h24.7.28 大蔵高丸3、ハマイバ丸3
7.22 ヌカザス尾根へ

久々に天気の良さそうな土曜日&休みだ。6,267.22まで天気に恵まれず、3回続けてトレーニング山行だったので、今度こそ富士が見える山、さらにはtanto泊で日の出の富士を撮りたいと考えていた。そんなとき、○ix○で、食うかいさんが『大蔵高丸に一緒に行く人募集中』と書いていた。ビンゴ♪直ぐに食うかいさんとダマさんにメール♪

大蔵高丸に近い湯ノ沢峠に車で行くのはh16.10.1以来だ。その後、h19.8.25かずさんと歩いたときは文字通り『湯ノ沢峠のお花畑』だった。さて、今回はどうだろう・・・

26日(木)の夜に出来るところまで準備をしておき、27日は18時帰宅。夕食を済ませ、19時少し前に出発!夜になってもクソ暑く、エアコンを効かせてpodcastを聴きながらの運転だった。途中からタイムリー(?)なことに、Dig『原発作業員は今』を聞き出した。最近テレビなどで扱わなくなった福島第一原発作業で、作業員は生命の危険にさらされながら、数十度の中で作業が続いていることを知った。ラジオはホントに勉強になる。

国立府中から中央道へ。途中で『事故渋滞1km』(だったかな)が出ており、ちょっぴり不安を感じたが、一車線は空いており、のろのろながらもどうにか流れていた。事故現場ではバスが路肩に停まっていたが、大破している様子は無かった。パトカーが実況見分をしていたが、それ程大したことは無かったようだ。それ以外はほぼ順調で、20号から景徳院に到着するまでは問題なかった。(20:35)
さて、ここから先どうやって湯ノ沢峠に向かう林道に行くのか良く分からなかった。8年前に来たときのことなどすっかり忘れていた。ナビに『湯ノ沢峠』と入力しても出てこないし、ボンヤリ景徳院辺りに標示があったような気がしたが・・・
数分間細い道をさまよった。運良く民家で道を尋ねることができ、(地図)県道218に戻って上へ進むのが正解だと教えてもらった
県道を数分進んでやまと天目山温泉付近で案内表示を見つけることができた。ナビが無いときは行き方を入念に調べてから出発したのだが、今回は殆ど調べず、いい加減だった。ちょっと反省。
天目山からしばらくは舗装の林道をひたすら進んだ。ナビの高度計ではとっくに標高が1000mを越え、グングン高度を上げているのが良く分かった。ナビをつけてからこういう高い所に来たのは初めてで何だか得した気分だった。

ヘッドライトの前を鹿が横切った!

鹿にぶつかったらただ事では済まない。ある人の体験談からそれは良く分かっていた。

もともと登り道でスピードはそれ程出していなかったが、余計に慎重になった。

んん

21:05 こいつは車の前でこちらを凝視して逃げるそぶりを見せなかった。まあそのお陰で撮ることが出来たのだが。結局、クラクションを鳴らしてようやく逃げた。人になれているのだろうか。
21:17 『湯ノ沢峠まで2km』の分岐に着いた。大菩薩方面は舗装道だったが、湯ノ沢峠方面はこの通りのダート道。h16.10.1に通った時はダートでも問題なかったし、それに数多くのハイカーがここを使っているはず。さあ行くぞ!
後、ヘッドライトに照らされた凸凹やえぐれた箇所が目に入った。さらには水たまりも!
5.26の明野で見た様に深い泥濘があったらどうしよう。スタックしたらここは圏外なのでJAFも呼べない。h19.10.12のようにダマさんが来るまで待つしか無いか・・・
一度停めて様子を見ようかとも思ったが、停まってしまうと、今度はスタートできなくなるかも・・・
そんなことを考えながら、先へ進んだ。峠までたった2kmのはずだが、随分長く感じた。
21:24 峠のトイレが見えた!随分長く感じたが、わずか7分程しか経っていなかった。人気ポイントなので、先客が居るかと思ったが、誰も居なかった。
この時間は月がチョー明るく輝いていた。
空を見上げると☆☆☆これは明日の朝が期待できるかな〜
このアングルで撮るのは久々だ。先程チェックしたダマさんからのメールでは23時にはここへ着く予定とのこと。
アラームを3時にセットして寝ることにした。
眠りにつくのは早かった気がするが、それでも夜中に数回目が覚めた。1:06(だったかな)に起きたときには尿意をこらえきれず、ヘッデンを片手に目の前のトイレへ行くことにした。
周りを見渡すとトイレ前の広場で反対側にダマ車が停まっていた。彼がここに着いたことに全く気付かなかったが、安心した。
トイレの扉には『クマ出没注意』の標示とリアルなクマさんのお顔。昼間に見てもど〜ってことは無いのだろうが、ヘッデンで照らすされると不気味で、ひょっとして・・・と周りを見渡してしまった。(この気持ちわかりますよね)
再び寝るときには少し寒さを感じて、薄手の長袖を着ることにした。

