h23.9.24,25 雲取山2
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9月2回目の3連休。先週は富士無し山行だったので、今度こそ山の上で富士を絡めて未明の風景を撮りたかった。なにしろ前回はお正月の足和田山三湖台まで遡るのだ。
22日に出勤したところ、23日に先輩の身内のお通夜が北関東で行われることが分かり、出席すると23日の帰宅は夜になりそうだ。同僚に香典を渡してお願いすることも可能だったが、そんな不義理なことは出来ない。
これで未明の富士を撮るためにtanto移動することも難しくなった。これは山小屋に泊まり、ヘッデン歩きをするしかない!
さあどうしよう・・・幾つか考えた中から昨年GWに訪れた雲取を再訪することにした。
画像は6:49に撮影 あの時は小屋から山頂までの道が凍結していて、アイゼン無しで早朝の富士を撮ることが出来なかった。無雪期の9月なら小屋から山頂まで30分。楽勝で辿り着けるだろう。 先月の南アルプスで泊まった小屋から富士を見るには登り3時間以上必要で未明に撮るのは無理だった。 |
台風15号の影響がどうなっているか心配だったが雲取山荘HPをチェックして、登山道に問題ないことを確認し、安心できた。実は南アルプスも考えたのだが、バスが運休だったのだ。
23日の午前中に一泊山行の準備をほぼ済ませ、礼服を着て北関東へ。予想通り帰宅は20時半過ぎになった。なんだかんだでベッドへ向かったのは23時少し前になってしまった。
24日は3時のアラーム一発で起きた。トイレ(小)を済ませ、ザックを担いで1階へ降りようとした
・・・
重い
今回は先月の南アルプスで諦めたデジイチを入れている。でも、これ無しではこの山行の意味がない!結局ゴリラと厚手の替えシャツを諦めた。これでも重いが、今度行くルートは長いだけでキビシイ所は無い。なんとかなるだろう。
とにかく朝ご飯を食べ、出すモノを出し、外へ。台風が過ぎて空気が入れ替わったようで、朝は結構涼しい。駅までは3枚の重ね着だ。5:08の中央線で立川へ。乗り換えると奥多摩行きだ。さすがに奥多摩駅到着が先週より30分弱早いため、やや空いていたが、それでも車内の殆どがハイカーだった。これは青梅乗り換えが無いため安心して爆睡!
6:51奥多摩駅到着 駅のポストへ登山届けを提出し、小走りに鴨沢行きへ乗り込んだ。昨年GWと違い、座り席はほぼ埋まった位で出発した。 | |
一つ前に座っていた若者はゴツイEOSを構え、あちこちで撮っていた。私もつられてドラム缶橋をパチリ。ここを渡って三頭山に行くこともチャレンジしてみたい。 | |
7:29 鴨沢バス停 すばらしい快晴だ!まずは日焼け止めを塗った。秋だと思って油断してはいけない。 前回はここのトイレでウ○コ行列に並び、出発が遅くなったが、今日は小だけを済ませ、さくっと出発!(7:40頃) |
始めは民家の脇を歩く。2回目だから様子が分かって楽ちんだ。 同じバスに乗っていた若者2人に抜かれたのはともかく、少し前の山ガールはテン泊装備なのに、追いつけない。相変わらずのカメだな〜 |
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駐車場はこれ位。今日の天気ならすぐにあふれるだろう | |||
8:11 ここらから登山道へ | |||
そういえば前回も永さんを聴きながら歩いていたっけ。 | |||
8:38 廃屋 親子連れがオニギリを食べていた。 日当たりが良いが、時折吹く風はすっかり秋だ。キモチイイ〜!! |
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9:23 左手に水場を見て十mほどでここへ。
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9:53 堂所 この近辺から続々と降りてくるハイカーと会うようになった。彼らは小屋泊まりなのだろう。イイ天気なのにもう降りちゃうなんて勿体ないな〜 とこの時は思っていた。 |
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ラジオから富士山初冠雪のニュースが聞こえてきた!NHKニュース
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10:16 お、ここは!
