h21.3.1 三頭山
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 今年は暖冬!(記事)そういえば、今シーズンは1.17に読図教室で雪山気分をちょっぴり味わっただけで冬が終わっちゃうのかな〜、昨年は2.10など、大雪が降ったんだけどな〜・・・と思っていた頃、2.27には都内でも雪!、ライブカメラをチェックすると富士山麓は真っ白になっていた。

 雪富士を見たい!

と思ったものの、28日の土曜日は出勤。翌3月1日の天気予報は曇り・・・

 でも、行くのだ

 28日の帰りの電車で候補をあれこれ考えた。帰宅して、取りあえず山の準備を始めたが、なかなか決まらなかった。候補はいくつかあったが

@どうせ曇りで富士は見えないのだから、富士が見えなくても、別の楽しみのある山にしよう。

Aラッセルはキツイから高い山は止めよう。

Bタントに履かせたスタッドレスを使えるように車で行ける山にしよう。

 よ〜し、三頭山

 奥多摩は2年前の大岳山以来、遠ざかっている。やはり、富士から遠く、なかなか富士を見ることができないだろうと言うことで、優先順位が低かった。今回上の@〜Bの条件にあう山をガイドブックを見ながら探してみた所、三頭山なら駐車場から手軽に登れ、晴れていれば富士も見える山なので、望の富士山のポリシーに適っていると言う訳だ。

 前日は早く寝るつもりがWBC強化試合を開始から終了まで見てしまった。サッカーもアツくなるが、やはり野球が一番気合いが入るのだ。なんだか情けない試合にイライラしながらベッドへ・・・

  当日は5時にアラームをかけていたが、パッと目が覚めると4:40。まあイイかと起き、朝食、行き先を書かずに望の富士山掲示板にカキコをして、・・・時間をかけて出すモノを出してからのんびり6時に出発。なにしろ都民の森駐車場は8時開門なので、あまり早く着きすぎても仕方ないのだ。

 20号から奥多摩街道経由で五日市駅前を通過、檜原街道へ(You Tube)。近くに見える奥多摩の山々は所々白くなっている。段々標高を上げると道路の脇には雪!これはスタッドレスの効果があるかな〜と思ったが、残念ながら舗装道路は全く問題なく走ることが出来た。いやいや、これはいざって時に役立てばイイだけだよね。

 途中ガスって視界が効かなくなった時にはちょっとビビったが、それよりも驚いたのが、自転車!ヘルメットにパツパツのスパッツを履いたサイクリスト(この呼び方でイイ?)が頑張って急坂を登っているんだよね。無雪期の道志道では良く見るが、このクソ寒い時期に自転車を見るとは思わなかった。スゴイなあ。
7:30過ぎには都民の森へ。

何故かゲートは開いており、駐車場には先客が2台。

山の準備を始めた頃、オバチャングループが到着し、あっという間に出発した。私と同じ事を考えていた人が居て、ホッとした。今日の山は賑わうかな?

数分後に到着したサイクリストに話を聞いてみた。5月のレースに向けてトレーニングをしているそうだ。この時は珍しい人に会ったな〜と思っていたが、レポを作りながら「檜原街道 自転車」とググって見ると、多くのサイクリストがブログを発表している。富士好きや山好きのサイトは多く見ているが、自転車好きの人もこんなに多くいることにビックリ!
7:58 出発!
久々の雪歩きにワクワクだ〜
「←三頭大滝」を示す表示もあったが、ここは直進。口峠、いや口峠を目指すことにした。
数分後にトンネルをくぐる。

なにぃ〜「急坂」だと〜

勿論こっちだ!

あれ、急坂は何処?と思う位の傾斜だった。

あっという間にスポーツ広場に着いてしまったのだ。

「急坂」の表示にビビって遠回りをした人は損するぞ〜
8:21 鞘口峠
なるほど、これは分かりやすいね。その後もこのような指導標がしつこい程に建てられていた。さすが都民の森だね。
なになに、「これから先は道が狭くなり、急坂もあるので十分、安全登山に心がけて下さい」とあるぞ。

はぁ〜い。分かりましたぁ!
おお、これは、!
なんだか楽しい道じゃないか〜

ただ歩くだけでは勿体ない。見上げればこんな眺めがあるのだ。
8:38 分岐
「←ブナの道」と「登山道→」とあるな。よく分からないが、どちらも三頭山に行くみたいだ。登山道を進んでみよう。ここは右折。

(結局左折しても合流する)
やや傾斜が増してきた。
足元をよく見るとアイゼンの爪痕!
都民の森だから楽勝だろうとアイゼンは持ってこなかった。ちょっぴり不安・・・
樹氷をパチリ
富士は勿論、見通しは全然効かないのに、雪景色にウットリするなんて我ながらビックリ。新たな発見だな〜
8:55 うーむ、「迂回路一部凍結あり」か〜

