h24.6.23 鷹ノ巣山3、倉戸山1
6.17 百蔵

今年の梅雨は乱暴だ。関東では19日夜に台風4号(報ステ)が上陸し、エライことになっていた。そして、23日朝は強風と雨でシャツもズボンもビチャビチャに・・・
そんな中、この23、24日の土日は「梅雨の中休み」と予報が出た。先週は雨が上がるのを待ってから手軽に百蔵だったが、今回は夏に南アルプスへ行く為のトレーニングも兼ねてガッツリ歩きたい。さて、何処へ行こう・・・通勤の京王線でずっと考えていていた。最初に思いついたのは瑞牆や笠取だったが、天気予報は曇り後晴れと微妙だったので、遠出して曇っていたら悔しい。そこで比較的近く、トレーニングになりそうな奥多摩のGTOに候補を絞った。
G→ソーヤの丸デッコへ行ってみたい。O→奥多摩駅から鋸尾根にチャレンジなどギリギリまで悩んだが、結局○○○さんのアドバイスに乗って、当日の朝、T→鷹ノ巣に決定した。(GとOはもうお分かりですね。)
トレーニングなら稲村岩尾根なのだろうが、現在奥多摩駅から東日原へ行けないことは奥多摩大好きから情報を得て、分かっていた。そこで、ルートはcyu2さんこのレポを参考に峰谷から登ることにした。ここは一昨年稲村岩尾根から登り、下山に使ったルートだ。そういえば、この時もこのレポを参考にしたのだ。いつもお世話になってま〜す。

当日は4時起床。今シーズン初のアレを冷蔵庫から保冷バッグに移すのを最初にやり、朝食、トイレを済ませて5:30過ぎに出発。見上げればと薄曇りの空が広がっていた。奥多摩に着く頃に晴れることを期待して、5:48に国分寺へ。日曜日と違い高校生の姿も多く、ハイカーはまばらだった。立川で青梅行き乗り換えた。これは行き先を悩んでいるときに見つけた昨年9月の御前山と同じパターンだ。乗り換えの青梅は終点だから起きるだろうとあっという間に爆睡。






もうこの改行でバレバレですね。


「あ〜、この電車は各駅停車立川行き〜」

んん、立川???

目を覚ますと乗客は誰も居ない。先程の車内放送は終点の青梅に着き、折り返しの立川行きに変わったといういう訳だ。
またやっちまった〜。今年は2月の武蔵五日市駅以来2回目だ。トホホ・・・
次の奥多摩行きは30分後だ。さて、どうしよう・・・

待合室でスマホをチェックし、次の電車で奥多摩到着が7:46であること、ポケット時刻表を見て、峰谷行きが7:50であることを確認し、ほっと一息。
そもそもこの峰谷行きに乗るのであれば国分寺は6:21で良かったのだ。2月も落ち着いて探せば払沢の滝行きのバスはなんとかなった。ミスしても落ち着いて考えれば何とかなるものだ。
奥多摩駅でバスの乗り換えに時間が無い。ホームの端にあるトイレに寄っておいた。
7:10にに到着した奥多摩行きはハイカーで満載!
終点までは30分強だったが、さすがに今度は眠れず、周りのハイカーの話などを聞きながら過ごした。
7:46 奥多摩到着。

登山届けを提出し、小走りでバスへ。私が乗り込んだ時点で空席は3つ程。ギリギリ座ることが出来た。終点まで結構時間があるのでラッキーだった。

境橋や奥多摩湖で降りるハイカーが数人居たが、このバスに乗っていた殆どが終点の峰谷まで残っていた。微妙な天気予報だったが、鷹ノ巣に登る人がこんなに居るとは思わなかった。
8:31 峰谷バス停

今日は久々のソロの土曜山行だ。永さんを聴きながら歩くことにした。ここから奥集落まで車道歩きが長いんだよな〜
ここは百蔵と違い、斜度は苦痛にならない。一昨年はこの道を降りてきたのだが、その時の景色を思い出しつつ進んだ。
8:48 奥集落へ到着。民家の脇につけられた道を進む。

レポを作りながら調べると峰谷バス停の標高は600m、そしてこの集落が940m。百蔵ならもう頂上の少し手前と行ったところだろうか。東京にこういう所があることに改めて驚いた。
そうだよ。なぜかこんな所にガードレールがあったな〜

この少し前で、スポドリ休憩。ステッキとクマ鈴をセット。
足下に紫色の花が群生していた。
民家の脇を通過。
再び林道へ。数十m進んでこの小径を登る。一昨年ここに降りてくる道が下草でわかりにくくなっていたが、今回は大分刈ってあった。もっとも昨日の雨で濡れていて多少マシ程度だったが。
林道脇の花は何だろう?

