h21.12.6 鍋4 (このタイトルはこれをパクリました)
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もともとこの週末の天気予報は『土曜日は雨、晴れてくるのは日曜の午後から』だった。これは仕方ないな~と諦めていた出勤の土曜日、天気予報が好転し、『日曜の天気は1日晴れ』に変わった。
よし、行こう!
土曜の帰りの電車の中で何処に行くのかあれこれ考えたが、行先を鍋に選ぶのにそれ程時間はかからなかった。その理由は・・・
まず第一に11.3のオフ会はちょ~~~楽しかったのだが、一つだけ心残りがあった。そう、富士がち~~~っとも見えなかったのだ。なにしろ鍋からは1回目、2回目そしてこのオフ会とちゃんと富士を見ることが出来ていない。そう、3連敗中だったのだ。しかし今回、『12月』と『雨上がりの晴天』の条件がそろえば、鍋からクリアな富士を見ることが出来るだろう。
そして、あと二つ
① Hさんが掲示板に貼ってくれたある画像と文章が羨ましかった。
② Dさんが掲示板に貼ってくれたある画像にライバル意識が芽生えた。
どうですか!これだけ揃えばバッチリでしょ!もう鍋に行くしかないのだぁ!
しかし、今回の山行には大きな障害があった。
それは中央線高架工事が5日夜~6日朝まで行われること。早朝に国分寺から西国分寺に行けなければ、丹沢に行くことが出来ない! そこで府中から京王線で分倍河原経由を考えたが、京王線下りの始発は5:37と遅く、丹沢へ向かうバスに間に合わないのだ・・・ |
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そこで、国分寺駅に行き、駅員に直接確認してみた! 早朝の『上り』は代行バスしかないが、『下り』は本数を減らしながら運転する。そして、具体的なダイヤは掲示されているとのことだった。 お、この5:03に乗れば西国で武蔵野線を捕まえることが出来るじゃないか、よっしゃ~! |
何やら駅前が物々しい態勢だ。黄色いジャンパーを着たJRの職員(多分)がズラリ!『代行バス』には行列が出来ていた。 なんだか楽しくなりそうだ~♪ 改札で駅員に声をかけられた。 「上りは運転しておりませんが・・・」 すかさず N「5:03の下りに乗ります」 昨日のうちに調べておいたから余裕なのだ! |
そう、かずさん(HP)登場! N「あれ~、日記には『府中本町から回って行くしかない・・・』って書いてあったじゃないの」 k「いや~、結局武蔵野線の始発に乗ってさあ・・・」→詳しくは彼の独言日記をご覧ください。優柔不断な彼らしいエピソードが載っています。 ←ガラガラで他に客は居なかったとはいえ、武蔵野線の車内でピースしている彼って・・・、そしてシャッターを押している私は・・・ |
ほら! | |
もう少し端に行ってみよう。 よ~し、イイじゃないかぁ! |
バスの窓には貼り紙が・・・ おいおい、こんなことがあったのか! 調べてみた→記事 このバスにはハイカーも3人程が乗っていた。ひょっとして同じ方向だろうか・・・ |
7:18 寄バス停到着。 ちゃんと登山届を提出!エアリアに『入山届』の文字があったのをチェックしておいたからね。この警察の案内板には『単独登山はやめましょう』の文字があった。ええ、分ってますよ。でも、一人で歩く気ままさが好きなんだよね。 また、『クマ目撃情報 日時:10月21日 場所:乗越沢出会いー雨山峠 ご注意ください!』との表示もあった。 勿論、クマ鈴をセットした! |
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バス停の様子 私より先に2人が出発した。彼らの後についていけばイイかな。 |
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おお~、紅葉が残っているじゃないか! 月がこんなにきれいに見えていた。 |
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一緒に降りた3人の内、のんびり準備をしており、私より後から出発した壮年ハイカーに抜かれた。(画像にちっちゃく写っています。) N「鍋割山ですか?」 「いえ、鍋割峠から○○を回ります」 ん? エアリアを取り出して方向を確認した。 |
ということはバスが来た道を逆に行けばイイんだよな・・・ | |
ほら、ちゃんと『鍋割山方面』を指す指導標があるじゃないか!(7:30) 10分ほどロスしたが、これで大丈夫。 |
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茶畑の中にくねくねと付けられた小道を登る。 お、麓がイイ感じだ。 |
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7:50 ここから登山道 指導標は鍋割山ではなく『土佐原集落』を指していた。 今度はちゃんとエアリアを確認したが、この道で間違いない! |
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茶畑に落ち葉がぎっしり。不思議な風景だなぁ。 | |
『土佐原集落』を示す指導標を右に見て『鍋割山』を示す指導標に従って進んだ。 8:01 鹿よけのゲート。 |
何度も里山を歩いていると、焦らなくて済むよね。こういう時は良く見れば簡単なのだ。よしよし、紐を解けばイイのか。 ←ちゃんと結び直しておきましょう!良い子の皆さん、わかりましたかぁ |
コメントは要りませんね。 |
薄暗い植林の道を進む。 |
8:18 なんだこりゃ~、これじゃあ鹿が通れるじゃないの! ここを越えた所に『土佐原』を示す指導標があった。鍋割から降りてくる人向けかな。カロリーメイトとテルモスのホットコーヒーで一休み。 |
