h23.11.20 高尾山7,小仏城山6
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この日曜日は今年の1月以来、カレンダーにチェックしていた浅間山ダイヤ(正確には一日前)の日だ。数日前から天気予報を毎日見ながらやきもきしていた。金曜時点では土日は雨マークだったが、土曜になって翌日曜日の天気が良くなることが分かり、ウキウキだった。浅間山に16時頃に着くためには遠出は出来ない。我が家から一番近い高尾山に決めるのに時間はかからなかった。ただし、紅葉時期の高尾山は半端無く混むことは間違いない。混雑する前に上に行くためには、いつもの山行と同様に暗いうちに動くしかないだろう。

当日は4時にアラームをセットしていたが、目が覚めた3:45に動き出した。ベランダから外を見るとイマイチの曇り空。天気予報では早朝は曇り、9時頃から晴れマークだったので、急ぐ必要も無い。味噌汁を作り、朝食と洗濯などを済ませるとちゃんと出るものが出た。

5:15頃外へ出ると結構寒い。温かくなるとの予報にウィンドブレーカーだけでイイかと思っていたが、フリースを着ることにした。ザックを自転車に乗せ、いつもの通勤路を走って府中へ。まだ暗い時間に自転車に乗るのは今シーズン初かもしれない。

5:37に府中から高尾山口行きに乗ると予想よりも結構客が多かった。これは新宿方面からの朝帰り客だろう。ちょっと酒臭い人や曰くありげなカップルも居た。

6:16 高尾山口
これは新宿発の始発だったが、7,8人のハイカーが降りた。私と同じく混む前に動こうと考えた人達だろう。
そういえば、暗い時間にここに来るのは7年ぶりだ。
この時はホームページを作る前だったのでぼんやりした記憶だが、国分寺から高尾経由でここに来た。早朝の富士を撮るという目的しか無かった頃だ。たしかその時は殆ど人は居なかったと思う。
先ずはトイレに寄り、一息ついた。そして駅の自販機で缶コーヒーを買い、身体を温めた。
自販機の周囲を探したがゴミ箱が無い。
「ゴミは持ち帰りましょう」の標示に納得。恐らく駅にゴミ箱を設置すると行楽帰りの客がどんどん捨てていくので処理しきれないのだろう。空き缶はザックのポケットに入れて動くことにした。
ケーブルカー乗り場前の巨木は結構色づいていた。まだ薄暗い時間なのでデジイチは出さず、先へ進むことにした。
これは18.11.26に撮影。手前の赤は同じくらいだが、奥の黄色がまだ色づいていない。
どのコースを選ぶか、前日にネットを検索して結構迷った。モミジが多いのは1号路らしいが、舗装道歩きは
まらない。yamarecoで数日前に歩いた人のレポにビビット来て、6号路を選択。ここはh18.8に歩いているのだが、そのときは真夏だったし、殆ど記憶がなかった。

これもチェック!→高尾山公式HP
6:29 登山口 ここでフリースを脱いだ。ステッキは出したが、さすがにクマ鈴は付けなかった。
琵琶瀧水行道』と刻まれた標柱。こんなものあったっけ?5年前の記憶って残ってないな〜
歩き始めてほんの数分で右下に橋を発見した。
近寄ってみた。『岩屋大師』か・・・後で調べよう
高尾山の七不思議
ほぉ〜、弘法大師の伝説がここにもあるのか

岩屋大師からほんの数分でびわ瀧へ

瀧には門があり、『一般の方の立ち入り禁止・修行者の撮影は堅くお断りしますとの標示があった。
h18.8に行った際には修行者が居たが、この日はさすがに誰も居なかった。
この壁は修行者が見えないようにしているのだろう。
ふと足下に蠢く(この漢字スゴイね)何かを発見。
よく見ると巨大ミミズだった!

※ 手は大きさを比較する為のもので、触っていない
一つ目のベンチを過ぎた辺りから段々太い木が目立ってきた。
おいおいイイじゃないか!高尾を甘く見ていたかも。
h18.8のファイルを見返してもこのような画像は出てこない。風景の見方も変わったのかな〜
こうして写真を撮りながらのんびり歩いて居たが、このコースで合計して十人ほどに抜かれた。他の山に比べて軽装の方が殆どだった。それにしても早朝に6号路を歩くという変わり者がこんなにいるとは驚きだ?
7:09 二つ目のベンチ
『粘板岩』と標示があった。
向こうに見える倒木は9月の巨大台風によるものだろう。
この道は沢の脇につけられていて、ずっと沢の音を聞きながら歩いて居た。高尾山公式HPには『夏場に歩くコースとしてお勧め』とあるし、すっかり忘れていたがh18.8にこのコースを選んだのもその為だった。