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ありゃ〜 気温が上がりすぎたのだろうか。 |
とにかく七ツ石山でランチにしよう | |
10:43 分岐を右折 | |
10:56 七ツ石小屋 前回は通過したが、なんとなく立ち寄ってみた。 |
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この広場では多くの人達が休憩中。小屋のラーメンやカレーを食べている人も居た。 100円を払い、トイレを借りたが・・・オイニーがきつかった。 |
これなら山頂に行っても富士は無理だろう |
水場を尋ねたところ、流し場の水を使って良いとのこと。カモノハシにラーメン用+αを汲んだ。 | |||
11:14 昨年はこの分岐を右上へ行き、山頂を目指したが、今年は直進し、ブナ坂への巻き道へ | |||
さすがは巻き道。単調だが楽ちんだった。 | |||
11:44 メインルートに合流 この先は眺めが良いことは分かっていた。後はランチに良さそうなポイントを探して進んだ。 |
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枯れたマルバタケブキが沢山あった。もう一ヶ月早ければね。 | |||
軽量化のためにこれを買った。今日はそのデビュー戦だ。
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通りがかった若いカップルにシャッターをお願いした。 「ブログに載せるんですね?」 N「あ、わかります〜?」 |
13:16 昼食後ヨモギの頭へ登る。先程捲いた七つ石が見える。 ラジオが久米さんに変わった。今日のメールテーマは『あなたの職場に気になる異性はいますか』だった。 その中で、最近番組のアシスタントに加わったカワイイ女子大生を呼ぶときに声のトーンが変わる様子がホントおかしかった。久米さんはこの日も絶好調だった。 |
小雲取への尾根道を進む。前回は気付かなかった大木をパチリ。
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この小雲取への登りがしんどいんだよね〜 昨年GWもそうだったが、ここは若者が多い。画像に小さく写っている男女4人組も大学生風だった。若者は体力がある。ガンガン登っていった。 |
13:46 小雲取の山頂に辿り着いた頃には周りは真っ白! | |||
こりゃダメだと思いつつ先へ | |||
避難小屋が見えてきた。 | |||
避難小屋から今歩いて来た道を見下ろす。真っ白だ・・・嗚呼 小屋にあった温度計は14℃を指していた。止まると寒くなるので先へ。 |
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14:15 山頂へ 先客は十人弱だったが、入れ替わり立ち替わり山名標と記念写真を撮っていた。
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とりあえずラガーシャツを着て、富士はともかく周りの山々が少しでも見えないか粘ってみた。 することもないので、テルモスでお湯を沸かし、コーヒーブレイク 上の埼玉県の山名標の脇にあるボロイ東京都のものと一緒にパチリ |
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山荘を目指している途中に『富田仙人レリーフ 10m下』の標示を見つけ、寄ってみた。
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おいおい、この辺はぐちゃぐちゃだよ。 | |||
15:21 雲取山荘へ 肌寒い位の気温だったが、小屋前のベンチでは缶ビールで宴会する人達が盛り上がっていた。 今回は朝食をとらないので、6500円なり。 |
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昨年はたしか1階だったが、今年は2階の4-2へ案内された。3人分のザックが置かれていた。この時間は誰も居なかったので、汗をかいたウェアを着替え、大急ぎでタイツを脱ぎ、ジャージに履き替えた。 | |||
左画像の若い2人の山岳救助隊員と話をした。「登山届けを出してさえくれれば、そのコースの周辺を一生懸命探すのですが、遭難される方は出さない方が多いのです。」とのことだった。 こんなサイトを見つけた→教えて!お仕事 |
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ここの夕食はまあまあ美味しいのだが、それ以上の感想は無いかな・・・ |
3:30頃 小屋前のベンチで昨日と同様に棒ラーメン(元々2食入り)の朝食! 画像からも真っ白な状態がわかるだろうか 天気が良ければ早めに山頂に行こうと思っていたが、このガスなら慌てても仕方ない。 それに・・・ |
4:25 スタッフの皆さんに挨拶して出発! 私の数m後ろを男女数人のグループがついてきた。顔は見えないが、声の感じから若者風だった。 |
4:55 ぴったり30分で到着。 嗚呼真っ白だ・・・ |
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若者グループは多分避難小屋へ。私は意地になり、ダウンを着て、ここに居座ることにした。再びお湯を沸かし、今度はモーニングコーヒー 数分後に山荘から登ってきた夫婦にお願いして証拠写真。 奥さん「はっきり写ってませんよ」 N「いえ、この方が雰囲気がでますから」 |
