h24.5.27 新道峠、スズラン群生地
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んん、車の音・・・GWの河口湖のように大きな音では無かったが目が覚めた。腕時計を見ると2:45・・・アラームをセットした3:00にはまだ時間があるが、もう眠気は無かったので起きることにした。車の主はさっさと準備をしてヘッデンをつけて出発していった。
段々尿意を感じてきたが、ドアを少し開けると昨晩よりも寒い。このまま出るのはキビシイので上着を一枚着て、ヘッデンを点けてトイレへ。(何処で?それはまあ・・・)
空を見上げるとわずかに☆は見えているものの、雲が厚い様子だった。肌寒いが風が吹いていないので、我慢できる程の気温だった。

でも、河口湖の街明かりはキレイに見えている。
(赤矢印の辺り・これは6時頃撮影)

昨晩ここに着いたときに気付いたが、この付近は伐採されて眺めが良くなっていた。ただし、富士は明るい時間でも見えない。

寝袋などを片付けているうちにダマさんとの約束の時間になった。

すぐ隣のダマ車を覗いてみた。昨晩は「12時頃様子を見て撮れそうなら夜間撮影」と話していたので、もう居ないか・・・

あれ、横になっている。

ノックしてみた。

・・・

起きない。GWのようにメールをしようにもここは圏外だろうしな〜

もう一回ちょっと強めにノックしてみた。

今度は起きて、車の外へ出て来てくれた。

N「おざ〜す。約束の3時ですが、どうしますか?」

D「12時に行ってみたけどね。ガスがひどくて何も見えないんだ。これじゃ無理だと思うんだよね。」

N「街明かりは見えてますよ」

D「そうだね。でも、風が無いでしょう。12時頃とそれ程変わらないんじゃないかな。」

N「でも、向こうの車を見て下さい。結構増えたでしょう。ついさっきも一人登っていきましたよ」

D「あ、ホントだ。じゃあちょっと見てきましょう」

こういうときのダマさんは行動が早い。カメラやザックは持たずにあっという間に偵察に出かけた。

N「こっちは準備してますね〜」

富士が見えても見えなくてもここまで来たのだから、登るつもりで居た。
私は食べないと動けないので、昨晩買ったシラス高菜ご飯と野菜ジュースでで軽めの朝食にした。
数分後ダマさんが降りてきた。

D「やっぱり全然だめだった。ガスっていて見えないよ。ライブカメラが動く5:15の少し前に行くことにするよ」

N「わかりました。せっかく来たから私は行くことにします。見えなくても上に居ますね。」
再び寝袋に入るダマさんを置いて3:45に出発。

三脚を担いでいるとはいえ、デジイチの他に重たいものは背負っていない。足取りは軽かった。ほんの数分で階段を上って新道峠の標柱へ到着。確かにダマさんの言うようにガスっていてここからは見えないが、いつものポイントまで行くことにした。
途中、下の斜面からはラジオの音がガンガン聞こえてきたが、ヘッデンを点けて探すと迷惑なのでそこはスルーして、予定通りにいつものポイントへ急いだ。
ポイントへ到着するとどうやら先客は一人、三脚をセットしているが、カメラは載せていなかった。ジャンパーにニット帽はつい先程見かけたアノ人だ。

N「おざ〜す。富士はキビシイみたいですね。」

「そうですね。少し前に着いたばかりですが、ダメですね〜」

彼の隣に三脚をセットした丁度その頃、ボンヤリだが、富士の頭が見えてきた。
これはラッキー♪
急いでデジイチタイム〜!今回もレリーズ無しなので、セルフタイマーを2秒にセットした。
3:59
ダマさんに知らせなきゃ。

ダメ元でスマホの『電波オフモード』を解除してみた。

あれ、3本立った!黒岳ではダメだったのにな〜。これもラッキーだ。ダマさんに電話しよう!