今回は、沢を見ながらアレを探していた。















やっぱ、沢といえばこれでしょ!沢へ降りられるポイントを探していたのだ。
1/3秒

f5.6

PL使用
沢沿いを歩くことを頭に入れていなかったので、ゴリラは持ってきていなかった。でも、このようにコンデジ用のポケット三脚でセルフタイマーを使えば『自己満足画像』の撮影には十分だ。
上画像の数分後、数m下に良さそうなポイントを発見。今度は沢へ降りられないので、カメラをザックに置いてズームで撮影。
1/3秒

f5.6

PL使用
7:37 ベンチ

ソロ男性二人が休憩中。この前後でソイジョイを囓った。疲れは無かったので、そのまま先へ進んだ。
沢の右側を進む。立派な木々が多く、見上げるのも楽しい。
ぶれてるけど

ここを含め、数回沢にかけられた木橋を渡り、徐々に標高を上げた。
7:53 稲荷山コースと合流

昨日雨が降った割には石の上を通る必要が無いほどに水量が少なかった。
8:01 木段登場!
高尾はこれがあるんだ。キライなんだよね〜
この木段を登り切ったところでこの標示があった。

びわ滝コースは11月30日まで上り一方通行になっている。確かに先程通った道は狭いので、紅葉時期にこれは適切だろう。
さて、この後どうしよう・・・

※『3号路は台風15号の影響で全線通行止め』の標示もあった。
急いで山頂に行く必要も無いか!
昨日調べた際に「薬王院のモミジが見頃」とあったので、混雑覚悟で寄ることにした。

この頃から日が出て来て、遠望が効くようになり、どうにか八王子近辺(?)も見えてきた。

反対(薬王院)側から歩いて来るハイカーと次々に出会った。1号路やケーブルカーから登ってきた人で、このコースを進む人も多いのかな。私と同方向に歩く人は殆どいなかったが
8:23 薬王院へ

一気に人が増えた!
まずは公衆トイレへと・・・

小用を済ませて、ふと気付いた。






おお〜、大展望じゃないか〜
直ぐに分かるスカイツリー!
手前は八王子だろうか。
デジイチでこの付近の紅葉を狙ってみた。PLをかけると嘘っぽい色になる。でも、これが楽しいんだよな〜
  

  
この先でも撮影するだろうからとデジイチを首にかけたまま進むことにした。
平地は良いが、階段になると急に重く感じた。仕方なく左手でカメラを持ちながら歩く羽目に(?)。デジイチの撮影は楽しいが、移動するには重いんだよな〜
この紅葉と鳥居の組み合わせを狙うデジイチオジサン(自分もそうだね)が2,3人居た。
こりゃ〜写欲をそそるよ!。
本社。お参りせずに通過。右側の階段へ
ズボボボボ
スゴイ音が聞こえると思ったら、この方(お坊さん)が通路の落ち葉を吹き飛ばしていた。
ここの黄葉と赤い鳥居の組み合わせもイイね。

(ええ、自己満足です。それが何か?)
もうすぐ山頂
8:55 山頂へ。大勢の人達で賑わっていた。
山頂から富士を探すがやはりムリ。でも、なかなかの雲海が拡がっていた。
  
それよりもこの付近の紅葉がなかなか良かった。
  
勿論、今回も裏高尾へ。階段を降りるときもデジイチが重く、面倒だったが、この先何度も使う機会がありそうだったので、ザックにしまうことはできなかった。
もみじ台へ。名前の割にはそれ程でも無かったが、彩りの良さそうなものを探してみた。

この土留めの道も歩幅があわないので、キライなんだよな〜
でも、道の脇の彩りはステキ!
小仏城山のアンテナが見える。あそこまで行ったら昼飯にしよう!

この頃から気温が上がり、汗が吹き出してきた。袖をまくって進んだ。

この赤もイイね。でも、何の葉っぱ?
倒木ぅ〜
ここをくぐるのは結構大変だった。
ここもイイね〜
9:39 一丁平

夫婦が休んでいた。

ザックを置いて、公衆トイレへ。

スポドリを飲み、ソイジョイをパクリ。
  
ここは人気スポットだと思っていたが、休む人が少ないのは何故だろう・・・


そうか、アソコにいるんだ!
最近出来た一丁平展望広場

今年の3月にここに来て、驚いたのを忘れていた。
雲間から降り注ぐ光がステキだ。相模湾も見えているね。
このダイナミックな雲を見たら山並みが隠れていることなんて小さいことだよね。
富士はこの辺だね。

