h22 大晦日 山中湖、今倉山6
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26日から始めた大掃除は30日までかかった。例年やっている個所の他に、十年ぶりに手をつけた本棚やタンスのが一番時間がかかった。

どうにか30日の夕方から山の準備にとりかかり、23時にベッドへ

アラームは3時に鳴ったが、ぐずぐずして、ベッドを出たのは3:20になってしまった。それでも納豆ご飯を食べ、掲示板に『安全第一』を宣言して、とりあえず出すモノを出してから4:15頃出発

都内も橋本周辺もすんなり流れ道志道へ。

眠い・・・

途中のコンビニや道の駅で少し寝ようかと余程思ったが、せっかく頑張って早起きしたのだから紅富士タイムに間に合わせたい。缶コーヒーを飲み、とメントール系の飴をなめ、窓を少し開けて冷たい空気を入れて頑張った。

きつかった〜

30日に東京で降った雨は予想通りこの付近では雪になったようで、道の駅どうし付近では道の両脇は白くなっていた。

6:25頃平野へ到着。とりあえずいつものポイントへ。

よっしゃ〜!キレイに見えているぞお〜

念のためにゴム長靴も持ってきたが、履くほどではなかった。とりあえず三脚をセットしてからトイレへ


6:35 公衆トイレの前から
雪はこの程度

タントへ戻り、椅子と膝掛けを持ってきた。結構風が強く、半端無く寒い!!
6:40

f11

風があり、逆さにはならなかった。
6:52

そろそろ日の出の時間だ。背中側が明るくなってきた。
7:06

スポットライト!
光のラインが走る感じが好きだ。
7:09

カモのグループが光のラインの上に乗った。

スゴイ風!!

結局この日は紅富士にはならなかった。難しい・・・

私の後ろ数m先で大判カメラを構えていたベテランさんが、カメラを片付けだしたところで、
「私が撮っているところを撮って下さい」とお願いした。
tantoを置いた付近の様子。

到着した頃は車がもっと多かったと思う。この日は紅富士にならず、さっさと引き上げた人も多かったのかな。
セブンで肉まんを買い、tantoで食べながら行き先を検討・・・
今回の年末年始の山行は直前まで日中は大掃除にはまっていたし、夜はレポを作っていたので、新しい山に挑戦する為の下調べが出来なかった。そこで、この日は平野で紅富士チャレンジをした後はこの付近で、よく知っている山に登ろうと思っていた。

さて、どうしよう・・・

ほんの数分で行き先は決まった。

来てみて天気が悪くなりそうなら、石割から大平山をさくっと歩くのもイイかと思っていたが、このピーカンなら赤岩からの大展望をゲット出来るだろう。石和とは逆方向になってしまうが、2月のリベンジをしたい。あの時は今倉山に登り始めた頃から急に悪くなった天気に敗退しているのだ。
8:20頃に道坂トンネルへ。2月は登山準備を始めていた頃に4,5人のグループがやってきたが、この日は誰もやってこなかった。

8:47 出発!

登り始めは日陰で結構寒かった。
9:03 御正体との分岐へ

ここからは日も射して、暖かく感じるようになった。
9:09 この付近は雪も溶けている
お、赤石や悪沢がクリアーだ!

デジイチを出したい衝動もあったが、この先でもっと見えるポイントがあることを分かっていたいので、ここではコンデジで撮るだけにした。

2月はこんな感じ(デジイチ)

9:30 ザックを下ろし、テルモスのコーヒーでブレイク。

今度はデジイチを出そう!
ここでようやく頭が見えてくるのだ。
あの特徴的なダイヤ形の雪は・・・
笊ヶ岳!
もう何度も歩いているが、この付近のブナの大木は何度も撮ってしまう。
んん、ちょっとイヤな雲!

