h22.1.17 富山2、伊予ヶ岳
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昨年の天皇誕生日に奥沼津アルプスへ行った際にかずさん、金森さんと一緒に18切符を使った。その際のレポに書いたのは
>国分寺→三島、沼津→国分寺 2210円×2=4420円
2人から11500円÷5=2300円ずつもらっているので、私の支払った分は11500−2300×2=6900円
ということは・・・
あと6900円−4420円=2480円以上使わないと損じゃないかぁ〜!
動けるのは17日(日曜)の1日のみ。遠くへ行く為にはスタートはどうしても遅くなる。それでも楽しめそうなコースを考えたところ、h19のクリスマスイブに弟のJUN(ブログ)と一緒に行った富山を思い出した。そして今度はガイドブック(以降☆で表記)に載っている富山の東側の伊予ヶ岳までつないでやろうと考えた。☆には岩井駅からバスで伊予ヶ岳の登山口まで行き、そこから伊予ヶ岳、富山の順に歩き、岩井駅まで戻ってくる縦走コースが紹介されていた。ガイドブックに沿って歩くことが大好き(?)なので、私は早速駅すぱあとで18切符つまり各駅停車で国分寺から岩井に一番早く到着ダイヤを調べたところ、8:36だった。ところが、今度は南房総市の市営バスのダイヤをチェックしたところ、始発は8:00、そしてその次は10:00・・・なんだこりゃぁ〜
これはタクシーで登山口まで行くか・・・いいや、18切符を使ってお得感を味わおうとしているのに、本末転倒じゃないか!
てな訳で(?)☆のコースを逆に、たどり、先に富山へ行き、伊予ヶ岳を下山してからバスで戻ることにした。その時刻は『国保病院前15:10』だ。よ〜し、完璧だぁ!
相変わらず前置きが長いって・・・
当日は3:20起床。国分寺5:08の上りの各駅停車へ。いつもならこの暗い時間の電車は爆睡していくのだが、この日はIpod(ディキャッチ)を聴きながらとにかく頑張って起きていた。そう、終点の東京まで行っちゃまずい。なにしろ総武線はお茶の水乗り換えなのだ。無事に乗り換えることが出来たので、今度はニット帽を目深に被り、睡眠モードへ。冬場はシートが暖かく、あっという間にZZZ
終点の千葉に着くと夜が明けていた。乗り換えの内房線は結構混雑しており、BOXシートの『ワンカップじ〜さん』の前に座った。隣にはスーツ姿のサラリーマンかな。座席はほぼ満席、特にデカイスポーツバッグを持ったブレザー姿の高校生男子がいっぱい居る。同時刻に下りの中央線に乗るとザックを背負ったハイカーが目立つのだが、この時間の内房線は初体験で、なんだか不思議な感じだった。今度は8:30に携帯アラームをセットし、再び睡眠モード・・・
木更津の手前で目が覚めると東京湾が見える所も出てきた。よく見るとボンヤリ富士。いつもの私なら間違いなくコンデジを出して、窓側に移動するのだが、さすがに高校生男子がいっぱい居る中でそれは出来なかった。天気予報では気温が上がるとのこと。ひょっとしてこのボンヤリ富士が今日の見納めになっちゃうかも・・・
浜金谷(?)で年配ハイカーの集団が乗ってきた。ひょっとして富山かと思ったが、一つ手前の安房勝山で相当数が降りた。なにしろ私がこの付近の山で知っているのは☆に載っているこの2つの山だけだ。さて、彼らは何処へ?