5:19 画像右は蒸気の夫婦。左のオレンジ色のシャツは埼玉県山岳警備の方だろう。声をかけようと思ったが、昨日と同じ方ではなかった。 相変わらずガスガスだが、この通り大分明るくなった。 |
5:37 この月の下側のガスがとれて、手前の木々が見えてきた。期待してイイかも |
これは北西側。 青とオレンジのグラデーションが美しい。 |
これは西側。 おお、雲に色がついてきた〜 |
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上画像の山並みをトリミングしてみた。下のように奥秩父方面だろう。 右に見えるのが甲武信ではないか・・・ |
5:46 日の出と言うにはちょっと遅いが、待った甲斐があったというものだ。 |
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5:55 これくらいまで太陽が昇った頃には青空が拡がってきた。 下山中にはクリアな山並みが見えるだろう。 |
山頂には続々とハイカーが登ってきた。 その中の一人、テント装備を担いだ若者と話した。彼は奥多摩駅から歩き、このあとは飛竜方面へ行くとのこと。スゴイ行動力だな〜。 彼のゴツイデジイチで標柱との記念撮影を撮った後、私の分もお願いした。 |
6:05 下山開始。このように青空が見え始めていた。ブナ坂付近では富士も見えるんじゃないかな・・・ 途中で、5,6人のハイカーと出会った軽装の人も多かったので、奥多摩小屋付近でテン泊の方だろうと想像できる。 この時間の山歩きはサイコーだ。これは山に泊まらないと味わえないよね。 |
この雲の様子が何とも言えずステキだ。 (上画像の木漏れ日をデジイチで撮ったが、イマイチだった。その時にせっかく出したデジイチで周りを撮ってみたという訳。) |
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避難小屋を見上げる。 |
小雲取から急坂を下りる。 あれれ、またガスって来た・・・ |
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ヨモギの頭につく頃には再び青空が拡がっていた。 | |
7:03 奥多摩小屋 小腹が空いたので、パンを食べた。 そうだよ。朝飯から3時間以上立っているのだ。 |
雲の表情がステキだ これで山々が見えたらサイコーなんだけどな〜 |
7:19 あれれまたガスって来た | |||
7:35 昨日と同じ分岐 晴れていたら七ツ石、あわよくば鷹ノ巣へ登ろうと思っていたが、このガスじゃあ仕方ない。明日からの仕事もあるので、『鴨沢』の方向へ進むことにした。 |
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ガスガスの中、向こう側から歩いてくるハイカーと出会った。彼もこのガスで七ツ石を捲いたのだろう。
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ガスガスだが、大木を撮るのは楽しい | |||
8:05 あれ、行きにこんな道を通ったっけ・・・ |
8:07 『落石事故あり』ってか〜 アブナイ道なら向こう側の指導標にも書いておこうよ。 近くには『鴨沢バス停110分』の標示があった。 この分岐から数分先に行きに通った七ツ石(小屋)の分岐があった。 |
8:25 お、ここは! 昨日10:16に辿り着いた富士見ポイントだ。 |
大きい画像を貼ってみたが、勿論富士は見えな〜い |
8:48 堂所を通過。 一緒に歩いているものの、ヨーロッパを旅行して、トレッキングをした話などをしていた彼ら二人の会話に入っていけなかった。 そのうちの一人とは昨晩部屋で、秩父からの雲取へのコースの話などを興味深く聞いたのだが・・・ ストレスを感じながら歩くのは良くない。何処かで別行動をする旨を切り出す気になっていた。 |
何故こんなに食欲があるのか分からないが、パンやカロリーメイトでは我慢できなかったのだ。元々2日目の昼の分まで棒ラーメンを用意しておいた。今度はカレー味だ。 平日は5時半頃に朝ご飯を食べ、12時半頃が昼食だ。今朝は3時半に食べているので、歩いた分もあわせて丁度良いだろう。(昨日の登りは正午頃食べている) |
チャリンカー発見! と言ってもこの画像でたしか4,5人目。他は撮れなかった。それだけこのルートは傾斜が緩いって事だよね。 |
明るい曇りに変わってきた。 |
10:18 舗装道へ これなら十分に10:52のバスに間に合うってもんだね。 鴨沢の集落(?)に着き、クマ鈴とステッキをしまった。 下からはテント装備を担いだ男女のグループ。多分大学生だろう。これから登るのかな〜 |
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10:43 バス停へ。先客は5,6人。そういえば先程ブランチの時に見かけた人も混じっていた。 |
こうやって降りてくると晴れてるんだよね〜 |
入り口の前で係員が整理券を配っていた。 順番待ち用の丸木椅子に腰掛け、ノンビリ・・・ |
風呂に入っているときはビールの付け合わせは枝豆や冷や奴と思っていたが、レジの順番を待つ間、テーブル席で食事している方が美味そうに食べていた丼ものにつられ、ついつい豚キムチビビンバを注文してしまった。 今日の歩き方に対してはカロリーオーバーだが、まあ良しとしよう! |