2月の繰り返しにならないとイイが・・・
10:11 今倉山山頂

ここは特に展望があるわけでも無いので、記念撮影もせずに通過。
10:16 そうだよ。思い出した。

2月はこの一旦緩く下ってから、次の御座入山(今倉山西峰)への急登が凍っていて、苦戦したんだよ。
アイゼンは3月の七面山以来だ。
アイゼンを付けたことは多分正解。ストレスなく歩くことが出来た。
10:38 御座入山
あれ・・・伐採されている!
今まではこの付近は樹木で展望が無かったので、少し先の露岩まで一気に歩いていたが、この展望を前にしてデジイチを出さずにはいられなかった。
金峰山と国師
大菩薩
雲取
調子に乗って十数枚とったが、きりがないので、載せるのはこれ位にしておく。

この付近が伐採されていたのはラッキーだったが、富士が良く見えるのはこの先なのだ。
10:52 先程は雲が出て来てしまったが、富士は見えるだろうか・・・


















え、出し惜しみするなって。いやまあ、













イイ雲じゃないの〜

新幹線に見えません?
笊!
赤石と悪沢
農鳥と間ノ岳
北岳
甲斐駒
八ヶ岳
ここからこんなに眺めがイイのは5年前に初めて来たとき以来かも。雄大な展望を楽しみながら○○パン(忘れた)を食べ、うっとり・・・

出発前にもう一回富士を撮影。
11:00
ここで大展望なら赤岩で超大展望が得られるのではないか。
11:05 赤岩へ向けてGO!
11:18 西ヶ原
この付近はこうして雪があるが
この付近からは枯れ葉道になったので、アイゼンを外した。
ここを登れば・・・

11:41 赤岩に到着
とりあえずダウンを着て、コッフェルに水を入れ、お湯を沸かしてと・・・
お湯が沸くまでにデジイチタイムだ!









またまた思わせぶりな改行ですね








では、
11:50
正午近いこの時間でクリアーな富士を見ることができ、ラッキーだ。
でも、この時間は富士を撮るよりもここからの360°の大展望を楽しみたい。
ほら、この通り!
三ツ峠の右側に鳳凰

(北岳は三ツ峠に隠れている)
大菩薩

手前は高川山だよね
扇山や扇山だと思う
そしてこの方向は・・・
あ、見えた!

分かりますか?

手前左の山の山頂の上に








スカイツリー

実はこれを狙ったものがあと5,6枚ある。肉眼で見えても望遠レンズで狙うのは難しかった。
ミニ三脚にセルフタイマーで

こんな超大展望を独り占めしてイイのだろうか。幸せだが、その一方で誰かと山座同定を楽しみたい気もした。
もう一回デジイチタイム
雲の影がなんともイイ感じだ。
西側から時計回りにぐるっと
手前は今月初旬に歩いた高川山
ぽっかり浮かんだ雲がステキだ。

左隅が悪沢など
左下に八ヶ岳、右下に大菩薩
奥多摩の山々

だと思う
右隅が今倉山
丹沢の山々

山名盤によると檜洞丸も見えている筈だが、どれだろう
12:46 下山開始

一昨年以来行っていない道志二十六夜山に行くのも楽しいかなと迷ったが、15:30頃に忍野で今年最後のダイヤを撮れる筈だ。2月に歩いた沢沿いの道を通って戻ることにした。

先程の道を戻る。十分弱だけアイゼンを履いた。
13:03 西ヶ原

ここを右折
そうそう、ここにロープ場があるんだっけ・・・
ここを越えれば後は楽勝だ!






と油断した。
霜柱ぁ〜〜〜!

ちょっと泥が付いたかな
その後は2月に通った道だ。

時々ある『登山道』の指導標で確認しながら進んだ。

結構暖かく、スポドリが美味しい気温だった。
ちょっと荒れた所もある。

2月よりも凍っていないので、楽だと思っていたが、足を滑らせてこけてしまった。油断大敵だ・・・
順調に進んでいたつもりだったが













13:56

どう見ても道じゃないぞ!
とりあえず、スポドリを飲んで頭を整理した。

そうだよ。さっきの『登山道』の通りに進んだけど、2月に通った記憶が無かったんだよ。

ピンクのテープが付いていたから正しいと思っていたが、何だか変だなと思っていたんだよ。後で考えればあのピンクのテープは林業の方が作業するときの目印だったようだ。

迷ったときは分かるところまで戻れ!