ようやく8:38頃に岩井へ到着。自宅から4時間ってことだ。 ここでも多くのハイカーが降りた。今度こそ彼らは富山か伊予ヶ岳だろう。 |
ボンヤリ 富士 よかったぁ〜これでtopが直せる。 |
8:50 先ずは線路沿いを数十m、その後はh19.12にJUNと歩いた道(県道258)なので、地図などは見なかった。 | |||
お、こんなものもあるのか、このエリアはスイセンで町おこしをしているだけはあるね。→すいせん祭り | |||
9:08 富山中学校の分岐でフリースを脱ぎ、ニット帽をマリナーズキャップに被り直した。 ジャージ姿の中学生らしき集団が走って行った。 |
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富山中学校の傍では先生の指導で、体操をしている中学生の集団。そして、中高年のランナーも走っている。何かあるのだろうか? 調べてみた→なるほど、これだったか! 9:26 伏姫籠穴を通過。 |
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9:45 『山頂まで1200M 30分』の指導標。ここからは急傾斜の木段歩きだと分かっているのだ。バランスアップとコーヒーでブレイク。 ステッキを出して、登山開始! さすがにここ房総ではクマ鈴は出さなかったが、歩く際に音がしないのは何だか違和感があった。 |
10:00 丁度この頃始まったのが安住紳一郎の日曜天国 年末に自宅に帰った際に見つけた15〜17歳頃の『彼女への想い』を綴った日記(ノート)について熱く(暑く)語っていた。その文章を恥ずかしそうに、でも想いを込めて読みあげる彼は今日も絶好調だった。こういう時に限ってpodcastに出ないんだよね。また聴きたいなあ。 この日もホントに面白く、多分私はニヤニヤしながら歩いていた。たまに降りてくるハイカーに気付かれたかも・・・・ |
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『ボタンスギの巨木(樹齢300年)』縁結びに御利益があるとのこと。
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10:16 富山北峰(350m)へ カップルが1組と若い女性の2人組が先客。 何はともあれ展望台へ! |
良かった〜、間に合った! これだけ見えていれば御の字だよね。 |
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ズーム! 手前は三浦半島だろうか |
北〜北東側の眺め。 低山がズラリ 笑えたのがこの東京湾観音。そういうえば内房線の車窓から見えていたけどね。 |
まだ10:40だが、起きてから7時間経っている。伊予ヶ岳の前にザックを軽くしておこう。セルフタイマーでパチリ
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11:05 さあ次は伊予ヶ岳だ! |
薄暗い舗装の急坂を下る | |||
登山口には『富山登山者用』として杖が置かれていた。画像には残していないが、富山北峰と南峰の鞍部、反対側の伏姫籠穴にも同様のものがあった。ここは普段山歩きをしない人が良く来るって事だろう。 | |||
あちこちでミカンが栽培されている。無人販売所には小振りで一袋100円のものからやや大きめで300円くらいのものがあった。 | |||
お、菜の花! この付近から日向に出て、気温も上がり、冬であることを忘れそうな位だった。 |
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11:38 県道89へ出た。(谷集落分岐?) 画像左側が吉井農村公園。人気(ひとけ)は無かった。
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11:48 お〜、あれがきっと伊予ヶ岳だろう!あの岩峰が『房総のマッターホルン』ってことだな。 |
11:50 県道を左折。この付近で十数人の団体さんとすれ違った。伊予ヶ岳と富山をつなぐコースは人気があるのだろう。 畑の間の舗装道を進んだ。 農作業をしていたオバーチャンに挨拶した。 「一人ですかぁ〜、ごくろぉさん」 N「いえいえ、一人だと気楽なんです。」 |
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12:11 いよいよ近づいてきた〜 |
ここにあった案内板 |
『千葉県内、房総丘陵では唯一「岳」がつく伊予ヶ岳。標高336.6mの山はロープ場もあり、大変危険です。十分注意して下さい。』 この標示から緩く登った。 |
12:21 真下から見るとなかなかの迫力だ。昨年の夏登った瑞牆山の大ヤスリ岩のようだ。これは楽しみぃ〜 |
とても整備された登山道だ。始めはほぼ平行移動。 | |
階段も楽ちんでとても歩き易い。この辺りから多くの降りてくるハイカーと出会うようになった。 | |
12:42 東屋へ スポドリを飲んで、エネルギーをチャージ。 |
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『この先急傾斜(ロープ場)により大変危険です。十分注意して下さい。』との標示。よぉ〜し! |