2:30頃、ふと目が覚めたとき、ダマ車を見ると、ヘッデンの光が見えた。ダマさんはもう動き出しているようだ。近寄ってみた。
DN「お早うございます。」
N「いつ来たのか全然分かりませんでした。」
D「23時頃かな〜。起こさないように離れた所に停めたんだ」←さすがの気配り。ステキだな〜
N「この後どうしますか。メールでは3時頃出発でしたけど」
D「う〜ん、南側を見て下さい。ほら、雲が出ているでしょう。これは難しいんじゃないかな〜」
N「あ、ホントだ。南側は昨日着いたときは満天の星空だったんですけどね〜」
こうして数分間話している内に真上の空も曇ってきて、星が全く見えなくなってしまった。
これで諦めもついた。食うかいさんが着く予定の6時まで再び寝ることにした。

前日にメールをやりとりしていた時点ではダマさんと2人で先に大蔵高丸に行き、食うかいさんを待つプランだったが、結果的に3人揃って出発できることになって良かったのかも知れない。
6時の約束だったが、5:30のアラームで起きた頃、食うかいさんが到着した。(5:40)
N「さすが、予定通りですね〜」
K「いや、実は3時に出るはずが、3時に起きちゃったんだけどね。結構早く着いたんだ。」
3人で打ち合わせをして、朝食後に出発することにした。
朝食はサラダとヨーグルト!

だけの筈はなく、これにオニギリセット。
準備をしながらザックを担ぐと妙に重い・・・そうか、三脚をつけたままだった。これは外してと・・・
車内でタイツに履き替え、日焼け止めにマジクール・・・・この日も準備を終えるのが一番最後になってしまった。
本日も食うかいさんは超身軽。背中のリュックにはお子さんの名前が付いていた。それに小さめの鈴が2つついており、ダマさんと私とあわせて、3人が歩くととても賑やかだった。
6:20 出発。

お〜っと以前はこんな土止めは無かったぞぉ〜
カメラを向けるとこのポーズ♪今日もノリノリだ〜
N「あれ、峠の標柱が無くなってる」
K「ほら、前にあったヤツはこれだろう」
h19.8.25に撮影。このデカイヤツが・・・
お〜っとここも大変だぁ
K「ほら、これ!オレ好きなんだ〜」
オダマキをあちこちに見ることが出来た。