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8:27 林道へ出た。『三廻部林道 市町境 秦野市 松田町』との表示がありエアリアで現在地を確認。なんだ、まだこれしか来ていないのか~ |
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林道を挟んで再び登山道へ。 とにかく櫟山まで頑張るぞぉ! |
植林の中の単調な登り | |
登山道はとても登り易く、眺めの得られ無い分、登りに集中できた。 |
お、丹沢の山々が目に入ってきた。 | |
よっしゃ~、見えたぞぉ! |
8:51 さらに傾斜がキツクなってきた。でも、この傾斜は苦にならない。左(西)側で枝が切れるポイントを探しながら登っていたからね。 この感じは・・・ご褒美がもらえそうだぞぉ~ |
よっしゃぁ~! 昨日の雨でさらに真っ白になった感じだね。 |
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東側は秦野市街と相模湾。 |
ここにも鹿よけの柵 | |
8:58 『展望地』の表示にグラッと来たが、多分東側の相模湾方面で、富士は見えないだろう。『櫟山まで25分』の方へ進んだ。 | |
9:13 『櫟山まで10分』 | |
9:17 櫟山(810m) お、このコースで初めてのハイカーだ。 |
秦野市街と相模湾。 |
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富士はこの通り。枝がうるさくて絵にならない。 でも、デジイチならば絞りを開いてどうにか撮ることが出来た。 |
三の塔だよね |
9:30頃出発。櫟山からは一旦ゆる~く下る。 | |
栗の木洞への登り |
イイじゃないかぁ~! | |
ズームで |
9:55 先程のポイントから10分弱で栗の木洞へ 回りは植林に囲まれ、ちっとも山頂らしくなかった。 |
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お、ここからは急坂だ~ | |
ロープも張られている。北側斜面で薄暗い。足元もぬかるんでいる。 雪が降ったら結構厳しい道になるだろう。 |
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今までが楽ちんだったので、今日初めての緊張するルートと言えるだろう。 こけないようにストックを慎重に使って降りた。 |
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下りは終わり。お、あの辺が鍋割や小丸かな。 |
丁度この頃安住のニチテンが始まった。そういえば11.29分のpodcastingは2年前に放送していたアメリカの50州の覚え歌をやっていた。今週の放送はそれを聴いたリスナーからのメールを読んだりして始まったが、その中でラジオネームが『ヌルハチ』というリスナーのメールが読まれた。『中国の歴代王朝の覚え方の他に日本の首相の覚え歌がある』とのことだった。さらに放送が進むとその方は河合塾の青木裕司先生であることが分り、電話で先生自身が登場した。そして28年前の教え子が作ったという『赤いスイトピー』のリズムで日本の首相の覚え歌を「伊藤~黒田~山縣♪」と唄った。22年前は受験生だった頃暗記モノは苦手だった。こんなスゴイ覚え歌を知っていたらなぁ。詳しくはこちらのブログをを参照。 この放送をもう一回聞きたかったが、podcastには載らなかった。ひょっとしてと思い、youtubeも調べたけど、載っていない。誰か聞ける方法があったら教えてください。 |
左側は金網。そうそう、ここは11.3偵察に来たんだよね。 最初に書いたが、今回鍋に行くのにこのコースを選んだのは、はるさんが11.17にママ友と一緒(多分)に『櫟山~栗の木』経由で鍋割山に登ったと掲示板にカキコがあったからなのだ。これは行かねば! ちなみに『ガイドブック』には下山コースとして書かれているが、登りで使わないと1カ月前と同じコースを歩くことになるからね。 |
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10:20 後沢乗越 グループが休憩中。そして、丁度二俣方面からは家族連れが上がって来た。 櫟山のオバチャングループ以外に誰も会わなかったが、ここで急に人が多くなった。そりゃそーだ。ここからはメインルートだからね。 |
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1か月前に下った道で分ってはいたが、ここはかなりの急坂なんだよね。 そういえばここを登るのは5年前の2月に弟と来て以来だ。 さすがにその時のことは覚えていなかった。いやいやキツイよ。 |
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気温が上がり、暑い。袖をまくって、タオルで汗をぬぐいながら登った。 わざと前を行く人を写しているが、十人程に抜かれたかな。相変わらずザックは重いし、登り始めから3時間が経過しているんだよね。結構へばってきた。 |
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栗の木洞からしばらく見えていなかった富士が見えてきた。手前は雨山か檜岳かな。 | |
なかなか着かないなあ。 |
よっしゃ~ イイじゃないか~ |
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10時頃気になっていた雲はまだこの高さにある。 どうやら間に合った! |
このポイントでは多くの人がカメラや携帯でパチリ。どうやら写メールを送っている人も居た。勿論、私もここから写メール! ・・・ オフラインを解除したが、やはり圏外。相変わらずsoftbankは使えない。 |
デカイカメラを構えた外人さんが二人 お、小鹿だ! |