せっかく下ってきた悪路を登り返した。
14:22 先程はこの指導標の通りに進んだのだ。
上画像の90°右側にロープがあり、それも気になっていたのだ。

結局こちらが正しい方向だった。
だとすると上の『登山道』は何だったのか?

まさか誰かがイタズラして向きを変えたの?
その後はわずかにアップダウンはあるが、ほぼ分かりやすい登山道を進む。
14:33 林道が見えた。

2月と同様に日陰はアイスバーンになっていた。二十六夜山まで行くと、戻ってくるのが結構大変だったろう。
14:40 道坂トンネルへ。

大急ぎで汗びっしょりのウェアを着替えた。
早くしないとダイヤに間に合わない!

先程の道間違いが無ければ余裕で間に合う筈だったのにな〜

急いだものの15:20頃長池の駐車場で三脚を立てた人達を見て、忍野へ行くのを止めてここで撮ることにした。出発前にこのサイトをチェックしていたが、実際にロケハンした訳では無いし、ポイントを探している内にダイヤが終わってしまったら目も当てられない。

山中湖でも裾野に太陽が沈めば光のラインを撮ることが出来るだろう。
15:26

f16に固定して撮影。

太陽はこの位置にある。
15:33


この日も先週の高尾と同様にマリナーズキャップにつけるサングラスを用意したので、直接太陽を見ても大丈夫。周りは観光客が多かったので、自分を撮ってくれとは言えなかった。
15:43

太陽をズーム!

雪煙が輝く!!
15:47

そうそう、これが撮りたかったんだ。
15:48

ダイヤではないが、この感じが好きだ。
15:50

太陽が隠れると光のラインも薄れていく
15:51

この白と青の境界が引かれた感じがイイよね〜
この後は焼三脚だけを残してtantoに引き上げ、今年最後の荒川強啓ディ・キャッチを聴きながらぼんやり外を眺めて過ごした。

焼けないかな〜













16:29

f11

富士にかかる雲が色づいた!


期待したがその後ドラマは起こらず・・・
16:49

f5.6

キレイな空だが、これで終わりかな。
今回も富士五湖道路を山中湖〜河口湖まで使い、国道137を北上。

17:55頃石和YHへ到着。

夕食前にここの温泉での〜〜〜んびり。リラックスできるんだ〜
夕食は18:30だが、少し遅れてしまった。食堂では既に5人くらいが食事中。中でも関西弁の2人がハイテンションで話していた。最初は夫婦かと思ったが、それぞれがソロの方だった。そういえばh15年以来8年連続でここにお世話になっていることや富士と初日の出を狙っていることなどを話した。東京に住んでいる私にはこの趣味にはまる前から富士は直ぐそば(?)にあったのだが、関西に住む彼らには富士は数年に一度見る山だ。受け止め方が違うことを改めて感じた。
兵庫県から来た男性は「アラカンですわぁ〜」とのことだったが、毎年18切符とユースホステルで全国を回っているとのこと。今年は富士山とスカイツリーを見に来たそうだ。デジイチの画像を見せるととても喜んでくれた。最初は富士急で河口湖まで行くと話していたが、富士急は料金が高いことをぼやいていた。岩殿山なら駅から小一時間登れば富士が良く見えることをアドバイスする「これがYHの面白さですわぁ。口コミの情報が一番やぁ。明日朝は頑張ってみますわぁ」(この関西弁ちょっと私のイメージで書いてます。でもこんな感じで話していました)

今年も紅白は観ないで20時半にベッドへ。

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