h24.1.2 竜ヶ岳5
前日へ

3時起床。この日は部屋を一人で使っていたので、部屋の灯りをつけて毛布や布団を畳み、整理してから出発した。
今回もペアレントは笑顔で見送ってくれた。
そういえば風もなくそれ程寒くない。空を見上げると意外に雲が多い。昨晩見た天気予報では晴れだったのだが・・・
前日と同じ20号のすき家へ。この日は豚とろ丼をチョイス。豚の脂身が中心で、なかなか美味しい。色々工夫しているな〜

4:35頃本栖湖へ。一昨年と同様に公衆トイレへ。ここは清潔で心おきなく個室へ行けるのだ。出すモノを出し、安心して車に戻り、毎回停めているポイントへ駐車。詳しくは→h19のレポを参照して下さい。

今日は久々にアイゼンを入れる代わりにレインウェアを置いていくことにした。2日連続で三脚を担いで登るが、昨日と違い勿論重登山靴を履いている。ここは風が吹くと半端無く寒いのだ。
5:05 出発!

一昨年はそれ程人が多くなく、どんどん歩くことが出来たが、今回は団体さんなどが前にいるときはゆっくり歩かなければならなかった。空きを見つけて先へ行かせてもらったり、早い人には先に行ってもらったりした。
何しろ5回目なので、ペース配分は掴みやすい。暑くなってフリースを脱いだ時の他はポケットのアメを取り出す程度で殆ど休み無く先を目指した。
最初のベンチ (これはh19元旦の画像)撮っていないので時間は分からない。
ここから富士が見えるはずなのだが、裾野しか見えていない。
とばしてきたが、一気にモチベーションが下がった。でもとにかく石仏までは休まずに行こう・・・
5:57 石仏(東屋)へ

東屋には三脚をセットした年輩男性が一人。大急ぎで再びフリースを着て、テルモスの紅茶を飲み一息ついた。
この時間でもダウンを着たり、カイロを使おうとは思わなかった。それだけ気温が高かったのだろう。
6:09 う〜ん見えない

一昨年同日の6:19
はこんな風に見えた。これをイメージしていたのだが・・・

先客の男性に「今日はダメでしょうか?」と聞かれたが、「まだ1時間半以上あるので何とかなるかもしれませんよ。」と答えることしかできなかった。
せめて(?)ここからの登山道のヘッデンの灯りを撮ってみるか。
f11 30秒
昨日撮ればもっと写ったのだろうが、今日はこんなもの。
6:30 もうコンデジで撮れるほど明るくなってきた。この厚い雲がな〜

こうしている間にも続々とハイカーが詰めかけていた。若者の団体さん、ソロの男性、中には子どもの姿もあった。色んな人が到着したが、Tシャツ1枚の若者には驚いた。彼はスゴイスピードだったので、暑くなるのだろうが、若さなんだろうな。
6:35頃フリースを着たままリスタート 毎回お馴染みのジグザグ道だ。途中でアノ時と同じくらいのポイントでシートを敷き、毛布(?)を膝に掛けスタンバイしている若者(多分)が居た。話しかけると「山頂だとササが邪魔になるし、人が多いじゃないですか」と答えが返ってきた。うん、確かに・・・でも、今日のダイヤは怪しいもの。なのでこのまま山頂まで行き、クリアな南アルプスと影富士をゲットしようっていうのが狙いだ。

登りながらオバサマが仲間と話していたことを覚えている。「今日この道は歩き易いわね〜。前に来たときはぐちゃぐちゃだったのよ。」そうだね。でも、それは気温が高くなって、霜柱が溶けてからだよね。ここはダイヤの後、日が出てからそうなるんだ。
大勢の人を抜いたり、早い人に抜かれたりを繰り返し上へ上へと進んだ。今日は富士が見えていないので撮りたい衝動が殆ど無かったので、進むしかなかった。
おい、ここは思いっきり凍っているじゃないか!右側の凍っていないところを通った。
7:02 北側登山道との分岐。ここからは本栖湖や奥秩父、そして八ヶ岳も見えるはずなんだが、イマイチ曇っていた。う〜ん
この分岐辺りで降りてくる人と出会うようになった。その内の一人に声を掛けると「今日はダメだろう。」と断定していた。早めに降りて次の所へ移動するつもりなのだろう。そのお気持ちは分からないでもない・・・でも、ダイヤの時間になってみないと分からないよね。
7:09 あと少し!

この辺も凍っていたが、滑るような感じはなかった。
7:11 山頂へ。スゴイ人だ。多分多くの人が辰年を意識しているのではないかな。とりあえずウェアの内側にダウンを着て、見えていない富士は気にせず、南アルプスが見える西側へ急いだ。
笊ヶ岳
あれ、クマザサが伸びている

もっと見やすいポイントがあったはずなんだが・・・
そうそう、3年前はこんな感じで狙えたんだよ。
今日はここから影富士を撮れない。
そこで山頂のさらに西側、端足峠へ向かう道へ移動してポイントを探してみた。同じ事を考える人は居るようで、デジイチを持ってウロウロしている人に声を掛けると、彼もササが伸びたと話していた。
こんな感じのポイントで三脚をセットして、ようやく影富士をゲット!?
7:32
一昨年と違い、↑は一応なんだけど、富士っぽくないよね〜
この数分間に南アルプスを十枚以上撮っているのだが、一昨年、3年前のレポと比較するとコンディションが悪く、これ以上アップする気にならなかった。嗚呼
7:38 そろそろ戻るか・・・

山頂の雑踏から随分離れた所まで来たことがわかりますか?
諦め半分で山頂へ戻った・・・

あれ?