11:36 鍋割山頂到着! 数十人がランチタイム中。アノ鍋焼きを食べている人が多い。そりゃそ~だ。今日の晴れで、この気温なら外がイイよね。 でも、私はあるネライがあるので、まだ我慢なのだ。 |
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とりあえずデジイチと一緒にパチリ。 ハラも減ったし、早く鍋焼きを頂きたいが、もし雲が出てきて富士が隠れたら目も当てられない。まずはデジイチで撮るのだ。 |
4回目にして初めて鍋富士をゲット! 手前の山並みが good |
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ズーム! |
さらにズーム♪ |
掲示板にダマチョさんが貼ったこれに対抗したかったのだ。山荘の同じアングルにサングラスと揃えたつもりだったが、 んん。本家に比べると缶ビールを持つ手が違う。そして何より表情がイマイチ・・・ やはり本家には勝てましぇーん! |
今日も美味しく頂きました! 小屋もクリスマスの準備!このような小物を販売していた。 |
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「ほら、見て~♪気持ちよさそ~♪」側にいた女子の声。 「オレの事を撮ってくれって感じだよね~」とその友達。 はい、撮っちゃいました。 この他に神奈川県警?のヘリコプターも飛んでおり、「装備は万全ですか~、登山道を外さないで歩いてくださ~い」と放送していた。 この好天に鍋割は陸地も空も大賑わいだった。 |
12:40 下山開始 後沢乗越からのコースよりは少ないが、小丸へ向かうこの道でも、向こう側からも多くのハイカーが歩いてきた。中には乳児を背負ったお父さんと3、4歳位の幼児を連れた親子連れも居た。先月21日のパノラマ台と違い、ここにたどり着くまでには3時間以上かかるはず、すごいなあ。 |
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12:55 緩く登る。お、このアングルは見覚えがあるぞ。
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お、さっきのグライダーかな | |||
1か月前は紅葉を楽しみながら歩いた道だが、すっかり葉を落としている。 | |||
でも、こうしてブナの大木を見上げるのはキモチイイ! | |||
小丸の山頂標を撮ろうと思っていたが、気付かないうちに通過。 13:15 小丸尾根を下る。 |
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13:27 ここからが長~~~い下りなんだよね。 | |||
富士はこの通り。もう絵にならない。 | |||
13:42 山荘に着いてからラジオを切っている。聞こえるのはザックの鈴の音のみ。さすがにこの時間に登ってくるハイカーは居ない。目が合えば挨拶するが、私を追い越していくハイカーにはあまり声をかけられない。 黙々と降りた。 |
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13:53 さすがに降りるのも飽きた!ここ(人工的なモノに見えるが何だろう)でザックを下し、スポドリを飲んで一休み。 休憩中に十数人の中高年の団体が通り過ぎた。恐らく後沢乗越ルートよりは少ないのだろうが、ここを下山に使う人は結構いることが分かった。 |
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13:50 『小丸まで1km』の表示を通過。 ←落ち葉がぎっしりの道を進む。イイ感じでしょ。 |
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一旦登る。ここで4人位のグループが休んでいた。 | |||
お、アクションスターかずの木だ!
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14:33 『小丸まで2km』 あと少しだと思いたかった。結構へばってきた。
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14:46 後沢乗越からのメインルートに合流
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食うかいさんのチュー銅像の前で一休み。 ベンチに座る前に汗ビッショリのシャツをこれに着替えた。もう汗をかく道ではないからね。久米さんの番組でもユニクロについて取り上げていた。私は流行には無頓着なのだが、これはホントに温かくて快適だ。 テルモスのコーヒーは温くなっていたが、コッフェルを出すには時間が勿体ないのだ。一昨年もここで休んだが、林道の終わりごろではすっかり暗くなったのを覚えていたからね。勿論ヘッデンは持っていたが、使いたくない。わずかでも時間が惜しかった。(え、写真を撮ってるだろって・・・) |
16:05 林道を左折してさらに薄暗い道へ。 前回もそう感じたけど、『大倉まで0.7km』の表示が出た後に、この道は距離が延びたように感じるんだよね。どういう測り方をしているんだろう。 泣きごとばっかり書いているようだけど、さすがに朝7:30に寄バス停を出発してから10時間以上が経過している。かなりへばっていたのだ。 |
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16:27 大倉バス停。お疲れ!と言いたいところだったが、甘かった。10分後の渋沢行きのバスには行列。勿論座ることも出来ず、朝の通勤バスの状態。渋沢までは十数分程なのだが、その長~く感じられたこと。 あ~疲れたぁ |
夕暮れの富士♪ いやいやロングコースを歩いたご褒美って感じだね♪ |