h22.5.22 陣馬山5
前回へ
前回のレポの最後に書いたように23日日曜に富士吉田の某山に行こうと計画していたが、天気予報は雨!もともと22日土曜の午前は仕事があったのだが、『山に行きたい病』が発症しており、もうどうにも我慢できない。そこで『午後から行ける山』をあれこれ考えた。ガイドブックを見てもなかなかイイ山が見つからず、自分のレポを見直していたところ、4年ぶりに初夏の陣馬に行くことを思いついた。このときは景信山まで歩いたが、今回は山頂から南下して周遊コースをとればイイだろう。金曜の夜に準備を済ませておき、翌土曜の出発に備えた。
22日はいつも通りネクタイを締め、7時には出勤。10:40に仕事が終わって、大急ぎで11:30に帰宅。レトルトカレーを暖めている間に山の格好へ着替え、5分でカレーを流し込み(!?)、12:20には国分寺へ。
この時間に山の格好は浮いているが、まあイイ。podcastで前日のキラキラを聞きながら高尾で乗り換え、藤野へ到着したのが13:02
藤野駅。ハイカーの姿は無い・・・ 駅前には和田行きのバスが待っていた。(勿論時刻表をチェックして、13:08発は分かっていた)これに乗るのは3年前の3月以来だ。今日は出発が遅いので、なるべく歩き出しを高い所にして、その分のんびり歩こうと考えた訳だ。乗客は私の他に2人。いずれも普段着で、途中のバス停で降りた。 バスの車窓からは降りてくる(駅へと向かう)ハイカーを7,8人見かけた。そりゃそうだよね。これが健全な山行だ。この時間に登り始める奇特なヤツは居ないよね〜 |
|
13:22 終点の和田バス停。 このバスで駅へと向かおうとするハイカーが十数人。 |
おお、これはイイ。こうして撮っておけば後で花の名前が分からないときに調べやすいよね。 受付のオバチャンにこれから登ると話すと驚かれた。いや、心配された。「往復するだけですから」と曖昧に答えたところ「帰りにも寄って下さい。」と言われた。実はそのつもりは無かったのにね。ちょっぴり罪悪感。
|
13:33 下の登山口 前回はこれを通過して10分程上の登山口から山頂を目指したが、同じコースではつまらない。ここから行くことにした。→地図 ここには『陣馬山→2.7km』の標示があった。 結構な斜度の舗装道をのんびり登った。この付近でも5,6人の降りてくるハイカーと出会った。 |
|||
ここで舗装道が終わり、土の道になった。 ステッキを出し、クマは居ないことは分かっていたが、鈴もセットした。スポドリを飲んでリスタート! 直ぐ先に『山頂まで80分』との指導標もあった。 |
|||
お〜、新緑がキレイ!来て良かった〜 ジグザグにつけられた登山道は傾斜も緩やかで楽ちんだ。
|
|||
キレイな花が咲いていないか、登山道の両脇や足下にも注意して探しながらのんびり進んだ。 でも、時にはこうしてカメラを上にも向けてみた。 |
|||
14:09 一の尾根に合流 『陣馬山→1.5km』の標示があった。脇には防火用のドラム缶。ここからは4年前も歩いた道だということをぼんやり思い出した。 |
足下に紫色の花びらが落ちており、付近を見回してみたが、何も無い。あれ? ・・・ あ、あった!! ずっと上の方に咲いていた。『藤』の花だ。公園などで藤棚を見かけるが、自生している藤を見たのは初めてだ。ちょっぴり得した気分だった。 もっともコンデジのズームで撮っているので、画像はこんなもの。今日のコンディションで重たいデジイチを持ってくる気にはならなかったのだ。 |
木の根が張り出した植林の間の道 この区間を抜けて、14:31に『陣馬山まで0.7km』の指導標を通過。 |
|||
前回、前々回は気付かなかった大木。イイねえ。