富士にかかる雲が大分減っている!

ダイヤが見えるかも!!

左肩に三脚を担いで、大勢居る人達に注意しながら急いだ。
7:44 山頂はこの通り。当然だが皆、同じ方向をガン見している。
私の三脚は『これ』左端の人が少ないところにセットした。
7:46
7:48
7:49
7:50
7:50
ちょっと誤差はあるけど、一応ダイヤをゲット出来たと言うことにしよう。

ってこの時はそう思っていたが、一昨年のデータを見直すとダイヤの時刻は7:40だった。この日諦めて、南アルプスを撮っている間に雲の動きがほんの数分早くなり、ちゃんとしたダイヤになっていたら、その瞬間を撮れなかったということ。なぜかダイヤは7:50と思い込んでいたが、アブナイ所だった。

そういえば、さっさと下山した彼は悔しがったのか、それとも下山途中で見ることが出来たのか。とにかくダイヤはギリギリまで粘ってみないとどうなるか分からないって事だ。
山頂は多くの人で賑わっていたが、今日も一人で棒ラーメン!
8:50頃下山開始

行きはびびった道だが、アイゼンは要らなかった。
北側登山道との分岐から

青木ヶ原を手前にして、西湖の右(南)は足和田山、その奥に十二ヶ岳の凸凹が見える。
「あら、ここの眺めはイイわね。」後から女性の声・・・どうやらご夫婦の奥さんだ。

N「ええ、ここはお気に入りなんです」

せっかくアイゼンを背負ってきたので、北側登山道を降りるか・・・

迷ったが、今朝登りで見えなかった富士を撮りながら降りることにした。
概ね歩きやすい道だったが、予想通り場所によっては泥んこ・・・

多くの人がこの時間に登って来た。とっくに日は昇っていて、富士はど逆光なのだが、やはりここは人気の山なのだ。
ええ、予想通りにこけましたが何か・・・
東屋を見下ろしてみた。

こうやってのんびり歩くのも楽しいのだ。
ど逆光でも富士撮りは楽しい。


富士を撮っているときに先程の奥さんにまた声をかけられた。今回が5回目で、北側登山道も楽しいことなどを話した。彼女はとても喜んで、ダンナさんに伝えていた。
9:43 東屋 

楽な道なのに、随分時間がかかったな〜
木々の間から見える本栖湖の青さが好きだ。そういえば毎回撮ってるな〜
10:11 ベンチ

十人ほどが休んでいた。その中に先程の夫婦を見つけた。
奥さん「あなたはその写真をどこかに発表されるのかしら?」

N「え、嬉しいな〜、良くぞ聞いて下さった。実は、ホームページを作ってます。」

残念ながら名刺は昨日のパノラマ台で全部配ってしまった。『望の富士山』と口頭で伝えたが・・・
これからはペンとメモ帳もザックにいれておこう。
ここから見る本栖湖を前景にした山々の眺めも大好きだ。
10:45 登山口へ

お、雪だ!

暗いうちは気付かなかったが、ここは北側で日影なのだろう。
ゴール!
着替えを済ませたら、今年も風呂などには寄らず、帰ることにした。

年末のDigで、箱根駅伝の魅力をたっぷり聴かされたので、今回は楽しみにしていた。東洋大が序盤からリードする展開(news)で、レース展開そのものはそれ程面白く無かった。
今年はカレンダーの並びが悪く、登りの渋滞が早いとアナウンサーがしゃべっていが、その通りだった。河口湖まで戻ってきて、一応高速の標示を見たが、もう渋滞が始まっている。まだ正午頃なのに早すぎるよ。
昼ご飯を何処にするか探しながら走っていたが、結局『吉田うどん』の幟につられ・・・

レポを作る為にレシートを取っておいたのだが、無くしてしまった。お店も値段も思い出せませ〜ん。
車に戻り、ひたすら甲州街道を進んだ。

運転中気になって仕方なかったのは『山の神』東洋大の柏原君ではなく、最下位・東京農大の津野君だった。コンディションが悪く、とても走ることの出来ない状態だったのに、『タスキを繋げる為』に頑張った様子はアナウンサーのアツイ実況から伝わってきた。(news)ラジオなので姿の見えないランナーをこんなに応援したのは初めてだったかも知れない。

※1月3,4日辺りはこの様子をyoutubeで見ることが出来たのだが、今は見られなくなったしまった。なぜだろう

下道渋滞を乗り越え、16時過ぎに帰宅。

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