h23元日 烏帽子岳4、三方分山5
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3:00起床。同部屋の人を起こさないようにそっと廊下へ。

石和YHのペアレントは今日も笑顔で見送ってくれた。

空を見上げると☆☆☆これは期待できそうだ。

20号のすき屋で納豆定食とサラダを注文。ここ数年何回も年始にここを使っているが、今回若者が大騒ぎしていた。

358号(精進湖ライン)を南下。5時過ぎに本栖湖に到着。毎年のことだが、元日はどんどん車が入ってくる。目の前を観光バスが通り過ぎた。今回もここの公衆トイレで個室へ。中で座っていると外が騒がしくなってきて、隣の個室に人が入った。ほんの数分で待たされるところだった。年が改まって最初のラッキーかも?

本栖湖の駐車場へtantoを停めて、準備にとりかかったが、風が強くとても寒い。テルモスに昨晩入れてもらったお湯をコッフェルに移し、アツアツにしてからドリップコーヒーを装填!・・・する筈だったが、イマイチ熱くなってない。アレ?

なんだかんだで結局準備に20分強かかってしまった。今回はh19の年末は歩いている途中で色が変わる時間になってしまったのだ。このミスを繰り返さないようにその時よりも一時間早く起きたのだが、これじゃあ意味がない。ちょっと焦っていた。

5:28 出発!
ラジオをつけると堀尾さんの声が聞こえてきた。元日なのに、やってるんだ〜
←これはh19に撮影。

(証拠画像を撮る暇なんて無かった)

携帯メモする時間も勿体なく急いだ。
3年ぶりに歩く道だが、ここは東海自然歩道の一部になっており、とても歩き易い。結構早足でも大丈夫だった。あっという間にかっかしてきた。









あれ、




色が変わり始めた!

もう少しで山頂に着くことは予想できたが、この瞬間を撮らないと後悔する。大急ぎでデジイチを出し、三脚をセットした。
6:19

f11

三日月が小さく写っている。

枝越しだが、色の変わる時間に撮れて良かったかな。
撮影途中にソロの男性が追いついてきた。3年前は誰も登ってこなかったが、さすがに今日は元日だ。初日の出を撮ろうとする人が居てもおかしくないな。

じっとしていたら一気に冷えて半端無く寒くなってきた。

頂上まではもう数分の筈。デジイチはザックに戻したが、三脚を担いだまま早足でリスタート!
6:25 山頂に到着。大急ぎでダウンを着込んだ。

←6:31 f11

山頂の様子。

先に到着していたソロの若い男性に声をかけた。ここには初めて来たとのことだった。

この頃に小学校低学年位の男の子と女の子を連れた親子連れがたどり着いた。話の様子からお母さんが山好きで他の3人を連れてきた感じだった。
N「ほら、向こう側の木々の間から南アルプスが見えてますよ。これは紅く染まりそうですよ〜」と彼やお母さんにも教えた。
6:53

悪沢
北岳
鳳凰
合計6人で初日の出を待った。風が吹くとすんごく寒かった。一番内側にはヒートテック。ダウンを着込んでいても痺れるような寒さだった。
6:57

f11
富士の左側を見ると飛行機雲が輝いていた。

向こう側の精進湖やパノラマ台はスゴイ人だろな。
7:01

f8

そろそろだぁ〜
7:02

f8




7:02

f16
7:03

f22
7:04

f13
7:06

f16
これはh19の年末に撮影したもの(ポジ)。
今回は始めからこのススキが輝く感じを狙ってみた。ベルビアのような色は出ていないがまあまあイメージ通りに撮れたかな。
日の出は終わり、親子連れは下山していった。
残っているソロの彼に写真を頼んだ。今年もこうして富士をバックに記念撮影を何回撮れるかな。
さて、ブランチに用意しておいたこれを食べることにしよう。ここからパノラマ台までは楽勝だが、三方分山への登りが結構キツイのだ。エネルギーを補充しておこう。

今度はコッフェルに水を入れ、お湯を沸かした。

お湯が沸くまでの間に携帯で初日の出を添付して、新年の挨拶をメールした。ここ烏帽子岳はバッチリアンテナが立つのだ。

・・・

それにしてもお湯が沸かないな。

あ、そうか!火が消えたんだ。

今度はアンテナの影にコッフェルを移動させて、もう一度点火!






あれ、










ガス切れだ!

うわっちゃ〜、新年早々なにやってるんだ〜!