9:29 んん、車がズラリ!丁度出発しようとしている男女のグループも居た。

矢車草さんこのレポのようにここまで車で入れるとバス停から1時間の歩きがカット出来る訳か。展望を期待して早朝から登るならそれもアリかな〜
駐車場(?)の直ぐ側の階段道は土砂が流れて通行禁止になっていたが、その数十m先に畑の脇につけられた登山道があった。
9:43 数分で浅間神社へ。

5,6人が休憩中だった。私もパンでブレイク。高度計を見るとここが丁度1000m(誤差はあるかも)ここから後700mちょっとか。さあガンバロー!
ガスっていて先が見えない。雨は降っていないが、湿度は100%近くあったのではないだろうか。

永さんのゲストきたやまおさむさんが絶好調で、彼の話を聞いて元気をもらった感じだった。
山腹道を進んでいるのだろうが良く分からない。
10:24 こんな天気にも関わらず多くの人達がこのルートを歩いていた。ちらっと写っている男女のグループはその後鷹ノ巣避難小屋でも出会った。
立派なブナの大木!

こんなものも見つけた♪
倒木の上に山火事注意の看板を見つけた。倒れてから置いたのか?
この辺からようやく傾斜がきつくなってきた。いつまでも緩い傾斜ではなかなか着かないよね。
空が見えた・・・真っ白だったけど
水場だ!出発前はここで給水思っていたがペットボトルのお茶も、背中のカモノハシにもまだ十分余裕があった。

そのまま先へ。もうすぐだ!
11:17 避難小屋到着!

朝同じバスだった方などが食事中だった。

とりあえずトイレへ。
避難小屋がこれでは、頂上もガスガスだろう。ここで今シーズン初のアレを食べることにしよう。
ジップロックに入れた流水麺(うどん)にカモノハシから水を移し、しゃかしゃかほぐした。昨年もらったcyu2さんのコメントは重宝している。具は揚げ玉と今朝刻んだ青ネギ。
うどんは美味しかったのだが、太陽の下で食べたかったな〜
小屋に設置されていた温度計を見ると13℃。せっかく担いで来たオールフリーをの飲む気分ではなかった。
ここの様子。10:24に出会った男女のグループは鍋を持参していた。とても美味しそうだった。

天気予報は曇り後晴れだったのだ。さすがにコッフェルを担いでくる気にはならなかったな〜
小屋の前にはヤマツツジが残っていた。
11:47 山頂を目指してGO!

そういえばここを登るのは一昨年のGW以来だ。あの時はイイ天気だったんだけどな〜
ここの登りは傾斜はきついが大木を撮るのが楽しい。
♪♪♪
前を行く女性が何かを撮影している・・・
これは何だろう?
12:11 山頂に到着。5,6人がランチタイム。
やはりガスガスだ。
記念写真すらクリアに写らない・・・
ここは登ってくる時のように湿度を感じることは無かった。ひょっとして晴れてくる?

数分待ったが、どうにもならないので諦めて下山することにした。この先も長いのだ。
12:23 リスタート

そういえば、一昨年は水を汲む為に避難小屋に戻ったので、ここを降りていない。初めての道で楽しみだ〜

降り始めて直ぐに登ってくるハイカーと出会った。話を聞くと倉戸山から来たとのこと、丁度私と逆コースって訳だ。
いわゆる千本ツツジはここでは無いだろうが、あちこちにツツジを見ることが出来た。
水滴がイイ感じだ。
展望が無くても、花が撮れれば楽しいよね。(負け惜しみ?)
12:42 分岐を右折
ここにも咲いていた。
先程撮ったものより終わりかけだった。
12:56 結構傾斜がキツイ。ステッキでブレーキをかけながら降りた。

