h24元日 精進湖パノラマ台11
前日へ

3時起床。同室の方を起こさないようにそっと部屋を出た。ペアレントに見送られ、外へ。
昨晩見た天気予報は『曇り一時晴れ』だったが、そこそこ晴れた空に諦めないで良かったと感じた。
20号のすき家でメニューを見て考える・・・結局ねぎ玉牛丼+サラダセットを選択した。朝から牛丼が食べられるのは胃腸が元気な証拠ということにしておこう。

4:35頃精進湖へ到着。いつもの駐車場や湖畔にも車がビッシリ!どうにか空きを見つけることが出来た。
富士はどうにか見えているが、雲がかかっている。日の出まで後2時間以上あるが、初日の出はどうかな〜
湖畔に降り、公衆トイへ。う〜ん、イマイチだが取りあえず出た。それでも昨日YHに向かう途中で食べたヨーグルトが効いたかな?快便には努力が必要なのだ。

前日は久々に革製の重登山靴だったが、この日はパノラマ台だけなので布製の軽登山靴にした。ステッキは勿論だが、一応クマ鈴もセットした。クマよりも他の人に自分の存在を気付いて欲しいのもあるかな。

4:53 出発。画像は山田屋横の登山口

ここから日の出前に登るのはh17以来だ。アノ時は大雪でラッセルだった。
その前年は結構ハイカーが多かったのだが、今回はスタート時点で私だけだった。人気が無くなったのかな〜
ここはハイキングコースで、とても歩き易い。歩き始めて数分でフリースを脱いだ。
さらに数分でゆっくり歩く4人組に追いついた。暗くて分からないが、雰囲気は年配の方だが、皆三脚を担いでいる
抜きたいな〜・・・最後尾の女性がこちらを気遣って「先へどうぞ、ほら、道を空けて」と声をかけてくれた。お礼を言い、急がせてもらった。前述のように軽登山靴なのでスピードが出る。それに止まると寒くなってしまうのだ。

5:35 最初の橋へ、5:43 三方分山との分岐を通過。
お、凍ってる!軽登山靴は失敗だったか・・・

それほど大したことは無かったので、問題なかった。
5:55 山頂へ

先客は一人。ゴツイカメラと三脚。本格的な装備で気合いの入った方だ。
ひょっとしてと思い、お仕事を伺うと、風景ではなく結婚式場にお勤めのプロカメラマンとのこと。お名前も伺った・・・富士宮の中楯さん(その後掲示板にもお越し頂きました。)
私は望の富士山の名刺を・・・あ、仕事じゃありませんけど
内側にフリースとダウンを着て、カイロをポケットへ。テルモスに入れた紅茶を飲み、一息ついた。せっかくこの時間に登り着いたのだ。撮らねば意味がない!?
昨日の反省から三脚の水準器を意識してみた。

雲が流れ、富士は数秒間見えたり、また雲に隠れたりしていた。初日の出はどうなるだろう。
6:07

f11

20秒
6:15

f11

20秒
中楯さんがザックに付けていた温度計をチェックすると、丁度0℃だった。つまり昨日の山中湖畔よりはマシということ。そういえば確かに寒いが、昨日のように足下から痺れてくる感じは無かった。
この頃、(多分)私と同世代位の男性、若いカップル、若い男3人組、そして数分前に追い越した年輩の4人組(これ以降ベテランさんと書きます)と続々とやってきて、急に賑やかになった。
そういえばh16にここで初日の出を狙ったときは6:30頃ここに到着して、大勢居ることに驚いた。その時よりも自分の到着が早かったと言うこと。やはりここは初日の出スポットとしても人気の山なのだ。
皆で眼下に広がる雲海と富士にかかる雲の流れを見ながら、初日の出の時間に雲が無いことを祈っていた。
(レポを作りながらもっと雲海メインで撮っておけば良かったと後悔しまくり。殆ど同じ構図なんだよね〜)
6:35

f11

1/3秒
6:41

f11

1/4秒
6:57

時間的に、もう太陽は裾野を出ている筈・・・
7:00

f11

お、ようやく
待たされたけど・・・2012年の初日の出!
7:05
7:07
これはこれでキレイなのだが・・・ちょっと遊んでみよう




ふぅ〜
7:09
7:10
ミ○シーでKさんがやっていたのを見て、最近これにはまっている。うん、今回は上手くいった。
せっかくだから記念写真を・・・
カメラも凍ってる!
そうそう、ここからも南アルプスが見えるんだよね。
聖は頭だけ
赤石と悪沢
悪沢ズーム。

何度も撮っているけど、迫力があるので大好きだ。
周りではコッフェルでお湯を沸かし、ブランチいや朝ご飯か?を食べている人が多くなってきた。そういえば牛丼を食べてから4時間経つ。私も食べることにした。
最近棒ラーメンが続いていたが、これは昨晩YHでもらった緑のたぬき