食うかいさんは見事に写していたが、私はこんなモノ。う〜ん、腕の違いを感じるな〜
数分でヤブを抜けると、ここは別世界!
D「ほら、のぞむさん、アレ」
ダマさんが教えてくれた蝶々をパチリ。コンデジでも撮れる位の距離だった。蝶々は沢山飛んでいたが、撮るのは難しい。これを撮れたのはラッキーだった。ノハラアザミは数多く見られた。
ダマさんが『湯ノ沢峠のお花畑』の標柱を撮っている。
そう、暗いうちにここを通るよりも明るくなってからの方が良かったのだ。
ウスユキソウが群生!
食うかいさんがカメラを向けているのは・・・カイフウロ
こうしてロープが張られた登山道を進む。
→の標柱には『自然保護の為、何人たりとも通路用ロープより先への立ち入ることを禁じます』とある。そうだ。これは絶対に守らないといけないのだ。
数分間だが、見通しの悪い樹林帯を進む。
お、開けた!
7:06 大蔵高丸山頂へ!
コンデジにポケット三脚をセットして記念撮影@
D「ほら、富士の頭が見えていますよ」
N「あ、ホントだ!」この気温ですっかり諦めていたが、ようやくデジイチを出すことが出来た。
手前はノイバラ
少し移動してアングルを変えてみた。
ノイバラをズーム!これもあちこちに咲いていた。
そういえば、この山頂から富士を見ることが出来たのはh16.10.1以来。かずさんと来たときはここでは雲の中で、見えたのはハマイバ丸に向かう途中だった。この日富士をみることが出来たのはここに居た数分間だけだったが、ラッキーだったのかな。
休憩中に話題になったのが、食うかいさんいわく『桜でんぶ』みたいなシモツケソウとシモツケの見分け方・・・ネットで調べてみると『シモツケは先が細くとがった卵形、シモツケソウはモミジの形』とのこと。
つまり、左はシモツケだが、右はシモツケソウ?葉ををちゃんと写していないから区別がつかない。次回への課題だ。
7:28 ハマイバに向けて出発!

んん、下草が濡れてる。冷てぇ〜
ダマさんが撮っていたのは
小っちゃくてカワイイ〜

ミズチドリと教えていただきました。
わずかなアップダウンを越えて先へ進んだ。
この付近も下草が濡れている。私の足もこの通り。

スパッツを履くのを忘れたことを後悔した。
7:46 ハマイバ丸到着!
K「ほら、見てくれ。びしょびしょだよ」

画像だと伝わりにくいかな・・・
靴下を絞ると、この通り・・・
本日の記念撮影A

私とダマさんはアノポーズだが、食うかいさんはダマさんのステッキを持って、矢のポーズ♪
この先に行くかどうか相談したが、結局引き返すことになった。
オダマキは何枚か撮ったがなかなかうまくいかずようやく比較的マシなモノになった。
これはタチフウロ?それとも上と同じカイフウロ?
食うかいさんは一足先に大蔵高丸に戻っていた。

ガスってもう富士は見えないが、真上は青空が広がっていた。何となく、ブランチタイム。
最近買ったアルミバッグに保冷剤を入れておいた。お陰でゼリードリンクも、ペットボトルも冷え冷え♪
トンボが沢山飛んでいた。

写ってないかな・・・
この夏の予定、今度行きたい山などの話をしながらノンビリ・・・
N「これってすごい贅沢な時間ですね〜」
K「そうだな〜」

峠に戻ることにした。
『湯ノ沢峠のお花畑』標柱付近・白谷丸がデカイ。次回は向こうに行こうかな・・・
ぽつんと一輪だけアヤメが咲いていた。
K「ほら、このカニのハサミみたいの何だろうね。」

サンコタケと教えていただきました。
密教で使う仏具の『三鈷茸 』に形が似ているとのこと。
D「白谷丸へ向かう道はもっとヤブが凄かったんですよ。最近刈ったんじゃないかな〜」
h19.10.12はこんなだった。この1時間後くらいにダマさんにひろってもらったっけ。
朝は私たちの車だけだったが、この時間はさらに4台が停まっていた。小学生くらいの子どもも居た。
本日の記念撮影B
取りあえず車に積んであったブラシで靴の泥を落とした。2人に褒められ、ちょっと嬉しかったりして・・・

食うかいさんの提案で竜門峡を見にいくことにした。

昨晩ヒヤヒヤしながらだったダート道も、明るい時間ならど〜ってことはなかった。でも、さすがにここを整備する金も手間もないだろうから、雨の後はNGだな。

舗装道に出てからハイカーを乗せた乗用車、タクシーとすれ違いがあった。もともと林道で道幅が狭く、結構気を遣った。この時間に登ってくるなんて、結構遅いと思うが、湯ノ沢峠まで上がってしまえば、後はキツイ所は無いはず。まあ色んなメンバーの体力や好みにあわせて楽しめるってことだろう。

