、午前中に下山できるコースを検討した。

そうだ、大峠から雁腹にしよう。7.28の夕方、ダマさんと大峠に行き、私は翌朝未明の富士、ダマさんは天の川を撮影しようと企んだが、雷鳴にビビって退散したのだった。この判断は間違っていなかったと思う。
でも、アノ日は湯ノ沢峠で車中泊し、未明の富士を撮るはずだったがうまくいかなかった。そこで、夕方に大峠でリベンジを狙ったが、それも駄目だった。そう、やり残した感があったのだ。
そう、車中泊して未明の富士を撮ることは、夏休みの宿題なのだ。
ヤンなでの試合終了後、山行の準備始めた。この日は片っ端から車に放り込んでしまえば良いので簡単だ。夕飯を簡単に済ませ、19:30に自宅を出発!
府中市内はそこそこ混んでいたが、国立府中からの中央道は順調。21時少し前に大月ICで降り、20号を真木交差点から県道へ。グングン標高を上げるウチに窓から心地よい風が入ってきた♪
大峠には21:20過ぎに到着。この日は先客が2台。乗用車とキャンピングカーだった。物音がしないので、彼らも車中泊だろう。ここに泊まるなら富士狙いに違いない。明日未明に会えるだろうか。

21:31 毎度お馴染みで恐縮ですが・・・

念のために毛布を持ってきた。
この日も寝付きは早かったように思うが、車の音で目が覚めた。23時頃だった。ガラス越しに音の方を見るとヘッデンを点けた男性が何か作業している。つまり彼も富士狙いだろうな。

今日は車なので大音量の目覚ましを持ってきていたお陰で3時アラーム一発で起きた。平日はこの大音量にも慣れっこで、スヌーズと格闘するのだが、車中泊は目覚めがイイんだよな〜。それに、8.10の薬師岳小屋でスマホのアラームに気付かなかった失敗を覚えていた。スマホのアラームは上品で、普段も頼りにならないのだ。
トイレの為に外へ出ると、それ程涼しくない。また、半月が明るくヘッデンがいらないほどだった。この空なら富士は間違いないだろう。軽くパンを食べ、着替えを済ませた。この気温ならウィンドブレーカーは歩いている時にはいらない。
3:40に出発!(ちゃんと起きた割には時間かかってるな〜)
車から離れた所で携帯ラジオをスピーカーにした。夏場のヘッデン歩きは毎回ビビリまくりなのだ。鈴だけでは安心できない!
この道を歩くのはなにしろh17.10以来だ。前日にレポを見て、カメラポイントまで40分で着いたことは分かったが、どんな道だったか記述がない。そもそもあの時もヘッデン歩きだったから当たり前なのだが。木橋を渡ったことや急坂は無かったことはおぼろげに覚えていたが、その他はとても新鮮な感じだった。
樹林帯を抜けると、富士が見えた。それに登山道の灯りも見えている!よ〜し!
でも、ここは木々が邪魔になる。あの時に撮ったポイントはもっと上だったか・・・
お、イイ感じの露岩だ。ここなら木々が邪魔にならない!
ここでカメラをセットすれば良かったのだが、なぜかこの時、もっとイイポイントで先客が三脚をセットしているのではと思ってしまった。(相変わらず他力本願)
先に進むことにした。お、この原っぱは覚えてるぞ。そうだ。もうすぐ山頂だ。
んん、草が濡れていてる。冷てぇ〜。
4:36 山頂へ!

山頂から見ると富士は良いが、南アルプス方面は木々が邪魔をしている。
それに先客は居なかった。
大急ぎで先程の露岩へ!
ホント、この十数分のロスが勿体なかった。先程よりも少しだが空が明るくなっていたのだ。せっかく早起きしたのにな〜
まずはウィンドブレーカーを着た。急いで歩いたので、背中には大汗をかいていた。
この日も三脚ではなくゴリラを持ってきた。縦位置で撮れなかったり、平行を取るのがやや難しいなどの欠点はあるが、何よりもコンパクトなので、重宝している。
4:44

f16
30s

開いている小屋の数が少ないのでこの程度しか灯りが見えない。
4:52

f11
10s

大分明るくなってきた。風があり、手前の木々がぶれている。
そうそう、クライマックスの前にお湯を沸かそう。今日こそアルファ米を試すのだ!
お湯を入れて20分後に腕時計のアラームをセット!余ったお湯はコーヒーに使うことにした。ホントはアルファ米もコーヒーも8.10に使う筈だったが、ガス切れで駄目だった。その反省を活かし、今日は予備も持ってきていた。

お、いよいよ色が付いてきた!もう手持ちで十分な明るさになっていた。
5:12

よぉ〜し!
雲だけ狙ってみた。
h17.10.23とは時期がずれており、雰囲気は違うが、この眺めを見られたのであれば合格だ!
あの時はそれ程興味が無かった(?)南アルプスの上にかかる雲もイイ感じだ〜
5:15
5:21
5:20
三ツ峠も昨日の候補にあったが、向こうからもキレイに見えただろうな。
雲の様子を撮っているだけで幸せかも
撮影中に腕時計のアラームが鳴ったが、丁度良いところだったので撮影を続行。数分後、アルファ米にチャレンジ!
白米だけではキビシイので、ちょい食べカレーをトッピングしてみた。
米の噛み応えはまあまあ。もう少しアツアツ感を期待していたが、少し冷めてしまった。これはアラーム後に数分経ってしまったことよりも、コッフェルの火を止めるのが早かったのだろう。次回への課題かな。それでも、山の上で温かいご飯にありつけるのは有り難いことだ。
5:55 出発前にこの露岩の様子を撮っておく。
5:56 先程通った原っぱ(?)
マルバタケブキはもう終盤
代わりに多かったのが、これ。何だろう?
山頂からの富士
さすがにh17.10.23のような彩りは無い
旧500円札のボードと
『植林保護のため、クマ除けロープを捲いています』との看板もあった。

