h21.2.8 棚横手2、甲州高尾山2
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 前回の山行は日曜日だったので、平日に少しずつ進めていたレポは完成せず、7日の土曜日午前は出勤。「今晩レポを完成させ、
次回は翌週の14日(土)に行こう」と行きの京王線でボンヤリ考えていた。

 仕事終了後、昼食を一緒にとっていた同僚から「のぞむさん、(実際には苗字で呼ばれているが)明日はイイ天気みたいですね。また、
どこかの山へ行くんですか?
」と声をかけられ、ビビっと来た!

 「善は急げ」なのだ。いや、「思い立ったが吉日」か。まあ何でもイイ!帰りの京王線に乗りながら行き
先を考えた・またしても日曜に動くのだから遠くは止めよう。先週の貫ヶ岳はホントに楽しかったが、なにしろ東名が混んで大変だ
ったしな〜・・・すると中央沿線かな〜

・・・




 よし、甲州高尾山にしよう!

 数日前にかずさんが送ってきた写メールがすごくキレイだったのを思い出したと言う訳だ。(単純)家に帰ればガイドブックがある
のは覚えていたが、せっかくだから1/25000地図を読みながら歩いてみたい。

 早速、書店に寄り「甲州高尾山」を探すことにした。
 
 あれ、なかなか見つからない・・・

 なにしろ、甲州高尾山が見つからないのだ。お、「大菩薩峠」に棚横手山はあったぞ・・・どうやら棚横手の左下にあるこの宮宕山
が怪しいな〜。

☆をアップで
 予想通り、帰宅してから調べると標高1091mが高尾山の剣が峰だと確認できた。それにしても、書いてないなら仕方ないが、間違
った山名じゃ困るよね。
 
 貫ヶ岳レポは20時頃に完成し、アップできた。翌日は5:29に国分寺か、まあ大したことないさ〜と22時にはベッドへ。

 当日は4:00起床。この朝も出すモノをちゃんと出し、予定通りの中央線へ乗り込むことが出来た。5:57に高尾へ到着すると大月
行き
が連絡している。駅すぱあとで調べたのは高尾駅6:14発の松本行きだったが、まあイイや。これに乗れば終点だからアラー
ムをかけずに寝ていける
ってもんだい!

ZZZ

 お、もう大月か!しかもボタンを押さないとドアが空かないんだね。危なく折り返す所だったよ。

 松本行きの到着までは結構余裕があり、のんびりトイレに行くことも出来た。富士急の乗り換えもこれ位余裕があるとイイなあ。
7:18 勝沼ぶどう郷駅
この駅を降りたのは他に2人程。ハイカーらしき人は居なかった。もったいないな〜。
今朝はこの天気なのに!
昨年3月に食うかいさん、ハルさんと待ち合わせしていた時はボンヤリしか見えなかった南アルプスがズラリ!
駅前にはタクシーが3台程。
「大滝不動まで」
と声が出かかったが、ぐっと堪え、歩き出した。
エアリア「大菩薩嶺」を見れば、大まかな方向は分かる。後は時々ある「大滝不動尊→」の表示に従って進めばよいのだ。
7:48 勝沼YH お、ここは食うかいさんの車をナビしながら通ったな
YHから数百mでこの分岐へ
左・前宮 500m、右・奥宮3.5km」とある。
前回は奥宮を目指して直進し、林道をうねうねと登ったんだよな。でも、エアリアには前宮を通る道が出ている。今回は前宮を目指そう。多分、林道は遠回りだろう・・・
分岐からホンの数分で前宮へ。
念のためにクマ鈴をセット!エアリアでは前宮から大滝不動尊まで1:10とある。頑張るぞ〜!
@左奥に通じる林道(?)を登る。
Aこの廃車の側には「ゴミを捨てないでね」の看板・・・
8:10 大滝山青少年キャンプ場
この付近は道幅も狭く、舗装も崩れている。車でこの道を通ろうとしたら、注意が必要だ。勝沼でタクシーを頼んだら、先程の分岐はやはり奥宮方向へ行くのかな・・・
8:17 林道へ合流
ペットボトルのお茶を飲み、チョコをかじってリスタート!
ひたすら林道を登る・・・
途中、何カ所か開けた所があった。こういう楽しみが無いとやってられないよね。
ガサガサ

え、何?

音がしたはるか上方を見ると鹿が5頭程。大急ぎでコンデジを取り出すが、間に合わなかった。人里に近いのに、この山も結構自然が残っているのかな?
8:47
お、上が見えた。あの辺が今日の目的地かな〜
などと、上を見ていたらその直後に大展望に出会えた!!!








南アがズラ〜リ 悪沢、赤石 農鳥、間ノ岳、北岳 鳳凰、甲斐駒
麓もこの通り いやった〜、タクシーを使わずに苦労して登ってきた甲斐があった〜

デジイチを出し、至福の撮影タイム!