プルルル・・・「au留守番電話サービスです・・・ピー」

N「見えてますよ。早く早く〜」

併せてメールも入れておいた。寝込んでいて気付かないのかな〜

上画像から少し位置を変えてパチリ。
4:09
再びダマさんに電話・・・また留守番か〜

もう明るくなってきた。今度はこの岩の上から狙ってみるか。
4:13
この頃、私よりもやや上くらいの男性が到着して、三脚をセットした。話しかけると彼はなんと前橋を深夜1:00に出発して関越と圏央道経由で来たとのこと。気合い入ってるな〜。さらにフィルムカメラとデジイチの両方で撮影するほどの富士好きの方で、前橋にお住まいなのに北岳や八ヶ岳から富士を撮る程だった。日の出の時間が近づき、雲に色がつかないかと楽しみにしつつ、おしゃべりしながら撮影を楽しんだ。
4:30
4:31

やや赤みがあるような・・・
4:34

せめて雲に色がつかないかな〜
4:39
こうして撮影を楽しみ、もうこれ以上の変化はないなと思っていた頃、ダマさんが到着した。

N「おざ〜す。も〜、起きないんだから〜。電話もメールもしたんですよ〜」

D「いやね。ずっとつけっぱなしだと電池が消耗するから、切ってあったんですよ。」
ダマ牛登場!(実は迷彩柄)
D「さて、そろそろライブカメラが作動する5:15だ・・・」

「あれ、オレは5:45からだと思ってましたけど」

二人の意見は違っていたが、とりあえずダマさんと一緒にポーズを撮ってみた。

・・・

D「あれ〜、シャッター音がしないな〜」
何者だコイツらはと思ったかどうか分からないが、黒岳に行くという前橋さんが出発する前に記念撮影をお願いした(5:18)
その後、5:30にもトライしたが、ダメ。

そして5:45にもう一回トライ!
D「お、今度は音がしましたよ」
私は分からなかったが、もう何度も経験しているダマさんなら分かるのだろう。

証拠画像はこちら。5:15はダマさんの勘違いで、前橋さんの言う通りだった。

無事に目的を果たしたので、降りることにした。この後はスズラン群生地へ行くのだ!
6:15 スタート!

どれくらい咲いているのか、楽しみ〜♪
入り口からほんの数mで・・・

よっしゃ〜、イイぞぉ
(心の声です。念のため)
ダマさんはイカリソウがお気に入り
 
お目当てのスズランは満開にはもう少しかかりそう。柵の中咲いている小さい花はコンデジで撮るには難しく、デジイチの望遠ではイマイチピンが甘く、沢山撮った割にはアップできるものはあまりなかった。
でも、その他にグッと来る被写体が沢山あった。
6:35 お気に入りはこの木漏れ日

日の出から2時間経過しているが、シラカバ林に伸びる影がイイ感じだった。

チゴユリ
花を探しているウチに気付いた水滴が美しい
←アマドコロ ↓
6:50 太陽の位置が変わってきた

この水滴もイイね〜
「GOOD! very cute♪」

(台詞は想像で〜す)
ダマさんが話しかけていたのは(あ、想像ですけど。念のため)
この株だったかな?
それともこれか・・・
虫を見つければパチリ。
葉に写る影を見つけてパチリ。
足下ばかり撮ってないで、こっちも撮ってぇ〜

と聞こえたような・・・
二人とも写欲を満足させたので、今日はお終い。
7:30頃駐車場で相模原の社宅へ向かうダマさんと別れた。

疲れているし、早く帰って掃除、洗濯やアイロン掛けをしたい。最短距離を選択し、河口湖ICから高速に乗った。谷村PAでトイレ休憩とブランチまでは順調だったが、お腹いっぱいになったら、眠気が襲ってきた。丁度数日前に聴いていたpodcastでやっていた関越道バス事故の件を思い出した。無理をするのは止めて、談合坂PAでシートを傾けて仮眠。30分程寝たらかなりリフレッシュできた。まだ午前中なので小仏トンネルも順調に抜け、500円節約して八王子で高速を降りても10:45に帰宅することが出来た。

初日は豪華メンバーとオフ会、2日目はGWに見られなかった新道峠の朝とスズランを撮影でき、大満足の2日間となった。お付き合いいただいた皆様に感謝感謝!!

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