懐かしい味だった。冷えた身体が暖まった〜
さて、この後どうするかな・・・

このようにまったりしていたとき、年輩の男性いや、よく見れば、先程のベテランさんが三脚を持ち、再び富士に近い側にセットした。
「おい、見て見ろよ。この雲が湧き上がる感じ、たまらないな〜♪」

彼の友人に大声で話していたのを聞き、私も真似をしてみた。
8:15

f16
うん、なるほど〜、この感じイイねぇ。太陽が昇ったら終わりじゃ無かった。

この時間帯に私が話しかけ、どんなふうに撮っているのかを尋ねてみた。

「お兄ちゃん、太陽を真ん中に置いてみるとイイぞ。」
8:18

f16
8:22 

うん、なかなか面白い仕上がりになった。実はこの前後(これも)でハーフNDフィルターを使っている。ベテランさんに教えてもらったのだが、上手く使いこなせなかった。

ベテランさん達や中楯さん達の輪に混ぜてもらった。
彼らは会社の山岳部(だったかな)で一緒に登山を楽しみ、ここ数年は毎年『元旦パノラマクラブ』で集まっているとのこと。

その中のお一人は岡田紅陽記念館)(画像)のお宅を訪れたときの話をされていた。
「オレは当時富士の写真を撮っては大きく引き伸ばし、自宅のあちこちに額に入れて飾ったものさ。でも、先生のお宅に伺うと、そういったものは一枚もなかったんだ」

また、三ツ峠ネットワークに参加し、防鹿柵の設置を行うなどの活動もされているそうだ。
若いときの仕事仲間と数十年に渡り付き合いが続くとはとても幸せなことだ。私も目指したいものだ。

ベテランさん達の恒例の記念写真に私も混ぜてもらった。

出発前にこの付近の様子もパチリ
王岳や十二ヶ岳は白くなっている。

これからの季節はあの岩峰は手強くなるから近づけないな〜
ちょっと見づらいけど、八ヶ岳(赤岳)
9時過ぎに下山開始。
最初はベテランさん達の後ろについて歩いていたが、枝の間から見える南アルプスを前に我慢できなくなった。彼らに今日のお礼と撮っていくことを断り、再びデジイチを出した。
これって農鳥だよね。
その右には北岳
明日竜ヶ岳に行けば、ズラ〜リと見えるはず。楽しみ〜
たまに雪が残っているところが残っている。
9:25 橋へ
9:36 あれ、さっきの元旦パノラマクラブの皆さんだ。

h17はラッセルがきつくて山頂まで行けずにここから初日の出を狙ったが、ここからの富士もなかなかステキなのだ。勿論彼らはそのことをよくご存じなのだろう。

勿論私もデジイチを出した。
このススキの感じがいいね。
下山中多くのハイカーと出会った。いや、ハイカーというより普段着に近い格好の方も多かった。ここは明るい時間に登るなら、それ位の山なのだ。でも、もう数時間早く登れば初日の出に間に合ったのにね〜
10:03 駐車場へ

tantoは『これ』。いつもは画像右側の富士が見える方向に停めるのだが、前述したように今朝は空きがなかった。
栗林先生の所へ挨拶に行くにはちょっと早い(?)ウェアを着替え、tantoのシートを倒して、少し寝ることにした。

アラームをセットせずに寝たらなんと目が覚めたのは1時間以上経ってから・・・疲れていたのかな〜
11:30 店内にお客さんは一人、丁度先生もいらっしゃった。

昨年の元日は三方分山から下山し、夕方伺ったが、結構混んでいてそれ程話が出来なかったが、今回は結構長い時間話が出来た。
今日はカレーセットを頂いた。奥さまの料理はどれをチョイスしても美味しい。
話の中で出て来たのが、ヨッシーさん昨年末のレポにある『テレビ東京の富士山をバスで巡って眺める旅企画の取材』について。

望の富士山をご覧の皆様も是非チェックして下さい。栗林先生は勿論、ヨッシーさんも(多分)出演します。
『土曜スペシャル1月14日(土)19:00〜感動!冬の富士山ぐるり一周の旅』

予告編はこちら(放送終了後は前回の放送、過去の放送になります。)