そこからほんの数分で・・・
8:58 大滝不動
途中撮影タイムを含めても前宮からここまでほぼ1時間で到着した。この付近のエアリアはタイムが緩いのかな。
滝壺はこの通り
そういえば、この辺を歩くときから食うかいさんのハイテンションに驚かされたな〜と思い出しながら・・・
あれ、去年はこんなんじゃなかったぞ。切り口を見ると最近伐採されたらしい。お陰で目的の山(多分)を見上げることが出来た。
9:21 分岐へ
昨年同様に展望台へ。
あれ、昨年よりも随分木が伸びたな〜。まあ、イイさ。望遠にして、絞りを開けば枝はごまかせるのだ。再びデジイチを出して撮影タイム。
悪沢岳、赤石岳 農鳥岳 間ノ岳、北岳 甲斐駒
9:35 
分岐に戻り、今度は棚横手を目指す。この看板は昨年は無かったけど、要らないよね。その内イタズラ書きだらけになるぞ。多分・・・
この付近は日当たりが悪いのだろう。アイゼンを持ってこなかったことをちょっぴり後悔したが、他に凍結している所は無かった。
9:43
昨年はこの道標を見落として、食うかいさんに笑われたんだよな〜

10分程歩くと・・・お、向こうが見えてきた。ここが分岐だな
8:56 分岐(右へ行くと甲州高尾山。その方向を撮影)昨年は全く見えなかった富士がこの通り。
今回は休憩をとらずに棚横手を目指す。
10:08 林道
途中で南アルプスがズラリと見えるポイントがあり、デジイチを出したい衝動に駆られたが、我慢して頂上を目指すことにした。
10:21 棚横手(1306m)
今年も頂上には誰も居なかったのでセルフタイマーで記念撮影
@ランチにはちょっと早いが、朝食が4時で駅からここまで3時間歩いたからね。さすがにハラ減ったのだ。
A登りながら何度も見て、励みにしていた高度計。なかなか正確だ!
B1/25000地図とコンパスでこの先の方向を確認
頂上には「富士見台」の表示があるが、ここからでは裾野は見えない ズームで撮るには手前の木が邪魔になるので、頂上の十m程下から
棚横手山頂は南アルプスの撮影には木々が邪魔してしまうので、行きに見つけたポイントで今度こそデジイチを出すことにした。

←下から見るとこの倒木が目印
↑この巨木の脇から撮影
この通りズラリ! 悪沢岳、赤石岳 農鳥岳、間ノ岳 北岳、鳳凰、甲斐駒
そして、ズームで
北岳 甲斐駒 金峰山 駅を見下ろす
いや〜、 し ・ あ ・ わ ・ せ !
再び林道へ。お、ここからも富士が見えていたのか〜
11:35 8:35に通った分岐を通過。
このY字路を昨年は左へ向かったが、(これらは昨年撮影)
今年は道標に従い直進。
緩く3分程度登ると「富士見台」の表示
なるほど、棚横手が「富士見台」で、ここがただの「富士見台」である理由が分かったような・・・
この付近で本日最初のハイカーに出会った。ソロの男性だ。彼も駅から歩いてきたそうだ。
「あと少しで棚横手です。そこまで行くと富士がもっと見えますよ」
とアドバイス。(お節介?)
11:55 分岐
昨年は高尾山からここへ戻り、大滝不動へ帰ったんだよな〜。でも、今年は通過するのみなのだ!

この分岐付近から見る高尾山。
年配の夫婦に道を聞かれた。こんなに指導標の多い山でも心配になるのかな・・・

一旦下って頑張って登る!
12:14 高尾山東峰
昨年はここが山頂かと思って騙されたが、高尾山は3つのピークがあるのだ。レポを作りながら、1/25000地図をチェックすると等高線がすごく分かり易い形に並んでいる。

今度は主峰だ!
12:20 甲州高尾山(1106m)
ここまでで合計6人とすれ違っていたので、きっと山頂でも誰かと会うかと思ったが、外れ。ここでも記念撮影はセルフタイマーで・・・
南側から反時計(西)回りにぐるりと
滝子山、お坊山 三ツ峠のアンテナも見える 釈迦ヶ岳、十二ヶ岳、奥に毛無山
中央高速を眼下に 手前は剣ヶ峰・奥には南ア のんびり撮影を満喫し、今度はミルクパンをパクリ。
12:51 緩く下って登って剣ヶ峰
かろうじて富士の頭が見えている。この付近がぎりぎりかな。
12:56 林道を越えると東山梨消防本部の無線塔

ここからは急坂を下る。ストックを長めにして慎重に・・・
一旦下ってまた登る
13:15 この先の道が見えている。 振り返ると先程の消防本部の無線アンテナ
13:24 お、平らな所に出たぞ・・・
この付近もなかなかの展望
13:37 更に進むと今度は北側の展望が素晴らしい
金峰山は分かるんだけどな〜。他は???
ガイドブックを読むとこの付近の眺めが良いのは山火事のお陰・・・
13:51 送電線鉄塔

時々現れる指導標を見て、安心して進む。
13:55 大分下が見えてきた。デモまだまだ下る・・・

中央高速がすぐ傍に見えてきた
14:08 フェンス
お、また指導標だ!
近付いて見ると・・・ この指導標がくせ者だった!
大善寺を指す方には道は無い!
取りあえずペットボトルの水を飲み、考えた。
・・・
やっぱり、こっちでしょ!!
どう見ても下へ向かう道を辿ると
ほんの数mで←が見えた!