へぇ〜、こんなことやってるんだ〜

早速読み取ってみた・・・(リンクを貼る予定)
h17.10.23はこれで下山し、黒岳、白谷ヶ丸へと向かったが、今回はh16.8以来8年ぶりに姥子山に行ってみることにした。この時期はホームページを意識せずに登っていたので、画像も少なく、レポの記述も少ない。さ今回はどんな感じだろうか。
6:20 この分岐を姥子山方面へ
6:30 傾斜よりも滑りやすい土に手こずった。幾つか花もあったが、上手く撮れなかった。
6:43 苔むした大岩。ぼんやり思い出した!
6:47 あっという間に林道だった気がするが、結構長い。
6:55 指導標は新しいものが建てられていた。歩く人が増えたのだろうか。
6:58 結構急坂。登り返しが憂鬱だ。

7:02 林道が見えた!
7:03 林道・ガードレールの奥から姥子山へ

この先のことはホントに忘れていた。新鮮だ〜
最初は横移動
7:13 よし、これを登れば山頂だな・・・

と思ったが外れ。登り切ってから緩く下った。
7:18 今度こそ!
7:19 到着!

んん、これは何だ。
『山神社5分』

絶景です
これは行かねば!

ザックを下ろさずに矢印の方向へ
げげ、ここを下るのか〜

といっても5分で行ける所。ほんの数分で下りきり、少〜し登ったらもう到着
なるほど、これが神社か。
さて、絶景とは・・・
おお、なるほどぉ!
エアリアで山座同定
デジイチタイム〜

奥多摩方面

大岳山は分かったが、他はどうかな〜
その右側
その右側・丹沢だろうか
太陽を見るとついついこれをやってしまう
7:38 再び姥子山へ

スポドリ休憩&パンでブランチ

そして、デジイチタイム〜
富士の左側は杓子山や鹿留山、右下は三ツ峠
うん、このアングルもイイね。紅葉の時期にここに来ると楽しそうだ。
のんびり雲メインで撮影。
メガネ?
いや、ウルトラアイ・・・
8:00 満足して下山開始

8:14 林道へ
下山だけど、雁腹の山頂までは登るのだ!
高度計でチェックしたところ林道が1500m、つまり今朝の大峠のと変わらない訳。

降りるときに気を遣った、こけそうな道を登る。
やっぱ秋の花と言えばこれだよね。行きに見つけていたが、どうせ戻ってくると思い、撮らなかった。今度は登りでスピードも出ないので、イイ感じの株を見つけ、何枚も撮った。
マルバタケブキとユウガギク(?)
9:24 山頂の側の分岐へ

もう富士は雲の中。一気に戻ることにした。
唯一のロープ場(?)それほど大したことは無い

下山途中、ソロ男性、壮年の夫婦、オジサングループ・・・多くのハイカーと出会った。合計で十数人といったところか

「富士は見えてますか?」
N「朝のウチはキレイでしたよ

このようなやりとりを2回した。やはり展望を期待するなら早朝でないとね。
9:45 行きは気付かなかった大木のある広場。
9:58 木橋
なんだろう?結構沢山咲いていた。
湯ノ沢峠や大蔵高丸方面かな?

今日の天気なら向こうに行ってもたのしかっただろうな。
朝暗いうちに見たときはちょっとびびったロープで渡れないようになっていた木橋。すぐ右側は何でもなく通れるようになっていた。
その木橋の脇にあった水場。

冷たくてマイウ〜
10:19 8.25 大菩薩では見つけられなかった登山届け用のポスト。雁腹の山頂までなら小一時間なのに出す人が居るのだろうか・・・
3:40の出発時点ではtantoの他に3台しか停まっていなかったが、この時間は十台近くに増えていた。(画像に写っていないものも含む)

tantoの奥にタクシーが1台。年輩の運転手さんに話しかけてみると、大月駅から4人乗せてきて、3時間位で戻ってくるまで待つ約束をした。駅からここまで7000円位なので、駅に戻るよりも彼らを乗せて帰る方が効率が良いとのことだった。
今朝暗いうちに雁腹に登り、姥子まで歩いたことを話すと運転手さんも、若い頃はこの付近の山は勿論南アルプスなども歩いた山好き、しかも大判カメラを担いで富士を狙っていたという私にとっての大先輩だった。これも何かのご縁では?名刺を渡した。
今日はお風呂に寄らずに、一気に帰ることにした。お風呂によると確実に眠くなるし、帰る時間が遅くなると渋滞に巻き込まれる。それに安住のゲストコーナーがオリンピック卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香さんなのだ。
この作戦は成功。ずっと20号を通っても13:30に帰宅することが出来た。

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