h22.8.22 高座山4、杓子山7
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今回杓子山を選んだ理由は2つある。

一つは・・・
先週下山途中に金森さんが「あれが御正体、杓子山・・・」と山座同定を行っていた。今度は向こうから富士を見てやろうってわけだ。

もう一つは後でね
前日土曜日は22時に布団へ。しかし、暑くて寝苦しい!私の部屋(我が家)は扇風機を使っているのだが、例年それでOKだった。でも、今年の夏の暑さは異常だ。お陰で、寝不足の毎日が続いているような気がする。この日もそうだった。

それでも当日は3:30に起床。アラームがうらめしかったが、頑張った。。昨晩見た山中湖周辺の天気予報は「夜と朝は曇り、夕方から急な雨に注意」というものだったので、日の出を狙うために前日出発などは考えていなかった。とりあえず納豆と前夜作っておいた味噌汁でエネルギーをチャージ。

それでも、都内、橋本、相模原と順調に流れ、あっという間に道志道へ。

眠い
さすがにヤバイ・・・ホールズを舐めながらの運転はもう限界!何処かへタントを停められないか、探しながら走った。
結局、道の駅どうしの手前のヤマザキデイリーの駐車場へ駐車。アラームを30分後にセットし、タントのシートを倒して、仮眠・・・結構気持ち良かった。トイレを借りようと思ったが、この店は開店前だったので、山中湖を目指した。山伏トンネルを越えても富士は雲の中、ちっとも見えていなかった。予報とは違い、空は晴れているのだが・・そこで、石割の湯前のファミマへ停めて、トイレ(大)を借用。ここのトイレはウオシュレットなのはチェック済みなのだ。トイレだけでは悪いと店内をうろつき、アクエリアスの冷凍ペットを購入。

忍野小学校では「サッカー大会」の表示があり、子どもたちのお父さんらしき人が交通整理をしていた。忍野中の脇を通り、林道を数分上った。
え、不動湯じゃないのかって?今回は4年前のGW以来久々に鳥居地峠から高座山を越え、杓子山を目指すコースを選んだのだ。それがもうひとつの目的の為って訳だ。

8:20頃 峠に到着。予想に反して、車は一台も無かった。
7:50 出発
ツユクサ
しばらくは4年前と同様に林道を進んだが、『高座山、杓子山』の表示を見つけ、入ってみた。こっちは近道だろうか。
8:07 お、山頂が見えた。
んん、
おっしゃ〜、富士が見えた。
今撮っておかないと絶対隠れてしまう。
デジイチでPLを利かせて撮った。
んん、(今度はニュアンスが違います)

な、なんだこりゃ〜〜〜〜


のぞむが見たものは




8:17

おいおい、すごい傾斜じゃないか。

こけたらえらいこっちゃだ。ステッキを持つ右手をやや後ろにして押し上げるようにして一歩一歩登った。

心臓がバクバクする。いやいやキツイぜ
お、でも目の高さに花が見えた。
タチフウロ?
8:20 ひょわ〜〜〜
こけたらえらいこっちゃだ。ステッキを持つ右手をやや後ろにして押し上げるようにして一歩一歩登った。

心臓がバクバクする。いやいやキツイぜ

クルマユリ
8:36 どうやらもうすぐ頂上だな。

カワラナデシコ
うっそ〜〜〜

今までよりもキツク見えた。こんなところどうやって登るんじゃい・・・
こけたらえらいこっちゃだ。ステッキを持つ右手をやや後ろにして押し上げるようにして一歩一歩登った。

心臓がバクバクする。いやいやキツイぜ
あれ、ロープ発見!