具は諦めてほんのちょっと暖かくなったお湯(ぬるま湯)をテルモスに注ぎ、粉のカフェオレを入れた。

この後どうするか、しばらく悩んだ。

とりあえずチョコやこれこれはあるので、一気に三方分山まで行き、下山して栗林先生の喫茶店でランチにするか。

・・・






無理をしてもしょうがない!一旦下山して、コンビニでおにぎりを買おう。

空きっ腹で頑張ってもご褒美が無いんじゃ仕方ない。
8:05 下山開始
下山途中で年配の夫婦に上の様子を尋ねられた。ここは初日の出ポイントとしてお勧めだということ、明日(1月2日)も撮れる筈だと伝えた。
木々の向こうには真っ青な本栖湖と真っ白な南アルプス。

デジイチを出そうか一瞬迷ったが、三方分の上まで行けば撮れる筈なので、ここではコンデジ撮影のみにして、先を急いだ。
8:35 舗装道(国道300)へ

トンネル側からひっきりなしに車が通る。きっと本栖湖で初日の出を撮った人も多く含まれているのだろう。
8:45 tantoへ

目の前に富士がドカ〜ンと見え、太陽が暖かく、ヒートテックを脱ぎたい衝動に駆られる程だった。
駐車場から正面に竜ヶ岳の登山道が見える。

去年の1月2日一昨年の元日はあそこを歩いたな〜
さて、tantoで精進湖を目指すとするか。

国道を走っている間は太陽が輝いて、車内では薄着になっていた位だったが、精進湖の湖畔道路を曲がる頃から、なんだか雲行きが怪しくなってきた。
tantoを降りた時からなんだか肌寒い。

このコンビニでオニギリを4個買い、すぐに1個を食べ、リスタート。
9:12 湖畔の駐車場に到着。
9:14
う〜ん、この雲がどうなるのか・・・
9:17 出発!
9:30 この茅葺き屋根を越えると山道
9:49 旧鎌倉往還の峠道。何度も登っているが、傾斜が緩く歩き易い。
10:17 女坂峠
毎回撮っているが、今回も首無し地蔵をパチリ
距離的にはここで2/3ってことだよね。
この峠は風の通り道になっており、半端無く寒い。少し進んだ樹林帯でザックを置き、一休み。オニギリを1個食べ、温いカフェオレを飲み、リスタート。
10:29 そうそう、ここはロープが張ってあるんだ。この先は断崖なんだ。

この付近で上から降りてくるソロのハイカーと出会った。アイゼンが必要かどうか、確認したところ、少し凍っているところもあるが、気をつければ大丈夫との答えだった。
この辺からは急登!

でも、そろそろ富士見ポイントだったはず。
木々の間から辛うじて見えたのは何処だったかな・・・
この不思議な形の木が目印。


晴れていればこんな感じ(h21.11
ここも風が強く、デジイチを出す余裕は無く、コンデジの撮影のみ。丁度富士を撮っているときに年配の夫婦が降りてきた。早朝に登ってきた人達が下山してくる時間なのだろう。この時間はとにかく風が強く、ただひたすら先へ進んだ。
10:54 そうそう、山頂が近くなるとスズダケが生い茂ってくるんだよ。

少しだけ雪はあったが、殆ど気にならない位の量だった。
11:01 山頂に到着。

ここまでに5人位の下山してく人達と出会ったので、ここにも誰か居るだろうと思ったが、予想に反して誰も居なかった。ダウンをウェアの内側に着て一休み。
う〜ん、やっぱりぃ(泣)
せっかくデジイチを担いで来たのだ。悔しいから麓を撮ってみよう。

集落?                                 鉛色の湖面
 
ここからの眺めはなかなか気に入っているんだけどな〜 → h21.11h19年末のレポをご覧下さい。

音が無いと寂しいので、ラジオを適当に付けた。元日なので、土曜のいつもの番組はやっておらず、なんだか集中して聴ける番組は無かった。ハラもへってきたので、オニギリタイムにした。
ボンヤリしていると背後で人の気配。デカイザックを背負ったニット帽の若者だった。
彼の分の記念撮影を申し出て、自分の分もお願いした。
N「パノラマ台側から登ってきたのですか?雪はありましたか?」この後のコース状況を知りたかった。

彼の返事は全く違ったものだった。

「いえ、蛾ヶ岳から来たので、ちょっと有りましたよ。」

N「ええ、すご〜い!一昨年の3月歩きましたが、結構距離がありますよね。昨晩は水明荘ですか?」

「いえ、蛾ヶ岳にテントを貼りました。もうスゴイ寒かったです。」

N「うわ〜、すご〜い。私は去年の元日あそこで初日の出を見たのですが、今日も良かったんじゃないですか?」

「ええ、朝はキレイでした。でも、さっきから冷たい風が吹いて、雪が降ってきそうな感じですね。」

彼の一言で、決意した。

ピストンにしよう!

