h23大晦日 杓子山8、鹿留山4
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大掃除ウィークも終わり、いよいよ恒例の(?)年末山行のスタート。前日に○○かいさんと平野で会うことをメールでやりとりして22時にベッドへ。

今年も期待と緊張で熟睡出来なかった気がするが、3時のアラームでぴたっと起きた。朝食を済ませ、出すモノを出し、3:55に出発。
podcastを聴きながら順調に走り、5:30頃道の駅道志でトイレ休憩。ここは標高700m位、外に出ると半端無く寒い!工事中で男子トイレは仮設(画像)だった。道志道にあった温度計は−8℃を標示していた。湖畔はどうなることやら・・・

6:10頃山中湖平野へ到着。セブンで肉まんを買い、気休めだが身体の中を暖めた。その後いつものポイントへ。湖畔ギリギリに3台駐車していたので、その横に停めた。(下の画像参照)上はフリースとユニクロダウン、下はタイツにフリースズボン、そしてカイロで重装備。(下の画像参照2)風が無いのが幸いしているが、それでもしびれるような寒さを感じた。せっかくこの時間に来たのだ。必死で(?)三脚をセットした。

6:16

f11にセット。

15秒
↑↓三脚をセットしているのに平行が取れていない・・・これはキーワード。後で出て来ます。
6:20
6:27 明るくなってきたので、この付近の様子をパチリ。寒いのにみんな頑張るな〜
6:31 トイレ休憩から戻ってきたところでパチリ。到着した頃より車が増えている。右端がtanto
6:33 白鳥が登場!

f11のままだったので、4秒間に白鳥がこれだけ動いたって事か。
今度は手持ちで。
6:40 食うかいさん登場。首から提げているのはフィルムカメラ!
N「また買っちゃったんですか〜」
彼の趣味は中古カメラ収集(?)なのだ。

K「いやね。○年前は9万円だったのが、千円だよ。こいつがオレに買ってくれって言うからさ〜
K「そうそう、そいつ(コンデジ)を貸してくれ」
今回のぞむを激写!
う〜ん、上手いな〜
食うかいさんの気配とシャッター音は聞こえていた。
N「こんなんばっかり撮っていて自分の分はイイんですか〜」
K「イイのイイの」
「こんなん」だけではなかった。ちゃんと富士も撮っていた!
コンデジでぱっと撮っているのに、上手いな〜
左の白鳥なんてサイコー!

それにしてもご自分のフィルムカメラでは撮らなかったのですか?
一方デジイチで撮ったのぞむの分は・・・

6:50頃 N「あ、富士に色が付きましたよ〜」
6:51

実際はもう少し赤味を感じたが・・・
6:53
6:56
6:57

この影が着く感じがイイんだよね〜
K「この後は山なんだろう?何処へ行くんだい?」

N「ええ、石割に登って花の都へ降り、15時頃ダイヤを撮ろうと思ってます。ついては一緒に花の都へ行って、その後食うかいさんの車で神社まで連れて行ってもらえますか」

K「お、また利用しようって訳だな。イイよ〜♪」←このフォントの通りの声の大きさでした。ホント感謝しています。

tantoが先に出発し、2台で花の都へ。

7:35頃公園に到着して、駐車場を探した。開園時間が9時であることは分かっていたが、近くを探してみても停められそうなところは無かった。今日のポイントの第二駐車場には『徒歩で入ることは構いませんが、車での進入はお断りします(だったかな)との標示があった。この付近が大混雑状態であることはネットを見て知っていたが、有料でゲートのある第一駐車場に停めて、そこから歩けってことだろう。

そこで、第二プランの二十曲峠へいく事にした。そこにtantoを置いて、不動の湯から杓子、鹿留と縦走しようって訳だ。
7:45頃峠に到着。3、4台が停まっていた。ゴツイ三脚が並んでおり、東屋で寛いでいるベテランさん達が数人いらした。

大急ぎで山の準備をし、トイレへ。

富士はこの通り、南アルプスもキレイに見えていたが、コンデジではクリアに撮れなかった。

トイレから戻る途中で、ベテランさん達にここ(峠)からダイヤになるかどうかを尋ねてみた。
「今日は無理。ダイヤなら花の都まで降りた方がイイよ。」との返事だった。
食うかいさんの車に乗り、不動の湯へ。ただでさえ無理をお願いしているので、ゲートまでではなく、旅館前で下ろしてもらった。
食うかいさんの三脚にコンデジを置き、富士をバックに記念写真。フラッシュを焚いているが、さすがに写っていない。
私はダ○ポーズだが、サングラスが無いので、ただ腕組みをして、横を向く意味不明のポーズになってしまった。食うかいさんは毎回お茶目だな〜
食うかいさんは帰宅して家族サービスとのこと。それ程時間が無いのに、今回もホントにありがとうございました。
ステッキと念のためクマ鈴をセット。始まったばかりの永さんを聴きながら8:35に出発!