しかもその右側にはどうやら使えそうなロープが置いてある。こんなに苦労するなら、もう少し下まで垂らしておいてくれればいいのになあ。

ところで、ここをロープ無しで下るのは絶対無理!このレポをご覧の皆さん、この超急坂を降りた人が居たら教えてください。
お、ここは見覚えがある。そういえば前回よりもロープの貼り方が立体的になっている気がする。
8:52 いやった〜、到着。

ところで、エアリアのコースタイムでは峠からここまで45分とある。近道をするつもりが、とてもキツイ思いをする羽目になってしまった。どうやったら、この道を45分で歩けるのかな〜
セルフタイマーでガッツポーズ!
4年前もきつかったが、今回も頑張った!
ところで、このときと今回は山名標が立て替えられており、向きも変わった気がする。
もう富士は見えない。
シモツケソウ
9:15 杓子山に向けて出発
ここから大ザス峠への道にアノ花が咲いているはず・・・












あった。

探すまでも無く、あちこちに咲いていた。

レンゲショウマ♪
 

 
4年前の夏かずさんと南大菩薩を歩いた際に見て以来、久々にこの可憐な花を見たくなったのが、もう一つの目的だったのだ。ネットで検索しているうちにこの付近に咲いているとの情報を得て、今回のコースを決めたわけだ。
まあ、この時期の御坂の山々ならあちこちで見られるみたいだが、やはり嬉しい。
ヤマジノホトトギス・久々に見たな〜

この他にフシグロセンノウを見かけたが、画像はしょぼいので載せない。
お、そういえばこんなところあったな〜

緩く岩場を登った
9:45 送電線鉄塔

ここから軍手をはめ、手を使いながら岩場をよじ登った
ソバナ

あちこちに咲いていてキレイ
こんなところ通ったかな〜、
コンパスで北東に進んでいることを確認し、進む方向は間違っていないことはわかったが、4年前の記憶って曖昧だ。
10:11 大ザス峠着。
グライダーの係員らしき男性が二人何か話していた。とりあえず木陰を見つけて、ザックを下した。パンを食べる元気が無かったので、ゼリードリンクで休憩。今思い出してもこの辺で気持ちが萎えていた。

おっとそういえば10時を回った。ポケットからラジオを出し、安住を聞き始めた。この夏、一人暮らしの彼は生ごみの処理に困り、冷凍庫に保存して、週2回の回収日に備えているそうだ。
10:20 リスタート
道はこんな感じ。花を探しながらのんびり登った。

いや、正確にはヘろへろでスピードが出せなかったのだ。
フシグロセンノウ

この色は鮮やかだ。
オヤマボクチ
このカワラナデシコはイイねえ
タチフウロ

群生していた
お、もう一息だ!

11:09 山頂に到着

私よりやや上くらいのwild系の旦那さんと奥さんの二人がテーブルでコーヒータイムを楽しんでいた。今日はず〜っと一人だったので、何だか嬉しかった。イヤホンを外し、記念撮影を頼んだ。
「せっかくだから鳴らしてみたらどうだい」
N「あ、そうですね」
か〜ん♪
旦那さんは気さくな方で話が弾んだ。彼らはこの山に来るのは初めてとのことなので、私が「あの山が○○で・・・」と山座同定同定もどきをしたが、なにぶんこのどん曇りの天候でよく見えない。ここは秋や初冬に来ると良いとアドバイス。勿論望の富士山の名刺を渡した。
山中湖方面
先週はこの向こうに見えるはずの富士からこっち側を見ていたんだよな〜
車を置いた不動湯林道のゲートに戻るという夫婦を見送った。
山頂は花が多かった・・・
でも、写欲がわかなかった。イマイチ地味だったんだよね
どん曇りの空を見ながら引き返す決断をするのに時間はかからなかった。「どうせ富士は見えない」「鹿留山から立ノ塚への岩場の途中などで雨に降られたら大変だ」という言い訳を自分で探していたが、要はここまで来るのが余りにキツク、この先立ちノ塚峠まで歩き、さらに鳥居地峠まで車の回収に戻るというロングコースを頑張る元気、いや気力が湧いてこなかったのだ。
下山前に山頂の様子をパチリ
あれ、そういえば山梨百名山の標柱が鐘の左側にあったけどなあ。(h18夏撮影)
どうしたんだろう?
ついこの間茅ヶ岳の標柱やられたので、関連があるんじゃないかと気になってしまう。
12:00 雨が降りだす前にとにかく林道までは降りておきたい。急いで下山しよう・・・
でも、性格なんだよな〜。降りながらも被写体を探していた。