県道218を下って竜門峡へ。
コースを確認・・・

食うかいさんはビーサン、ダマさんと私はカメラのみをもって出発。
『遊歩道』とあったが・・・
K「ほら、これがカナブンだよ。」
N「あ、シデムシと全然違いますね。」→.7.8
遊歩道から渓流までは随分距離がある。下へ行けそうな道にはクサリが掛けられて、降りられないようになっていた。

諦めて引き返すことにした。

・・・

キラリ

あ、○さんの目が輝いている。
ここで家に戻る食うかいさん、○○を狙うダマさんと別れた。今日も楽しい時間を有り難うございました!
11:25 やまと天目山温泉へ。(市外は3時間800円)

ここの温めのお湯(源泉31℃)がお気に入りなのだ。温めの方が長湯できるしね。

食堂に寄る前に一端車に戻り、タオルと山ウェアを干すことにした。この気温なら食べ終わる頃には乾くだろう・・・
まずはノンアルを注文♪

そして、馬丼(800円)にチャレンジしてみた。

・・・う〜ん、やっぱ牛丼の方が美味いな〜
お腹いっぱいになったら、眠くなってきた。たしかここは畳の広間があった筈・・・
案の定、座布団を枕にして休んでいる人が沢山居た。私もその仲間入り。入場するときに半券に記された3時間ギリギリにスマホのアラームをセットして爆睡♪

14:20に外へ。このまま帰るか、それとも・・・

この数時間のことはグダグダなので書きません!










17時過ぎに大月のガストで夕飯。そして、ダマさんへメール!

大蔵高丸で日の出を撮れなかったので、今度は雁ヶ腹摺山から日の出を狙おうって作戦だ。早朝、ダマさんは今夜の方が天気は良くなるはずなので、夜景撮影のチャンスと話していた。せっかくの土日休みなので、もうちょっと楽しもうと企んだ訳だ。
食後、コンビニで翌日分の水や軽食を買い、h17.10以来久々に大峠を目指した。昨日と同様にナビの高度計がグングン上がる!以前来たときも下から随分かかった気がしていたが、この時も遠く感じた。
18:50 大峠に到着。ダマさんは1時間程仮眠を取って、上で天の川を狙うとのこと。こちらは2:30にアラームをセットして、4時頃には上で合流しようと約束した。
このレポで2回目・・・我ながらよ〜やるわ
tanto寝も慣れたもんだ。あっという間にZZZ・・・






トントン、

んん?あ、ダマさんだ。

D「さっきからカミナリが光ってるんですよ。それに空気も湿っぽい。上に行くのは止めてちょっと様子を見ようと思います。」

N「わかりました。無理しない方がイイですね。」

再び横になった。←これでイイのか?





ピカッ窓の向こうで光っているのが見えた。

音は聞こえないので、まだ遠くだろう。でも・・・

車を出て、ダマさんに告げた。

N「降りましょう。雨が降り出したらどうなるか分かりません。」

h21.9の事を思い出していた。この林道は雨が多くなるとゲートが閉じてしまう。それに、カミナリが近づいてきたら・・・

助手席側の銀マットもそのままにして、車を走らせた。

下りの方が気を遣う。それにヘッドライトに照らされた鹿の姿を見たときはもう勘弁してくれって感じだった。

真木の集落に降りるまで、多分10分程だったと思うが、これもまた長く感じた。

20号のファミレス駐車場でダマさんと相談したが、結局これで帰ることにした。

この時間の20号は空いていたが、早く家に着きたかったので、上野原から八王子という短い区間だけ高速を使った。遠くでカミナリが光っていた。そうだよ。降りることを決めて正解だったのだ。

23時少し前に帰宅。峠と違いクソ暑い。扇風機をつけて爆睡!

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