林道歩きなので、どんどん歩くことが出来る。10分程歩いたところで暑くなり、フリースを脱いだ。

途中で山梨ナンバーの軽トラに抜かれた。
9:08 ゲートへ到着。

ゲート手前には先程の軽トラが一台あるだけ。今日、このルートからの登山者はいないのだろうか?
ここから見る富士もイイ感じなんだよね〜
誰も居ない林道をラジオを聴きながら黙々と歩く・・・

※この時間ではないが、大腿骨の骨折で入院していた永さんが11時過ぎに登場(news)していて驚いた。先月の鍋割山では病院からの中継だったが、まさか一ヶ月余りでスタジオ出演とはね。
んん、
うわ〜、エライ事になってるよ!

9月の台風の影響だろうな。すると大ザス峠のグライダーはどうなっているのだろう・・・

レポを作りながらおしのすかいすぽーつくらぶを調べてみると、この事は書かれていない。でも、『4WDで無ければ通行できないスーパー林道』ってここの事だよね。大丈夫なの?
9:46 大ザス峠到着。丁度壮年の夫婦が出発するところだった。彼らも不動湯から歩いたのだろうか。いや、それらしき車は無かったけど・・・
この先は急坂だ。エネルギーを補充しておこう。

アメやソイジョイだけじゃ、パワー出ないよね。
杓子山の頂上に着く頃には雲が出てしまうかもしれない。何よりも太陽の位置が変わってしまう。今のうちにデジイチで撮っておこう。
ここからグライダーで飛び立つ人達はどんな風景を見るのだろう・・・

私は怖くて出来ませんが
南アルプスがズラリ。
赤石や悪沢。
農鳥や間ノ岳
北岳
富士急ハイランドや富士吉田の街並み

10:01 リスタート

最初は直登。しばらくしてジグザグにつけられた道を登る。今回が8回目で、ここは一番キツイが距離は短いと分かっちゃいるが、今回もキツカッタ。
10:27 上が見えた。あと一息!
10:31 頂上へ到着。大ザス峠に書かれたCTの30分丁度だった。

先程大ザス峠で見かけた夫婦がテーブルでブランチの準備をしているところだった。
記念写真をお願いすると、奥さんは「もう少し右に寄ると富士と一緒に写るわ。今度はこちらから撮りましょう。」など合計3枚、アングルを変えて撮ってくれた。
横浜にお住まいのこのご夫婦は鳥居地峠に車を停め、高座山を越えてきたとのことだった。彼らは八ヶ岳や那須岳などのメジャーな山の他にこの付近では三ツ峠や越前岳などは登っているそうだが、ここ杓子山は初めてどのこと。
チャ〜ンス!?すかさず望の富士山の名刺を渡した。
不動湯からのルートや自分がこの後行くコースについて、特にこの先の露岩までは行って欲しいなど色々とアドバイス(エラソーニ)した。この他に富士が見える山でオススメはと聞かれたので、今の季節なら蛾ヶ岳と答えた。
同じテーブルに座らせてもらい、私もラーメンを作り、食べながら山談義で盛り上がった。
ラジオを聞きながらの一人歩きも楽しいが、こうして数分前まで知らなかった人と話ができる時間はホントに楽しい。

おっとデジイチで撮っておこう・・・
11:21←随分話し込んでいたんだな・・・

太陽は上にあり、ちょっと絵にならない。
杓子山からの南アルプスは木々が邪魔をする。うん、やっぱりこの先の露岩の方がイイ。
出発の準備をしている頃、男性が二人登ってきた。彼らに挨拶をするのと同時にリスタート。夫婦も露岩までは行ってみるそうだが、先に行くことにした。(11:24
向こうに見えるのが鹿留山だ。

始めは緩く下る。
この登りを越えれば着くはず・・・
11:40 そうそう、このトラロープの先だ。

夫婦に20分かからない位と伝えたが、大体その通りで着いてほっとした。
オススメの展望は・・・
右下が高座山。
杓子の山頂の向こう側に南アルプスがズラリ。
あれ、北岳を撮るのって何回目だっけ?
先程の夫婦が追いついてきた。「ほら、イイでしょう」・・・これって自慢かな?でも、二人とも喜んでくれたからイイよね。
11:50頃リスタート 緩く登る