天気が良ければここ(山頂)から西側の稜線は左に富士、右に南アルプスを見ながら歩けるのだが、今日はもう無理だろう。彼の言うように雪が舞ってきたらシャレにならない。

11:29 あまりに寒いので、ダウンを着たまま下山開始。
11:51 相変わらず寒いので、このまま下まで行こうと思っていたが、この大岩の付近でデジイチを出すことにした。
木々の間から山々が見えている。






金峰山

望遠レンズには五丈岩がはっきり見えている。
その右側・・・大菩薩付近かな〜
12:08

10:29に通ったポイントへ戻ってきた。
んん、





金峰山がこの辺からも見える。
山頂の西側の展望ばかりが気になっていたが、女坂峠から少し上にこれだけ見える所があったとはね。失意のピストンだったが、新たな発見もあってラッキーだったかな。
12:15 女坂峠

暑くなったらダウンを脱ごうと思ったが、普通(?)のスピードで歩けば、脱ぐ必要は感じなかったので、そのまま進んだ。
12:37 堰堤

12:48集落へ。クマ鈴を外し、ステッキをしまった。
12:56 そういえばこの『小林商店』って・・・

『中道往還に面した店舗件住宅・・・住宅部分は明治時代に建造・・・平成15年までは営業していた』との案内表示があった。
店内の様子。この招き猫がイイね。
そうだ、h19年末以来久々に精進の大杉を見に行こう。
コンデジをミニ三脚にセットし、セルフタイマーをつけてダッシュ!

どうですか?この木がどれくらいデカイかよくわかるでしょう?
アングルを変えて

新年早々何やってるんだか・・・
湖畔道路に戻った。

あれ、山頂にいた頃よりも富士が見えてきたじゃないか。
13:17 tantoへ。とりあえずウェアを着替えた。
栗林先生の喫茶店へ

4,5人のお客さんが和んでいた。
オニギリだけでは足りなかったので、スパゲッティの定食(サラダ、コーヒー、デザート)を注文。

美味しく頂きました!
先生と奥様に昨日、今朝撮った画像を見てもらうなどしたが、この日は入れ替わり立ち替わりお客さんがやってきて、先生と年始の挨拶を交わしていたので、この日はあまり話すことが出来なかった。
14:37
ひょっとして傘にならないか・・・
tantoに戻り、天皇杯を聴きながら雲の動きを観察















15:15
雲の動きに変化はない。これは待ってもドラマは無いだろう。そういえば、h18年末h21元日なども空振りだったのだ。

明るい内にアレを買おう。

精進湖ラインを北上。そこそこ交通量があった。

運転しながら見えていた山々を撮りたい衝動に駆られた。何処か停められる所はないか・・・
15:37 甲府市右左口地図ちなみに『うばくち』と読みます。読めますか?

tantoを停め、デジイチだけ持って外へ。
ね、イイでしょ!
鳳凰の尖りが見える。
八ヶ岳
満足して先へ。

アレは何処で買えるだろうか・・・20号沿いのアソコなら売っているかな。

アソコは何度も看板を目にしているんだけど、何処だったっけ?

そこそこ混雑した20号を右側に注意しながら、進んだ。





あった!



ドンキホーテ石和店を発見。ここなら、お正月も関係なく営業しているだろうし、アレ・・・ガスカートリッジも売っているだろう・

結構混雑していたし、そもそも何処で何を売っているのかスゴク探しにくい。また、聞こうと思っても店員がなかなか見つからない。これらは府中や三鷹のドンキホーテと同様なので、きっと営業方針なのだろうが、めんどくさい。

ようやく店員を見つけ、アウトドアコーナーでガスを発見。バーナーがIWATANIなので、黄色いIWATANI製品を探したが、これしかうっていなかった。まあ何とかなるだろう。

念のため、駐車場で試してみたところ、バッチリOK!

カフェオレを温め直し、美味しく飲む事が出来た。
んん





16:34
16:39
う〜ん、これって平成23年の初焼けじゃないの?こんな市街地ではなく、何処かもっと展望の良いところに居れば良かったかな〜

今朝のように慌てない為に、すぐに山歩きが出来るように準備をしておいた。

このドンキからYHは十数分で到着。お風呂では春日部と群馬から来た人と話した。武田神社はかなり混雑していたとのこと。
夕飯の席では昨日と同じ神戸から来た女性と話した。今朝は初日の出がキレイだったことを話すと、ゆっくり寝ていたので、見ていないとのこと。人の価値観はそれぞれだ・・・

テレビでは上高下からの初日の出を放送していた。(youtube

※mixiをチェックしたところ、サイトウさんはパール富士とダイヤ富士を両方ゲットしていたようだ。(レポ
クリアな空に初日の出をゲットして、幸先良く始まった平成23年だったが、その直後にガス切れ、頑張って登った三方分ではガスガス・・・とプラスマイナス0の元日だったかな。

さて、明日はどうだろう。この日も20時過ぎにベッドへ。

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