|
|||
ジュウニヒトエ 撮った時点では分からなかったが、上記のホワイトボードにあった花の名前の中から見つけることができた。 |
|||
12:45 お、この木段は ・・・ そうだ。思い出した。山頂直下に設置されていたね。 |
|||
12:50 山頂へ とりあえず公衆トイレ(泡式)で用を足した。 |
これの前で撮るのはもう5回目。
|
肝心の富士は・・・富士見茶屋から南西側を見るとこんな感じ。正面は大室山で、富士はその右のはずだけど
|
15:11 下山開始 | |||
左手にはボンヤリだが、八王子市街が見えた。 | |||
15:14 栃谷尾根から下るのは早すぎる。分岐を明王峠方面へ | |||
続々と登ってくるハイカーと出会う。つまり私より後に山頂へ行く訳だ。彼らはどうやって降りるのか?もともと自分が遅いのに心配になってしまった。
|
|||
15:44 奈良子峠 『栃谷鉱泉3.2km、陣馬登山口7.2km』とある。 ここを右折し、奈良子尾根を下ることにした。 |
|||
それほど斜度のない、歩き易い下り道。 一気に人気(ひとけ)が無くなったが、それでも私を3人が追い抜き、私も1グループを追い越した。 |
|||
16:00 この付近はやや傾斜がある。
|
16:08 お、これは
|
|||
木々に覆われ、空ははっきり見えないが、薄曇りで涼しいくらいで、とても歩き易かった。
|
この姫谷旅館から数百mおきに3軒の旅館が建っていた。 →藤野町観光協会 『大岩露天風呂』にはそそられるものがあったが。ここから最寄りのバス停まで4kmもある。せっかく汗を流してもまた汗びっしょりになってしまうだろうから、寄らなかった。HPに見ると宿泊客には無料の送迎バスを出しているようだが、入浴客にはそのサービスは無さそう。私と同じく、陣馬から降りてきて、ここで風呂に入れたらイイと思うハイカーは多いはずだけどね。 |
舗装道の脇にはヒメジオンが群生していた。 | |||
茶畑かな 16:50頃、ステッキをしまい、民家の脇でクマ鈴を外し、ペットボトルのスポドリをぐいっと飲んだ。そして、数百m程先にあった公衆トイレで用を足した。 |
|||
16:57 県道へ。
|
|||
沢井トンネル(地図) このトンネルを歩いて通るのは4年ぶりだが、前回は早朝で車は通らなかった。 今回はどうだろう。期待と不安が半々・・・ |
|||
ひょ〜、スリルあるぅ! 画像の様に一応路肩はあるが、こんなもの。私の近所にも似たような車幅の道はあるが、トンネルだと車のスピード感が違うのだ。 もっともドライバーはこっちにカメラを向けている変なヤツが居るから気をつけて通ろうと思っていたかも。 |
トンネルを越えるとほんの数分で踏み切りへ。そこからすぐに線路沿いの道を駅へと戻った。 お、あれが『緑のラブレター』か、(うそです。この時点では名前を知らなかったのです。レポを作りながらググりました。ちなみに藤野町のHPはこちら) そういえば、もう終わっちゃったけど、『田舎に泊まろう』で狩野英孝がこのオブジェを生で見たいって悪戦苦闘していたっけ。 |
17:48(だったかな) 『やまなみ温泉前』で下車。少し坂を登る。
|
一番搾り500mlで350円は良心的。(350mlは250円)大ジョッキ(500円)もあったが、節約した。 400円の日替わりおつまみセットを注文した。この日はかまぼこ、チーズ、サラミ、キュウリにワサビ醤油だった。 目の前がカウンターのテーブルに座り、誰かにシャッターを頼む勇気が無かったので、セルフタイマーでパチリ。それでも視線が気になる私は小心者だね。 それにしても風呂上がりの一杯ってどうしてこんなに美味いんだろう! |