マルバタケブキにアサギマダラが止まっていた。この他にも黒い蝶が飛んでいたが、うまく撮影出来なかった。
ウスユキソウ
ヘビイチゴ
12:30 大ザス峠。休まずに一気に行けそうだ。
よ〜し、ゲートまであと35分か。それはともかく、山頂まで30分だあ?この付近のCTはキツ過ぎじゃないかい?
お、このフシグロセンノウはイイ色だ!
さっきも同じコメがあったけど。
部分的に舗装された林道を急いで進んだ。
12:53 よし、ゲート

あ、あれは・・・
丁度先程山頂で別れた夫婦が出発するところだった。

「お、早かったなあ。これからどうするんだい」

N「林道を降りて、車を回収します。」

「よし、じゃあ途中まで載せていってやるよ」

N「ありがとうございます。実はひょっとしてと思って、急いじゃいました〜

大明見のバス停からここまで歩いたことはあったが、それは朝で元気があった時だった。今日はヘろへろだったので、下りとはいえ、休み休み出なければホントにキツカッタだろう。彼らの好意がホントに有難かった。

旦那さんは不動湯に入るつもりだったがどうせならと鳥居地峠まで連れて行ってくれると話してくれた。これもまたさらに有難かった。数年前、この道を車で走った記憶はあり、それ程かからなかった印象があったが、車での距離感なんて怪しいもの。エアリアで80分を歩くのはどれだけしんどかっただろうか。
実際この林道を走りながら旦那さんは「おいおい、随分あるじゃないか、歩いたら大変だったな〜」と話していたが、ホント同感。また、距離が長いだけでなく、結構登り坂になっていたのだ。
お礼を言いながらせめてイニシャルをと聞いてみた。
「よし、じゃあAJにしてくれ。じゃあ、気をつけてな〜」
N「ありがとうございました。今回の山行も数日中にレポに書きますので、ぜひ見てください。」

AJ・・・あ、アベジョージさん?ではないが、今回はホントに助かりました。有難うございました。
13:14 タントの周りには一台も停まっていなかった。これ幸いと汗ビッショリのウェアとズボン、そしてパンツまで着替えた。

さて、風呂はどうしよう・・・あまり考えずにとりあえずスタート
去年の夏に来た豆腐屋で豆乳ソフトクリームを注文。
オバちゃんの笑顔で一枚!
富士は見えないが、せっかくここに来たのだから、内野の畑に立ち寄ろう。花を求めてのんびり走らせた。

この黄色い花が沢山咲いていた。いや植えられてたのかな?
そして、夏と言えばこれ!


杓子や鹿留は雲の中・・・
この雲を見れば降りてきて正解だと思うのだが、何しろこの辺は青空でスゴクイイ天気。う〜ん、山の天気って難しいね。
花の都公園付近から渋滞が始まった。一年前(左画像)と同様に百日草がズラリ並ぶ風景は壮観だったが、今日は富士が見えないので、花の都は通過。
内野の民宿街付近で動かなくなった。ここは138と413の分岐でよくつまるんだよね。
これは石割の湯はイモ洗い状態になるだろう。道志道が混みだす前に先を急ぐことにした。
結局、2月の今倉の後、立ち寄ったいやしの湯を思い出し、ここで寄ることにした。やはり家族連れで賑わっていたが、それでもイヤになるほどの混み具合では無かった。
露天はやや熱かったが、内湯の源泉が37℃程でのんびり出来、気にいった。またここに来るのもそう遠くない気がする。
ノンアルコールビールとカレーの組みあわせはイマイチ、いやイマニ・・・まあ全然合わなかったが、まあイイ。この日もすぐ傍に子どもが居たので、セルフタイマーなどで、自分撮りをする勇気は無かった。
早めに出発したおかげで渋滞も殆ど無く、17時過ぎに帰宅。

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