※この頃から再びラジオを聴くようになった。
11:57 子ノ神を通過。
ここから先が大木の森だ。
これでサイズが分かりますか?
遠目には「登山道」としか見えないよね。これじゃあ通り過ぎる人が居るよ。新しい山名標を作るなら、分かりやすいものにすればイイのにね。
あれ、以前は・・・
そうそう、h18.5はこんなものだったっけ。
12:25 分岐に戻り、超急坂を下る。
4回目で分かっちゃいるが、毎回緊張する。
この頃ラジオでは月一ゲストの若山弦蔵さんが登場。

 ・「雪が降る/サルバトーレ・アダモ」
 ・「雪のふる町を/ダーク・ダックス」
 ・「明日に架ける橋/サイモンとガーファンクル」
 ・「蛍の光/ペーター・ホフマン」

今回もハートに染みる渋〜い選曲だった。
レポにも書いたが、若山さんの『バックグランドミュージック』が終わったのが一昨年の3月。安住の後はこれを聴くのが楽しみだったんだけどな〜。月一ではなく、毎週の番組で戻ってきて欲しいよ。
さらに岩場を降り
急坂を下る。

この頃、ラジオは久米さんに代わった。
最初のコーナーはゲストコーナーに登場した人達のその後について

うんうん、そういえばこんな人出ていたな〜とつぶやきながら歩いた。
13:15 立ノ塚峠通過
峠の少し先の眺めの良いところで一休み。(画像は鹿留山方面)
残っていたオニギリをパクリ。

後は二十曲を目指すだけだ。まだ13:30、ダイヤにも十分間に合うだろう。
指導標が新しくなっていた。
んん、人の気配・・・
「すいませ〜ん」と声がしたと思ったら、男女3人が駆け抜けていった。

先程の露岩以降誰にも会っていなかったが、まさかこんなところにもトレランのランラーがいるとはね。
一本道だが、ここにも指導標が増えている。
14:07 そうそう、三角点があったんだよね。
クマザサ帯に来たらもうすぐゴールだ。
14:22 tantoが見えた。
東屋にはベテランさんが居たが、頼むのがちょっと恥ずかしく、セルフタイマーで記念写真。。
とりあえず、汗臭いウェアを着替え、忍野を目指すことにした。

もうこの時間になったら花の都は停める所が無いだろう。でも、広い忍野の田園の何処かにカメさんが集まっているところがポイントだろう・・・

車で数分降りると、広場にワンボックスカーが一台停まっており、その前にゴツイ三脚が置かれているのを見つけた。

これは怪しい・・・

車を停め、中にいた壮年の女性に声をかけ、何かあるのか尋ねてみた。

「ここでダイヤになるのよ。

ビンゴ!(心の声ですけど)

しばらくしてダンナさんが戻ってきた。なんと愛知県岡崎から富士を撮りに来ているとのこと。

チャ〜ンス!?すかさず望の富士山の名刺を渡した。
彼らは若い頃はテントを担いで何泊も山中で過ごした強者。まだ林道の開通する前に下から数日かけ、南アルプスを縦走したなどの武勇伝を話してくれた。そして、最近は車に泊まって富士を撮っているとのことだった。
お湯を沸かしてコーヒーを飲み、一休み。
もう一台車がやってきた。彼らの写友さんだった。4人で太陽が富士に近づくのを待った。
15:25

太陽はここにある。
「お、のぞさん、手持ちかい?」

「いや、のぞです」(心の声)

N「いや、三脚は有りますけど、明るいので・・・」

「それは使った方がイイ。平行が取れないし、ファインダーを覗いているだけだと鳥が飛んできたときに気付かないだろう。レリーズを使って全体を見ながら撮る方がイイんだ。」

なるほど!(心の声)

三脚はぶれないように使うくらいしか考えていなかったが、そういうこともあるのか!
(今朝の平野で撮った時は三脚もあったのだが・・・)
15:42
15:44
15:46
15:47
15:47
15:48
沈んだ後に焼けたり、彩雲にならないかと期待していたが、それにはならなかった。でも、雲がバランス良く配置されたキレイなダイヤをゲットできた。これもこちらの岡崎の夫婦のお陰だ。ホントに感謝感謝だ。

その後は河口湖、国道137経由で石和温泉YHへ。(そういえば年末をここで過ごすのは9年連続だ。)

ここのお風呂は温泉でホント暖まるのだ。
食堂のテーブル席が炬燵になり、テレビも新しいものになっていた。

ペアレント頑張りましたね〜
今回も美味しく頂きました〜
食事しながら紅白を最初の20分だけ観た。なるほど、これがウワサのマルマルモリモリか、初めて聴いた。

この日も20:30にベッドへ
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