他にも余り知られていない撮影ポイント(ちょっと険しいけど)も教えて頂いた。

しばらくして、常連さんが二人入ってきた。彼らは本栖湖の展望台(後述)からの初日の出を撮ったとのこと。コンデジの画像を見せてもらった。これはステキなアングルだ。これは証拠写真みたいなもので、フィルムカメラで撮る方がメインだそうだ。コンデジでこれだけキレイなら、ポジで撮ったらどれだけのものになるのかな。見て見たい・・・
ここでも望の富士山を宣伝したが、殆どネットを使わないと話していたので、連絡頂けるかな〜
自分もそこから撮ってみたいが、この時期の本栖湖畔道路のちょ〜〜〜渋滞を考えると近づきたくない。常連さんも「観光バスも来るし、道路の右、左に駐車するから通行が大変だったよ。お巡りも来るけど、車が多すぎて整理しきれていない」と話していた。それにあの時(h14.11.30)の様子を思い出すと、車をなんとかすることが出来ても熾烈な場所取りがイヤなんだよね・・・
お約束の記念写真を・・・先生有り難うございました!
トイレに行くついでに湖畔へ
12:55 この時間の太陽は真上。しかも薄曇り・・・ちょっと絵にならない。
せっかくなので常連さんが話していた本栖湖の展望台に行ってみることにした。朝はともかく今なら多少は空いているだろう。夕暮れの時間帯に多少の焼けを期待できないかな・・・

13:45頃(?)本栖湖畔へ。予想通り定番ポイントはずらり車が並んでいた。これでも今朝よりは遙かに少ないのだろう。公衆トイレの傍でようやく駐車スペースを見つけることができた。
13:57 この時間はこんな感じ
夕暮れまで大分時間がある。それに今日はサッカー天皇杯が14時キックオフだ。今年は地元のFC東京が出場する。府中、調布の商店街にはFC東京の赤青の旗が掛けられ、土日は準特急が味スタのある飛田給駅に停車し、赤青のジャージを着たサポーターが大勢乗ってくる・・・そんな関わり方だけで、一度も試合を見に行ったことは無い。それでも地元チームが天皇杯決勝に出るのは嬉しいこと。テレビを観る環境には無いので、NHKラジオを聞きながら応援することにした。
レポを作りながら調べてみたyoutubeにいっぱい関連動画が上がってることにオドロキ。
特に良かったものこれ→予告編(カッコイイ)。

さて、前評判通りFC東京が押していたが、京都が先制!その数分後に東京が同点に追いつく!
この辺りまでちゃんと聞いていたのだが、車内はポカポカと暖かくうつらうつらしていたようだ。

・・・

グラ、グラ

あれ、バスが通ったの?この時はマジでそう思ったし、それ位に感じた。

14:40に母からのメールでポケットに入れた携帯のバイブで起こされ、ようやくこれが地震だったと認識できた。

レポを作りながら、調べてみた。
日本気象協会の公式発表では震源地は鳥島の近海。マグニチュードは7.0。富士五湖地方の震度は3とのこと。

そして、youtubeを検索・・・いや〜出てくる出てくる。

@NHKテレビ。放送席は揺れていて、アナウンサーは状況を伝えているのに選手は何事もなかったようにプレイを続けているし、応援の声は変わらない。多分ラジオでも同様だったのだろうが、なにしろ寝ぼけていて良く分からなかったのだ。ちなみにこれもサポーターの動画がいくつか上がっている。ビデオを回している人は揺れを感じているのに試合は何事もないように進んでいるのが不思議な感じだ。

A京成線に乗っている時に地震に遭遇した人。これってスゴイね。撮り鉄の一人なのだろうが、貴重な映像。ゆっくり電車が止まり、車内放送で地震を伝えている。車窓から見える電柱、電線が揺れているのが面白い。

地震(いや、メールか)のお陰で目が覚めた。15時を過ぎたので、動き出すことにした。
先程脱いだウェアをもう一度着て、ステッキとクマ鈴もセット。
15:13 出発。富士には厚い雲がかかっている。山頂は見えないだろうが、焼ければOKだ。さて、どうなるかな。
トイレ横の登山口へ
前回(あれ、いつだっけ・・・レポを探したが、思い出せない。嗚呼情けない。思い出したらリンクを貼ります。)は甘く見てデジイチを首にかけて登ったら、結構大変だった。
そうそうこんな道だったよな〜
西日で影が伸びる
そうそう、前回はここから撮ったよな〜

でも、先程見た常連さんの撮ったものと微妙にアングルが違うし、彼らも栗林先生も『展望台』と話していた。
ここではないのだろう。
もう少し先まで歩いてみることにした。
んん、なんだ『これ』は!何か字が書いてある・・・
やはり『展望台』はこの先だったか〜
あ、ここだ!

『展望台』の標示とともに『この先、ガケになっていて、大変危険です。ガケには絶対に近づかないようにして下さい。』とあった。
なるほど、ガケだ。
三脚をセット!
ラジオからはFC東京の勝利が聞こえてきた。おめでとう!
これもyoutubeを貼りますね。サポーターが喜んでいる感じが伝わってきます。
15:51 このこの雲はとれないだろうが、焼けないかな・・・
富士がこの状態でもこれだけ車がある。
期待したが、焼けはなく、暗くなっただけ。仕方ないね。

急ぎ足で下山し、石和YHへ
今日の夕飯。美味しく頂きました!

この日も20:30にはベッドへ。
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