おお、これはぁ〜! なかなかの傾斜だ。うん、侮れない。 ロープは複数つけられており、ここでも十分に整備されているコースだと感じた。 ただ。コースの難しさよりも続々降りてくる人達の列が切れるのを待つことで、とても時間がかかってしまった。 |
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ここには頑丈なクサリ | |
12:56 伊予ヶ岳南峰(336.6m)到着! ベンチが設置されていて、年配のパーティがランチタイム中だった。その中に幼児が一人、彼らの孫だろうか。 |
頂上は鉄柵で囲まれていたが、過剰整備とは思わなかった。これが無いと断崖絶壁だからね。 |
南側 | |
西側 富山が正面に見える。コンディションが良ければ富士も見えるらしい。 |
県道をズーム。先程は下からこの岩峰を見上げていたのかな。 |
少し右(北)側から。なるほど、これが12:21に見えた小さい方の岩だな。 |
13:11 ☆に『展望が無い』とあったので、先程富山の南峰へ行かなかったが、今度は目の前に見える伊予ヶ岳北峰へ行ってみることにした。 | |
5分程でここへ。山頂手前にはロープがかけられていた。 | |
こうして北峰には二等三角点があるくらいなので・・・ |
おお、ここもイイじゃないか〜! |
南峰をズーム。先程よりも人が増えている。 |
13:29 ここからはあのクサリ、ロープの急坂なのだが・・・ 続々上がってくる年配のグループの列が何時まで経っても切れない。胸や肩に同じワッペンをしている人も多かったので、ツアーで登っいる人も多く含まれ、仲間と離れたくないのだろう。 一般的には『登り優先』だよね。 ・・・ こっちは一人なんだから、ほんのちょっと待ってくれてもいいのではと思うのはイケナイ事かな。 このロープ場は登り以上に時間がかかった気がする。 |
13:59 東屋より少し下の分岐。ここはT字路になっている。 行きは画像左の方から登ってきた訳だ。☆に従い、画像と背中向きの道へ。 |
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特に標示は出ていないが、これが神社へ降りる道だろう。 | |||
14:12 登山道の終点。登山者用の駐車場もあった。
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14:23 県道89号へ。5,6人の中高年のハイカーが前を歩いている。あれについていけば良さそうだ。 |
振り返ってみた。 う〜ん、なかなかステキな山だった。 |
15:06 市営バス『トミー』が到着し、定刻の15:10に出発。(市営バスのダイヤ)前金で200円なり。 隣に座った絵描きオバチャンは「行きはこの10倍以上かかったのよ」とまだぼやいていた。 バスは途中で道の駅などに立ち寄りながら定刻の15:25に岩井駅へ。 バスの乗客の他にも多分富山などから来たハイカーで駅はごった返していた。 |
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千葉行きは15:31(画像は館山行き) 岩井駅が混んでいる様子を撮ってみた。 この上り電車は隣の安房勝山でまたまた大勢のハイカーが乗ってきた。その中の何人かはスイセンの花束を抱えていた。なるほどね〜 |
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15:44 浜金谷 ここもスゴイ混雑 もうのぞむの魂胆はお分かりですね。前回と同様に東京湾フェリーで帰ろうって訳です。この日の入りは16:54頃。「夕景と富士」は撮れるかな〜 |
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15:54 金谷港 昨晩の内にバスと内房線の乗り継ぎをチェックしており、急げば16:00の便にも間に合うことは知っていたが、ご丁寧にこのページ(レポを作っている今は2月になっている)に日の入りに最適な便は16:40だと書いてあったのだ。 |
16:00 こうして太陽を入れて撮るのがマイブーム |
16:00発の『しらはま丸』と『HYUNDAI』のタンカー |
今度は16:40発の『かなや丸』が入港。 |
あの係員は何をするのだろうと見ていたが・・・ なんと,船上に居た船員から太いロープを受け取り、画像右側のL字形の杭(名前を教えて下さい。)に結びつけていた。あのデカイ船がこれで港に留められていたとは! |
16:18 少し場所を変えて |
勿論(?)後部甲板へ。 | |
16:27 もうこの雲の中に入りそう・・・ |
16:30 太陽は隠れてしまうが、この時間の空の色が大好きだ。 |
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ズーム この雲の感じがたまらない! |
とりあえず記念撮影。ニット帽、青いウェアの内側はダウン、フリース、ヒートテックと完全防備なのだが・・・ でも、風邪を引いたようだ。翌月曜に内科に行き、処方箋をもらったが、結局レポを完成させた日曜までイマイチ良くならなかった。とほほ |
17:05 今度は『くりはま丸』がすれ違った。この日は3船ダイヤ。 |
久里浜港が近づいてきた | |