この付近で登ってくるハイカーと出会った。
13:02 分岐 水根方面へ進んだ。

ラジオが久米さんに変わった。オープニングではサッカーアメリカ女子代表監督が「髪はあるのにスンドハーゲ」(この方)なんてしょーもないギャグを話していた。
巨木を見つけてはパチリ
13:21 緩く登る。
確かこの付近で反対側からきたグループと出会った。倉戸山の位置を聞くと「まだ大分先」とのこと。
後どれくらいだろう?
時々コンパスで概ね南に向かっていることはチェックしていたし、明確な踏み跡が残っていたので、ルートは間違いないだろうが、エアリアを見るだけでは現在位置がさっぱり分からないまま進んでいた。
13:25 倉戸山方面へ
13:32 倒木を越えようとしたら、ピンクテープを発見。

ガスガスで見つけることが出来なかっただけかも知れないが、このルートは目印が殆ど無いな〜とボンヤリ思っていた。
その途端(?)
この付近で踏み跡がわからなくなった。数分間テープなどがないかどうか探したが、何も見つけられない。

こういうときは何か食べよう。

残っていたパンとチョコを食べ。一休み・・・
お、ギンリョウソウみっけ!

ってこれじゃあ進行方向は分からないね。
その後もこの付近を注意深く周囲を見回して、何か目印がないか探した。
14:07 お、今度こそ見つけた!
廃屋?
フタリシズカみっけ!
切り株が並んだ道。すごく分かり易いけど、相変わらずピンクテープなどは見つけられなかった。
14:18  広場?

ここでも何か目印が無いか探したが見つけられなかった。
14:41 緩く登った先に何やら標識が見える。今度こそ倉戸山だろう。
GW頃は桜の名所だそうだが、今はど〜ってこと無かった。
何だこれ。気になるじゃないか〜
でもここを降りるしかないのだ。
先程の案内表示を気にしつつ進むが、どの辺が不明瞭なのだろう?
急峻ってこの辺かな?
ようやく空が明るくなってきた。うんなかなかイイ感じだ。
この辺りは横移動
奥多摩湖が見えた。お、イイ色じゃん!
何かのタンクだろうか。
15:36 原集落へ。
え、『日帰り入浴できます』って・・・これはイイものを見つけた。
15:48 青梅街道へ

倉戸口バス停で、時刻表をチェック。一風呂浴びる時間はありそうだ。
熱海トンネルを進む。陣馬の沢井トンネルよりも路肩が狭い!
15:51 丹下堂へ。先程の標示はここを指していたって訳だ。丁度女将さんが外へ出ていたので話が早かった。入浴料金は750円也。

「1階は混んでいるので2階へ」と案内された。貴重品ロッカー(100円を入れるが、戻ってくるyタイプ)に財布とスマホを入れ、ザックを抱えて2階へ進んだ。
風呂の様子はこんな感じ。後で調べたところ普段は女湯として使っているらしい。

露天がないのは淋しいが、貸し切り状態なのでので文句は言えない。水温計は40℃を指しており、アルカリ性単純泉の無味無臭のお湯は快適だった。
次のバスまで30分弱だ。生(550円)、岩魚の塩焼き(600円)を注文し、女将さんと話しながらノンビリ時間を過ごした。

(自分撮りはイマイチだったので載せない。)
店の前から奥多摩湖をパチリ。さっきの鮮やかな色はどこへ?
17:03にやって来たバスは座席が埋まり、7,8人が立っている状態だった。結構スピードが出ていたので、支柱に掴まらないとよろけそうだった。奥多摩湖や境橋に誰か居るかと思ったが、一人も乗ってこないまま駅へ到着。(17:22)
17:40の青梅行きに乗り、青梅、立川で乗り換えて19:20に帰宅。

久々の標高差1000m(あれ?何時以来だっけ・・・あ、昨年11月の三頭山だ)はガスガスで何も見えなかったが、逆に気温が上がらず、歩きそのものは比較的楽だったかもしれない。来月はもう少しMなコースを歩くつもりだ。

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