ここで休憩中に10時になったので、勿論安住を聴き始めた。
ハラも減ってきた。さあ小仏城山でメシだ〜。緩く下って少し登る。
ここを登れば山頂だ〜
あれ、工事中?『この』山頂標との記念写真が定番だったんだけどな〜
h18.11撮影
また、『これ』は最近出来たんだろうな。トーテムポールかな。
まずはスポドリを飲みきった。そこそこお客さんも居たが、空いているテーブルとベンチを見つけることが出来た。
今日も棒ラーメン!
気温が上がり、熱いものでなくても良かったが、それでも美味しかった。
コーヒーを飲むためにカモノハシに余分に入れておいた水をペットボトルへ移した。舗装道に降りるまで小一時間なのだから十分だろう。
食事が済んだら勿論デジイチタイム!
高尾に居た頃よりも空が明るくなっている。傍に居たベテランさんは「何度も来ているけど、これだけ見えるのは久々だ」と話していた。
スカイツリー方面
スカイツリーをズーム
八王子かな
東京湾だよね。
上画像の右側
次は富士、相模湖側へちょこっと移動してみた。
まあこんなもんでしょ
下山前に茶屋の付近の様子をパチリ。大賑わいだった。
下山ルートは小仏峠からバス停の最短コースにした。今日は早めに降りて浅間山へ行かねばならないのだ。
もうデジイチはイイだろう。ザックにしまった。

小仏峠へ向かう途中で続々と登ってくるハイカー、ボーイスカウトの団体に出会った。
高尾もそうだが、ここも人気の山なんだな〜
11:12 小仏峠
相模湖と中央道を前景に富士が見えるポイントなんだよね〜
富士はダメだが、一応撮っておこう
このタヌキも久々だな〜

広場で小学生の団体さんが休憩中だった。
お、ここもイイじゃないの!

再びデジイチタイム!
山の紅葉は今シーズン最後かな〜
その後は薄暗い下り道をどんどん進みむだけだ。特にデジイチを出すような所は無かった。

11:39 舗装道へ。駐車場(?)には十台弱が停まっていた。

ここまで来れば自販機はあるだろう。ペットボトルに入れた水を飲みきった。
11:59 小仏バス停着。
次のバスが12:40であることは既にチェック済みだった。
先に来ていた年配の夫婦が時刻表を見ながら「バスで15分か。歩いたら1時間位かな。さあ、どうしよう。」とつぶやいた。
直前までベンチでpodcastでも聴いて待とうかと思っていたが、この一言で気が変わった。
私は歩きますよ
またか!?
podcastで大竹まことのゴールデンラジオを聴きながら歩いた。舗装道歩きだってこれがあれば苦にならないのだ。この時間は日が射して汗をかくほどだった。
12:18 3月に訪れた『珈琲豆自家焙煎の店ふじだな』へ。常連さんらしき年配の夫婦がご主人夫妻と談話中だった。ぼんやり聴いていたが、この店は固定ファンも多いようだ。

ご主人の「ホットでよろしいですか?」の呼びかけに頷き、ふじだなブレンド(300円)を頂いた。コーヒー通ではないが、普段飲んでいるものよりも遙かに美味しかった。でも、私の数分後に入ってきた年配のチャリダーさんが、アイスコーヒーを注文したのを見て、その手があったかと思ってしまった。情けない・・・

この店を出る時点では少し先のバス停から乗ろうかと思っていたが、少し歩いて気が変わった
そう、アソコにも寄りたくなったのだ!
12:39 『するさしのとうふお店のHP

3月にここで買った木綿豆腐が絶品だったことを思い出したのだ。
しかし、お店に入って気が変わった
前回は売り切れだった名物のおからドーナッツ(350円)が今日は残っていたのだ。
丁度ハラも減ってきたので、店を出てパクリ。甘さ控えめで、あっさりした食感。なるほど、これも美味しい!

丁度バスがやって来たが、ドーナッツを頬張りながら乗るのはみっともない。それにここまで歩いたのだから、駅まで行くことにした。
幼稚園の園庭にあった見事なイチョウ

民家になっていた柿。

うん、歩いて良かった。これも山行の一部だよ。バス一本分遅くなったけど、まだ浅間山には十分間に合うしね。
これがあちこちにあった。何かのイベントだろうか?

ググってみた→八王子いちょうまつりHP
神社に屋台が並んでいた。焼き鳥などのイイ匂いがしていたが立ち寄る時間も気合いも無かった。
13:22 高尾山口駅 ゴール!

数分の待ち時間で新宿行きに乗ることが出来た。さあ浅間山だ!

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