ここは無理せず遠回りでも安全な方へ行こう。「安全登山に心がけて下さい」ってあったしね。
おお〜、踏み後が無いぞ。

くるぶし位まで積もった雪の中を楽しく進んだ。
ほんの数分で見晴らし小屋へ

さっきの表示を見ると随分歩かされそうだったけどなあ

ザックを置き、テルモスのカフェオレで一息ついた。
どうせ見えないだろうと思っていたが、せっかくだからと担いできたデジイチで撮影。どうにか見えているが、奥多摩の山々は殆ど分からない。(右)2つのピークが目立つ山をアップで撮ってみた。
(後で馬頭刈山だと分かった。これが今回唯一の山座同定かな・・・)
撮影をしていると背中が冷たくなってきた。三頭山を目指してリスタート!(9:10)
おお〜、この辺もイイなあ

雪景色の林がこんなにキレイだなんて知らなかった。
つれづれなるままに撮影しながらのんびり進む。ウキウキだ!
(右)鹿除けのフェンスかな?
9:48 御堂峠 お、分岐に出た。なに、「←三頭山東峰」「→三頭山西峰」か〜。頭山だけにピークがつあることは分かっていた。せっかくだから全部のピークを制覇するのだ!

東峰を目指して木段を登ると、数分でベンチへ。
あれれ、ここはピークじゃないぞ?
特に登った訳でも無くほぼ平行移動三頭山中央峰(1531m)。ミニ三脚を設置してセルフタイマーで撮影。

ちょっとアングルに失敗して、山名標が隠れてしまった・・・
ほんの数分で三頭山東峰(1528m)
東峰の側にあるのは展望台かな。
かなりガスっており、風景は期待できないが行ってみよう。
やはり何にも見えない・・・(右)晴れていればこんな風に見えるのね。あ、さっき見えたのは馬頭刈山か〜
よし、今度は西峰を目指そう。
再び御堂峠(10:11)
わずかな登りで西峰(10:14)

丁度ソロの男性がここを立ち去る所だった。挨拶くらいしか出来なかった。

お、ここには山梨百名山の標柱があるな。また誰か来たらシャッターをお願いしよう。
小雪が舞ってきたよ

まだ10時過ぎだが、カップ麺タイム!
取りあえずガスって何も見えないがデジイチで撮影。お〜、ここからは富士が見えるんだな〜
登山開始の頃はオバチャングループもいたんだけどなあ。結局誰も登って来ないよ。

え〜い、またしてもミニ三脚で撮ろう。西峰(1524.5m)三頭山の3つのピーク全てで記念撮影だ。寒いので派手なポーズにしてみた。
おっといけない。こっちも忘れずに撮ろう。

三頭山だけに指三本!

このレポをご覧になって、呆れた方いらっしゃいますよね。もうこんなヤツの顔なんか見たくないって・・・
10:49 三頭大滝を目指して出発
雪が付いた木々を撮影しながらのんびり下る。
雪に埋もれた木段を下る

標柱があった。(ムシカリ峠)

丁度年配の夫婦が登ってきた。どちらからともなく「イイ時に来ましたね〜」と意見が一致した。この山に何度も来ている奥さんの話によると今年は雪が少ないとのこと。彼らは私と逆回りで、滝を見てからここに来たそうだ。
十数人の団体さんが上がってきた。(11:04)

後20分ずれていたら頂上は随分賑やかになっていたんだね。
三頭大滝を目指してリスタート
右側は沢
この頃から多くのハイカーと会うようになった。

ちゃんと数えていないが、十数人位だったかな。

お昼頃山頂に着く位のペースだな。結構賑わうだろうなあ。
11:24 沢には渡りやすいように石が積んである。
沢の脇を下る。何度か沢を渡る。
11:38 ベンチを通過。三頭大滝の指導標にそって沢を渡る。
沢の脇を進む。
あずまや。年配の職員さんが拭き掃除をしていた。
11:54 あずまやの数十m先に滝見大橋

大滝と橋
三脚がない為、セルフタイマーを2秒にセットして手持ち、または欄干にカメラを置いてなど、出来る限りのスローシャッターを狙ってみた。ちょっとぶれているのは玉に瑕だが、なかなか面白い撮影タイムだった。
12:12 リスタート 

足元はチップかな。クッションが効いていて歩きやすい。
12:22 お、ここは展望が良いぞ。山頂でこれくらい見えていたらな〜

5分程デジイチで撮影タイム。
12:36 森林館。
12:41 駐車場へ。こんなに沢山の車が停まっている。

雪道を歩いて山靴がこんなにキレイになった!
タントの影でウェアをさっと着替えた。
13:08 三頭山荘
ここで聴いていたのは谷村新司まあるい日曜日。なんとなく聴くにはイイかも・・・
行きの時点では数馬の湯を考えていたが、三頭山荘の巨大な看板が目に入り、つられて行ってみることにした。
入浴料1000円はちょっと高めだったが、始めの十数分は貸し切りで、露天の様子も撮影(↑)出来た。しばらくして中年の方が一人入ってきたが一言断って、控えめな音で携帯ラジオを聞きながらのんびりすることが出来た。おそらく数馬の湯はイモ洗い状態だったのではないかな。この選択は正解だったかな。
風呂上がりの一杯!
(果汁100%ジュース)
都内は混んでいたがのんびり帰宅。

三頭山は正直それ程期待していなかったが、なかなか楽しめた。富士の見える日にまた行ってみたい。
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