あの指導標は何だったのかな〜
舗装道に出たが、大善寺の方向が分からない。大音量のラジオ(多分NHK)が聞こえてきたので、音の方へ向かってみると農作業中のオッチャンを発見。(ズームなので結構遠い。)

「大善寺はどっちへ行けばいいんですか〜?」大声で話しかけ、ようやく、方向を確かめる事が出来た。
14:19 五所公園
14:22
「これより先 立入禁止・住職」の看板の脇に「登山道→」の表示有り。

国道20号に出て、一安心。ペットボトルの水を全部飲み、クマ鈴とストックをザックにしまうことができた。
14:29 リスタート
国宝・大善寺
中を見ようと思ったが、入場料が必要だったので止めた。
14:32 「勝沼ぶどう郷駅→」の表示に従い、右上の道へ
ここはせいぜい軽トラが通れる位の道幅しかない。その分、気楽に歩く事が出来た。
14:56
一旦県道に出て百m程進むが、間もなく「←勝沼ぶどう郷駅」の表示を見て、左側の側道へ。
その後は@ぶどう畑の中を通り、A住宅街へ
曲がり角の度に「←勝沼ぶどう郷駅」を示す表示があり、とても楽ちんだった。
15:07 駅に到着
さすがに、へばっていたのでバスの時刻表をチェックしたが、2時間以上先・・・

え〜い、あそこまで歩くか!!
「←ぶどうの丘」の表示あり
住宅街とぶどう畑の間を抜け、10分程歩く

お、見えた!

ぶどうの丘の敷地に入ったが、随分広いなあ。まずは帰りのバスの時刻をチェック。(後で考えたら駅で見たけど)次は17:23か、丁度良い!
15:34 天空の湯
入浴料600円はリーズナブルでgood!

予想通りに、家族連れも多く結構混雑していたが、手前に勝沼のぶどう畑、その奥に南アルプスの山々を見ながら露天でのんびり。時々寝湯や気泡浴も利用しながら山行の疲れをほぐすことが出来た。

そういえば、山の後の温泉は1月2日以来だ。やっぱりイイなあ。
せっかく勝沼に来ているので赤ワインにチーズ(合計で900円)を注文してみた。
いや〜、酔っぱらっちゃった〜・・・
お代わりすると危険なので我慢した。うっかり寝たらバスに乗れない。駅まではせいぜい15分だが、酔っぱらって歩きたくはないからね。
風呂を出て、敷地内の売店で同僚へのお土産を買ったが、この建物は暖房がバッチリ効いており、アイスを食べたい衝動に負けた!せっかく山でいい汗かいたのに、また太っちゃうよね。
アイスを食べられる場所を店員に聞くと、2階がイイと言われた。(16:55)
なんと、丁度日が沈む時間ではないか!大急ぎでアイスを食べ、テラスへ!
デジイチを出し、大急ぎでウェアを着込んだ。
17:03 17:04 17:09 17:15
もう少し待てばひょっとして赤くなるかも・・・

いや、駄目だ!バスに間に合わない!!心を鬼にして(大袈裟)、荷物をまとめ、バス停へダッシュ!
お、満月だ

帰宅してから”や”さんnitoさんがこの日の月と富士を撮影しており、見事な作品を撮っていたことが分かった。
17:23 定刻に勝沼町民バスがやって来た。300円は割高だが、やはり酔っぱらった状態で駅まで歩きたくないので仕方ない。
乗客は私一人・・・。運転手に話を聞くと桃の花やぶどう狩りの季節は混むそうだが、この時期はこんなモノだそうだ。
ところで、あれだけ混雑していたのに、バスがこれとは・・・
ホントにドライバーは飲んでいませんよね〜
駅までは数分で到着。
早速駅の時刻表を見たが、高尾行きは20分以上先だ。これはチャンス!
コンデジの夜景モード、デジイチのIso感度を色々と使ってみた。
17:33(コンデジ) 17:42(デジイチ) 17:44(デジイチ)
17:48
これ以上粘って乗り過ごしたらシャレにならない。

ホームからも撮影。
17:53
17:56 ここでもコンデジの夜景モードで遊んでみた。
勿論高尾まで爆睡!

帰宅は20時過ぎ・・・結構遅くなってしまった。翌日からの仕事はキツいだろうが、大展望に風呂にワインに夜景とこれだけ楽しめたのだからへっちゃらなのだ!
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